カテゴリー別アーカイブ: 新美

東京芸大 入試説明会の様子がHPに出ています

こんにちは。
9月に東京芸術大学で開催された入試説明会、皆様参加されましたか?
知らなかった方や、すでに締め切られてしまった方もいるかもしれませんね。
当日の説明会で配布もしくはスライドで流された内容が、芸大のHPに最近アップされましたので、
気になる方は見てはいかがでしょうか。
当日の話を聞いていないとわかりにくい部分もあるようですが、、、、

そんな方は、新宿美術学院で随時受験相談を受け付けています!
大学では聞けないようなことも、予備校ならではの視点でご説明しますので、
ぜひ気軽にお問い合わせください!

※ちなみに来年は7月に実施予定だそうです。

映像科・2学期ラスト?冬期講習へ向けて

こんにちは。映像科の森田です。
映像科は金曜日土曜日と夕方17時からの授業なので、この季節になると窓の外もすっかり暗くなり、季節の変化を感じます。そしてみんなダウンを着たりマフラーを巻くようになり、手には単語帳や赤本……という感じでそろそろ受験も後半戦ですね。映像科2学期の授業も今週でラスト。今回は冬期講習の内容と、受験に向けたポイントをお伝えしておきます!

●前期【EA】12/15~12/20 私立美大映像 志望校別対策コース *時間に注意
武蔵美映像学科、東京造形大映像系専攻、日芸映画・写真・放送学科などの小論文や作文対策など、6日間で制作と講評を繰り返してレベルアップを目指すコースです。このコースは時間が17時?20時なので高校生で授業があっても受講可能。初日に面接をした上で、受験に必要な科目や苦手意識を持っている科目を集中的に制作することもできます。

●中期【EB】12/22~12/29 私立美大映像総合コース
映像系の各学科・専攻を対象とした総合コースです。<制作~個別講評~リメイク~全体講評>の1日8時間授業は相当にハードですが、その分自分の作品とじっくり向き合うことができます。映像系の試験では絵にしても文章にしても、どれだけ自分の得意な「設定」をもっているかが勝負の分かれ目です。そういう意味で教室は試験前日ぎりぎりまでアイディアを作るための場でもあります。

●後期【EC】1/3~1/6 武蔵野美大映像特訓コース
武蔵野美大映像学科の実技試験「感覚テスト」「小論文or鉛筆デッサン」に特化したコースです。感覚テストでは特に画面のレイアウトと文章の構成を中心に、小論文はモチーフの捉え方を、デッサンでは今までの過去問の傾向を踏まえて、3時間でどう仕上げるかについて、解説を加えつつ制作をします。実技試験に安易な予想は禁物ですが、毎年このコースでやった対策がピンポイントに本番の高得点に繋がっています。年明け3日からの講習ですが、そこは受験生なので正月気分を振り切って(?)ちゃんと朝から来てくださいね。

★そして・・・
そして実技対策と並行して重要なのは、やはり学科です。特に武蔵美映像に関しては目標8割!リアルに7割!!石にかじりついても6割!!!(それ以下だと実技が高得点でも相当厳しいので)を合い言葉にしています。国語と英語も最後まで後悔のないようにやりきりましょう。ちなみに国語の対策に関しては、小論文の授業のオプションとして映像科の授業の中でも文章読解のコツを伝授したりしています。学科のアドバイスが欲しい人も駆け込み寺としてぜひどうぞ。

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12/1  1日体験講習

新宿美術学院 国立校 基礎科です。

ついに今年もあと1か月を切ってしまいました。
国立校の1期生達は、テスト前という人が多いようです。
テストが終われば一息ついて、あとはクリスマスとお正月。
年々豪華になる各地のクリスマスイルミネーションですが、
将来、そういった方面に進む人もいるかもしれませんね。

12/1は、1日体験講習を開催しました。
今回は、初級と中級の2クラスに分かれ、モチーフも少しだけ違いました。

初級モチーフ
モチーフ初級

中級モチーフ
モチーフ中級

初級コースではまず鉛筆の削り方から指導します。
そして先生のデモンストレーション。
デッサンを正式に習うのは初めての人も多く、
みんな真剣に先生の鉛筆の動きを見ていました。
デモ DSC06234

個人個人、丁寧に指導をしていきます。
デモ3

全景 全景2

9時からお昼休憩を入れて午後の4時まで、みんな集中して作品を完成させました。
1点1点、先生が講評をします。
良いところ、今後注意していくべきところ、他の人の講評を聞くことも勉強になります。

講評1 講評2 講評4

途中、個人面談の時間もあり、具体的な進路の相談も受けられます。
美大入試に関して、不安なこと、わからないこと、いろいろな質問が出ました。
今まで漠然としたイメージだったものが、少しは形になったでしょうか。

1日体験講習は12/15(日)も開催します。
お申し込みはこちらから。
http://www.art-shinbi.com/02kunitachi/oneday/index.html

1日体験講習を受けられた方は、無料で1ターム(2日間)、
冬季講習に参加していただけます。
2日間で1作品を仕上げますので、かなり密度の濃い授業になると思います。
ぜひご参加ください。

冬季講習1

お問い合わせは国立校まで。  042-577-1117

 

 

先端科 冬期講習会はじまります!

 

新美先端科の冬期講習会の授業内容をお伝えします。

前期、中期と2つのタームで授業を行います。

前期

個人資料ファイルの制作と総合実技対策を行います。

12月15日(日)?20日(金)
授業時間 17:00?20:00

 

中期

個人資料ファイルと総合実技、それと一次試験対策(小論・素描)を集中的に行います。

12月22日(日)?29日(日)
授業時間 9:00?18:00

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【個人資料ファイル対策】

これまでの活動をどのようにファイルにまとめればよいのか、4人の講師と面談を重ねながら形にします。

講評会では他の生徒のファイルを見ることで、ファイルにおける編集方法が作品や人によってどのように違うのか、見て、対話して学ぶことをします。

まだ作品が少なくファイルに入れる作品が無いという生徒も、授業内に作品プランを考えたり、講師と面談することで、漠然としたイメージを具体的にしていきます。

持参用具:今までの活動の記録や作品の写真、エスキース、制作のメモなど資料となりそうなものはどのような物でもよいので持参してください。
A4クリアファイル10ポケット(20ページ)も持参してください。

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【総合実技対策】

以前もこのブログで紹介しましたが、昨年度の入試からスタートした新しい試験内容です。この試験では、作品制作のプロセスを丁寧に展開してみせた試験内容です。

モチーフと製作者がどのように出会い、問題を設定し、作品化するまでを、全て評価対象にしています。

新美では、昨年度の試験内容をベースに、応用課題を準備しています。

課題の意図の読み解き、素材と向き合うことで、自分の知らない可能性を導きだしてください。

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【一次試験対策:小論・素描】

一次試験は、小論と素描の選択です。

新美では、小論、素描の2つのクラスに別れ、授業を行います。

【小論】
先端の小論文試験は、課題文からテーマを読み取り、あなた自身の考えをしっかりと「論述」させることを重視しているため、他大学の小論文試験に比べて難易度の高いものになっています。

先端の高レベルの問題に対応するために、新美の先端コースでは、常に多分野の優れたテキストをたくさん読み、読解し、自分の考えを論理的に組み立てる訓練をしています。2人の小論講師が、生徒のレベルに合わせて、厳選したテキストを用いて課題を作成し、たっぷりと時間をつかって課題文解説や講評をおこなっていきます。

朝から夕方まで授業に打ち込める冬期講習は、さまざまなテキストを読んで視野を広げ、読解力と論述力を飛躍的にアップするチャンスです。

芸大の試験だからといって、アート系のテキストばかりを読むわけではありません。文学、音楽、建築、哲学、思想、社会学、歴史学、心理学…… 小論コースで出題するテキストはバリエーションに富んでいます。

それらのテキストは、とても「良い」ものばかりです。内容が専門的であるため、普段は出会わないようなテキストばかりですが、そのぶん、読解できた時の喜び、驚きは新鮮なものになるはずです。一緒に、奥深い言葉の世界を楽しみながら、対策をしていきましょう。

【素描】
素描では基礎デッサンから応用課題まで、順を追って取り組んでもらいます。先端科の素描は出題もとてもユニークなのですが、やはり基礎力は大事です。そして応用課題では出題者が何を意図しているのか読み解きながら、一枚の作品として素描を組み立てていきます。

集中的に一次対策を行うことで、自分の今の実力と今後の課題を明確にすることが目標です。

まだどちらで受験をするか悩んでいる生徒は、小論・素描の両方試してみることも可能です。

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年を越す前に、できることは全てやりましょう。

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写真上:素描応用課題、下:小論表現課題

多摩美入試説明会と私事

こんにちは 油絵科 松田です。

先日行われた多摩美実技コンクールに続き、11月30日には多摩美の日高理恵子教授を新美にお迎えし、入試説明会が行われました。

多摩美を受験するにあたり、どの様な勉強をしていけばいいのか、受験生は具体的なイメージが沸いたのではないでしょうか。
大学の説明とともに、生徒の作品を一枚一枚丁寧に講評して頂き、ありがとうございました。

多摩美説明会201311302

 

さて油絵科としてはこれで今期最後のブログとなるようです、なので最後に私事など書いてお茶を濁してみようかな。

小さい頃から絵を描くのが好きで、絵描きになる事しか考えなかった典型的な思い込みの激しい子の話。
小学一年生から絵画教室に通うのですが、典型的な思い込みの激しい子笑なので、自分のやりたい事しかやりません。
田舎の絵画教室です、しかも小学生、多少なりとも主張のある絵を描くと忽ち褒められるわけです。
そして益々絵を描く事が楽しくなり、思い込みの激しい子が出来上がります。

高校に入学しますが普通科。  地元には美術コースのある高校がありませんでした。
自分の進学した高校があまりにも美術とかけ離れていたため、入学早々辞めたくてしかたありませんでした。     男子校特有の悪友は沢山でき、結果楽しんじゃいましたが、、。

高校二年生の頃から地元の美術研究所に通い始め、本格的に大学受験を意識し始めます。
高校にはいってから唯一絵を描ける環境だったので、楽しくてしょうがありませんでしたが、この時にはまだ東京芸術大学の存在など全く知りませんでした。
田舎では武蔵美や多摩美のほうがネームバリューがありましたね。

ほどなく浪人する事になるんですが、家の事情などもあり、4~5浪目に新美にお世話になりました。
もう25年ほど前の話です。
浪人という世間的には不安定な立場でしたが、本人はいたってのびのび!  色々な事情から開放され絵のことと〇〇の事だけを考える事ができる至高の時間でした。
親元から離れてる事を良いことに、将来の不安を全て棚上げ、絵にも〇〇にも没頭。
受かったから良いものの、落ちていたらとんでもないヤツです。

当時の予備校は面談など殆ど無く、講評会が指導の中心でした。
個人的な指導はあまりありませんでしたが、私にとってはそれがとても居心地の良い環境でした。
当時の先生のあるお言葉   【教えないことも教えてる事】  という教え。
これは私の感覚にピッタリくるものでした。
講評会で客観的な意見を聴き、後は自分で答えを出していく。
人の出した答えを鵜呑みにする事ほどつまんないことは無いですからね。
間違っていても構うものかと、ここでも典型的な思い込みの激しい子が顔を出したりださなかったり

創作の世界は特殊ですね、人の数ほど答えがあっていい
入試の時期が近づいてくると不安を抱く生徒さんも多いのではないかと思いますが、やりたいことを思い存分やってください。    そして絵を描くことを楽しんでください。

今期最後のブログになりますが、受験まで残りの三ヶ月が生徒さん達にとって有意義な時間になるといいですね。