デザイン科総合コースと工芸科との合同授業

デザイン科総合コースの滝口です。

5月も終わりが近づいて、1学期も半分が過ぎました。
大分新年度生も生活にも慣れて来た頃と思います。
デザイン科総合コースでは、今年は工芸科との合同のイベントや授業を行っています。

今週は、油絵科講師の海老澤先生による石膏デッサン講義やヌードデッサン課題を行っています。
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海老澤先生による石膏デッサン講義は、昨年からデザイン科でやってもらっていますが、興味深い参考例やたとえ話、造詣の深い話もあり、僕らも大変勉強になっています。
しかも、海老澤先生のデッサンの美しさと言ったら・・・ため息ものです。
今回この講義に合わせて、パジャントのデッサンを鉛筆で描いて頂いたようなんですが、このデッサン縮小画像ではなくて、原寸大みたいなんですよね・・・しかもシャーペン1本で描いたそうです。恐ろしい・・・01

デッサンの小話では、人間の視覚の曖昧さで、錯覚の例をいっぱい出してくれましたが、例えば下の画像で、丁度四角形になっている場所は全部同じ明度なんですが、どう見ても違う明るさに見えてしまいますよね。人間の錯覚って、不思議です。そう見えてしまうのは何か悔しくないですか?
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講義は9時から15時まで、本当に色々な内容を踏まえてお話しして頂きました。
その後、工芸科と合同で石膏デッサン課題を行いました。
普段デザイン科のみで制作しているのとはまた違ってより多くの人数で制作したり、それぞれ違った刺激もあったと思います。
作品の方も、全体的にまた1つしっかりとした理解を持って描けたと思います。
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まだ新年度が始まって、2ヶ月程度。基礎の確認からじっくりと学んで行って、とても良い1学期を過ごしていると思います。
今日からは、工芸科との合同課題2つ目で、ヌードデッサンをしています。
少し生活に慣れて来た時に、また色々な刺激を与えて、残りの1学期の期間でより力をつけて夏期講習へと向かって行ってもらえたらと思います。

日本画科便り2-講師デモンストレーション制作-

日本画科です。

 

日本画科では周期的なイベント、レクチャー、デモンストレーション(デモスト)を行い、生徒のブラッシュアップを図っています。

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特に、講師の制作デモンストレーション(デモスト)は「全講師」が行います。口頭指導、個人指導の他、”直に見て学ぶ”というそんな学びのあり方も大切にしています。

現在は、石膏デッサンと静物着彩を中心に「描き出し」、「クロッキー」を生徒と一緒に描くことが多いです。

 

今週は、角田講師が石膏像ヘルメスの描き出しデモストを行いました。

2-4←今回は石膏像ヘルメス!胸像の中では難易度の高い石膏像です。

 

2-3←アタリ取り10分経過。この段階で生徒を集めて描きだしのレクチャー!日本画は12時間制作のため、最初の描き始めがとっても大事なんです。

 

2-2←この段階でだいたい2時間。まずまずですね。

 

2-1←ここでストップ。2時間30分程度です。ここでまた集合し、レクチャー。何が大事か、何をすべきか。

 

 

 

このように、日本画科ではレクチャー、デモンストレーションを行っています。

尚、講師の制作デモンストレーション(デモスト)作品は教材用、説明会用として参考作品にしています。これらはまた別の方法で活用されます。

 

日本画科に興味ある受験生がいらっしゃいましたら是非見学にいらしてください。

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基礎科専門課題「デザイン・工芸」

今日は基礎科のデザイン・工芸科の専門課題の紹介をします。

今年度初めての専門課題ですので、道具の使い方や技法から勉強します。
混色の仕方、平塗り、溝引き、烏口の使い方に慣れるために、
「SHINBI」という文字をキレイに塗る課題です。
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本番にはいる前に溝引きを練習しています。

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色の選び方にも個性が出ます。
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慎重に仕上げてますね。

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同じ文字ですが選ぶ色によって雰囲気が変わって見えますね。

早く終わった生徒から次の課題へ進みます。
次の課題は構成をする課題です。
幾何形体や直線などを使って、テーマにそった構成を考えていきます。
みんな初めての構成に少し戸惑っているようです。。。

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生徒の意見を聞きながら先生が一人ひとり見ていくので、初めてでも大丈夫です。
進めていくうちにそれぞれ方向性が決まってきました!

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みんな真剣に取り組んでいます。
完成が楽しみです。

おまけ☆
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今回は石井先生が一生懸命ブログを書きました!
先生もパソコンの勉強をしています!