カテゴリー別アーカイブ: 新美

留学生面接イベント

 

こんにちは、留学生コースです。
先週土曜日に、新宿校で留学生面接イベントが行われました。
デモストをして下さった新美卒業生のお二人(現在タマビ・グラフィックデザイン学科一年、ムサビ・工芸工業デザイン学科一年)、積極的に参加してくれた新美各科内部生の皆さん、お疲れ様でした。

先輩お二方には、去年受験したすべての大学・専攻についての説明、面接当日の状況や雰囲気、注意事項などをお話ししてもらい、その後で面接を忠実に再現していただきました。

とても具体的に自分のやりたいことや将来に対するビジョンを話していた印象ですね。
自分をよく知り、相手(志望専攻)をよく知ることが大切だと改めて実感したのではないでしょうか。

 

 

国や文化、言語によって【伝わる話し方】は違います。
日本語で伝える、それも専門の話をするとなると難易度はぐんと上がり、慣れない、という人も多いかと思います。

そのため志望理由書や面接に対して強い不安を感じている生徒もいるように感じますが、先輩たちも最初から完璧にできたわけではありません。
何度も修正や練習を繰り返し、少しずつ伝えたいことや伝え方を明確にしていきました。

めげずに根気よく準備していきましょう!

 

 

多摩美大グラフィックデザイン公開コンクール(デッサン)を終えて。

私立美大デザインクラスです。

本日、多摩美大グラフィックデザインの公開コンクールが実施されました。

参加していただいた受験生の皆様おつかれさまでした!!!

また、コロナ感染の予防にご協力いただき、ありがとうございました。

今年のコンクールは昨年以上に受験者も増え、例年以上にハイレベルな争いとなりました。

力作が多く出揃い、来月の推薦入試に向けての意気込みを感じとることもできました。

来週は多摩美術大グラフィックデザインの色彩構成のコンクールです。

気持ちを切り替えて、体調を整えて、また明日からの制作を頑張っていきましょう!!

残り数名で定員になりますのでお申し込みを希望される方はお早めにお願いいたします。

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こんにちは
デザイン・工芸科
芸大デザインコースの山本です。

2学期の授業では演習課題に取り組んでおります。各自が集めた資料からの造形課題や絵の具を使ったデッサン課題など、様々な授業を展開しています。授業内での講師のデモストを紹介します。

そして、いよいよ公開実技模試の季節がやってきました!

今までやってきたことがどの程度身についているのか確かめる大事な機会です。入試まで改善すべき点も浮き彫りになることでしょう。皆さんのご参加をお待ちしております。

お申し込み、詳細は下記URLからどうぞ!

https://www.art-shinbi.com/koukai/2021/

映像科:公開実力コンクールの報告

こんにちは。映像科です。
先日の日曜日には武蔵野美大映像学科型の公開実力コンクールが行われました。受験対策の一年の折り返しとなるこの時期に、現在の実力をはかり今後の課題を見つけることが目的です。
参加した皆さん。丸一日で大変だったかと思いますが、お疲れさまでした!!

今回参加できなかった人のために、当日出題された課題とコンクールの様子をお知らせします。

■感覚テスト
下記の文章から想起する場所のイメージ、あるいは出来事のイメージを解答欄に絵と文章で表現しなさい。
「止まっているように見える」

■小論文
配付したモチーフを観察し、文章によって描写しなさい。必ずタイトルをつけること。(600字以内)
モチーフ:エアキャップシート

■鉛筆デッサン
配付されたモチーフを構成して描写しなさい。
モチーフ:エアキャップシート、色画用紙

□出題意図
3科目いずれも昨年以前の武蔵美映像学科の問題を踏まえた出題です。
感覚テストでは昨年の武蔵野美大の出題「はるか遠くを見つめて」という文章に「見る」という動詞が含まれている点に注目しました。「見る」という行為を映像的な場面として(時間と空間を想像させるものとして)表現してくれることに期待しました。
小論文と鉛筆デッサンでは、の武蔵野美大の出題で「亀の子束子」がモチーフとされたことから、工業製品でありながら、複雑な現象を生み出す「エアキャップシート」をモチーフとしました。モチーフをよく観察した上で、その場で発見したことを丁寧に表現することが評価に繋がります。

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講評会では「感覚テスト」「小論文」「鉛筆デッサン」それぞれの作品に対して評価のポイントを説明して、今後のアドバイスを行いました。その後は学科試験の得点も含めた上位の受講生に賞状と副賞の授与。おめでとうございます!

今年度初めての本格的な模擬試験だったこともあり、緊張して実力を出しきれなかった人もいるかもしれません。一般選抜の受験本番まではまだ四ヶ月あります。引き続き今後の授業で経験を重ねて、自信を持って試験に臨めるようにしていきましょう!!

彫刻科秀作紹介

こんにちは、彫刻科講師の新妻です。

朝夕はだいぶ涼しくなってきましたね。気温が落ち着いてきて制作が捗る季節ですね。と同時に受験生にとっては日々の制作がマンネリズムに陥りやすい時期とも言えます。

描く力と観る力は車体の両輪のようにバランスが偏るとうまく機能しなくなります。ここでいう観る力とはモチーフをどれだけ細かく観察できるかということだけではなく、あらゆる情報からそのものらしさに繋がる本質を掬える力であったり、描いたり作ったりする対象に感動できる力、またその初期衝動のドキドキを保ち続けられる力も含まれると思います。長めに制作時間が確保できるこの時期だからこそ、受験に受かるためだけでなく「FUN(楽しむ)」の部分も持ちながら制作に挑戦、没頭してほしいと思います。毎日課題に追われてるだけだと難しく感じることもあるかもしれませんが、意外とそれがあらゆる問題を解決する糸口になったりします。人を感動させる作品はまず作り手自身が感動して制作しているものですよね。

では作品紹介に移ります。

高い描写力が気負いのない佇まいに説得力を持たせていています。明快さと自然さのバランス感覚がいいですね。

光の演出が人物を魅力的に魅せています。ふわっとした調子と空間の抜け、意志の強さを感じさせる自画像です。

円盤投げの複雑な動きの印象を明瞭に捉えていますね。顔の印象をより近づけられるといいですね。

ゴロッとした大きな形のぶつかり合いを感じる表現が魅力的です。奥側への回り込みをさらに感じさせたいですね。

大きな量の模刻ですが要点を抑えながら仕事が出来ています。ここからのクオリティーを欲張りたいですね。

孔雀バトの高貴さと可愛らしさが伝わってきます。前面側の形の張り感の対しての尾っぽのシュッとした華やかさに印象が迫れるといいですね。

動物塑像と合わせて描いたドローイングです。動き回る動物を観察しながら、緩急のある線で存在感をよく捉えています。立体作品を作る上でまず紙の上でイメージを立ち上げることはとても重要です。

続いて夜間部生の作品です。

炭をうまく消化できていて髪、肌、衣服の固有色がクリアに感じられます。自画像ならではの作者の等身大の今を感じます。

全体の印象が描き出しから安定してきましたね。もともと持っていた完成度の高さがうまく機能しています。

ハーフトーンの幅が広がってきました。やり切りのパワーとそこにたどり着くための出だしの目的意識を高めていきましょう!

まだざっくりさは残りますがジョセフの印象をガツンと打ち出せているのが気持ちいいです。

臨場感を感じる描き味です。顔、髪の毛のディティールを大きな頭の形態にのせていけるとgoodです。

 

今回は以上です、また次回!