こんにちは、渋谷校です。
GWも明けて、そろそろ美大受験を考えてくる人も多いと思います。
最初は色々不安なことも多いですね。
今回は鉛筆デッサンをこれから始めようとする人のために、道具の種類や使い方についてレクチャーしてみたいと思います。本当に簡単な説明なので気軽に見てください。
★デッサンの道具について
パネル
木炭紙大サイズやB3が多い。芸大デザイン科の入試などでは木炭紙サイズより一回り大きいサイズを使用することもあり、制作する用紙のサイズに合わせて用意しましょう。鉛筆デッサンでは紙製のカルトンではなく木製のパネルを使用する方が良い。
鉛筆
ユニがおすすめ。その他ステッドラー、カステル、スタビロ等。
トンボ(モノ)などはデッサンに向かない×。
紙
画用紙を使うことが多い。ざらざらした面が面。画用ボードを使うこともある。
練りゴム
デッサンの時は、プラスティック消しゴムではなく、練りゴムを使う。
デスケル(計測枠)
構図を決める時に使う。Bサイズ用と木炭紙(D)サイズ用がある。
はかり棒(スポーク)
長さの比率や、角度をはかる。
カッター
鉛筆を削る
ガーゼ
鉛筆の調子をこするのに使用(デザイン科はティッシュのほうが良いと思います)
擦筆
鉛筆の調子をこする。
フキサティーフ
完成後、鉛筆を画面に定着させる。
クロッキー帳デッサンの前にスケッチ等
に使用。
スティック消しゴム
細かい所を消す時に便利。
クリップ、画鋲
パネルに画用紙を留めるのに使用。
★ 鉛筆の種類
鉛筆の種類は多い方がよい。まずはユニ(ハイユニ可)を揃えるようにしましょう。もう1種類ステッドラーもあると色幅が増えるのでさらに良いです。HBやB系の鉛筆は減りが早いので多めに用意しましょう。
ユニ
ステッドラー
鉛筆の種類(硬さの違い)
★ 収納
下のように市販のケースに入れて持ち運ぶ。本数は多い方は良い。
★ 鉛筆の正しい削り方
鉛筆はカッターで削る。写真のように芯、軸共に細長く削り先は尖らせる。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
鉛筆削り機は×
寝かせて鉛筆を使う時に、軸の部分の角度が急だと画面にあたるので、右のように細長く削る。芯も長いと大きめに調子をのせやすい。芯のさきもとがらせる。
×悪い例
○ よい例
★ 鉛筆の持ち方
鉛筆を上から手のひらと親指で軽く持つようにして使う。始めは慣れないので意識して練習しましょう。
鉛筆の持つ位置は鉛筆の後の方を持って、鉛筆の長さを利用して描く。
細部を描く時は字を書く時の持ち方に変えるなど、状況に応じて様々な使い方を工夫しましょう。
鉛筆を寝かせて使う
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鉛筆を立てて使う
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
★ 練りゴムの使い方
まず袋から取り出し、必要な分ちぎり良く練って柔らかくして使う。
練りゴムは消すだけではなく、鉛筆の調子を調整する使い方など様々な使い方があります。白い紙の鉛筆があると思ってまず自由に使ってみましょう。
● こする
練りゴムの面を使ってこすって使う。
● たたく
練りゴムを画面にたたきつけて、調子をととのえる。
● 細く使う
練りゴムを細く尖らせ、シャープに消す。
● ころがす
棒状にして、画面にころがし、大きな面を消す。
★ 画用紙
画用紙はパネルにクリップ又は画鋲で留めて使いましょう。面と裏があるので間違わないようにしましょう。すこしざらざらしている方が表面です。
だいぶ昔の資料から作ったので、写真などあまり綺麗ではないですが、少しはお役に立てたでしょうか?背景や床は昔の御苑前の校舎の時のものです。懐かしいですね。でも、渋谷校もなかなか良いですよ。
ここまで、簡単に鉛筆デッサンの道具の使い方について描かせていただきました。使用する道具や使い方は人によって様々です。
ここに書いてあることが必ずしも正解ではありません。
迷ったら、新美に学びに来ましょう。
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