カテゴリー別アーカイブ: 新美

国立校の5月後半です。

過ごしやすい季節です、そろそろ梅雨が近づいてきた気配がしますね。国立校です。

授業あたって、色々な資料を見せたり実演したりしています。今回は、実演したり、解説に使った参考資料を少し見せていきます。

鉛筆の乗せ方や、鉛筆の色の作り方、形の捉え方、進め方の手順などなど、分かりやすく解説しながら実演しています。

黒板を使って講評でも解説します。

進め方が理解することが、上達の第一歩になります。

綺麗な色の組み合わせや、構成なども見せることで理解が早くなります。もちろん、自身で調べていくことも大事です。日頃から資料になりそうなモノを積極的に集めていきましょう。

油科は、ちょっと面白いモチーフを描いています。観察や興味から自分で絵を作っていくことが大切ですね。何事にも好奇心を持つようにしましょう。

デザイン工芸科夜間部の5月後半

5月の後半です。

基礎課題や演習は、実践的な課題をこなしていく上で土台となっていきます。土台や骨組みをしっかりしてから、形を作っていく建物みたいな感じです。倒れない強いモノを作ってほしいので、基礎をしっかりとやります。

前半よりももう少し踏み込んで理解を深めてもらいました。なかなか慣れない感じでしたが、頑張ってついてきてくれたと思います。実践的な課題にで応用してほしいです。

簡単なモチーフでも、意外と難しいところがあります。料理のさしすせそのように手順を理解して進めましょう。

平面構成は技術も必要になります。そして、綺麗な仕事を心がけて作業しましょう。

学生講師による、大学説明会もありました。モチベーションがあがって、有意義な時間でした。

まだまだ、修業は続きます。

先端芸術表現科第一回講評会

こんにちは先端芸術表現科です。

27日日曜日は、課題制作ではなく、自分の作品を発表し講評会を行いました。

自分の移動の足跡を駅前の地図を撮影することで、露わにしながらそこでの「自分」をある意味で消去していくような作品、
暗闇で口内を用いて「鑑賞」する作品、プログラミングを用いたゲームや、新しいSNSの提案、ウェブサイトへの訪問を家になぞらえて、ゲストユーザーを招待する作品など、まだまだ完成とまではいかないですが、今の自分の興味について考え、既存の美術や表現のあり方にあわせるのではなく、表現を立ち上げようとするような、刺激的な試みが提出されていました。

この場所で終わるのではなく、今後もさらに制作を継続していきながら、自らの表現の有り様を常に問い直しつつ、手と頭で考えていくことを持続していくための場所として、講評会はこれからもだいたい月に一度のペースで行っていきます。

そして今週からは、2週間かけて1つの制作を行う課題を2つ行います。
最初の課題は、「X年前/x年後」と題し、リサーチをベースとした制作のあり方について考えていきます。課題の概要は以下の通り。


これは作品制作の基礎を学ぶ為のプログラムです。ここでは「現在」の中で作品制作を行うために、過去と未来について想像してもらいます。それぞれが好きな数字をxに代入し、その中央に位置する「現在」にしかできない表現を目指すのです。前半では過去の事例の「リサーチ」という作品制作に欠かすことのできない方法を学びつつ、その成果を元に未来を想像する方法を会得します。後半ではリサーチの結果と未来への想像力を元にして、実際に作品を制作します。


無料体験や授業見学は、随時行っております。
先端の授業は、火曜水曜の17:30-20:30、日曜の9:00-16:00となっています。

 

 

秋葉原校 1日体験終了しました!

秋葉原校の石崎です。
本日の体験、無事に終了しました。
沢山の方にご来場頂きまして、誠にありがとうございました。

目玉企画として用意したデモスト二本立ても、沢山の方に見て頂けたようで嬉しい限りです!

私、ちょこちょこUDXの様子を見に行っておりましたが(近いので、、、)
足を止めてモニターを見ている方を見つける度に「ふふふ」と思っておりました。笑
ありがとうございます!!

最終的にはこのような仕上がりとなりました。
描き出しからおおよそ6時間くらいです。

今日は行けなかったけど、体験受けて見たかったなあという方は
通常授業体験もございますので、こちらをご利用下さい!

それでは、また。

彫刻科 近況

彫刻科昼間部講師の氷室です。
早いもので、5月も後半ですね!
6月を乗り切るとすぐに夏期講習が目前です
この時期には、積極的に方法探しや道具選びにも自分なりに研究していって欲しいですね!

彫刻家の舟越保武さんは、本の中で
「私は、毎日デッサンをしているのだが、しょっ中同じ様な失敗を重ねている。
横道に外れる時と同じ様に、はじめから細部にこだわると、全体の形が壊れてしまう。
いくら細部を描きこんでも画面全体の幹を忘れた細部は、かえってぶち壊しになる。
樹木を描くにしても、幹がしっかりしていなければならない。小枝や葉がなければ樹にはならない。」
と、デッサンについて書かれています。あの有名な作家さんであっても、みなさんが今、体感し考えていることと同じ事を考えているんですよね。
彫刻家においては、特に切っても切れないテーマだと思います。
だからこそ今の基礎が大切なんです!

さて、ここから最近の秀作を紹介します!


春期講習から取り組んでいたラオコーンの模刻です。私は初めてラオコーンの模刻を見ました!
量も大きく、動きの激しい像を模刻するのは難しかったと思いますが。作者は真摯に制作に取り組んでいました!その結果がどれほどの自信に繋がることか、感心させられます!
心棒の作り方から模索し、大きく粘土を扱える経験は、今後にも活きてくることは間違いないですね!


自主的に取り組んだ自刻像です!骨格から意識し、人間であることを問う作業。
鏡で自分を見る作業では、3次元的に形を捉える事が難しいので、思っている以上に後頭部側を意識せねばなりません。シンプルに学ぶ事が多い、この時期ならではの自刻像は非常に魅力的な作品でもあります!

ここからの3枚は自画像です。
こちらへ向けられる眼差し、洋服の色までも伝わる様な取り巻く空気。なんとも言えず、内側で無意識に感じていることが表現されてしまう。
彫刻とは何なのか、特有の何かを感じる3枚が揃いました!


頭部の印象はもう少し構造的に強さが欲しいですが、動きやねじれ、形がとても丁寧に描かれています。アムールの特徴に良く迫れた1枚です!


こちらは、現役生のデッサンです!
視点もあり、ここまでフォーンを表現出来る実力!凄いです!炭がピタット動きに張り付いており、綺麗ですね。

今回はここまでです。
上手く自分のリズムを見つけて、新しい事を探し発見する1学期にしてください!!

展示のお知らせです。
7月2日から14日まで いりや画廊にてグループ展が開催されます。
もし良かったら足を運んで頂けると嬉しいです。
http://galleryiriya.com/


どうぞ宜しくお願い致します。