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映像科:夏期講習はじまりました&夏のオススメ展覧会

こんにちは。映像科講師の森田です。梅雨明けと同時にいよいよ始まってしまいました、夏期講習・2015。映像科の講習は4つのタームで全22日間ですが、長いようであっという間です。猛暑とエアコンの挟み撃ちで体調管理も大変ですが、がんばっていきましょう!

7/20から始まっているⅠ期(6日間)では、感覚テストの題材を探して新美の周辺をフィールドワークしたり、小論文の具体例を探しに美術館へ行ったりと、一学期までの授業とはちょっと違ったプログラムも用意しています。この日の授業では、新美からすぐのオペラシティアートギャラリーの『鈴木理策写真展』とICC(インタ・コミュニケーション・センター)の『OPEN SPACE 2015』で取材。半日かけて見学した内容を元に作品鑑賞レポートをまとめるという授業です。

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と、制作期間はひたすらアウトプットの日々になってしまいますが、同時に夏の間に色々観に行って発想のソースを増やしたりもしたいですね。そんなわけでこの夏の期間に開催されているオススメ展覧会をいくつか紹介しておきます!

①川崎市民ミュージアム『木村伊兵衛賞 40周年記念展』開催中(~9/23まで)
「写真界の芥川賞」と言われたり言われなかったりする、若手写真家を対象とした「木村伊兵衛賞」の40周年記念展。先ほど話題に挙げた鈴木理策をはじめとして、ホンマタカシ、志賀理江子、梅佳代、近年では川島小鳥などといった歴代の受賞作家の作品が一度に観られる豪華な展示となっています。
都心からだとちょっとアクセスに時間がかかる場所だからこそ、余裕を持って観に行きたい美術館でもあります。また展示以外でも、貴重な映像のアーカイヴ(特にドキュメンタリー)が充実してたりもするのでオススメです。

②東京国立近代美術館『事物-1970年代の日本の写真と美術を考えるキーワード』開催中(?9/13まで)
タイトルからしてちょっと難しそうな内容ではありつつも、まさに「写真と美術」あるいは「映像と美術」について知る上ではこの上ない展覧会だと思います。チラシのデザインで使われていた中平卓馬の『なぜ、植物図鑑か』は映像科生へのオススメ図書でもあります。
ちなみに18歳未満は入館無料というのもポイントが高いですね。同時に開催されている企画展『No Museum, No Life?ーこれからの美術館』もぜひ一緒に。平日であればお堀の周りを散歩しつつ、神保町まで歩いてみて古本屋を散策したりするのもオススメです。

③銀座メゾン・エルメス Le Forum『境界 高山明+小泉明郎展』7/31?10/12
演出家として演劇という枠組みを超えて作品やプロジェクトを発表している高山明と、以前にもこのブログで個展を紹介した小泉明郎の二人の作品が観られるということで、個人的にはこの夏一番楽しみにしている展覧会です。
余談ですがこのギャラリーに行くためにはエルメス銀座店の店内を通り抜けなければならず、毎回微妙に気まずい感じでエレベーターに向うことになります。初めて行く人は、入店と同時に素直に店員さんにギャラリーへの行き方を聞くのがオススメです。

では良い夏を!!

映像科:夏期講習について

こんにちは。映像科講師の森田です。
一学期の木金日コースも7/10の金曜日で終了。4月にスケジュールをもらった時には夏なんてまだまだ先だと思っても、気づけば目前には夏期講習。今年度の映像科の夏期講習は、4つの期間に分かれていて、4日間/6日間から受講できます(4つの期間トータルで22日間)。パンフレットには1日ごとの細かい予定が掲載されていますが、4つのコースそれぞれにもかなり特色があります。
映像科の場合は毎年夏期講習で初めて受講するという人が多くいるので、今年はどんな人が来るかな?と講師一同楽しみにしてます。また遠方でひと夏まるまる通うのは難しいかも…という人も、自分の受験の仕方に合わせてピンポイントで受講を考えてみてくださいね。

■【EA 私立美大映像 総合コース】7/20?7/25(6日間)
「創作」や「論述」など、映像メディア系の実技試験で得点源でもあるけど対策が難しい文章表現を中心に、1日1?2課題の制作をします。基本的には教室での作業がメインですが、作品のアイディアを探すためのフィールドワークや、オススメ映像作品の上映なども予定しています。最後の2日間で対策の成果を活かしつつ「感覚テスト」or「構想表現」の制作をします。

■【EB 私立美大映像 推薦入試対策コース】8/3~8/8(6日間)
武蔵野美大映像学科の「クリエーション資質重視型入試」「ディレクション資質重視型入試」や東京造形大学のAO入試など、自分のこれまでの活動を活かした入試の対策を行います。映像制作WS(撮影・編集・上映or展示)や、ポートフォリオの編集についてなど、映像系の推薦入試に関わることはこの6日ですべて網羅する!という内容になっています。

■【EC 私立美大映像 一般入試特訓コース】8/17~8/22(6日間)
一般入試では、ほとんどの人が第一志望以外にも2?5程度の大学・学科/専攻を併願することになります。これは実技が課せられる美大の入試で、実際の試験会場で制作することに慣れておくという意味もあります。なのでこの夏の時期に武蔵美映像、東京造形、日芸など複数の大学の試験の形式を知って、それぞれのポイントを掴んでおきましょう。

■【ED 武蔵野美大映像学科 特訓コース】8/25~8/22(4日間)
去年までは冬期講習だけだった武蔵野美大特訓コースを、今年は夏期講習でも開講することになりました。短い期間ですが、その中で「感覚テスト」「小論文」「鉛筆デッサン」のポイントをレクチャーしつつ、制作をします。最後の2日間はコンクール(実技の模擬試験)形式。現時点での自分の実力を知るためにも、ぜひ参加してみてください。

映像科:プレ夏期講習について

こんにちは。映像科の講師の森田です。

新美のHPでもお知らせしていますが、21日の日曜日は「プレ夏期講習 受験対策公開講座」が行われます。

映像科では『武蔵野美大 感覚テスト / 文章力と描写力のポイントを掴む』と題して、朝から「感覚テストについてのレクチャー?制作?講評会(?個別面接)」といった流れで進めていきます。当日は通常の映像科の木金日コースの制作の様子を見ることもできます。また今回のプレ夏期は一般入試を想定して感覚テストの対策に特化した内容ですが、公募制推薦入試を考えている人にはポートフォリオ(クリエーション資質重視型)やグループディスカッションレポート(ディレクション資質重視型)の過去の資料をお見せする予定です。もう少し詳しい内容はこちらから

映像科を志望する人は他の専攻と違って必ずしも「美術」のフィールドから入ってきている人だけではないので、「武蔵美に映像学科があることを知ったけど『感覚テスト』ってなんだろう?」という感じの人も多いと思います。そんな美大受験の実技に初めて取り組む人も大丈夫です。もちろん映像系実技経験者も実力を確認する意味で奮って参加してください。申し込みは3日前までです!

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映像科:武蔵美オープンキャンパス・オススメ展覧会

こんにちは。映像科の講師の森田です。ついこの間新学期が始まったと思ったのに気がつけばもう6月。この勢いであっという間に一学期を駆け抜けてしまいそうですが、そんな中来週末13、14日は武蔵美のオープンキャンパスがありますね。映像志望の人は武蔵美を受験する人も多いと思います。行ける人はぜひ直接行って、感覚テストや小論文、デッサンの合格者作品などチェックしておきましょう。ちなみに映像科では14日に課外授業として行く予定です。

そんなふうにオープンキャンパスや卒業制作展など、母校でもある美大に足を運ぶ機会は頻繁にあるのですが、美大ではない一般の大学に行く機会ってそれほどない気がします。というのもつい先日、早稲田大学の「演劇博物館」というところで開催されていた展覧会を観に行ってきました。普段は建物の名前通り演劇についての展示が多いようなのですが、今は『幻燈展 -プロジェクション・メディアの考古学』という企画展が開催されています。

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美術館の展示ではないこともありなかなか情報が少ないのですが、電気がない時代の「プロジェクション・メディア」つまり映像を映す装置がこれだけ一度に観られる展示は結構貴重だと思います。写真撮影はできなかったのですが「幻灯機」や「江戸写し絵」で検索してみるとイメージが伝わるかも…。それからこの「演劇博物館」の建物自体も、16世紀のイギリスの劇場を模して作られた建物で一見の価値あり。平日のみの開館で、普段は17時まで。火曜日と金曜日は19時まで開いているようです。

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新美の「雰囲気」

こんにちは学生課です。
今日は新美を紹介します。

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正面玄関。
エレベーターで各アトリエとつながっています。

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スロープを挟んでもう一つ入り口があります。
こちらは総合受付で、申込みなどの窓口です。

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エレベーターで2階にあがると学生課と基礎科のアトリエがあります。
各美術館のチラシや割引券、招待券もあったりするので気軽に来てください。

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自習室や学科の教室

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5階には画材店のtoolsがあります。
画材だけでなく、お菓子にも力を入れてくれています!

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新美の油絵科には大量の書籍があり
授業後は学生たちが日々研究をしています。

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デザイン、工芸、日本画アトリエ

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彫刻科の道具たち。

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ざっくりですが紹介してみました。
これからも新美の「雰囲気」を紹介していきます!
では。