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《基礎科》2021年度 新学期スタートです!!

家の近くの枝垂れ桜が満開になって、春の嵐であっという間に散ってしまい、
その次の日の朝、川が桜の花びらでピンク色になっているのを見て
毎年春を実感しています。
なんだか私の小学生ぐらいの時、卒業式には桜はまだ咲いていなくて、
入学式前後に咲いていたような気がするのですが、最近はもう4月の1週目がピークなような気がします。(もしかしたらその記憶も間違っていたらすいません。)

基礎科講師デザイン科担当の名越敬真です。

1年前の今頃は、基礎科の新学期はオンラインでのスタートでした。
講師一同、初めての体験で何を準備したら良いかも手探りの中、
できる限りのベストを尽くせるよう、モチーフや指導方法を模索しました。
その1年後(新学期スタートは先週の木曜日ですが)こうやって対面で
新学期を迎えられたことを、とても幸せに思います。

そんな中でも今年は、例年よりもこの時期の基礎科の生徒数が若干多く、
日曜日の無料体験に関しても多くの方にお越しいただいており、
日々、皆さんの熱意を肌でひしひしと感じております。

とはいえ、新型コロナウィルスもまだまだ余談を許さない状況ではありますので、
講師一同、再度気を引き締め、新学期も対策をしっかり行いながら、
指導を行っていきたいと思っております。

さて、新学期1発目の課題はスタンダードな静物デッサンとなっております。
新しく基礎科に加わった生徒さん、去年からの参加となる面々も
まずはしっかり基礎を確認しながら進めていければと思います。


講師の皆さんもデモストに気合が入っていますね!

基礎科は年間を通して、”基礎力”をつけることを念頭に課題を進めていくのですが、
特にこの時期は基礎課題をしっかりと行っていきます。
時間のあるこの時期だからこそ、しっかり時間をかけて基礎力をつけていくことがとても大事です!!

基礎科では随時無料体験や1日体験なども実施しておりますので、
お気軽にお問い合わせいただければと思います。

では

《基礎科》りんごがいっぱい

2020年が終わり2021年が始まり、あっという間に1月が終わってしまいました。
最後に書いたブログからだいぶ時間が経ってしまい、
自分がどんな文章の書き方をしていたのか忘れかけており
文章を確認したら、9月の終わりにも『あっという間』と言っていたので
いつも実はあっという間なのかもしれません。

基礎科講師デザイン科担当の名越敬真です。

あっという間といえば、去年基礎科で教えていた生徒さんたちも
あっという間に受験シーズンに突入していきました。
もうすでに私大の受験は終わってる科もちらほらと出てきています。
去年のこの頃に『まだ1年ある』と言っていたのが、遠い日のことのようです。

さて、基礎科はと言いますと、
先週の課題になりますが、恒例のそっくりりんご課題をやりました。
どうですかこのビジュアル。


この中に本物のりんごと作品のりんご(あと玉ねぎ)がまじってるんです!

毎年2週間かけてりんごをそっくりに仕上げるという課題を行なっています。
この課題を通して、形に対する意識と、色に対する意識、そして作品としての意識をグンとUPできるのです。

まずは形状。
まずは石膏粘土という粘土を使って作ります。
紙粘土よりももっとキメが細かい感じの素材です。
モチーフのりんごを並べてそっくりになるまで形を作っていきます。

そして最終的にツルツルになるまでやすります!
粘土感のある穴や凹凸などをしっかりフラットにしていきます。
意外とこれが重労働なんです。。。

その後、りんごの模様をよ〜く観察して同じ色になるように
パレットの上で色をしっかり作り、表情と同じように
筆で模様を描き込んでいきます。
(写真撮り忘れました。。)

2週間という期間机の上のりんごを観察し続けかなり大変だったと思いますが、
出来上がった作品たちはまさに圧巻です!!
どのりんごもしっかり美味しそうに本物と見間違えるかのような仕上がりになっています!

(作品を見てる様子が、林檎の選定士みたいですね。。)

普段は受験課題に近い課題をやっているので作品を作ってる意識というのはいまいち
沸きずらかったりしますが、こう言った完成がわかりやすい課題をやることで
「私は作品を作ってるんだぞ!」
という意識がどんどん芽生えてゆけば良いかなと思っています。

基礎科も今やっている課題を含めて残り3課題。
あっという間に4月からみんな受験科です。

とはいえ、大事なのは今よりも本番です。
本番のその日に体力もメンタルもモチベーションも技術も最高のところに
持っていければいいわけです。そのための今なわけですから。
あまり無理して疲れすぎないよう、自分のペースを理解しながら
日々過ごしていってくれればと思います。

ではでは

《基礎科》手を描きましょう!!!!

日が落ちるスピードがグングンと早くなり
あっという間に夜の時間が早くなってきて、
この前まで授業終わりでも汗ばんでいたのに
校舎を出た瞬間、肌に触れる風が少し心地良いなと
感じられるようになってきました。
もうあっという間に9月も終わりです。

基礎科講師デザイン科担当の名越敬真です。

先日石膏デッサン週間を越えてたの石膏デッサンコンクールがあり、
基礎科の生徒もほぼ全員参加するような形になりましたが
やはりまだ受験生の壁は厚く、点数は及ばなかった人が多かったのではないでしょうか。

石膏に引き続き、基礎強化週間として、先週からは手の特訓を始めています。
まずは手のクロッキーをひたすらいろいろな角度から行いました。
線描を行い、その次は軽くトーンをのせ、立体を意識して。

手は自分の一番近くにあるモチーフです。
クロッキーのモチーフとしてはもってこいなのです。
今回クロッキー帳に何枚もクロッキーをしてもらったのですが、
できれば、そのクロッキー帳を手のクロッキー専用にしてもらい、
高校3年生になるまでに全てのページを埋めてもらいたいと思っています。
きっと見返した時に、自分の進化と自信が得られるはずです。

今週からは、クロッキーを生かして片手のデッサン。
しっかりと、クロッキーの時にした、短時間で形や面を捉える見方が
できるでしょうか??

 

さてさて基礎課題を強化してるのはデザイン科だけではありません!
油絵科も専門課題の基礎力強化週間でございます。

今週の課題は”赤、黄、青”の3原色(白黒も含む)で静物を描いていきます。
絵を描いて行くにあたって、”色を知っていること”と”使えること”は大きく違います。
きれいな色や色の組み合わせを知っていても、それが絵具を組み合わせて
作れなければ、意味がないのです。

この課題では、その力を養って行く課題となります。

3色(+2色)だけなのに、画面の色の雰囲気が全く違うことにびっくりしてしまいます。
色は混ぜれば混ぜるだけ、鮮やかさは落ちていってしまいます。
ですので、適当に混ぜていけば良いというわけではなく、
そこに関して、色相環などの知識も必要になってきます。
どんな絵が出来上がってくるのか、これからとても楽しみです!

冬になる前のこの時期は、冬季講習前の基礎力をぐっとつけるいいチャンスの時期です。
基礎課題と聞くと嫌になってしまう人も多いかもしれません。
ですが、基礎力は間違いなく皆さんを助けてくれます!
基礎力は裏切りません!!そうです、、、

「基礎力は裏切りません!!!!!」

ではでは

《基礎科》石膏デッサン特訓週間です!!

夏期講習が終わり、間髪入れずに通常授業が始まり、
どこまでが夏で、どこからが秋なのかがわからなくなっているのは
僕だけではないのではないでしょうか。
夏期講習が終わると3ヶ月で年末、そのまた4ヶ月で新学期と、
4月まではあと半年もあるというのに、何故かあっという間に年末まですっ飛んでしまうのが
世の常です。
特に今年は新型コロナウィルス の影響で、2月から6月ごろの記憶があやふやな方も
きっと多いはずで、それがもう9月であと3ヶ月で今年も終わりなんですって…。
恐ろしいことにそれでも受験と進学は通常通りやって来るのです。。

基礎科講師デザイン科担当の名越です。

恐ろしい書き出しになってしまったのですが、基礎科ではそんな向かい風にも負けず
来る石膏コンクールに向けて、石膏デッサン特訓週間が始まりました。
「静物デッサンは平気だけど、石膏デッサンってなんかな〜あんま得意じゃないな〜」
という生徒さん、とても多いのではないでしょうか?

それは何故でしょうか?

色は白しかないのに?動かないのに?一個しか質感はないのに?

色々理由はあると思います。しかし実は石膏デッサンも静物デッサンも、
求められていることは同じだったりします。
もし理由があるとすれば、「人間の形をしているから」「複雑な形をしている」など
ではないでしょうか。人間を描いてる!と思い込みすぎるが故に、
目や鼻、特に顔を描き過ぎてしまい、バランスが崩れてしまったり、漫画チックになってしまうの
かもしれません。

石膏デッサンも繰り返し描くことで、そう言った自分の癖を知り、
対処していくことが大事です。癖を知っていれば、それを他より少し、
気をつけていけばいいだけですからね!

さて、特訓第1週目はクロッキー週間でした。

短時間で様々な石膏をいっぱい描いていきます。

(ソーシャルディスタンスを保ちながら、、、)

今回は全員コンテという素材を使ってクロッキーをしました。
紙に対して一回に乗せられる粉の量が多いため、
石膏を大きく捉えることができ、短時間で印象を合わせる練習にとても向いている
画材です。

30分という決められた時間の中で、
構図、比率、光の方向、印象を合わせるためには何を優先するべきなのか?
いつもの描き出しの癖や見方などの矯正が期待出来ます。

続いて、光の方向を絞ったクロッキーです。

(床がコンテでだいぶ汚れてしまっていますね…汗)

いつもより極端に光を絞ることで、光と影の関係性を掴みやすくします。
特にマルスはピンスポット光源を使用することで、
かなりドラマチックな光になっています。
クロッキーをこの光でやることで、いつもの形の捉え方に形の変わり目という、
要素が加わり、より立体的に、空間的に捉えることができます。

現在はクロッキーを終えて、
長い時間をかけて一枚完成をさせる段階に入っています。

前半のクロッキーで見方もだいぶ変わってきたのではないでしょうか?

毎年、この特訓週間を越えて、「石膏が好きになりました!」という
生徒さんが何人かいるので、今年も石膏デッサンの魅力に
気づいてくれる生徒さんが現れるといいなあ、と密かに思う
9月のある日なのでした。

 

それでは。

《基礎科》夏期講習が始まりました!

毎日毎日晴れたかな、と思って傘を持って行かずに外出すると大雨に打たれてしまったり、
今日は天気が悪いから、、、と洗濯物を干さずにいたら、一日中曇りだったり。
なんだか「梅雨は日本の文化だ」と言われていますが、あまりに長すぎますし
ちょっとそろそろカラッとした日差しの日々が恋しくて堪らなくなってきました。
そして家の中の様々なものがカビっぽくなって頭を抱える日々を送っています。

基礎科講師デザイン科担当の名越です。

新宿美術学院基礎科も7月からいよいよ夏期講習が始まり、みんなのスイッチが入り始めた感じがします。
今年の夏期講習は、新型コロナウィルスの影響もあり、例年とは違うスケジュールでの授業となっています。
普段はこの時期、朝から夕方までか、夜間という2種類から選ぶような形だったのですが、
多くの生徒さんがこの時期まだ学校があるため、昼間は学校でに行き、夜間はシンビで実技という
ハードなスケジュールを毎日こなしています。

実は基礎科の生徒さんにとってはかなりハードでも、
このスケジュールは来年(もしくは再来年)受験科に行くとこのスケジュールになるんですよね!
8月の頭からは昼間or夜間がスタートしますので、夜間を取っていた人も昼になったり、
学校の都合でまた夜間になったり、ちょっと大変な日々が続きますが、
「これを越えればきっと力がしっかりと付く!!」と信じ、毎日力を振り絞っていきましょう!!

デザイン科は全員初めての絵具を使った細密着彩です。

先生もデモストをしました!


モチーフを観察しながら、丁寧に色を作っています。


油絵科は可愛いモチーフを描いています!


日本画科もデザイン科に負けず、夏のモチーフを描いています!

なかなか夏の楽しみを時間的にも天候的にも楽しめませんが
新宿美術学院基礎科では、そんな気持ちも(1割りぐらいは)モチーフでカバーしていければと
思っています、、、。

ではでは