カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

留学生の6月

 

こんにちは、留学生科です。

みなさん、初夏を楽しんでいますか。
新年度が始まってから2ヶ月以上が経ちました。
一学期終了まで時間がそう長くありません。
(怖いことを言うと、)留学生試験まであと半年です。夏が近づけば近づくほど、いよいよ猛特訓の季節!といった感じで、留学生たちは張り切っているように見えます。

EJUやJLPTの季節でもあるので、やることがたくさんある中でしっかり体調管理をしながら進めていきましょう。

 

先日デザイン・工芸科夜間部では、【デモストを見るだけの日】がありました。
日本のデッサンが大事にするもの、そして時間制限がある中でデッサンを描くとはどういうことなのか、とても学びが多かったのではないでしょうか。
言葉で説明してもピンとこなかった部分も、自分の目で見れば一目瞭然。
気づきを話してくれた生徒もいます。

その後平面構成についても、一人一人面談をしてじっくり話しました。
今自分が抱えている問題、その問題はどこからくるものなのか、どうすれば楽しさに変えられるのか、それぞれがよく考え、整理しようとしている様子でした。
今すぐに全てを掴めなくても、感触を確かめながら前進していけるといいですね。

 

何かを理解する感覚というのは、複雑な糸で絡み合っているような気がします。

理解できたと思っても、その一本一本の糸をつまみ出すことは、たとえ本人であっても容易ではなかったりします。
だからこそ、一つ一つの体験を大切にして欲しいものです。

デッサンも、日本語も、平面も、さらには自分自身に対する研究も、今後熱を帯びていくことを期待しています!

 

夏期講習に向けて。

昼間部 私立美大デザインコースです。

新学期が始まり2ヶ月が経ち、1学期も残り1ヶ月となりました。アトリエでは日々の基本的な課題内容のなかに受験生たちそれぞれが目標や楽しみを見出しながらとても集中して制作に取り組んでいます。この短期間でクラス全体の実技レベルも着実に上がってきました。夏期講習に向けて実技も学科も「基本」をさらに固めていきましょう。
6月に入り課題制作と併せて推薦入試に向けての個別面談と推薦入試に向けての自主制作も始まっています。計画的に準備を進めていきしょう。

夏期講習会前にアトリエの様子を見学されたい方、アトリエでの課題制作を体験したい方は昼間部の体験授業へのご参加も随時受け付けています。夏期講習会の受講に関する相談や志望校に関する質問なども体験で参加していただいた際に面談にて対応いたします。

7/9(日)『手のデッサン講座』を実施します。詳細は後日、学院ホームページにてご案内します。

映像科:オープンキャンパスに行こう!

こんにちは。映像科です。
6月中旬の現在、武蔵野美大や東京造形大などでは、受験生を対象としたオープンキャンパスなどのイベントが既にはじまっています。
やはり実際に足を運び、大学の雰囲気を知ることは大切ですね。通っている大学生に直接話を聞けるのも嬉しいです。
今週末は東京工芸大、来週末は日芸での来校型のオープンキャンパスも予定されています。気になっている方はぜひ!


(教室の大学関連情報コーナーも賑やかになってきました…!)

さて、志望校について知る過程で本格的に実技対策を考え始めた方もいるかと思います。映像科にも見学希望や体験入学希望の連絡を多くいただいています。一学期も気がつけばあと一ヶ月…。残りの期間の授業の予定をお知らせしておきますので、お気軽にお問い合わせください!!

6/15(木)夜間:映像制作実習課題
6/16(金)夜間:映像制作実習課題
6/18(日)午前・午後:映像制作実習課題

6/22(木)夜間:小論文対策課題① or 鉛筆デッサン対策課題①(※いずれか選択)
6/23(金)夜間:感覚テスト対策課題①
6/25(日)午前:感覚テスト対策課題①/午後:講評会(小論文/鉛筆デッサン/感覚テスト)

6/29(木)夜間:小論文対策課題② or 鉛筆デッサン対策課題②(※いずれか選択)
6/30(金)夜間:感覚テスト対策課題②
7/2(日)午前:感覚テスト対策課題②/午後:講評会(小論文/鉛筆デッサン/感覚テスト)

7/6(木)夜間:小論文対策課題③ or 鉛筆デッサン対策課題③(※いずれか選択)
7/7(金)夜間:感覚テスト対策課題③
7/9(日)午前:感覚テスト対策課題③/午後:講評会(小論文/鉛筆デッサン/感覚テスト)

7/13(木)夜間:一学期末コンクール(実技模試)制作日
7/14(金)夜間:一学期末コンクール(実技模試)制作日
7/16(日)午前・午後:一学期末コンクール(実技模試)講評日、夏期講習会期間ガイダンス

また前回のブログでもお知らせした通り、夏期講習会の募集がはじまっています。
この夏から本格的に対策を始める方も対象にした全2コースです。詳しくはこちらから


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芸大デザイン・工芸コース イベント/講習会のお知らせ

こんにちは。
新宿校デザイン・工芸科 芸大コース講師の山本です。

6月です。1学期も残りおよそひと月となりました。学期末には昼間部、夜間部の合同実技模試があります。そこでまずは良い結果を残せるように準備しましょう!

そしてイベント、夏期講習会のお知らせです!

◇色彩描写ゼミ 6/11(日)

前回のブログでもお知らせした、夏期講習会の前に実践課題に対応するため描写力を身につけるイベントで、DessinLABOの3人が色彩描写デモストを行います。受講生はデモストを見るだけでも良いですし、同アトリエ内でデモストを見ながら一緒に制作することもできます。今週金曜までの申し込み期限となっています。色彩描写ゼミのお申し込みはこちら

 

◇夏期講習会

今年の夏期講習会はイベントが目白押し!

前期→コンクール1位には石膏像プレゼント

中期→芸大生10日連続デモスト

後期→DessinLABOデモスト祭

芸大デザインコース、工芸コースの受験生は必見です。夏期講習で実力をつけて、合格に向かって進もう!夏期講習会のお申し込みはこちら

第一回小論文まとめ

 

こんにちは、留学生科です。

早めの梅雨入り?と思わせるような天気が続いています。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
新美に慣れてきた、という人もいれば、まだまだ緊張している人もいるようです。

今年の留学生科は、例年よりさらに日本語に力を入れて指導しているためか、日本語を使おう!という意欲が強いように感じます。
会話はもちろん、小論文にも真摯に向き合う姿が見られます。
うれしいことです。

 

今回は、第一回小論文課題を添削して気付いた問題点をいくつか挙げてみます。
全科共通課題です。

○全体的に漢字や言葉の間違いが多い
①漢字の間違い
例:关系→関係
②中国語と同じ漢字だがニュアンスの異なる言葉 例:原因

○話し言葉で書く人が多い
例:やっぱ、〜しちゃう、〜なんだ

○具体性がない人が多い
①高い文章力を求められる映像科は比較的具体性を感じるが、その他の科は伝わりづらい生徒が多い
②母国語での書き癖がそのままあらわれている

○課題無視が多い

 

まとめるとこんな感じです。
言葉や文法のミスは徐々に直していくしかないですが、内容に関しては意識してトレーニングを続けることで改善されます。
そこで、とある留学生に日記を書くことを提案してみました。
少し特殊な日記です。


【日常の中で自分が感じたこと、気づいたことについて、短い文章で書く(200字〜400字程度)】

⭐︎専門に関することでも道端で発見したものでも、何でもいいので「小さなこと」を書く

似たようなテーマで書かれた日本語の文章を探し、自分の書いた文章の下に書き写す

※逆でもOK(書き写し→同じテーマで自分で書く)


後日読み比べてみる

 

このようにトレーニングをしてみると、より客観的に自分の文章を読むことができ、色々な発見があるものです。
何編か書いてみた生徒のノートを読んでみたのですが、少しずつ具体性が感じられるようになり、イメージしやすく読みやすくなってきました。
続けていくと大きな変化になりそうです。

文章力は、読み解く力やイメージする力、そして表現の幅など、実技試験においても必要な能力であると感じています。
留学生科では今後夏期講習にかけて、徐々にレベルアップしながら異なるタイプの課題を出す予定です。
それぞれの問題点と向き合いながら、一石二鳥(多鳥?)を狙っていきましょう。
留学生たちの成長が楽しみです!