カテゴリー別アーカイブ: 新美

彫刻科 夏期講習中期!!

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こんにちは!彫刻科講師の稲田です。夏真っ盛りで暑い日が続いていますね。彫刻科の夏期講習も毎日、緊張感を持って課題に取り組むみんなの姿勢が熱くていいですね!
内部生も講習会に参加している外部生のみんなもお互いに良い刺激になっていると見ていて感じます。
まだまだ、夏は長いです。最後まで全力で楽しみながら課題に取り組みましょう。

では、さっそく夏期講習の課題から今回も作品を紹介していきましょう!!

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ミロのヴィーナスの大きさと量感が良く捉えられています。ここから1つ1つの形にもっとリアリティが備わって行くとぐっと魅力が増すと感じます。

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首像としてモデルさんの印象を大切にしながら丁寧に作り上げた作品だと思います。少し離れて見ると人間性を醸し出す緊張感のある作品になりました。この作者は時々、作品がかたくなることがありますが、かたさが良い方向に出た作品になりました。
ここからは、僕が実際に浪人時代制作した模刻を少し見ていきたいと思います。
みんなの塑造の模刻を見ていて感じるのがスピードとパワー不足です。限られた時間の中で作り上げていくには、どんどん量をつけて粘土をコントロールする力が不可欠です。全体から部分、部分から全体と絶え間なく切り替えて進めていく事に慣れていってほしいです。下の塑造は、あばたのヴィーナス、シーザーの模刻です。制作時間は6時間です。

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自分で今振り返ってみると足りない部分も見えてきますが、模刻をする際の密度は最低でもこのくらいしっかりと作れるようになっていきましょう。
みんなにも本物よりも本物らしい模刻をつくり出せる力を付けさせる事を目標に指導しています!!どんな条件下でも怯まず作り上げる力を身につけるように一緒に頑張って行きましょう!!

今回はこの辺で。次回のブログ更新は講習会も佳境です!みんなの力を発揮した作品を紹介出来るように期待しています。

夏スペシャル!!

デザイン科総合コースの滝口です。

夏期講習Ⅱ期、Ⅲ期に入り、講習会も8時間講習で、朝9時から6時までとハードな日程になってきました。
夏期講習会では、毎年夏のスペシャル授業と称して、デザイン科でも現役芸大生のデモンストレーションや、特別レクチャー等を行っています。
芸大デザイン科コースでは、Ⅱ期に平面構成、Ⅲ期に立体構成のレクチャーとデモンストレーションを行いました。

Ⅱ期の平面構成レクチャーでは、7月に制作し現在新美チャンネルにもアップされている芸大系平面の作品を制作した芸大2年生の村上先生に、プロセス撮影してある映像を見ながらの解説をして行きました。
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↑撮影画像が悪くてすみません。僕の携帯カメラが故障気味で・・・

作品はモチーフと◯△◇がテーマという内容で、基本的なモチーフ描写や表現技法が中心になっています。
新美チャンネルはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=tS6GvVC471M

新美チャンネルでは伝えきれない、より具体的な描写や表現の仕方を解説しているので、フィニッシュまでの細かい内容まで突っ込んで話す事が出来ました。特に描写のテクニック等は、なかなかデモンストレーションで伝え難い部分。早送り再生で、しっかりと最後までの細かいポイントも解説出来たのは凄く良い機会だったと思います。
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その後、その日の同じ課題でデモンストレーション。手と想定の「本」というちょっと一風変わった課題でしたが、村上先生らしい表現の魅力や、見ないでも美しい花の線を描く事が出来る描写力はさすがです。
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Ⅲ期では、立体のレクチャーを三上先生に解説してもらいました。
テーマは「デザインとは?」
立体での発想やアイデアを形にして行く過程や重要なポイント等、分かりやすく図式化してもらいました。
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また、初心者には、粘土や紙の基礎となる道具の使い方やちょっとした作り方のコツ等を実演。初めてで色々と分からない事も立体では多いですが、この基礎の作り方を知るだけで、随分と立体の楽しさが分かったりもします。
普段は私大コースで立体を全く作った事のない学生も、今日初めて作ってみましたが、上位作品に選ばれていて、デザインの考え方がしっかりとして行ければ、経験数が少なくても全然大丈夫なんですよね。
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デモンストレーターには、芸大の3年生の倉持先生に作ってもらいました。課題は、紙と粘土で「火水風土」から2種類選択して。
倉持先生の粘土のちょっとしたテクニックは神業もの。シンプルな作り込みも凄く上手く見せる事が出来て、引き込まれて行くような精度があります。粘土で作ったライターの描写は、シンプルだけど色んなテクニックが使われているんですよ。
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実際に間近で作品の作り方を見れるのは、大事な体験です。
夏もまだ中盤戦!!
夏は本当に伸びて行く時期。普段の授業より大人数で色々な作品に触れて行きながら、どんどんスキルアップをしていきましょう!!

基礎科 夏の講習会上半期ダイジェスト!!

新美基礎科の夏期講習、ちょうど半ばもすぎました。
続々と夏の成果があがってきています。
今回は皆さんの頑張っている授業の様子、傑作の一部(上半期)をご紹介します!

【デッサンコース】

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【油絵コース】

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【彫刻コース】

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【日本画コース】

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【デザイン・工芸コース】

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まだまだ、下半期へつづきます!

映像科:夏期講習会・中間報告

こんにちは、映像科講師の森田です。東京の連続する猛暑日と同じくらい暑い/熱い映像科の夏期講習は続いています。
普段は画用紙と原稿用紙に向かうことが多い映像科ですが、8/3からのⅢ期では推薦入試の対策をメインに、連日映像作品の制作やプレゼンテーションなどしています!
この日は「ポートフォリオ制作・ワークショップ」と題して、自分がこれまで制作してきた映像作品や写真作品(またはこれから制作する予定の作品)をファイルのかたちでまとめるためのレクチャーとパイロット版の制作をしました。推薦・AO入試で映像メディア系の学科・専攻を受ける人にとっては差し当たりポートフォリオなどの作品提出がありますが、美大に入ると自分の作品をまとめる機会はつねにあるので、そのための練習でもあります。

午前中はまず、古今東西様々なアーティストやデザイナーの作品集を見ながら、作品のメインビジュアルの見せ方やテキストの解説、ファイルのレイアウトを研究してみます。「映像を紙媒体で魅力的に伝えるにはどうしたら良いか?」意見交換もします。

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午後はデザイン学科出身の野澤先生によるレイアウトの基礎講座を踏まえて、実際に自分の作品をファイルのかたちにしてみます。最後には一人ずつタイトルを付けて発表。今回のパイロット版の制作を踏まえて、残りの期間でブラッシュアップしていきましょう!

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この機会に映像科の合格者のポートフォリオの一部を紹介。
以下は昨年の武蔵美映像学科クリエーション資質重視型の合格者の再現ポートフォリオです。写真を使った平面作品と展示のドキュメントが中心。かなりシンプルな、ともすればちょっと不安になるくらい寡黙な印象のファイルですが、テーマやコンセプトなどしっかり考えて解説を添えているところなどが評価されたようです。

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こちらは数年前に東京造形大学AO入試でアニメーション専攻に合格した学生が制作したポートフォリオ。一転してこちらは表紙からして楽しそうなつくり。全体を通じて「絵を描くことが得意でデッサン力にも自信あり」ということをアピールしつつ、一方でアニメーションの原理的な部分にも興味があるということを、一冊でうまくまとめています。

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ちなみに作品提出期間は、東京造形大学の各専攻は9月、武蔵美映像学科のクリエーション資質重視型は11月となっています。推薦入試を受けようと思っている人は(夏休みの自由研究的に)これまでの自分の作品、活動をまとめておくようにしましょう。

9月入学 特待生募集中!

こんにちは。
8月1日より、9月入学特待生試験の受付を開始しました。
8月26日(水)に実施します

9月入学を希望する高卒生で、熱意と集中力のある学生を広く募集しています。
特待生に認定されますと、本校規定により授業料の一部が免除される制度です。
これから新美への入学をご検討の高卒生は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

詳細はこちらでご確認ください。
http://www.art-shinbi.com/tokutai/index.html