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熱いぞ!高校生石膏デッサンコンクール開催!!

 

こんにちは、今現在3月21日、水曜日、午前11時です。

新宿美術学院では、現在進行形で石膏デッサンコンクールを行っています。
朝から天候は思わしくありませんが、受講生の皆さまの闘志はギンギンです。

今年度受験する方が参加者の中心ですが、まさに受験モードに入っている感じが伝わってきます。
いよいよ入試まであと1年をきりました!
しかし、焦りは禁物です。
不安にならないよう、受験対策を早めにスタートする、よいきっかけになればよいと思います。

新美でも昨年より、集中光が配備されました。
石膏像もより試験に近い状態になっています。

さあみんな!頑張って!!
終了の制作終了の16:00まで、全力を出し切ってください!
結果はどうなるか?
また、ご報告いたします。

今年のオープンスクールは熱いぞ!

こんにちは、本日オープンスクールが開催されました!
御盛況ありがとうございました!!
みなさん1日だけでしたが、楽しく頑張っていました!!


油絵科では、「油絵具の秘密」を開催しました。油絵具だけでなく、様々な絵具のノウハウを
学べたし、実践し、実感したのではないでしょうか?

建築科では、「あなたなりの空間をつくってみよう!」というワークショップをしました。
いろんな素材を使用して苦労していましたが、おもしろい空間ができていました!

映像科は、合格者の作品展示をしていましたが、過去の作品から並んでいてわかりやすく
奥の部屋は暗室になっていて、学生がつくった興味深い映像作品が上映していました。

工芸科では、先日の芸大入試課題の平面構成と立体構成どちらか選んで制作ができました。
立体課題の和紙の表現なんか難しそうですが、なんとか頑張っていました。

日本画科は、主任の先生自ら受講生の皆さんと一緒に「細密着彩」をしてくれていました。
先生が描いているところを熱心にみなさんのぞいています。

同時に、入試説明会を合格者作品を参考に行いました。
早くも先日の入試再現もあり、より1年後の美大入試が身近に感じられたのではないでしょうか!?

全部ご紹介できるのが残念ですが、どこも熱く盛り上がっていました。

オープンスクールは本日で終わりましたが、次は水曜日!
高校生石膏デッサンコンクールがあります。
次は、真剣勝負です。
気合を入れてがんばりましょう!!
まだ申し込んでいない方は、是非申し込んでください。

彫刻科芸大入試を終えて。

こんにちは。彫刻科の小川原です。地方の公立美大の入試は真っ最中ですが、芸大の入試が終わり、落ち着いた日々に戻っている人も多いと思います。今年は1次合格者数が大分少なく絞られたり、これまで素描だった2次の試験課題が「彫刻Ⅰ」という立体構成課題に変わったりと、変化の多い入試でしたね。これを乗り切った学生の実力は中々のものだと思います。

実力を出しきれた人、そうでない人、様々だと思いますが、どういう形であれこの1年やってきたことの集大成である事には変わりません。胸を張って最終合格発表を迎えて欲しいです!

また、来年度の入試に向けてすでに気持ちを新たにしている人達も多いと思います。1年は本当にあっという間ですよね。1年あったら対策もやりきれる!と思っても実際は全員がそうなれるわけではありません。実技に関しては僕達が責任をもってレベルを上げていくことを約束します。あとは各々「目標」「気持ち」「集中力」をしっかり持続させていく事が最も重要です。全力で応援しますので一緒に頑張りましょう!!

さて、基礎科も最終日を終えました。最後は円盤投げのデッサンでした。この1年で驚くほど成長しましたね!来年が楽しみです。現役合格を目指して頑張りましょう!!

彫刻科 いよいよ明日からが本番です!!

長い様で短い1年
短い様で長い1年だったと思います。
限られている空間の中、自分たちで日々より良い制作環境を築き
物を作る喜びや苦しみに、1年間真摯に向き合った結果を、いよいよ発揮する待ち詫びていた1日ですね!!

各講師から生徒の皆さんへ
メッセージを頂いたので、掲載させてもらいます。

小川原主任:
『僕はこの一年、何としてでも皆を上達させたいとの思いで全力で指導してきました。その内容には絶対の自信があります!迷ったら何を教わってきたのかもう一度振り返ってみて下さい。必ず答えが見えてくるはずです!「ちゃんと出来るように」教えてきたので、当然出来ます。
僕たち講師が後ろについていると思って胸を張って臨んで下さい!応援しています!』

稲田先生:
『デッサンで大切なのは最後まで諦めないこと。
少しでも違和感を感じたら積極的に直していくこと。その結果よりも姿勢が絵にあらわれます。
自分らしい責任を持った作品を描いてきて下さい!! 』

野村先生:
『試験当日、普段より綺麗なモチーフ、美しい光、ピリッとした緊張感のある試験会場の雰囲気を、ぜひぜひ味わって描いて来てください。
一年間必死にやってきた自分に自信を持って、楽しんで制作できる事を願っています。』

臼田先生:
『今までたくさんの実技をこなしてきた事で、みんな、かなりの力をつけたと思います。その力を信じて、冷静に、かつ楽しんで、そしてモチーフに対しての感動を忘れずに実技ができれば すんっっばらしい作品が出来ること間違いなしです!!!
心の底からみんなのこと応援しています!!!
本番楽しんできてください!!!!』

氷室:
『映画監督の大林宣彦さんが、マティス、セザンヌ、ゴッホ、モネは喧嘩しない。それは、ナンバーワンではなく、オンリーワンを目指すからだ
と話をされていました。
最後の1枚になるかもしれない石膏デッサン、芸大に置いてきたくないな…このデッサンは持って帰りたいなと思うくらい、自分にしか描けないオンリーワンな1枚が描けます様に!!応援しています!!』

☆この2週間で、たくさんの預かり作品がでました。ほんの1部の実技ですが、紹介させてもらいます。

今の時期にしか描けない絵があります。
今の時期にしか作れない作品があります。
自信を持って、楽しんで来て下さい!!

彫刻科 入試間近。

こんにちは!彫刻科講師の稲田です。もう2月も折り返しですね。彫刻科でも私立美大の試験が終わり合格発表を待つ受験生も多いでしょう。芸大一次まであと2週間ほど、一つ一つの課題に対し今までやってきたことが発揮出来るよう常に全力で向かい合いましょう!!

今回は先週の課題から2点紹介します。


非常に肉感豊かにヴィーナスが描けています。実際には石膏像をみて描いているわけですが本物を前にして描いているような視線がとても魅力的ですね。


構造、動き、量感、表情、完成度すべてを兼ね備えていると思います。短い一日制作でこの領域まで持って来れる作者の力量を感じさせます。

デッサンにしても塑造にしてもなかなかこの時期みんなの気合いが空回りして、硬く消極的な方向に向いて行きがちです。しかし、それでは人には何も伝わりません。今回紹介した2作品は技術的にも高いレベルの作品ですがそれ以上に作者の視点や感性を感じさせる作品です。個性とは変わったことをして現れる物ではなく、皆同じモチーフを描いても出てくるものです。彫刻家の舟越保武氏も著書の中で何の変哲もないものの中に独自の視点を見出すことの大切さについて触れられています。石膏デッサンなんて時代遅れだと言われて久しいですが、それでも彫刻科で変わらず出題される意味も汲み取れるといいですね。

今週は最期のコンクール、そして来週には試験と最期まで息つく暇がありませんね。風邪に気をつけて最期までやりきりましょう!!