スタートアップ、あと少し

 

こんにちは、留学生コースです。

一月から開講している留学生スタートアップコースも、あと一週間ちょっととなりました。
生徒が徐々に増えていく中、みんなで様々な課題を経験し、試行錯誤しながら過ごしてきましたね。
日本のデッサンを理解しようと、必死になって絵に向かう姿が印象的です。

今年の課題も多種多様。
手や卓上、静物、石膏…細密などもやりました。
石膏は未経験の生徒が多いため、講師がたくさんデモストをしたりレクチャーをしました。

母国のデッサンとの進め方の違いに驚いていた留学生も一人や二人ではありません。
その新鮮さが良いエネルギーとなってくれるといいですね。

スタートアップコースは来週で終了となり、その後は春期講習に入っていきます。
春期からは、留学生は日本人の生徒と同じ教室で制作していくことになります。
今までとはまた違った雰囲気が味わえると思うので、楽しみにしていて下さい!

日本語がすぐに上達するかも?!

 

新年度の受験対策について・渋谷校

こんにちは渋谷校です。

 

現在すでに入試も終わったところと、まだまだ佳境のところとありますが、

新しく高3生になる子、または他の学年の学生たちなどは、これから美大受験に対してどのように対策していくか悩んでいるところかと思います。

 

そんな中、渋谷校ではオープンアトリエとして無料の体験授業を現在行っています。

来週からの日程は

● 3/13(月)・14(火)(17:30~20:30)

● 3/16(木)~18(土)(17:30~20:30)

 

の2回への申し込みが可能で、複数日程での参加が可能です。

 

とりあえず、美大や芸大の受験を考えだした高校生や中学生が体験するチャンスです。全くの初心者でも構いません。鉛筆の削り方から教えてもらいましょう。

渋谷校での課題は静物と石膏がモチーフの鉛筆デッサンや平面構成、立体構成も希望があれば可能です。

鉛筆デッサンの道具も貸し出しできます。ただ平面構成の絵の具は自分の制作道具をお持ちください。

 

この春から渋谷で受験を始めるチャンスです。通いやすいアトリエで春から早めに始めましょう。

 

申込みは新美HPこちらから。

https://www.art-shinbi.com/event/2023/23event-spring-special/open-atelier/index.html

映像科:春期講習会のおしらせ

こんにちは。映像科です。
3月に入り、校舎では新年度に向けたイベントが行われています。
映像科でも以下の授業が予定されています。

○3/21(火・祝)9:30~16:30
『春期講習直前講座「感覚テスト」基礎~映像のイメージを絵と文章で表現する』
「感覚テスト」は武蔵美映像学科の実技試験の形式ですが、東京造形大の「発想力」をはじめとして、各美大の映像メディア系の実技にも通じるところがあります。絵と文章によって表現することに慣れて、映像メディア系の実技試験のイメージを掴むことが目的です。
詳しくはこちら

○3/25(土)〜3/29(水)5日間 各日9:30~16:30
『春期講習会:映像コース』
映像科では一年間の授業を通じて、武蔵美、日芸、東京造形大の映像メディア系各学科・専攻の対策を行います。4月から開講される木金日コースでは、一般選抜とともに推薦(総合型・学校推薦型)対策も行いますが、春期講習はそうした対策を網羅する内容になっています。
詳しくはこちら

4月からの対策についての相談などあれば、ぜひ学院までお問い合わせください!

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映像科の授業
オンライン教育科(映像コースも開設)
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映像科公式 Instagram

くにたちの3月 その2

国立校です。

今日からオープンアトリエが始まります。
今からでも申込みは可能です。
参加日程、課題は自由に選択できます。
無料ですのでお気軽に受講してください。

彫刻科 入試間近!

こんにちは!彫刻科の小川原です。今年も芸大入試目前となってきました。ここにきて「やってやるぞ!」と気合を入れている人もいるかもしれませんが、受験においてはそれだといい事ないです。入試はいかに「普段通り」にこなせるかが一番重要なので、いつもと違う感覚や感情で試験に臨んでもただただミスを誘発するだけでメリットはないですね。
試験当日にいつも以上の力が発揮できてそのまま合格してしまうというミラクルもないわけではないですが、そう言うのは意識して出る物ではないです。
普段通りにできる事が一番良い事だと思って落ち着いてやるべきことをやってきて欲しいです。
要は「自分をしっかり持つこと」それだけですね。作品の行く末は全て自分で決める物です。一つ一つの仕事に責任を持ってください!

さて、それでは直近の預かり作品を紹介します。
昼間部生の作品

光源設定がすっきりとしていて見やすいデッサンです。顔も似ていて良いですね!調子の質感についてはさらに魅力を高めたいところです。

特に光側の仕事が明快でよいです。逆に影側はもっと反射光を思い切って入れて空間をすっきり見せたいです。


かっちり作り込んで欲しいところがちゃんとやり切れているところがよいです。メリハリの効いた作品ですね。背中や腰のあたりはやや形が曖昧になったのでさらに分析を深めましょう。


地山に対して意思を持ってしっかり立っている印象がよく出せています。顔も似せられていますね。


パジャントの厚みや量をしっかり打ち出せています。描写は時間ギリギリだったので、完成度に関しては間に合うよう常に意識してください。


描写の印象が良いです。影側にもう少し空間的な抜けがあるとなお良いです。


斜めから見上げたパース感が自然でとても良いです。描写も冴えています。


炭の質が自然に形にフィットしています。空間的に魅力ある作品です。


ジョルジョの模刻は難しいですが、安定して印象を引き出せています。ある程度できていきた時点でむしろ完成を急がず確実に攻めて行ければ良いです。


一見シンプルなモチーフであってもいつもと違う構図のバランスになる時は一層気をつけるべきです。そうしたポイントにも振り回されずに進められました。


グッと詰まった感じの抵抗感が良いですね。グデアくらいのサイズ感の模刻では、みんな顔を作り込みに走りがちなんですが、頭部やターバンの形態感もしっかりおさえていきましょう。


顔もしっかり似せられているし、炭使いも魅力的です!

顔の作り込みが素晴らしいです。引きつけられます。


足にかける体重を微妙に左右変えました。そうした工夫も魅力です。

次は夜間部生の作品です。

アムールの動きや厚みが自然に捉えられています。


大きな形態感に関してはさらに追求していきたいところですが、ぱっと見の印象がとてもよいです。


細部の作り込みが光る作品です。遠目にも映えて目立ちます!


炭使いにまだ拙さは残りますが、とてもよくバランスが取れました。


ラオコーンの伸びの印象がよく出せています。角材は少し黒いかもしれません。


細部の作り込みの魅力もさることながら、地山の見せ方にも気を使っていてとても良いです。

最後に基礎科の作品紹介です。


本をめくる手です。本のたわみや手のニュアンス的な魅力が強く伝わってきます。


手と軽やかな形態(空気のような)です。手のリアルな作り込みもすごいですが、形態のデザインセンスも素晴らしいです。構成全体が魅力的です!


初めて手を作ると言うことでシンプルに手と球で構成してもらいましたが、ものすごい造形力に驚かされました。うまいです!


手とロープです。手を伝ってヒューっと伸びていくロープの構成に緊張感を感じます。

 

以上です。
ここまでそれぞれいい感じで実力を高めてこれました。体調、メンタルを整えて自然体で入試に臨めるよう最後の調整をしましょう!