カテゴリー別アーカイブ: 映像科

映像科:2019・夏期講習予告

こんにちは、映像科です。
先週の日曜日で一学期の授業は終了(早い!)
最後の週は感覚テスト、小論文or鉛筆デッサンによる一学期末コンクールを行いました。嬉しい結果だった人も、悔しい思いをした人も、ぜひとも次の制作に生かしてほしいと思います。
また「武蔵美映像学科・実技体験授業」として参加していただいた方もありがとうございました!
さらに当日は武蔵美映像学科1年生の2名をゲストに迎えて、感覚テスト制作の秘訣を語ってもらいました。

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さて、映像科の授業はしばしのお休みがあり、7/17からは夏期講習会が始まります。まだ受講することを検討している人もいると思うので、各コースの概要を紹介します。

・7/17(水)~7/20(土):感覚テスト集中特訓コース 17:30~20:30(3時間)
…武蔵美の感覚テストに特化したコース。合格者のデモンストレーションも予定しています。
・7/29(月)〜8/3(土):推薦入試対策コース 9:30~18:30(8時間)
…ディスカッションやポートフォリオ制作など盛り沢山。最終日は新美1Fギャラリーで作品発表します。

・8/12(月)~8/17(土)・・・私立美大映像総合コース 9:30~18:30(8時間)
…感覚テストをはじめ、各大学の小論文、鉛筆デッサンの傾向の違いを意識しながら制作します。

・8/19(月)~8/24(土)・・・武蔵美映像特訓&コンクールコース 9:30~18:30(8時間)
…武蔵美映像学科実技に特化したコース。ラスト2日間は実技模試を行います。

また推薦入試でポートフォリオが必要な人は、推薦入試コースに先駆けて15日に特別授業があります。
スペシャルサマーセミナー「作品の魅力を伝えるポートフォリオを作る」
こちらは美大の各専攻ごとの合格者のポートフォリオファイルを紹介して、制作の秘訣を知ることができる内容ということで、映像科講師も参加します!

さて、これから一ヶ月半の講習が始まります。もちろん受験生の夏なので真剣勝負ではありますが、個人的には夏はできるだけ楽しんで、自分が本当に何が好きか見極める、そんな時期だと思っています。あとは、伸び悩んでるなーと思った時は、どんどん講師にも助けを求めることをオススメします。体調にだけ気をつけて、充実した夏にしていきましょう!

映像科:感覚テスト対策&実技体験授業

こんにちは、映像科です。木金日コースの授業では武蔵美の映像学科の実技「感覚テスト」の課題を制作してます。先週の授業では導入として講師のデモンストレーションを行いました。感覚テストに特徴的な色鉛筆やパステルの使い方などを参考にしつつ与えられたテーマから制作してみます。

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この感覚テストの制作を含めて、7/4.5.7には「武蔵美映像学科・実技体験授業」を開催します!
この体験授業では評価のポイントを説明した上で「感覚テスト」「鉛筆デッサンor小論文」の対策課題を制作してもらいます。
武蔵美が第一志望の人はもちろん、映像系での受験を考えているけどまだ対策はこれからという人も、ぜひ気軽にご参加ください。詳しくはこちらから!
また7/7には今年一般入試で合格した大学一年生にゲストとして参加してもらい、合格までのプロセスを紹介してもらいます。こちらもお楽しみに。

映像科:課外授業&映像制作実習

こんにちは、映像科です。5月後半から6月上旬にかけての木金日コースの授業では「映像について広く/深く知る」ことをテーマにして特別授業を行いました。

まずは課外授業として映像メディアを扱う会社「東京光音」さんに見学へ。
新美新宿校のご近所にあるこちらでは、映像の修復・復元に関わる業務をされています。見学では社員の方に映像メディアの移り変わりについてのレクチャーをしていただき、その後実際にフィルムやテープといった映像メディアをデジタルデータに変換する作業を見せていただきました。35mmフィルムが4Kに変換されるプロセスを見ることはとても貴重な体験でもあり、講師も含めて「映像」について考え直すきっかけにもなりました。(東京光音さん、ありがとうございました!)

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日曜日の授業では現在日本科学未来館で開催されている「文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展へ。二会場あり見て回るだけでもなかなか大変で課外授業らしい記録を撮れませんでした・・・。この日の課題としては、自分の興味と繋がりそうな作品をジャンル問わず取り上げてレポートしてもらいます。メディア芸術祭はアートとしての映像だけでなく「エンターテイメント」「アニメーション」「漫画」と様々なカテゴリがあります。

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そして先週は久しぶりに教室に戻り、木金日の3日間で映像制作実習です。プロジェクターを使って映像を『投影する』ことを条件として映像インスタレーション作品を制作するという内容。グループワークですが、誰かひとりのアイディアを実現するというよりは、ディスカッションしながら具体的な内容やテーマを深めていきます。制作期間は実質2日間でしたが、予想以上に手の込んだ作品が見られました。

なお今週末は「映像鑑賞課題」と「武蔵美のオープンキャンパス見学」。
来週からは実技試験に近い形式の制作を行います。

映像科:「映像って何?」を考えるための図書の紹介

こんにちは。映像科です。
今週の木金日コースでは「映像」と認識される様々な表現や技術についてのレクチャーや課外授業を予定しています。というのも一口に「映像」と言っても指している対象は幅広く、映像科の学生も(講師も?)「映像って何ですか?」というストレートな質問を投げられると、一瞬固まってしまうことがあります…。興味ある分野に限らず、映像を使って表現する人は「映像とはこういうもの」という自分なりの考えを持っておきたいものですね。
今週の授業の詳しい内容はまた機会があれば紹介しますが、今回はそうした「映像って(そもそも)何?」ということを考える上で参考になりそうな図書をいくつか紹介してみようと思います。しかし紹介する上でいつも困るのは、映像が技術的につねに更新されてゆくこと。必然的にある程度新しい情報に触れることが必要になります。もちろん内容的に古びない本も沢山ありますが、今回はこの1〜2年くらいに出版された本限定で選んでみました。

・『インフラグラム 映像文明の新世紀』港千尋/講談社選書メチエ
・『アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論入門』高瀬康司など/フィルムアート社
・『ヴァナキュラー・モダニズムとしての映像文化』長谷正人/東京大学出版会
・『スクリーン・スタディーズ:デジタル時代の映像/メディア経験』光岡寿郎など/東京大学出版会
・『現代写真アート原論「コンテンポラリーアートとしての写真」の進化形へ」』後藤繁雄など/フィルムアート社
・『ホンマタカシの換骨脱胎:やってみてわかった!最新映像リテラシー入門』ホンマタカシ/新潮社
・『インスタグラムと現代視覚文化論』レフ・マノヴィッチ/BNN
・『ゲームする人類-新しいゲーム学の射程』中沢新一など/明治大学出版会

やや難しそうに感じる本も入れてありますが、手に取ってみて自分の興味と繋がりそうな部分から読んでみることをおすすめします。

映像科:フィールドワーク課題講評会

こんにちは、映像科です。GW明けの授業では武蔵美映像学科の実技試験、感覚テストや小論文の対策が始まっています。
…が、今回は4月の最終週に行われたフィールドワーク課題の講評会の様子をレポートします。新美の周辺を散策し、具体的な「ある場所」の観察から、映像作品や写真作品を制作しました。

ショートムービーや写真の展示作品、プロジェクションマッピング的な試みなど、様々な形態の作品が生まれました。今後6月には映像制作実習の授業もありますが、これらの授業で試した手法やテーマを発展させて、推薦入試に向けて制作を進めようとしている人もいます。楽しみですね。

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さて、新美から近い初台のインターコミュニケーション・センター(ICC)では、今週末から新しい展示が始まるようです。映像に興味がある人以外にもオススメの展覧会です。