梅雨だけど、負けじと盛り上がってます!!

デザイン科総合コースの滝口です。
梅雨に入ってしまって、ジメジメ、ムシムシと過ごし難い日が続いて来ていますね。
5月の前回の投稿では梅雨前に屋外に出ての授業もありましたが、6月は他コースとの交流課題をいくつかしてきました。

先ずは昼間部私大コースとのデッサン/平面課題。
芸大も今年度から構成デッサンとの選択が始まるので、より私大志望の学生も芸大まで受ける事が可能になって来ていると思います。
デッサン課題は静物でしたが、梅雨にちなんでてるてる坊主や傘など。てるてる坊主には色々な顔が書いてありました。
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講評も大人数でにぎわっていました。
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良いなと思った作品は、観察力や描写力ももちろんそうですが、デッサンでも見せ方ってとっても重要だなと感じさせる作品でした。
構図やモチーフ、関わり等をしっかりと計画されて画面に配置されているので、デッサンだけどデザイン的な要素を凄く活かしているなと思います。
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平面構成も一緒にやりましたが、こちらもお互いの視点を新鮮に見る事が出来たので、とっても刺激になったと思います。

そしてもう1つは、石膏頭部の塑像です。彫刻科の小川原先生に来て頂き、塑像の手順は勿論、石膏の彫刻的な視点や人体の魅力について解説もしてもらいました。
これは今年が初めての試みでしたが、立体的にとらえて行く彫刻的な視点は、デザイン科の学生にとっても凄くためになる話ばかりで、石膏の面白さをより感じられたと思います。
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デザイン科ではあまり経験する事無い塑像の課題で凄く疲れる体験でしたが、みんな真剣に向かい合っていました。
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初の石膏の頭部塑像ですので、完成度はまだまだだと思いますが、石膏の印象について理解が深まってもらえたらと思います。
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そろそろ夏期講習も見えて来る時期になりました。
夏期講習の内部生予約やプレ夏期講座も21日に行われます。
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21日のプレ夏期講座では、芸大デザイン科は構成デッサンのデモンストレーションを描いてもらいます。もう締め切りも間際ですが、無料ですので是非とも気楽に参加してみて下さい。
プレ夏期講習:http://www.art-shinbi.com/open-s/20150621.html
夏期講習パンフレット:http://www.art-shinbi.com/pdf/2015summer.pdf

基礎科の日本画課題

基礎科講師の岡田です。

1学期の授業もあと約1ヶ月。早いですね・・・
新美の基礎科は、デッサン課題は勿論、各専門課題にもどんどん取り組んでいます。
今回は、少し前になりますが基礎科日本画の「はじめての着彩」をご紹介!

モチーフ

出題は、課題でよく登場する定番のモチーフたち「トマト」「玉ねぎ」「ピーマン」「りんご」を単体でじっくり観察し、着彩するというもの。
日本画の画材にまずは慣れ親しんでもらうための、コツを掴む短期の課題です。

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はじめは、どうやって課題に取り組むべきか手探りでしたが、、、

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1つ、、

制作02

また1つ、、と

課題のモチーフを1つづつこなしてゆくうちに、着々と上達!!
講師も驚愕でした。

↓ 作品の一部を紹介!!

生徒03

生徒02

生徒01

初めての着彩、皆さん楽しんで取り組めたようです。
これからは、組まれた静物モチーフに挑戦します!!

映像科:プレ夏期講習について

こんにちは。映像科の講師の森田です。

新美のHPでもお知らせしていますが、21日の日曜日は「プレ夏期講習 受験対策公開講座」が行われます。

映像科では『武蔵野美大 感覚テスト / 文章力と描写力のポイントを掴む』と題して、朝から「感覚テストについてのレクチャー?制作?講評会(?個別面接)」といった流れで進めていきます。当日は通常の映像科の木金日コースの制作の様子を見ることもできます。また今回のプレ夏期は一般入試を想定して感覚テストの対策に特化した内容ですが、公募制推薦入試を考えている人にはポートフォリオ(クリエーション資質重視型)やグループディスカッションレポート(ディレクション資質重視型)の過去の資料をお見せする予定です。もう少し詳しい内容はこちらから

映像科を志望する人は他の専攻と違って必ずしも「美術」のフィールドから入ってきている人だけではないので、「武蔵美に映像学科があることを知ったけど『感覚テスト』ってなんだろう?」という感じの人も多いと思います。そんな美大受験の実技に初めて取り組む人も大丈夫です。もちろん映像系実技経験者も実力を確認する意味で奮って参加してください。申し込みは3日前までです!

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ちょっと、息抜き、謎解きまんがリニューアル。

こんにちは、油絵科夜間部です。今年からは、入試に限らず、アートの世界を笑って見過ごしてやって下さい。パロディーではなく、その作家の作品のオマージュです。

 

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どなたの作品かおわかりになりましたか?今回の解説は、次回行ないたいと思います。

彫刻科 秀作のかげには

こんにちは 彫刻科、今回のブログ担当は氷室です。
さてさて6月は、祝日もなく梅雨時期と言うこともあり、なんとなくもの静かに淡々と日々が過ぎて行く様に感じますね。
みなさんはどの事を感じている日々なのでしょうか。

最近の秀作を何点か絞り、紹介したいと思います!

前回のブログで紹介しました実在実習、石膏取りをした首像が完成しました!
普段の受験を意識した制作から、一歩先を見て彫刻の作品が出来る楽しさや大変さを感じられる貴重な体験になったのではないでしょうか。
この作品、なんと紅茶で着色してあります。何とも柔らい表情が出ており、とても魅力のある作品ができましたね!
初めて手がけた手元に残る本格的な立体作品の制作、いかがでしたか?感想が気になります。 ぜひ大切にして欲しいです。
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こちらは珍しい課題ですね。ヘルメスに白い布をシュロ縄で巻いてあります。
細かい表情に捕われ過ぎずに、彫刻を勉強していく上で重要とされる、量感や構造への理解を少し突っ込んで意識してもらうための課題でした。
ですが、実は、構図に悩み量感に苦戦し、さらにそれぞれの質感表現が難しい、時間のかかる課題でしたね。
このデッサンは、そのどれを取っても均等にこなしてあり中々の良い切りがある1枚です!
Y君のデッサン
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こちらは夜間部生、Kさんのデッサンです。
デッサンの行程が、きちんと形を掘り起こす作業につながっており、全体を見ても細部を見ても形がしっかり見えてきます!光の印象やジョセフの表情も良く捉えてあり、とても良いデッサンだと思います。
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こちらも夜間部、Mさんの素描です。
子割りと白いテープを使った造形素描の課題ですね。面白い構成にセンスを感じます!自分で構成を考える課題ですので、やはり責任を持って描き切る事が求められます。この素描は、こう描きたい!と言うMさんの強い意志を感じます。空間もスッキリ、質感も感じられる上手い1枚です。
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今回の作品紹介は以上です!

引き続き、去年イタリアのバチカン美術館で見て来た、こんな作品も展示されているの!?と言う私が個人的にユーモアを感じた作品達を紹介したいと思います。

こちらは彫刻コーナー あまりの数の多さに唖然としてしまします
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これは、ここから髭を作るために残されている部分なのでしょうか… なんとも表情がユニークに感じました。

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この台座は!!?

顔が…この模刻がでたら嫌だ…
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この並べ方は狙っているのか…?
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こんな片隅に、適当に置いてある!!!!
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こんな置き方で大丈夫なんですか!?
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ギャランドゥーが…
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いかがでしたか?
秀作とされる作品の影には、名も残き人が作った、たくさんの模刻や習作があったことを痛感したのでした。

お約束なベルベデーレにラオコーン
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アポロンもありました。

次回は6月27日にアップ予定です!稲田先生へバトンタッチです。