カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

映像科:夏期講習会、受講受付中!!

こんにちは。映像科です。一学期の授業も残り一ヶ月を切りました。
来週からはいよいよ映像系の入試を想定した実技対策もはじまります。武蔵美映像学科の「感覚テスト」や東京造形大の「発想力」などの、絵と文章を組み合わせて表現する課題にも取り組みます。

そして夏期講習会も受講受付中です。詳しい授業内容はこちらから
7月中旬から8月下旬にかけて4つのタームの授業があります。受験する大学や学科、受験方法に応じて受講できます。

・Ⅰ期/夜間 武蔵野美大映像学科 感覚テストor東京造形大 発想力 集中特訓コース 7/20(土)~23(火)
・Ⅱ期/私立美大映像 総合型選抜対策コース 7/25(水)~30(火)
・Ⅳ期/私立美大映像 実技対策総合コース 8/8(水)~13(火)
・Ⅴ期/武蔵野美大映像学科 特訓&コンクールコース 8/15(水)~20(火)
※Ⅲ期とⅥ期は映像科の授業は開講していません(学科試験対策を頑張りましょう…!)

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そして7/6(土)にも一日だけの特別授業があります。
題して「映像科「感覚テスト」を攻略する」!

「感覚テスト」は武蔵野美大映像学科の実技試験の形式です。授業では合格者の作品を分析しつつ、特に発想の仕方についてレクチャーを行います。その後実際に一枚の作品を制作してみます。制作後は一人一人の作品にコメントをします。
映像科受験生はこの夏から本格的に感覚テストの対策を行う人も多いかと思います。
すでに感覚テストを制作したことのある人も、初めて感覚テストを制作するという人も、奮ってご参加ください!(詳しくはこちらから

『 夏 期 講 習 会 に 向 け て 』

 

昼間部 私立美大デザインコース(新宿校)主任の笹本です

新学期が始まり2ヶ月が経ちました

アトリエでは日々の制作の中で「挑戦・失敗・発見」を繰り返しながら課題ごとに成長する受験生たちの真剣な眼差しと楽しむ姿に少しホッとしています。その反面、体調を崩しやすい時期でもあるので、夏期講習会に向けて体調を整えつつ、学科にもしっかりと時間を割いて受験対策をさらに充実させていってほしいです。

来月の20日(土)から夏期講習会が始まります。毎年、全国から多くの受験生に参加していただき感謝しています。今年の夏も盛り上がりそうな予感がしています。申し込み始まっています。今のところ定員の締め切りは行なっていませんが、とくに多摩美術大学 グラフィックデザイン学科と武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科を目指している受験生は早めの申し込みをお勧めします。

最後に「夏期講習 直前講座」の告知です。7/7(日)に実施。内容は、昨年度の多摩美術大学 グラフィックデザイン学科と武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科の入試で平面構成が満点(150点)だった合格者と多摩美術大学 グラフィックデザイン学科 学校推薦型選抜の合格者を招き、当日は受講生と同じ平面構成の課題を制作してもらいます。合格者が制作する様子を見ていろいろなことを参考にしていただけたらと思います。受験期の作品を閲覧したり、個別に質問することもできます。詳細はホームページにてご確認ください。( ※1 当予備校出身の3名を招く予定です)

 

映像科:一学期も折り返し(夏期講習も募集開始!)

こんにちは。映像科です。
6月に入って日も長くなってきました。映像科の木曜と金曜の授業は17:30スタートですが、この時間に教室の窓の外が明るいと「夏が近づきつつあるな~」と思います。気温によっては夏のような日もありますね。
そんな時期ですので、ホームページでは既に夏期講習会の7・8月の授業の募集がはじまっています。これから毎回おしらせすることになると思いますが(!)、ひとまず映像科の夏期講習会の授業は全部で4つのタームに分かれています。

○7/20(土)~7/23(火):感覚テストor発想力 集中特訓コース
○7/25(木)~7/30(火):私立美大映像 総合型選抜対策コース
○8/8(木)~8/13(火):私立美大映像 実技対策総合コース
○8/15(木)~8/20(火):武蔵美映像学科特訓&コンクールコース

詳しくはこちらのページでご確認ください!


(昨年の夏期講習会の様子)

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引き続き、一学期の授業は木金日の週3日のコースを開講しています。
見学や無料体験希望の方はena美術新宿までお問合せください!

・6/6(木)文章研究課題:映像メディアについて書かれた文章を読解する
・6/7(金)映像表現ゼミD:写真表現について
・6/9(日)実技総合課題③:写真と文章によって物語を表現する

・6/13(木)映像鑑賞課題:レクチャー、鑑賞
・6/14(金)映像鑑賞課題:プレゼンテーション、ディスカッション
・6/16(日)アーティスト研究課題/入試情報説明会

・6/20(木)ワークショップ③:映像メディアによる空間的な表現
・6/21(金)ワークショップ③:映像メディアによる空間的な表現
・6/23(日)ワークショップ③:映像メディアによる空間的な表現

・6/27(木)小論文課題①or鉛筆デッサン課題①制作
・6/28(金)感覚テスト課題①制作
・6/30(日)感覚テスト課題①制作/小論文課題①or鉛筆デッサン課題、感覚テスト課題①講評

・7/4(木)小論文課題②or鉛筆デッサン課題②制作
・7/5(金)感覚テスト課題②制作
・7/7(日)感覚テスト課題②制作/小論文課題②or鉛筆デッサン②課題、感覚テスト課題②講評

・7/11(木)一学期末コンクール(感覚テスト)
・7/12(金)一学期末コンクール(小論文or鉛筆デッサン)
・7/14(日)一学期末コンクール(講評会)

なお先週の授業では、国立新美術館で開催されている「遠距離現在 Universal / Remote」展に行ってきました!
美術館に行く前には講師による現代美術やビデオアートについてのレクチャーも行いました。教室の中だけでは味わうことのできない、映像や美術の“今”を体感する機会になりました。

↓↓SNS(映像科公式)もあらためてよろしくお願いします!

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早めの準備を

 

こんにちは、留学生科です。

新年度が始まってからあっという間に時間が過ぎ、少しずつ夏が近づいてきています。
皆さん、新しい生活には慣れたでしょうか。
教室での制作風景を見ていると、みんなもうスイッチが入っているように感じます。
時間と闘いながら制作している姿や必死に講評を聞く姿は、お互いに良い影響を与えているようです。

 

さて今年は、一般入試も視野に入れている留学生が多いためか、平面構成にもみんな積極的です。
この時期にしっかり資料集めや作品研究をし、良いと思ったものを自分の制作に生かすことで、後々平面のコツを掴みやすくなります。

ちょっとしたことでも地道にやっていくことで、あとから差が出るようになります。
資料集めは出来る限り早い段階から進めましょう!

 

早い段階からといえば、志望理由書も同じことです。
多くの留学生は実技にほとんどの時間を使うのですが、志望理由や面接対策は直前の準備だけでは正直間に合いません。
時間をかけて自分のやりたいことを言語化し、日本語でスムーズに伝える練習をする必要があります。
頭の中にぼんやりあるだけでは、いざ言葉にしようとすると案外出てこないものです。

夏期に入る前には一度面接対策のチェックをしましょう!

 

日本人の生徒と同じ教室で学ぶことは留学生たちにとって良い刺激となりますが、留学生試験の方が早く訪れるということを忘れてはいけませんね…

あと半年で出願ですから…

 

 

 

 

《基礎科》アトリエや机の上だけでは伝わらないこと

みなさん作品見に行ってますか??

先日マティスの展示を新国立美術館に見に行って
興奮しすぎてうっかりミュージアムショップで2万円近く買い物をしそうになりました。
(流石に戻しましたけど)
その時買ったマティスのポスターを自宅の壁に貼っているのですが、
ふとした瞬間に、マティスのおおらかな曲線が目に入ってくるのは
なんだかどんなアロマよりも心が穏やかな気分になるような気がします。

最近は時間があって、いろんなものを見に行こうと心がけているのですが、
・展示
「大吉原展」
「マティス展」
「宇野亜喜良展」
・映画
「青い春」
「悪は存在しない」
「ありふれた教室」
「関心領域」
などを見に行っていました。

自分が一番展示を見に行っていたのは浪人中だったのですが、
その次に今色々見ているかもしれません。
展示とかって、なかなか
見る習慣がつかないと行かなくなっちゃうんですよね。
近々、MINGEI民藝展とシアスター・ゲイツ展を見に行きたいと思っています。
ダブル民藝展、とても楽しみです。

 

さて、その中で「関心領域」という映画について触れたいと思います。

学校の授業で必ず習う第二次世界大戦下で行われた、ナチスドイツ政権とその同盟国および協力者による、ヨーロッパのユダヤ人約600万人に対する国ぐるみの組織的な迫害および虐殺がテーマの作品です。

劇中ではその収容所の塀の横に住む幸せそのものの家族の生活を写し続け、誰もが望むような生活の隅にはそのアウシュビッツでの惨劇が見え聞こえてきます。
しかしそのことに誰も気を止めず、日常化していく。見ている側も、その連続して流れてくる音や”情報”に慣れていってしまう。戦争の1番の恐ろしいことは、この人間の持つ対応力なのではないかなと思います。時々感じる違和感を心の中で押しころし、慣れていってしまう。誰もがそのことは許されざる行為と知っているのだが、それを日常化してしまう。

殺すのではなくまるで雑草を抜くかのように日常的に効率的に処分する、という信じられないことが人間にはできてしまうし、そのことに慣れていってしまう。
まさに今世界で争いやジェノサイドが続いている中で、ふと自分を振り返り、
そのことを日常化していないかを改めて振り返りたいなと
心から考えさせられる作品でした。。

この作品はアカデミー賞で録音賞を取っています。

聞こえるか聞こえないかの音量でずっと鳴っている音であったり、
立体音響を駆使した音の空間というのがとても上手く作品を演出しています。

近年、映画は公開からすぐに配信され、「配信まで待とう」という方も多いと思うのですが、
こういった立体音響や、映画館という密室の空間を演出として積極的に用いて
映画を”観る”だけでなく”体感する”という作品がとても増えてきたような感じがします。
映画監督はそうした場合、映画館で観ることを想定して作品を作ると思うので、
「配信ではかなり作り手の意図はかなり薄まってしまうのでは無いかなあ」と最近思ったりします。

テーマはとても重く、観る人に考えさせるテーマではありますが、
映像作品として、音響やカメラアングルなどとても見応えのある作品だと思うので
ぜひ美術を志す高校生も、大人も、映画館に足を運び、観ておくべき映画だなあと思いました。

ちなみにこの監督のジョナサン・グレイザーは超有名なPVの監督でもあったりするので、
映像作品として勉強になると思います。
DIRECTORS LABEL ジョナサン・グレイザー BEST SELECTION [DVD]

さて、そんな”体感”するイベントなのですが、
基礎科も今年もそんな体感イベントがやってきます。

基礎科座談会シリーズ第5弾は
『現役合格座談会』です。

 

 

2023年度、ena美から現役で芸大合格者が出たわけなのですが、
その中の4人は、基礎科出身者でした。
そんな4人が、高校2年生の時どんなことをしていたのか、
どんなことを考えていたのか、
また、受験科に上がってからどんな工夫をしていたかなど、
芸大に現役で合格したその軌跡などを、当時の作品と合わせて
振り返る会にしたいと考えています。

面談をすると、よく
「芸大なんて現役では…」
「芸大に現役でいく人って小さい頃からやってたんですよね」
という声を聞きます。

ですが、彼らが予備校に通い始めたのは高1、2からでした。
美術高校というわけでもなかったりします。

どんな努力や、工夫が合格の裏にはあったのか、
それを参加者の皆さんと掘り下げて行ってみたいと思います。
ぜひ体感して、今後の授業に活かしてもらえればと思います。

↓下記リンクより事前申込をお願いいたします。
(申し込み多数の場合は、締め切らせていただく可能性がございます。)

『現役合格座談会』
6月16日(日曜) 10時30分〜15時00分まで

みなさんのご参加を、お待ちしております!