予告!『人物油彩』の公開コンクール

こんにちは。油絵科です。

さて、11月22日(日) 23日(月)祝 は油絵科の公開コンクールを行います。
コンクールなので、本来なら内容は内緒ですが、今回は特別に教えます。ずばり今年は『人物』を出題します。

何故人物を出題するかというと、東京芸大油画専攻では2018年二試験で『モチーフを描きなさい』という課題文でテントと共に人物が出題されましたが、芸大は人物絡みの出題頻度が極端に高いからです。1990年から2020年までを調べてみると、人物絡みの出題は、何と18回もありました。
受験生の皆さんなら、ここ数年の入試データを見ることはあると思いますが、新美ではもっと長いスパンで入試を分析します。ここ30年で18回となるとかなりの頻度で出題されていることになります。多摩美術大学でも9年連続で人物デッサンが続いているように人物が入試に出題される事が多くなっています。(勿論来年の入試内容は分かりませんので、あくまでも現時点での予想です)
それに、普通科の高校生や地方の人は普段人物を描く機会が少ないので、少しでも人物を描く機会を増やしてあげたい…という思いもあります。


(コンクールは油彩です。)

さすがにコンクールなので課題文までは教えられませんが、「人物を描きたい」という人は是非受けに来て下さい。バイトが入っているという人も、午後からの参加でも構いません。例え制作時間が短くなっても、きっと入試に役立つ情報が得られるはずです。

あと外部の人で、高校・自宅・他の予備校など『他所で描いた作品を見てもらいたい』という人は、作品を持ってきてくれたら見てアドバイスをいたします。本物があればベストですが、地方で持ってくるのが大変…という人はスマホで写真という形でも構いません。是非作品を持参してきて下さい。
皆さんのご参加をお待ちしております。

彫刻科秀作紹介

彫刻科の新妻です。公開コンクールも終わり、二学期もわずかとなってきました。日を跨いでの制作もだんだんと少なくなってきます。試験と同じ時間でいかにミスなく立ち回り納めるかも当然受験においては大事ですが、これからの永い作品作りの礎になるのは、時間ががかかってでも良いものにできた、という作る喜びと実感だと思います。(自分の作品作りとか軽く月単位年単位になっちゃったりするし。。)大学に入る前にそういう体験ができるとそれが目下のところの自信にも繋がりますし、彫刻制作には不可欠な、ちょっとのことで投げ出さない芯棒強さも自然と身についてくると思います。

では最近の秀作を紹介します。

クロッキーからデッサンのフィニッシュまで安定した実技でした。6時間制作での良いイメージができましたね。

光の美しさと迫力ある画面ですね。作者の視点を感じる一枚です。

 

光が強く当たっている部分の描写もいつもより突っ込んでできました。やりきり大事です!

今までの実技が実を結んだ一枚になりましたね!本来このレベルのデッサンを描ける素地はあるので、これを指針にして「観る」と「描く」の作業をコントロールしていきましょう。

円盤投げを感じるクロッキーですね。輪切りのイメージや動きのねじりとたまりなど、表層に隠れた関係生を探る姿勢ナイスです。↓が同作者のデッサンです。やっぱりこういうクロッキー描ける人はこういうデッサンに仕上がるよねっていう良い見本ですね。はまり方が気持ちいいです。

続いて塑像です。

二つの腕によって大きい流れを演出していますね。作り込みも群を抜いてました。

 

何かが始まるようなハッとさせる構成です。それぞれの手の関係性を想像させるような綺麗な作品になりました。

孔雀バトの塑像です。粘土の表情に幅があり、尾っぽも硬くなりすぎない描写で自然に再現できています。

 

夜間部からもいい構成塑像の作品がでました!

弥勒菩薩の印象と完成度が素晴らしいです!もう少し盤からの立ち上がりの空間が余裕あるとさらにスッキリしそうですね。

こちらも御者の精度が高い力作です!マスクに対しての手の有機的な表現もこれから掘り下げていけるといいですね!

 

今回は以上です。寒くなってきたので、あったかいものを食べて、あったかいお風呂に入り、あったかい布団でよく寝ましょう。

 

オンライン教育科

こんにちは。オンライン教育科です。
ただいま、11月ターム制作期間中です。

オンライン教育科は、時間的・地理的な理由で各校舎に継続的に通学できない方のためのコースです。
Webミーティングツールを利用したオンライン上でのリアルタイム講評、録画による動画講評、豊富な参考資料によって、遠隔地の方の芸大・美大受験をサポートします.

参考作品・解説資料の一例です。

高1・2年生、新受講生募集中です。https://www.art-shinbi.com/online/

11月です。少し寒くなってきました。

11月です。少し寒くなってきました。今年は、人前で咳をするのも難しいですね。皆さん、風をひかないように気を付けましょう。

デザイン・工芸科夜間部です。

11月には芸大の公開コンクールがありました。デザイン総合のブログ記事で報告があるかと思いますが、デッサンの公開コンクールは見てきたので簡単に報告です。現役生はデッサンの修練の時間が、浪人生よりもどうしても少なくなってしまいます。少ない枚数で、効率良く腕を上げていくのかを考えることが必要だと思います。単純に描くだけではなく、ファイルにまとめたりして、分析をしてみるのも良いです。携帯電話のカメラ機能が充実してきているので、文明の利器をふんだんに使うのも良いでしょう。色々と作戦を考えていきましょう。

もちろん、一枚一枚しっかりと描いていくことも大事ですね。がんばってください。

 

夜間部私大系では、11月からの年内に準備すること、学科のやり方、息抜きなどなどについて、去年の先輩たちに来てもらい体験談を語ってもらいました。みんな真剣に聞いていました。やはり年の近い先輩の体験談というのは気になるのでしょう。質問もたくさんあって、時間が足りないくらいでした。先輩方、ご足労ありがとうございました。

寒くなって、ウィルスの活性化が心配になります。マスクの着用、手の消毒を徹底していきましょう!

筑波大 学校推薦型選抜対策講座 

秋葉原校です。
11月になり、校内では総合型選抜や学校推薦型選抜のための面接や実技対策、
留学生の志望理由書チェック等、目まぐるしい毎日です。
一般の生徒、推薦の生徒、留学生、帰国生…みんな頑張っています。

先日web上にアップされましたが、
11/21(土)22(日)の2日間、秋葉原校にて筑波大芸術専門学群 学校推薦型選抜対策講座を行います。

今年度の入試から、専攻に関わらずに午前1課題、午後1課題の計2課題という形式に変わりましたので、対策講座でも本番同様1日2課題実施します。
また、面接練習もあわせて行いますので、本番前の最後の追い込みにぜひ活用下さい!!
21(土)は12:30~20:30
22(日)は9:30~17:30
と実施時間が異なりますので、ご注意下さいね。
どちらか片方のみ、両日参加どちらもOKです。
詳細はこちらよりご確認下さい。

今回は学校推薦型選抜の講座ではありますが、一般選抜にも対応していますので、一般志望の方もぜひご検討ください。
ちなみに昨年度は4.5倍と大変高倍率でしたが、秋葉原校からは構成1名デザイン1名洋画1名の計3名合格しました。

昨年度推薦入試合格者作品です。

参考問題によると、今年は木炭デッサン選択だと静物が出題されるようですが、参考に。