カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

通信教育:もうすぐ夏期講習

こんにちは、通信教育の講師の土屋です。

今月、6月に発送する7月タームの課題で一学期の通信教育は終わりです。
提出は来月ですが、一つ一つの課題を着実にやっていきましょう。
通信講師一同、作品をお待ちしております!

さて、一学期が終わりということはもうすぐ夏期講習会ですね。
特に通信をとっている遠方の生徒の方は
早目にスケジュールを考えていることかと思います。

夏期講習はWEB申し込みも受け付けていますので、
こちらをご覧ください。

ちなみに、せっかく東京に来たから美術館やギャラリーも見てみたい!という方は
Tokyo Art Beat
というサイトが便利ですよ!

こんな感じで、エリアやジャンルごとにアートスペースを探せます。

それでは夏期講習のお申し込みお待ちしております!

芸大デザイン総合コースのW.S

6/17(日)サマーワークショップ リサーチTシャツ制作を行ないます。

新美から新宿中央公園へ短時間でリサーチ、自分の興味の視点を持ったスケッチ、ドローイングを基にデザインし、伝える内容と表現との実際を体感します。

ヘビーウエイトTシャツと描画材は用意しております。

申し込みはこちらからどうぞ。



石膏デッサン考

こんにちは、実技全科総合部です。
本日の美大入試対策でも当たり前のように描いている「石膏デッサン」を考えてみましょう。

?日本においての石膏デッサンによる美術教育は、20世紀初め(西暦1900年)から始まりました。

東京芸術大学油画科においては、1949年の「マルスの胸像」以来、繰り返し石膏デッサンが入試の課題としてされ続けました。

その一方では、今日まで様々な偏見や、ときには敵意にさらされ、なかなか理解してもらえなかったという事情もあります。

「石膏像が描けても・・・」という声が今でも時々聞こえてきますし、専門家のあいだでも石膏デッサンを巡って様々な否定的な意見も交わされました。

そんな状況にもかかわらず、石膏デッサンは生きのび、美大入試においても重要なまたは入試を代表するような課題として高い評価を得ているのです。?

それはいったいなぜでしょうか?

やはりそれだけの意味が、そして価値があったのだと認めざるを得なさそうです。?

今回、71516日のスペシャル・サマー・セミナーでは、“石膏デッサン強化ゼミ”2日目の制作終了後の解説

「なぜ?石膏デッサン」で、興味深いお話しを新美のレジェンド講師よりしていただく予定です。

ゼミを受講し、上手くなったついでに知識もつけ、疑問なく石膏デッサンができるようになると、もっと成長するにちがいありません!!?

詳細、お申込みはこちらから 「石膏デッサン強化ゼミ」

是非、ご参加お待ちしております!

人物表現と巨匠達

こんにちは。油絵科の関口です。

6月は昼間部も夜間部も人物課題が入っていますね。人物は静物と比べると色々と難しいところが多く、それなりに力がある人でも失敗する確率が高い課題です。形態が複雑な上、生身の人間はじっとしてもくれません。生きてるんですから、当然感情だってあります。そんな事を踏まえながら絵を描く訳ですから、上手く描けないのは、ある意味当然なんです。

そんな受験生の皆さんにお勧めしているのは、デッサンの模写です。特に名だたる巨匠達のデッサンを模写する事は、とても勉強になると思いますよ。

ミケランジェロ
このデッサンはシスティーナ礼拝堂天井画の為のものです。ミケランジェロ位になれば人体全体のフォルムは当然把握していたと思いますが、格パーツのディテールの一つひとつを確認するように描いているのが分かります。

上のデッサンを元に描いたと思われるフレスコ画(壁画)。

フレスコは一気に描き上げなくてはならないという制約がありますから、描く時に迷いを残したくなかったのかもしれません。巨大な壁画であり、当然足場が組んであるので、下がって見ることも難しかったでしょう。にもかかわらずこのクオリティー。レオナルドと並んで評されるルネサンスの巨人です。

ルーベンス

この人のデッサンは正しく達人の領域。自身の制作の為に描いたものも当然ありますが、多くはルーベンス工房で働くお弟子さん達に渡して、途中まで絵を描いてもらう為のものと思われます。(メインの仕上げはルーベンス自身が行っていた筈です)絵画空間の把握や強弱の的確さにおいて、この人の右に出るものはいないのではないでしょうか?異素材を組み合わせているにも拘らず、全く浮くこともなく、見事に空間の中に収まっています。

こちらも上のデッサンを元に描いたと思われる油絵。

デッサンと比べると、かなり変更も加えられているので、ルーベンス自身がほとんど描いている可能性もあります。気合が入った中期の傑作です。(本物は3枚組の祭壇画で、両脇に一枚ずつ半分の大きさの絵があります)

アングル
顔はまるで精密機械の様な正確さで、しっかり丁寧に描写しています。(このデッサンはアングルにしては顔の表情がちょっと硬いかな?でもきっとモデルさんそっくりなんでしょうね…)顔とは対照的に、服には遊びの線を用いているにも拘らず、ゴージャスな雰囲気を捉えています。この対比がアングルのデッサンの真骨頂とも言えます。この辺が油絵では決して見ることの出来ない、アングルの隠れた一面です。

シーレ
力強くシンプルな線を用い、形は大胆にデフォルメしながら描いています。クセの強さはありますが、それも含めてシーレの魅力です。受験生なら、誰しも一度はシーレの魅力に惹かれて虜になる…とも言われています。少し絵を勉強すれば見えてくる、分かりやすい上手さがその要因と思われます。

人物は奥が深いので、焦ることなく、じっくりと取り組んで勉強して行きましょう!

芸大デザイン総合コース

こんにちは。芸大デザイン総合コースです。

5月は通常課題に加え校外授業や、日本画/工芸科との合同課題、短時間クロッキー特訓などのイベント課題を行ないました。普段とは違う刺激や視点を発見できたのではと思います。

 

リサーチ課題 新宿御苑 学生作品 温室パウンドケーキ パッケージ

 

葛西臨海公園 

 

リサーチ課題 葛西臨海公園 学生作品 

 

 

日本画科/工芸科/芸大デザイン科コース 合同課題 花3種の平面

 

短時間クロッキー特訓 描画材自由 講師も一緒に描いています。

 

来る6/17(日)リサーチTシャツ制作を行ないます。新美から新宿公園へ散策し、スケッチ、ドローイングを基にデザインします。ヘビーウエイトTシャツと描画材は用意しております。ふるってご参加ください。??