彫刻科との合同授業!

新美日本画ではこの二週間は彫刻科にお邪魔して一緒に授業を行いました。

なぜ!?と、思うかもしれません。
しかし、これにはちゃんとした理由があります。

それは…

 

石膏デッサンにあります!
石膏デッサンは平面に描きます。
が、
石膏像を捉える上で立体を読み解く力は必須ですΣ(-᷅_-᷄๑)

しかしながらデッサンだけではなかなかその捉え方が掴みづらいことがあります。
そこで新美日本画では立体のプロフェッショナルの彫刻科に協力してもらい、
石膏像の模刻からデッサンでの立体の捉え方などを指導してもらいました。

言葉で言ってもわかりづらい立体の捉え方の理解が今回の授業で深まったと思います。
今回の体験をこれからの制作に活かしていけるといいですね( ´∀`)

 

 

新宿校 芸大デザインコース

こんにちは。

4月授業の様子の一部です。

デッサン 牛骨や球体の静物、胸像のクロッキー、3時間描き出し

視点とパース、物と空間、台との接地面と間、光陰影と固有色、全体と細部のバランス等組まれたときの関係性を見ながら、形体の精度と粗密バランスを描きながら調整していきました。学期の始まりとしては、全体感のある作品が多かったように思います。

デモスト 描き出し:ザックリと大きな動きと図と地を見ながら、あたりをとっています。中盤:描き進んでも大きな光と動き、像の表情、構造と細部のバランス、ものと背景の関係などを整理して表現しています。

色彩 色相と補色のグラーデーション 絵具の混色で出来るトーンの実際と、塗りのプロセスを学びました。

立体 エスキース展開 幾何形体を加工して出来る形、見せ方を数多く案出し、その後水粘土で制作しました。

 

◯5月、6月の日曜日に、芸大デザイン・工芸コース描写/構成ゼミが行なわれます。

形の取り方や、彩色の型やセオリーをもとに、歴代の再現をバリエーションごとに分類した解説や、芸大生のデモンストレーションと一緒に、個人それぞれの視点と観察を、どのような表現をとうして伝えるのか、実践していきます。

一日で構成とは何か?を考え、制作します。基礎科生、夜間部生、受験生、ふるってご参加下さい。

芸大デザイン・工芸コース 描写ゼミ① 花編  日時: 5月12日(日)

 

・芸大デザインコース 平面構成ゼミ②構成1 構成とは何か?(レイアウト)

日時: 5月26日(日)

 

・芸大デザインコース 平面構成ゼミ③構成1 構成とは何か?(コンセプト/案出し彩色)

日時: 6月9日(日)

基礎科の4月もあっという間にもうすぐ終わりです。

4月もあっという間に過ぎ、もうすぐゴールデンウィークですね。
ゴールデンウィークは皆さんどのようにお過ごしするのでしょうか。
色々なところで展示をやっているので、是非この機会に足を運んでみてもいいですね。

私もこの機会にいくつか展示を巡りたいと思っています。
特に東京都現代美術館に行くのが楽しみで楽しみで、リニューアルしてからやっと行けるので楽しみでしょうがありません。
常設展が昔から大好きで通っていたので、やっとあの作品群が見れるのが嬉しくてたまりません。
皆さんも是非。

さて、4月入学の生徒の皆さんは基礎科での生活に少しずつ慣れきたでしょうか。
初めてのことばかりで戸惑いも多いと思いますが、
困ったことやわからないことはちゃんとフォローしますので、いつでも声をかけてくださいね。

  

授業中には先生の解説・デモンストレーションもあります。
どのようにデッサンを進めればいいのか、道具をどのように使えばいいのか、実際に見て体感してくださいね。
先生のデモンストレーションもよーく観察して見てください。
自分のデッサンと見比べてみるのも大切です。

1日体験もありました。
たくさんの方に来て頂きとても盛り上がりました。
少しでも皆さんの今後を考える一助になれば幸いです。

しばらく1日体験はありませんが、無料の授業体験がありますので、いつでもお申し込みください。
https://www.art-shinbi.com/event/event-muryo.html
(お申し込みはこちらのURLから)

これから美大を目指すのにどうしたらいいのか悩んでいる人。
目指すか悩んでいる人。
ちょっとでも迷っていたら、とにかく先ずは新美で実際に絵を書いて見て、お話をしてみましょう!
そんな皆さんの事をいつでもお待ちしています。

映像科:映像科のデッサン

こんにちは。映像科講師の森田です。
一学期がはじまって二週間経ち、少しずつ新しい教室に慣れてきた頃だと思います。

写真は今年から映像科のアトリに設置された本棚。合格者のポートフォリオなど入試に関わる資料はもちろん、映像関係の図書や図録など充実してます。今後も増えていく予定なのでお楽しみに。

GWまでの授業では写真や映像を使った課題を中心に制作してますが、先週は「描写基礎課題」として、映像科には苦手意識を持ってる人も多い(?)鉛筆デッサンを制作しました。

初日の課題説明では「そもそもデッサンって何?」というテーマで、ファイン系、デザイン系など各専攻ごとのデッサンの違いについて見ていきました。映像科は美大ではデザイン系と括られることもありますが、デッサンを見ると、どの専攻とも少しずつ異なる独自の傾向があります。とはいえ、今回はあくまでも「鉛筆による描写の基礎」といった内容です。

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新美の1Fのギャラリーの合格者作品の展示も今週金曜日までとなりました。
武蔵美の感覚テストや小論文が展示されています。

先端芸術表現科の新学期の様子

こんにちは。先端芸術表現科です。

新学期が始まり2週間が過ぎました。
火曜水曜は小論文と素描を一週おきに行いながら、日曜日は生徒自身の制作や表現のきっかけとなりうるような課題を行っています。

最初の日曜日に行ったのは、「一分間」の作品を作るというもの。

「作る」という行為は、その結果としての造形物を見せることを目的とするのではなく、それ自体がある持続であり、時間を伴います。「1分間」という時間それ自体をどのように「作る」のかという課題を通して、「作る」という行為や「作品」と呼ばれているもののなかで自明になっていることを、再度意識化し、捉え直すことを目指しました。

4月21日(日)に行ったのは、「うつす」ことを考えるワークショップと課題演習。

移す、写す、映す、など「うつす」という言葉には多くの漢字が当てはめられるように、この「うつす」という行為は表現を考えるために非常に多義的であると同時に重要な問題を抱えています。午前のワークショップでは、グループになってお互いの影をなぞる、鏡の中の自分をなぞる、フロッタージュとデカルコマニーなど、イメージの生成をめぐるいくつかの方法を皆で試しました。

そのうえで午後は、「うつす」ための方法を自分なりに考えてもらい講評会。かなりいろいろなことを短時間で行う濃密な時間になりましたが、前期はこのような課題を繰り返しながら、生徒自身で自らの興味や制作の手掛かりになるものを、そのつど見出していってもらうことを目指しています。

  

来週の4月28日(日)は校外学習で美術館見学、ゴールデンウィークを挟み5月12日(日)は、最初の作品講評会というスケジュールになっています。

新学期はスタートしましたが、受講の相談、見学なども随時受け付けております。
先端芸術表現科の授業時間は、火曜日水曜日の17:30-20:30、日曜日の9:00-16:00となっております。