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彫刻科公開コンクール 10/7デッサン 10/8塑像

こんにちは!彫刻科の小川原です。今週末の日曜と月曜の祝日に公開コンクールを行います。
今の時期、試験時間に合わせた実践形式の実技模試でどこまで自分はやれるのかを検証するいい機会だと思います!各予備校でも実施すると思いますが、普段の慣れた制作環境でない場所で実力を試す事には大きな意味があります。そういう意味でも是非学外生の皆さんに積極的に参加して欲しいです!
デッサンも塑像も、定員まであと若干名の余裕があるので意欲のある学生の皆さんの参加をお待ちしています!!

本日の預かり作品。

コンクール前に気合の入った良いデッサンが出ました!
学外生の皆さんの力作にも期待しています!!頑張りましょう!!

彫刻科。全科石膏コンクール上位作品。10/7(日)8(祝)公開コンクール。

こんにちは!彫刻科の小川原です。10月も目前ですね。2学期は各予備校公開コンクールがあります。今の実力がしっかり出せるように準備しておきたいですね!
新美の公開コンクールは10月7日(日)デッサン、10月8(祝)塑像です。意欲の高い学外生の皆さんにも是非参加して欲しいと思っています。よろしくお願いします!

さて、先日行われた全国石膏デッサンコンクールでは石膏デッサンを行う科全てで競い合いました。上位に並んだ彫刻科の生徒作品を紹介します。
昼間部生の作品。

画面全体に気を使って作品としてやりきれています!ややおなかが黒いかなという印象がありますが、十分な出来です!


全体に丁寧な描写ができていて好感が持てます。やや探り方が似ていて臨場感に欠けるのと、大きな断面での塊り感がより強く伝えられるとさらに良いです。


少し調子の扱いが強引なところがありますが(特に顔)、熱量の感じられるいい作品に仕上がっています。まあ実際に描いている位置は真っ暗で相当描きにくかったと思います。それを考えるとよくここまで整理できたなと感心してしまいました。


やや顔の表情(特に口)が輪郭的にキツいのが気になります。が全体に無理なく印象を捉えていて自然な見え方が良いです。


ゴロッとした印象が良いですね!少し黒の色幅が似ているのでさらに表現が深まれば言うことないです。


現役生の作品です。首の量感が足りないのがもったいないですが、やりきり感があってよいです。魅力的な作品に仕上げてやろう!という作者の気迫が感じられます。

昨年の芸大合格者であり、基礎科の講師でもある日向君に6時間でデモンストレーションを行ってもらいました。さすが芸大生!という貫禄のデッサンです!

ここからは普段の授業作品です。塑像作品を課題ごとに1点ずつ紹介します。
昼間部生の作品。

現役生の作品。

髪の扱いに苦戦しましたが、最終的なまとまりが良いです。この調子!

実力が上がってきているのが見て取れます。2学期のうちにもっと作品のレベルを上げていきましょう!!

最後に僕が最近制作している作品を紹介して終わります。
再生の理論 というタイトルで、輪廻転生のなかの転生する瞬間を作品にしています。この作品の後、生と死の作品を作り、3つの作品で完結させます。まだ塑像の段階ですが最終的にはブロンズにします。


水鏡 というタイトルで作っている小品です。これは石膏原型ですが、最終的にはブロンズにします。

 

通信教育

こんにちは。通信教育です。

すっかり秋めいてきました。体調に気をつけて、しっかり時間を確保し制作してくださいね。作品お待ちしております。

新2学期生募集中です。新学期生には、初回課題発送時に各種冊子資料をお送りしています。

デッサンの基礎、着彩/平面構成の基礎から、受験生用のデッサン、油絵、平面構成、立体構成などについてそれぞれ詳しく解説してある内容になっています。

作品に添付される添削とともに、冊子や資料も何度か見直してもその時々に感じることが変わってくるかもしれませんね。

石膏デッサンコンクール~頂点は誰だ!?~

こんにちは、実技総合部です。

昨日、ご存知のとおり全国石膏デッサンコンクールを開催しました!!
全ての枠を超えて、一番を決める無差別級石膏デッサンコンクールです。
石膏デッサンが芸大入試に関わる日本画、彫刻、デザイン、工芸のみならず、
油絵科の参加も多数お集まりいただきました。

参加していただいた受講生のみなさん!お疲れ様でした!!
もちろん個々の成績も気になるところですが、自分の科の意地にかけても
頂点を取りたいところです。昨年のトップは、工芸科でした。

今年は、各科のトップも決め、各科の賞が与えられました。
そして、全科の最優秀賞、優秀賞、準優秀賞と・・・。

各科講評も、熱が入ります!

今年の優秀賞、準優秀賞は、ともにデザイン科でした。おめでとう!
惜しくも4番だったのは、日本画です。がんばったね!

さて、参加されたかたはお分かりだと思いますが
今年のトップは????????

彫刻科2学期始動!

こんにちは、彫刻科の新妻です。暑さも少し落ち着いてきて過ごしやすくなってきましたね。

二学期がスタートして2週間ほどですが、夏季講習を経て学生全体のアベレージがぐっと上がったなぁと感じています。じっくり制作ができる期間はだんだん貴重になってきます。この時期に納得できる秀作をそれぞれ目指して自信をつけてほしいと思います!

最近の作品を紹介します。

体の描写の完成度が目を引きます。首と後頭部の形態感がもうひと押しあればgood!

言い切り強いです。肌に対しての髪の表情でまだ試行錯誤できるかもしれません。

攻め際引き際を心得て作られてますね。どんなモチーフ、どんな状況でもこの水準を保てれば強いですね。

空間を感じます。頭部の上がシルエットが甘くなってしまったのがもったいない!

弱点の克服と、凡ミスを無くすことで、作品の仕上がりは上がっていきます。地に足つけて、さらなる高みを目指して下さい!

さて、この夏、新妻は新美での夏季講習のウラで、東京は根津のLIBRE(リブレ)というアートギャラリーの企画運営に少しだけ携わっていました。版画家の岩佐徹氏と様々なジャンルの作家さんの個展を7月から9月にかけて計4組開催しました。あまりない経験だったので、とても勉強になりました。自身の制作以外の近況ということで少しご紹介します。

絵画を中心とした松井千夏さんの展示。

日ごろからマンガも描きためていて、それらも二階スペースに。

ポップで日常的な日々の思考が感じられて面白かったです。

2番手は陶芸作家の占部沙也香さん。

植物的なフォルムの作品が印象的で壁面を使ったインスタレーションもありました。

3期めは多摩美で日本画を学ぶ青田茉美さん。

伝統的な画材を使いながらも自分の世界感や趣向をスッと出せてるところにセンスを感じます。大作でした。

どの作家さんの展示も、生活感を持ったLIBREの空間に合った良いものでした。同世代で現在進行形で活動されている作家さんの作品を見ることもとても良い刺激になりますね。

そしてラストの彫刻家、滝上優さんの展示が現在開催中です。滝上さんは僕が大学在学中に芸大の講師として勤務されていて、現在同じ共同アトリエで制作している木彫の作家の方です。会期が変則的ですのでお越しの際はお気を付け下さい。

滝上優 彫刻展ーフシギ観察日記ー

2018年9月14日(金)~17日(月)・21日(金)~23日(日)11:00~19:00

LIBRE  〒113-003東京都文京区根2-29-4

東京メトロ千代田線根津駅1番出口より徒歩5分

 

それではまた次回!