カテゴリー別アーカイブ: 新美

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こんにちは。先端科です。

センター試験おつかれさまでした。入試直前講座もスタートし、いよいよ本番に向けてラストスパートです。

常に試験を意識して緊張感をもつことはとても大事ですが、考えすぎると、狭い視野の中で悩みすぎてしまうこともあるかもしれません。そういうときは、ついつい物事の境界をはっきり決めてしまいたくなるものです。美術とはこういうものだ、自分はこういう人間だ、云々。それがはっきりしないと、不安になります。でも、そもそも先端科は、はっきり決められないこと、わからないことを、どこまで考えられるかやってみようという場所であるとも言えます。(屁理屈かもしれませんが)

受験生のみなさんも、来年先端科を受験しようか悩んでいるみなさんも、まじめにゆるい先端科ラジオをどうぞ↓

https://note.mu/shinbisentan/n/n5d31c81cb407

センター試験はどうでしたか?

こんにちは。工芸の松井です。
センター試験が終わりましたね。このセンター試験で入試スタートの人も多いですよね?
落ち着いて第一関門こえられましたか?
学科に関しては僕は祈る事しかできません。って事で祈ってきました。securedownload
センター試験直前の15日、大安の午後に湯島天神へ。1人1人の名前と顔を思い浮かべ祈願してきました。この日はすごく冷たい雨がパラパラ降ってましたが、歩いて行った方がご利益ありそうな気がしてこの日の仕事場の水道橋の湯島までテクテク行きました。
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さぁ次は私大?芸大の実技試験?いよいよ本番ですね。
ところで、試験も近づくこの季節になると学生の口から「私は本番に弱い‥」や「メンタル弱いんです‥」とか「私って本当にダメ‥」なんて言葉が漏れ聴こえてきます。
そこで今回は試験に向けての心を鍛える為のアドバイス。『プラス思考で結果にこだわり続ける!』です。試験に向けて日々の課題をこなしていく中で、上手くいっていない事を克服していくことは大切です。ただ完璧に克服しなくても大丈夫。上手くいっている部分の足を引っ張らないようになれば‥
そして1つ上手くいっていないところを見つけたら、その倍良い部分を評価してあげることが大切!そしてそれを講評ノートに書き留めていくことです。ネガティブになりがちな思考をポジティブな方向に転回していく癖をつけるんです。
ピンチに慣れる事はとても大事。実技試験で始まりから終わりまでずっと順調に進むことは稀です。だからこそ臨機応変に柔軟に対応していくリカバリー能力が必要です。ですから失敗はウェルカムくらいな気持ちで日々取り組むべき、失敗を恐ず、積極的なチャレンジを繰り返しましょう。
失敗すれば、そりゃ誰だって落ち込みます。ただ、落ち込んだ気分でずっと後悔し反省していないで『どう改善するか』と、できる限り短時間で気持ちを切り替えていく事が大切です。
他者から安易にアドバイスを求め解決した気にならずに、今自力で出来ることから取り組むべき。それが結果に結びつくことで失敗を立て直した事ご逆に自信となって跳ね返ってくるはずです。
自分はここで勝負する!という己が活きる部分をみつけ、そこに勝負をかけられれば、それが個性となり切り札となるはずです。自分の中から探し当てた『ココ』を試験まで磨き続けてください。

あと体調管理も大切‥心と身体を休める時は休める。ON?OFFの切り替えが上手になることも結果に結びつける為には大事です。
最後に「負けず嫌い」も大切。負けず嫌いは心と技を鍛えます。毎課題結果にこだわり続け「自分は絶対上手くいく!」と強く自分に暗示をかけ残された時間を精一杯頑張りましょう!

誰が描いた絵でしょう?

こんにちは。油絵科の関口です。

 

今日は趣向を変えて、クイズ形式でいきます。古典絵画に興味のある人は是非チャレンジしてみて下さい。

さあ、誰が描いた絵でしょう? 難易度3

アングル手

デューラー手

ルーベンス手


レンブラント手

どれも特徴のある手ですが、これで全部分かった人はなかなか絵を勉強している人だと思います。手を見るだけでも、充分にその作家らしさが出ています。

 

さあ、ここからはヒントです。 難易度1

①の全体像
アングル

②の全体像デューラー

③の全体像
ルーベンス

④の全体像
レンブラント

さあ、分かりましたか?
古典は好きじゃない、という人には難易度5だったかもしれません。実際はかなり有名な絵も含まれているので、分からなかった人も知っていて損は無いと思いますよ。

 

答え
①アングル
②デューラー
③ルーベンス
④レンブラント

高校生デッサンコンクール

こんにちは。講師の小川原です。今日新美では高校生デッサンコンクールがありました。各地から本当に大勢の皆さんに参加していただいて、盛り上がりのある内容になったと思います。ありがとうございました!僕は採点から参加したのですが、制作終了間際、作品の回収の為にアトリエに入った時、まさに熱気が伝わってくるようでした!素晴らしい取り組みだったと思います。
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採点中は校長の三上先生と、デモンストレーションをしてくれた新美出身の芸大生によるデッサン解説が行われました。デッサンって突き詰めていくと結局は感覚で覚えていくように経験を重ねていかないと本当の意味での力はつかないものですが、その導入として知識的側面を理解する事はその後の成長を加速させる為には非常に重要な部分でもあります。そういう意味でも新美のような予備校の存在は大きいものなのかなと自分の受験期の経験からそんな風に感じたりします。
受験って1年で1回しかチャンスがないから出来るだけ手っ取り早く上手くなりたいですから。でもただ闇雲に数をこなしてもダメで、「デッサンの作法」みたいなものを吸収していく必要があります。三上先生はそうした「仕組み」の説明がとてもうまいのでかなり参考になったと思います。今の段階で実感が無くても、これから経験を重ねていく中で必ず役に立つ事を話してくれたと思うので、しっかり覚えておいて壁にぶつかったら思い出してもらえるといいと思います!
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デッサンの解説資料が配布されました。基本的なデッサンの見方、捉え方の解説や、各科の石膏デッサンプロセスも全て入っている保存版です!新美はこうした資料も豊富なので、今回参加できなかった人も次の機会に是非もらっておくと役立つと思います。
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今日のデモンストレーション作品です。
ブルータス。空間のつくり方が巧みで、とても爽やかで心地よい印象の作品だと思います。視線をグッと引きつけたいところ、スッと逃がしたいところ。それらのバランスがとても良いです。
画面全体の調子に無駄が無く、響き合っている事にも注目してほしいです。お?!やっぱり芸大生って上手いな?って感じさせられる1枚です。(遠目でも良く見えますが、近目でどこを見ても意図的に表現に変化があって飽きさせない内容になっています。)IMG_1298
マルス。像の持つ量感を説明していく時に、最終的な作品のビジョンが曖昧なまま無理にコントラストを上げて形の角を表現しようとするとどうしても嘘っぽくなってしまいますが、この作品の良いところはそうした方法論に捕われず、調子の幅をどんどん増やして行くことで(しかも自然に)リアリティを引き出しているところにあります。こういう作品を見ると、デッサンって難しく考える事は無くて、「見たまま」を表現する為の「描き方」であればいいんだなと改めて感じさせられます。
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数がとても多いので上位のみの全体講評の並びとなりました。僕は採点に参加したので全ての作品を見させてもらいました。上位の作品はこのままでも芸大1次は通って行くだろうなというくらい素晴らしい作品だったし、それだけの経験も感じました。今回上位に食い込めなかった人たちの作品からも強い熱意が感じられました。今の気持ちでどんどん経験を積んで行けば1年後には相当な力がつくはずです。是非希望する大学の合格に向けて励みにしてもらいたいです!
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上位の作品は全体の前での講評を行いました。良い作品の良さの所以は一体何なのか、皆に伝えたいです。
国立校校長の武田先生の総評。
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上位の作品の個別講評。希望する専攻の先生が講評しました。僕は彫刻科の講師なので彫刻希望の生徒を講評しました。
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授賞式。1?7位までの入賞者に賞品や賞状が贈られました。おめでとうございます!これからもたゆまぬ努力を!
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その後個別講評へ。今日学んだ事をこれからの制作に生かしてくれたら嬉しいです!

さて、こうしていい1日が過ごせたと思います。僕も気合いの入ったデッサンを講評できて楽しかったです!ありがとう!
デッサンはとにかく継続によって上達するものです。特に現役生は毎日新しい事を吸収していける土壌をもっています。それだけ上手くなる伸び白も大きいのです。
もちろん受験では浪人生と同じ土俵で戦っていくことになります。経験が大事と言っておきながら、経験数では勝てないですよね?でも事実、例え芸大であっても現役で合格していく学生は少なくないのです。では何がその差を埋めているのでしょうか。僕はこれまで長く講師をやってきたし、何人も現役で芸大に受かって行った学生を見てきましたが、彼らには総じて「勢い」がありました。勢いと言うと何とも抽象的ではありますが、言い換えると、いい作品を描こう、つくろう、とする事に対しての貪欲さ、とでも言いますか。1回の課題に対する集中力がものすごく高い事が印象的です。これは現役生特有のものであると感じています。この生き生きとした集中力が作品に魅力を与えるのです。技術的に上手い作品はもちろん評価されるし、それも無ければならないものではありますが、それだけではないところが美術のおもしろいところです。
最初から上手くなくていいです。出来なくて当たり前!でも上手くなってやるぞ!どんどんやるぞ!という気構えがあれば十分です!あとは先生がうまーくいい方向に誘導してくれるので(笑)とにかく前進していく気持ちは強くあってほしいです。
合格への秘訣!「描く事、つくる事を素直に楽しむ事」「新しい事を学ぶ事にドキドキを忘れない事」「クロッキーを欠かさずやる事」以上です!頑張りましょう。応援しています!

 

基礎科 冬期講習お疲れ様でした

こんにちは。新宿校 基礎科です。

冬期講習を終えて新学期がスタートしました。

高校2年生は受験生になるためのラストスパートです。気を引き締めて頑張りましょう!!

 

日本画の静物着彩。

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こちらは平面構成。

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みんなとても集中しています。

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以上、冬期講習の様子をご紹介しました。

さて、明日はいよいよ高校生デッサンコンクールですね!1位はiPad mini!

とてもうらやましいです笑

日頃のがんばりを試せるチャンスでもあるのでぜひぜひ奮闘してほしいと思います!