芸大デザイン総合コース

こんにちは。

5/26(日)好評だった前回に引続き、平面構成ゼミ(レイアウト)を開催します。

構成とは何か?

モチーフの特性を引き出し、その魅力をどのような配置、レイアウトで表現すればどのように伝わるのかの実践です。シンプルなモチーフでレイアウトに特化した講座です。デモスト制作のプロセスも大変勉強になります。ぜひご参加下さい。

 

 

5月の制作風景の一部です。

一人1卓石膏顔面静物デッサン課題:それぞれ石膏顔面を選び、卓上に組みデッサンしました。

 

 

石粉粘土模刻彩色課題:模刻したのち彩色しました。試行錯誤し、充実したプロセスで学ぶことが多かったように思います。なかなかの完成度です、9F廊下に展示しています。

 

■パーフェクト描写ゼミ①花編課題:ガーベラの着彩をしました。花の構造の解説と描写プロセスの確認プリント、歴代の花の再現作品や参考作品の解説、デザイン科と工芸科のデモストと一緒に制作し、描写の実際を体感しました。描写に特化した課題で、整理して制作出来たのではないでしょうか。

芸大デザイン科講師デモスト2人 薄塗と厚塗りで

パレットも観察:チューブの色のチョイスから調色と水分量、筆への含ませ具合、画面への量の置き具合と手さばきなど。

芸大工芸科講師デモスト

■日本画、工芸、デザイン合同石膏デッサン課題:ただいま1週間合同で石膏特訓です。各科のデッサンの質の共通することや差異を、講師それぞれの指導や生徒みなさんの作品制作プロセスを通して深めていきます。モチーフの観察と表現を繰り返ししています。

 

鹿児島での実技講習会。

新宿美術学院では、様々な近郊・遠方の高校などから依頼を受け、実技講習会や入試説明会を開催しています。

5月は、鹿児島県で実技講習会が行われました。「鹿児島市高等学校美術春季講習会」、200名を越える生徒が集まり、かなりの熱気のこもった講習会となりました。生徒達の真剣な眼差しを見て、こちらもそれに応えなくてはなかないと、改めて背筋を伸ばして指導にあたりました。

実技指導だけでなくデモンストレーションや描写講義、そして大学進学の相談や、実技上達の悩みなどの相談も同時に受け付けし、あっという間に時間が過ぎていきました。教えたいことはまだまだあり、やりきった感は足りないなという思いでしたが、時間の許す範囲内で全力を尽くせたのではないかと思っています。

今回の指導で上達のきっかけや、更なるやる気ををゲットして頂けたら幸いです。

新宿美術学院の実技講習会・説明会のご用命がありましたら、ぜひご相談ください。日程等の調整で開催の検討をさせて頂きます。

毎年のことですが、この時期は演習課題ずくしです。

デザイン工芸科夜間部です。

令和に元号が変わったフィーバーも、そろそろ落ち着いて来ました。受験生として、今のうちに特に出来ることを優先してやるようにしてください。日々の積み重ねによる学科、実技の向上は、一夜漬けでは到底およびません。毎日コツコツじっくりコトコトよろしくお願いいたしますー。

さて、5月から6月にかけては演習課題が続いていきます。演習課題は実践実技課題をより理解しやすくするために考案しています。単純に枚数を重ねることで実技力はアップしていきます。演習課題をすることで効果的に理解が出来れば、枚数が多くなくても早く上達することが出来るのが良いところです。現役生にとって、この期間はとても重要な期間です。これから入学を検討している方は、出来るだけこの演習授業を受けられる期間に入学していただけるとようお勧めします。

 

演習課題制作例です。光限定し、少し強引に理解をするための演習です。芸大美大の入試において、陰影を表現することは物凄く重要です。前期中は特に何度も演習を繰り返しています。

そして、覚えていかなくてはならないことが多いのが、平面構成です。基礎的な課題をこなして、用具の使い方や用語と意味などを覚えてもらいます。平面構成は学科的な要素も多いですね。そして、日々良い作品を見て、自分の引き出しを増やすようお願いいたします。

今年度から、描写や構成などに特化したゼミを5月から開催しています。通常授業で時間が足りない現役生にとっては、ありがたい話です。枚数をこなした方がより上達していきます。一枚でも多く描くチャンスを作って行きましょう。

次回は芸大デサイン科の構成ゼミと工芸科の描写ゼミ(透明モチーフ編)が5月26日(日)に行われます。ぜひ参加してください。よろしくお願いいたします。

 

くにたちの5月

国立校です。

大学通りは緑一色。

     

授業では毎年恒例の写真模写を制作しています。

     

     

完成作品は後日お見せします。

体験入学は随時受け付けています。
見学・相談だけでも構いませんので、お気軽に来校してください。

渋谷校です。平面構成の道具を揃えよう。道具について。

⑦平面構成の道具について

パネル
私大の入試はB3サイズが多い。用紙を水張りして使う。

用紙
ケント紙や画用紙を使うことが多い。イラストボードを入試で使うところもある。

クロッキー帳
アイデア出しや構図を決めるエスキースに使用する。

平筆
色面を塗る時に使用。色面の大きさに合わせて太さを使い分ける。本数は多い方が良い。

面相筆
細い線や縁取りに使う。毛先が長く、細くまとまる筆、比較的高価な筆が使いやすい。

彩色筆
抑揚をつけて色面をつくる時や物を描写する時に使用する。

筆洗
内側が何個かに分けられたバケツが使いやすい。

絵皿(陶器製)
絵具を溶く皿。1色につき1枚ずつ使用する。枚数は多く必要。

ペーパーパレット
少量の絵具を混色する時に使用する。

定規
溝引き用の溝のついた透明定規。60cmと30cm2種必要。

絵具
アクリルガッシュ。(ターナーかホルベイン製)白は多く使うので大きい物を買うこと。本数は多く。

溝引き棒
溝引きをする時に使う。

雑巾
筆を拭いたりするのに使う。何でも良い。

水張りテープ
水張りに使う。裏面は水をつけると糊が利く。

ドーサ刷毛
水張りに使う。

筆記用具
(鉛筆、消しゴム、カッター)
下描きやエスキースに使用。

コンパス
製図用の30cm以上の円が描けるもの。

烏口
線を引く道具

水差し
絵具を溶く水を入れる。

デザイン科の試験ではアクリルガッシュ(またはポスターカラー)を使用することが多いので他の絵具を間違えて揃えないようにしましょう。アクリルガッシュ以外の絵具だと塗りムラが出来やすいです。最近ではポスターカラーよりアクリルガッシュを使う学生の方が多いので、絵具の種類で迷っている場合はアクリルガッシュを勧めます。色数はなるべく多く(36色以上)揃えるようにしましょう。

・アクリルガッシュとポスターカラーの違い
ポスターカラーは植物系の樹脂(アラビアゴム)などを使って固めるので水で溶いて使い、乾燥後も水溶性の性質を持つ。
これに対してアクリルガッシュはアクリル系の樹脂を使っているので水で溶いて使うが、乾燥後は耐水性の性質を持つので、塗り重ねが容易である。

・ガッシュとは
不透明水彩絵具の一般名詞として通用している。

★絵具の収納

下のように市販のケースに入れて収納することが多い。