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6月21日(日)先端科 プレ夏期講習会のお知らせ

こんにちは、先端科です。

6月21日に行う「プレ夏期講習会」のお知らせです。
無料で受講できますので、是非この機会に試してみてください。

《はじめての総合実技対策》

先端プレ夏期ブログ

試験と言われると、何だか緊張しますね。能力を試されているように感じてしまいます。
先端科の試験では、与えられた課題や素材から、自分なりのアイデアをかたちにできるかどうかが鍵になります。
アイデアはひとつではありませんし、どんなに小さくても構いません。
一息になにか大きなものがつくられるわけではなく、小さな発見や工夫の積み重ねが大切です。
たとえば一般的なテストでは、こたえのが正誤がそのまま点数として結果になりますが、先端科の試験はそれとは少し異なります。
最終的なこたえに辿り着くまでのアイデアの積み重ねが評価の対象になります。
重要なのは、実際に課題や素材に触れ、考え、試してみないことには、そもそもアイデアは出てこないということです。
まずはこのプレ夏期講習会からはじめてみましょう。

時間9:00~18:00

タイムテーブル 
9:00~9:30 イントロダクション
9:30~12:00 ドローイング+ディスカッション
13:00~16:00 造形課題(個人面談)
16:30~18:00 ディスカッション+講評会
※時間内に芸大・美大入試ガイダンス、面談も行います。

【ゼミ内容】
二次対策(総合実技)を想定した内容の課題に取り組みます。
これまで対策をしてきたひとは、試験の雰囲気を知る機会になります。
また、先端科に興味はあるけど受験をするか迷っているひとは、一通り試すことで受験をするか判断できる良い機会だと思います。
外部生対象で個人面談も予定しています。
はじめての方でも気楽に参加してください。
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持参するもの:鉛筆などの筆記用具、色鉛筆、はさみ、カッター、定規1本(60cm以下)、のり

道具の他に、今まで制作した作品の写真、ファイル、小論文など個人を表現する資料があれば持参してください。

渋谷校のデモンストレーション制作

こんにちは、渋谷校、古関です。

今日は渋谷校の授業の様子を紹介します。
先週は受験科デザインコースでは石膏デッサンを
制作していました。

芸大の大学1年生が隣でデモンストレーションで制作したり、
学生の先生が着彩やデッサンを制作してお手本を見せたりと、
わりと和気あいあいと制作しています。

この後も6月21日に1日体験があったり、
1周間無料体験などもあります。

まだ、予備校の決まっていない高校生は、
ぜひこの機会を利用してみてください。

授業の様子の写真は撮り忘れてしまいましたが、
デモンストレーションの作品の一部をご紹介します。

渋谷校

渋谷校デモンストレーション

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映像科:木金日コースの近況・自由研究発表

こんにちは。映像科の森田です。
先週日曜日の午後はGW期間の宿題だった、映像に関する自由研究の発表をしてもらいました。「今自分が興味を持っているアーティスト」または「今自分が興味を持っているジャンル」についてリサーチをしたことを、一人ずつプレゼンテーションしてもらうというシンプルな内容です。
こういった発表形式の授業は、もちろん推薦入試を受ける予定の人にとってはそのための対策(プレゼンテーションに慣れるためにも)となりますが、同時に一般入試で受験する人にとっても、一度受験から離れて自分が「本当に好きなもの」を掘り下げてみる良い機会になります。何より他の人の発表を聞くことが面白い。

当初の予定では「一人大体15分」ということでスケジュールを組んでいましたが、その時間では全然収まりませんでしたね。。でもむしろそれくらい喋れる内容があるという意味では全然OK。人前で喋るのがあまり得意じゃなくて…という人もいると思いますが、興味のあることを話していると聞いてる周りの人も自然と引き込まれてきて、結果的に思わず熱っぽく話せてしまったりします。

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ちなみに発表のテーマの例としてはこんな感じ(タイトルは必須ではなかったのでこちらでつけてるものもあり)
・ジャンルとしての「ホラー映画」
・アニメーションのオープニングとエンディングの映像について
・写真家・荒木経惟の人物写真の魅力
・ストップモーションアニメについて(AardmanとLAIKA)
・新房昭之の演出について
・アニメ『バッカーノ』のストーリーの叙述方法について

などなど。

今週からは感覚テストの対策もはじまってます。

才能について

こんにちは。油絵科の関口です。久々のブログです。今日のテーマはちょっと仰々しいですが才能についてです。

 

新美で講師をしていると、保護者会などで「ウチの娘(息子)には才能ありますか?」みたいな事を聞かれる事がよくあります。僕は大抵「大丈夫ですよ」と答えますが、ちゃんと根拠があります。それにしても、一般の方がイメージする「絵の才能がある」というのはどんな人達なんでしょうね?

 

音楽の世界ではよく「バイオリンをやるなら、遅くても3歳迄に始めてないといけない」みたいな事を聞きます。もしかすると、そんなイメージを美術にも持っているのでは無いでしょうか?

音楽と美術の決定的な違いは、道具(この場合、楽器と画材)の扱い方にあると思います。

楽器はバイオリンでも、ピアノでも、クラリネットでも、何を選んだとしても、ひとつ一つ楽器で音の出し方に絶対的なルールが存在していますし、絶対音階という言葉が存在している通り、まず絶対的なものが存在しているため、それをいかに正確に、頭ではなく反射レベルで覚えるか?という部分が大事になってくるのだと思います。(音楽に関しては完全な素人なので、間違っているかもしれません)

それに対して、美術(特に油絵)はどうでしょう。道具の使い方は人によって全然違いますし、絶対的なルールみたいなものも存在しないと考える方が自然な気がします。よくピカソが11?2歳頃に描いたデッサンが抜群にうまくて、だから後に描かれた訳の分からない絵はきっとスゴいんだ…みたいな風潮があります。僕も以前このブログでピカソの若い頃のデッサンを紹介した事もありました。しかし、正確で抜群のデッサン力があったからと言って、一流の美術作家になるとは限らない。と僕は考えています。

 

以前ネットで天才少年、天才少女と謳われている記事を発見しました。

一人はイギリス人のキーロン・ウィリアムソン君。キーロン9歳
わずか9歳の少年が描いた、という風には思えない程上手に描かれていますし、この時点で二流のプロの画家よりも遥かに良い絵だな…と思います。

彼は今13?4歳の筈です。

 

もう一人はアメリカ人のアキアネ・クラマリックちゃん。
アキアヌ4歳
この子も4歳とは思えない程の観察力と良い表情を描いています。

アキアヌ6歳
6歳の頃に描いたこの絵も生き生きとして、抜群に良い絵ですね。

アキアヌ13歳
13歳ではこんなに上手くなっています。

アキアヌ16歳
16歳ではこんな感じ。うーん確かに上手なのですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきましたね。

彼女は1994年生まれという事で、皆さんとあまり変わらない年齢ですね。
彼らがこれからどんな活躍をするのか?楽しみではありますが、潰れてしまわないか…心配でもあります。ある程度大人になり、美術の奥深さを知って、どの要に変化して行くのか?の方に僕は興味があります。
あとこの記事を読んで、歳下の彼らが描いた絵より下手で、落ち込んだ人もいるかもしれませんが、美術は高校生やある程度大人になってから始めたとしても、全く問題ないと思っています。美術の世界は神童と言われる人しか活躍できないジャンルではありません。長い、長?い道のりです。自分の興味のある事に没頭し、好きな事をとことん追いかけて行ってもらいたいと思います。その先に自分にしか出来ない事がきっと見つかる筈です。

 

 

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あと、私事でたいへん恐縮ですが、5月28日から横浜のJR石川町駅近辺にあるギャラリーアークで個展を開催します。興味のある方は是非お越し下さい。風のサーカス1
風のサーカス  F8号キャンバスに油彩

ギャラリーアーク
http://ark.art-sq.com

くにたち デザイン・工芸コース

 

大学通

新年度も1ヶ月が経ち、学生達もようやく新美に慣れてきたようです。
国立校では4・5月、入試に必要な基礎力を身につけるため幅広く課題に取り組んでいます。

デザイン・工芸コースでは今週、写真模写の授業を行っています。
写真を絵具で写すという単純な課題ですが、しっかりやりきることで表現技術や色彩の理解はもちろんのこと完成を知ることが出来、今後の課題制作に必ず役に立つことでしょう。

制作全体

制作

写真  ?外岡

夏目制作  ?伊藤・石亀

まだ制作途中ですが、だいぶ完成に近づいている人もいます。

講評2

講評1

新井    ?田上

石亀 ?増澤

前田

完成までもう一息。
一つ一つの課題をしっかりやりきることが大切です。