新美の通信教育では、細分化された美術系大学の入試に対応、各科コースで、基礎から専門課程まで幅広く対応しています。
遠距離のため通学できない方、
高校の部活でまとまった時間が取れない方、
社会人から受験を考えている方、
など様々な方が受講されています。
志望大学の専攻に対応した基礎的な課題を中心に実戦的な課題まで、皆さんそれぞれの進度や強化したい課題等、個別カリキュラムを組み、添削指導します。
詳しくはこちらをご覧下さい。
通信教育は隔週金曜日にupします。

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こんにちは。彫刻科の小川原です。僕の投稿では今制作している作品の制作状況を紹介していこうと思っていますが、新美彫刻科の預かり作品と一緒に上げると長くなるので別で上げることにしました。よろしくお願いします!
さて、前回は材木の荒取りをしたところまでを紹介しましたが大分進んでいます。
僕は毎回頭部をある程度形にしてしまって、それを基準に他をつくっていくようなやり方をしています。本来なら全体をバランス良く捉えていくのが普通なんですが(皆さんもデッサンを描くとき先生に部分的に描くなー!って言われたことあるんじゃないでしょうか)僕はとにかく完成のイメージが作品のどこかに無いと気持ちよく進められないので最初にこれを設定してしまいます。
顔もいきなり刻んでいけないので、まずは荒取りです。四角く面取りするところから。

次に材に直接描いたデッサンを頼りにどんどん削っていきます。この辺の作業はザックリしているので、基準さえ外さなければ割と思い切りよく進められます。

太い部分は細められますが、縦の比率の位置関係は後で変えられないのでそこはかなり意識しながら進めています。
↓まだまだまるっこいです。でもとりあえず人っぽくはあります。体の正面に対して動きがあるのでそこが難しかったです。ヘルメスっぽい動き!?

髪の毛も印象を出していって全体的に雰囲気が出てきました。でもまだかなり太めです。髪も量が多めなので、今後体の作業を進めながらだんだんとサイズ感を合わせていきます。

胴体を彫り込み始めました。頭部はたまに白を塗って形の精度を確かめます。(最終的に白にはしないですが、白くして形を見やすくしておきます)

脚を彫り込み始めます。脚は重心を外すと一気に作品がダメになるのでかなり慎重に進めます。そういった理由もあり上半身の形を先に大体決めた訳です。

主に前面から彫っていきます。このとき背面は手つかずです。と言うのは背面はまだ量がたっぷり残っていて、脚の位置が予定より後ろにズレても大丈夫なようになっています。逆に後ろも決めながら進めると形を決めるチャンスが1回しかなくなってしまいます。

大体形が見えてきたら両脚の間にチェーンソーを入れて分断します。

この切れ目に向かってどんどん鑿を入れて脚の断面をつくっていきます。このとき背面側も削り進めます。

大まかに決まってきました。

次回は腕を進めていく予定です。毎回作品は中をくり抜いて空洞にする作業をするのですが、今回は全体的に細い作品になるのでやらないかもしれないです。

今回の作品は形がシンプルなので前回までの作品より進みが早いです!
こんにちは。油絵科の関口です。ゴールデンウイークもあと2日。休みというのはあっという間に過ぎてしまうものです。皆さんも残りの休みを有意義に過ごして下さい。
さて以前も「木炭について」と題して書きましたが、今回は作例を上げながらデッサンについて書いていこうと思います。
以前のブログについてはこちらからご覧下さい。↓
http://www.art-shinbi.com/blog/20131118/
木炭デッサンギャラリー
これはスーラの石膏デッサン。日本の受験生のデッサンとはかなり違いますね。ちょっと硬いけどカッコいいですね。
これはピカソ11歳の時に描いたベルベデーレ。ちゃんと空間が描けています。これを小5?6年生くらいの子が描いた、と考えると恐ろしいですね。
これはレオナルド・ダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」の為のデッサン。油絵とは構図や顔の表情もかなり異なります。油絵と比べてアンナはかなり老けていますが、マリアは抜群に美しい表情で描かれています。

これはマティスの初期を代表する「ダンス」の為のデッサン。描いては消し、描いては消し…を繰り返して、画面にどう収めるか?を探った跡が残っています。木炭は消しやすい素材なので、その特徴を最大限に生かした作品になっています。決して写実的な表現ではありませんが、躍動感に溢れる作品に仕上がっています。

この作品もスーラのデッサンです。これは少し木炭紙っぽい目が入っています。
以前のブログで「木炭紙に描かれた素描を時間がある時に探してみます」という様な事を書きましたが、残念ながら殆ど見当たりませんでした。
この作品はどうやら木炭ではなく、コンテかクレヨンの様なもので描かれている様です。トロンボーンの辺りには白い描画材(何を使っているのかは不明)も使われています。

これはケーテ・コルヴィッツのデッサン。(ちなみにコルヴィッツは女性作家です)この作品も紙は木炭紙っぽい目のある紙に描かれていますが、描画材は木炭ではなく、コンテで描かれています。

こちらもコルヴィッツ。この絵も木炭紙に木炭で描いたように見えますが、実は銅版画です。
日本の受験では「木炭紙に木炭で描く」という行為は当たり前の様に行われていますが、どうやら世界的には珍しい事のようです。
恐らく明治の後半から大正に掛けて、安井曾太郎がフランスのアカデミー・ジュリアンでデッサンを学んだ時、そこで使われていたのが木炭紙だったのではないか?と思います。そこで学んだデッサンの理念を日本に持ち帰った時に、併せて木炭紙に描かれる事も導入された可能性が高い、と僕は考えています。
今から20数年前、芸大油画専攻の試験が上野校舎ではなく、国技館で行われました。それまでは木炭紙だった試験用紙がTMKポスター紙になった時、フランスのMBM木炭紙のメーカー、アルジョマリー社はかなりの経営危機に陥ったのではないでしょうか。当時の芸大油画専攻の受験者数は2700人程度でした。一人あたり年間数十枚は買っていた筈ですから、数十万枚も急に売れなくなった計算になります。
数年前から再び芸大は上野校舎で木炭デッサンに戻りましたが、もしメーカーが潰れていたらどんな紙に描く事になっていたんでしょうね?
実は日本のメーカーが作っている「アトリエ木炭紙」なる紙も存在します。クロッキー帳にも目が入っている紙がありますよね?少し黄色味掛かったあれです。あの紙が厚くなったと言ったらイメージしてもらえると思います。ちょっと描いてみましたが、思ったより描きやすい紙でした。
木炭紙以外に木炭を使った事が無い人は、是非一度違う紙にもデッサンをしてみて下さい。世界標準を肌で感じる事が出来ますよ。
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さて、1月から4ヶ月に渡り、毎週月曜日にブログをアップしてきましたが、来週からは他の先生にバトンタッチして書いてもらいます。これからは4週間に一回のペースで僕に当番が回ってきます。毎週楽しみに読んで下さった方、4週間後にまたお会いしましょう。
こんにちは、基礎科の岡田です。
ゴールデンウィークまっ只中、皆さんはどの様に過ごされているでしょうか?
油絵科の関口先生がブログでマニアックに取り上げられていた、バルテュス展などに足を運ばれているのでしょうか?
(「バルテュスのマニアックなお話」が気になる方は http://www.art-shinbi.com/blog/20140428/ へ。。。)
このお休みは都内各所で見逃せない展示が目白押しです。しかもそろそろ終了間近の展示が多数!
是非この様な機会を使って、好きなジャンルに特化するだけでは無く、色々な表現に触れてみてください。
楽しい発見があるかもしれませんよ。
さて、新美の基礎科ではお休みに入る前に『校長先生の特別講義』『はじめてのデッサン講義』という、特別講義2本立ての授業がありました。

「1時間でも2時間でもはなせますよ?。」と口火を切ってはじまった校長の特別講義、1時間で解りやすく楽しい授業となりました。
内容はというと、、、
・美術大学の色々と各専攻、その特徴と大事な事について。
・美術大学各専攻の、卒業後の仕事について。
・美術大学受験の学科試験について。
おまけで
・色相入門のおはなし。
それぞれ気になる事ですよね。
とても解りやすく、そしてかなりぶっちゃけたお話が聞けました。
今後も基礎科ではこういった機会を作ってゆきたいと思います、、気になる方は是非参加してみてください!
そして、授業のつづきでは基礎科講師による『はじめてのデッサン講義』。
色々と小道具を駆使して ↓ こんな授業になりました。

S先生の手、もはや石膏より気になります。なかなか美しい良い手ですよね。
これから新美の基礎科では、「表現するための色々」について、授業で紹介してゆきます。
こんにちは。映像科講師の森田です。映像科の金土日コースも先月の18日に始まっています!今年も映画やアニメーションをはじめとして、音楽、小説、マンガ…などなど、色んな興味を入り口にして新美の門を叩いた映像科の学生たち。まずは何よりも志望校合格を目指して、さらにせっかく予備校に通うのだから、大学で作品を作るための力を蓄えるような、そんな意義ある一年にしていきましょう!
さて、第一週目は自己紹介を兼ねた「絵巻物課題」。長さ2m近くある巻物のフォーマットを使って、制作者である自分自身をテーマに作品を作ってもらいます。この課題は映像科オリエンテーションの恒例課題でもありまして、自分のこれまでの半生を綴る人がいれば、日々の生活を報告する人、とにかく自分の好きな物を紹介しまくる人など、今年も良い意味でみんな自分の好きなように制作してくれました。

イラストやテキストを構成して、完成したら発表。この課題では完成した絵巻物をカメラで撮影してプロジェクションしながら自己紹介してもらいます。絵巻物なので引き出されることで、映像はスクロールされ、時間軸を持った表現になるのです。デジタルな表現に慣れている人には逆に新鮮な、アナログな(人力の)表現。さながら新美でのこの一年間のオープニング映像という感じでしょうか。



発表後は全員で講評会。そして講評会の後半には「絵巻物」つまりそれ自体は静止したイメージである絵と動く映像の関係について、少し解説もします。参考にしたのは高畑勲さんの『十二世紀のアニメーション-国宝絵巻物に見る映画的・アニメ的なるもの-』という、ズバリそのものな一冊。この本はタイトルの通り、12世紀から存在した「メディア」である絵巻物の「読み方」を、現代の映像メディアのカメラワークやカット割りと関連づけつつ解説するという、映像に興味がある人なら間違いなく楽しめる内容。アニメーションだけでなく「映画におけるカメラのパンと移動の違い」など、実写系の人にもお役立ち。

そしてこういったことは(やや強引ですが)今後映像科の課題で絵コンテやイメージデッサン、感覚テストなどを制作するときにも意識しなければいけないことでもあります。絵と文章によって、どうすれば「映像」や「物語」を想起させることができるか、という問題はこれから受験までに皆さんが追求する大きなテーマにもなります。(ここまでは授業では話してませんが…)
と、こんな風に映像科の金土日コースの教室では、映像系学科の受験対策はもちろん、広い意味での映像メディアに全方向的に触れることになります。このブログでも色々と紹介していきますので、お楽しみに?。