カテゴリー別アーカイブ: 彫刻科

彫刻科新学期最初の優秀作品。

こんにちは!彫刻科の小川原です。1学期がスタートしました!皆気合いの入った取り組みに、僕たち講師も熱い指導で応えていこうという思いです!
今の時点での実力にはそれぞれ差がありますが、1年という期間の中で大事なのは今上手いかどうかではなくて、今から入試までにどれだけ前向きに課題に取り組み、実力に変えていけるかということです。目的意識をしっかり持って制作し、研究を深めて欲しいです!
自分にとって自信を持って言い切れるものが出来れば受験と言う特殊な状況でも必ず結果が出せます!僕たち講師はそれを見つけるための手助けを全力でしていきます!頑張りましょう!

さて、1学期最初の課題はデッサンでしたが、魅力的な作品が出たので紹介します。
昼間部生の作品。

印象がとても良いですね。調子も爽やかで良いです!特にここが良くない、という所は無いのですが、さらに具体的な形の抵抗感や実際的な空間感が出せると良いと思います。やや色で表現する一辺倒なところがあるので距離や形の質に応じて差がつけられると良いですね!

夜間部現役生の作品。

まるで実際に彫刻するように描いている所が作者の捉え方の特徴です。デッサンに残っている痕跡は、実感を伴っているものなので第三者にもリアリティが伝わってきます。欲を言うと手前の腕がもう少し形に出来ると良いですが、ダイレクトな表現が素晴らしいです!

描き出し特訓で僕が30分で描いたジョルジョ。

デスケルや計り棒は使わずに描きました。クロッキー力が重要だと言うことが伝わったと思います。マジ描きするとこのくらい速く描けます。あと30分あったら完成できる勢いです。
地球上で一番速いかも(笑)

最後に、今僕が制作中の作品です。まだ全然出来てないですが、最終的にはブロンズにします。

全体を描いたデッサンです。

この1年で結果が出せるように一緒に頑張りましょう!

今日の1日体験&推薦入試説明会

こんにちは!
本日の新宿校の1日体験は、充実していました!
とってはいえ、いつもどの校舎でもですが!


モチーフはこんな感じです。
明るい感じで、健やかに描けそうです!
始めてかく受講生は、何が出ても難しいと思いますが
新美では大丈夫、ご安心ください。

日本画の木南先生がデッサン初心者のみなさんために、デモンストレーションをしてくれました。鉛筆の使い方から、構図、描きだしまで丁寧にデモスト付きで説明してくれます。
初心者でなく、経験者でも先生の説明が気になり聞きにいった人もいます。

そして、最後は講評会です。

油絵科の根本先生と木南先生で、1枚1枚順番に講評をしていきます。
1時間ぐらいかかりますが、熱心に聞いているとあっという間に時間がたっていることにきづきます。

本日はそれだけではなく、推薦入試説明会が体験終了後に行われました。

映像科の森田先生を中心に各科の主任の先生方も参加してくれました。
推薦入試合格者のポートフォリオも充実しており、実際のものを見ることができます。
オープンキャンパスでも推薦入試合格者のポートフォリオは、こんな量は見れません。

また、推薦入試の具体的な相談に、各主任の先生方は、とても親身に答えていました。

推薦入試は、意外と準備が大変です。早めに決めて取り掛かりたいものですね。

彫刻科 いよいよ新学期のスタートですね!

彫刻科講師の氷室です。
いよいよ新学期が始まります。みなさんは、どの様な1年にしたいですか。
とってもシンプルな目標に向かってひたすら努力できる時間は、今だけだと思います。
そして、皆さんに与えられた1年は、これからの人生に於いて貴重な1年になると思います。

彫刻家 本郷 新 は
「彫刻は形の芸術である。形とは何かを問いつめることは、彫刻を深める最も基本的な行為である」
また、彫刻家 舟越 保武 は
「劇的な精神の高揚こそが芸術を創造する基盤ではないか」と言われています。

指導ありきの1年なので、しんどい時もあるかもしれませんが、日常に自ら感動を覚える発見がある 能動的な場になる事を願っています。
是非、それぞれ何か彫刻への憧れを見つけて下さい!

ここからは春期講習の作品紹介です。


形を追う強さ、粘土を扱う上での表現力、双方のバランスが良いです!このセンスは、ぜひ見失わずにいって欲しいです!


体の表現力、素晴しいです!こんなデッサンは、なかなか描けません。ハーフトーンの幅広さ、爽やかさが奴隷のイメージにぴったりです。
そのモチーフの持つ印象を表現していけるデッサン、凄いセンスです!まさに、再現ではなく表現の領域です!


初めて描いた奴隷だそうです。初めて描くモチーフが、こんなにも描けるなんてびっくりしました。顔の印象も似ていますし、体の形の丁寧に追えています。
本人の意欲が眼差しと直結している良いデッサンだと思います。


地面に直接座って劇的に見上げて描いたデッサンです!この能動的な攻めの姿勢が、教室の空気をピリッとさせてくれます。まだ未完成ではありますが、本人の意気込みが絵の勢いに直結している良いデッサンだと思います!責任を持って仕上げて行く、その流れがとても良かったです。


こちらも初めて挑戦した裸婦デッサンです。人体デッサンは最近予備校では描く機会も減ってきてしまいましたが、人が重力に寄って地面に立っている事を描く。
まさに彫刻の基本だと思います。顔の印象はもう一歩ですが、モデルさんが立っている事実を素直に描けています。上手いですね。


こちらはラオコーンの模刻です!私自身、初めて見ました!良い感覚で積極的にモチーフが観察できています!
大型模刻から学べることは多いですよね。何より楽しんで取り組めている、その姿勢が素晴しいなと感じます。

今回の紹介はここまでです。
講師陣も頑張って行きます。今年1年、どうぞ宜しくお願い致します!

4/8(日) 推薦入試説明会

こんにちは。
4/8(日) 16:30より、新宿校にて「美大 推薦入試説明会」を行います。

近年、美術大学でも多くの学科で推薦入試やAO入試が実施されています。
推薦入試の内容は多岐にわたります。場合によっては一般入試よりも難易度が高いこともあり、正確な情報をもとに、早い段階から準備することが求められています。
新美では、一般入試と並行して推薦入試対策に取り組み、これまで多くの受験生を指導してきました。

当日は全体説明と個別での相談にもおこたえします。
また合格者の作品ファイル(ポートフォリオ)の展示も行います。
受験生、保護者様、高等学校教員の皆様を対象としています。
申し込み不要ですので、ぜひご来場ください。

保護者のための芸大・美大受験説明会 part2

こんにちは、昨日「保護者のための芸大・美大受験説明会」の第二回目が開催されました。

参加して頂いた保護者の皆さん、ありがとうございました。
美大受験の全貌と専門的な受験の知識を知る、良いきっかけになったのではないでしょうか?

こちらは、日本画科のブースです。
日本画を選択する人は勿論、そうでない人も熱心に先生のお話を聞いていました。

次に油絵科です。
実際の合格者の作品を参考に、芸大や私立の傾向や特色まで話しておりました。

そして、彫刻科です。
立体をつくる面白さや、魅力を熱く語ってくれました。
また、新美の芸大彫刻科合格率の高さの理由もお話してくれました。

次に、芸大デザインです。
デザインの平面・立体・デッサン、それぞれの傾向や評価を説明してくれました。
特に立体は、芸大ならではのもので注目をあびていました。

そして、工芸科。
デザインと同じように、平面・立体・デッサンが入試課題としては課せられますが、
デザインと違うのは、より与えられたモチーフを大事にすることではないかと理解しました。

続いて先端芸術表現科。
わかりずらい科ではなかろうか?という説明から始まりましたが、最後とてもよくわかりした。
今年は、2次試験の総合実技で「自刻像」が出されましたが、先端芸術表現科ならではのアプローチが理解できました。

次に、私立デザイン。
各私立大学の中のいろいろな科が沢山あるので、大きい枠組みからお話してくれました。
迷っている方には、終了後、個別相談で詳細を聞くことができます。

そして、映像科。
感覚テストの入試再現作品が多数展示してあり、具体的なイメージがつかめたのではないでしょうか?また、推薦入試のことも触れて説明してくれました。ポートフォリオの現物コピーもあり、早く対策を行う有利さを実感できたかと思います。

以上、今春の「保護者のための芸大・美大受験説明会」これで終了ですが、保護者ガイダンスは1日体験ごとに行っていますので、今回逃したかたも是非そちらにいらしてください。
新宿校・秋葉原校では、4月8日(日)と15日(日)の10:30~行っています。
4月8日(日)は、渋谷・国立校でも行っています。

そして更に、4月8日(日)には、推薦入試説明会が新宿校で、16:30~行います。
こちらも今回同様、推薦入試のある各科の先生が説明・相談してくれますので、
少しでも推薦入試が気になる方は聞かれるとよいのではないでしょうか。

是非、おまちしております!