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デザイン科総合コース ―イベント課題ー

デザイン科総合コースの滝口です。
10月に入って、いよいよ秋が本格的になって来て、秋と言えば公開コンクール等の各種イベントも開催ですね。
芸大の公開コンクールは、10/26がデッサン、11/2と3が平面構成と立体構成となります。皆さん奮ってご参加ください!!
http://www.art-shinbi.com/contest/images/2014contest.pdf

今回は、9月の行った課題ですが、デザイン科総合コースのイベント課題の作品を少し紹介したいと思います。昨年度から行っていますが、上野にある各種施設(上野動物園、国立博物館、科学博物館)にそれぞれ1日取材に行き、そこから各自テーマを見つけての制作を、1週間かけて行います。
といっても、この取材は実はもう9月初めなので、もう1ヶ月も経ってしまっていて、夏の装いがある作品もありますが、とっても素晴らしい作品も生まれたので、是非紹介を。
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こちらのH君の作品は、動物園の取材から生まれた作品で、本人曰く動物園の取材中、とんでもないくらい沢山の蚊に遭遇してしまい、かつ丁度都内ではデング熱が騒がれていて、その時に蚊取り線香が動物の形をしていたら面白いんじゃないかという視点を見つけたそうです。
素晴らしい着眼点とともに、デザイン科に求められる自分の体験や感じた所からアイデアを生み出せる力は、受験作品を超えた作品や商品のプレゼンテーションになっていると思います。
もし本物が売っていたら、買って行きたいですね。
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火の着いた所も再現していて、リアリティーもありますね。
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こちらのYさんの作品も動物園がテーマですね。とても長くて大きな作品で、動物たちの棲むアパートの楽しいイラストレーションです。まるで、現代のノアの箱船みたいで力作です。色彩もとても豊かで1つ1つのイラストも物語があって、細かく見ても楽しめる内容です。

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こちらのTさんの作品も動物園がテーマですね。立て掛けている檻が立体的になっていて、そこに動物の眼と人間のイラストが差し替え可能となってます。イラスト同士の関係性や立体の檻との関係等も考えられていて、かつしっかりとしたデッサン力もあり、上手さとアイデアが融合しています。
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こちらのUさんの作品も・・・みんな動物園のテーマが多いですね。
空間を含んだ立体イラストレーションで、遠近感を巧みに利用して表現されています。ちょっとした色の変化(ピンクや黄色)が個性的な夢のような世界を演出しています。外形の形もとってもオシャレですね。
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こちらのHさんの作品は、科学博物館のマンモスの化石ですね。一部分がカラーになっていますが、実は・・・
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刺繍が施されています。ちょっとした工夫が、作品を実に豊かに引き立ててくれます。
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その他にも様々な作品がありました。こちらはNくんの作品で、科学博物館には零戦の実物もあったんですが、それを針金とスチレンボードで構造から再現。とてもマニアックな視点で、小さいながらも凄い存在感があります。
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デッサンもありました。こちらはSさんの作品です。デッサンは、石膏や静物等のモチーフを自由に組んで大きなサイズ(こちらはA0サイズでしょうか)で制作しています。時間をかけて描いて行く行程も色々と勉強になると思います。
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先月の課題になりますが、10月過ぎからいよいよ試験に向う意識も高まって行く時期になると思います。その一歩手前でこうした自分の視点を少し広げてみて、予備校という場ではありますが、自分の視点を見つけてみるのも良いと思います。

あと私ごとですが、僕(滝口)は写真家としても活動をしていますが、今度アメリカの出版社でLittle Big Manというところから、僕の写真集が発売されます。
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タイトルの「窓」の文字は、アラーキーこと荒木経惟さんに書いてもらいました。日本の書店では、ごく僅かな写真集専門店しか置かれる事はないかと思いますが、是非機会があったら手に取って見てもらえたらと思います。
元となる作品は、Canonの写真新世紀2004で荒木経惟さんから受賞頂いた作品がきっかけとなっています。
また、今週の10/10?13日までで、恵比寿にあるEarth & Saltという芸大のデザイン科生も
多く利用するスペースで、個展も開催します。
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写真展 滝口浩史「狭間_窓_」
2014年10月10日(金)→ 10月13日(月)11:00 → 19:00
Earth & Salt カフェギャラリー: 〒150-0012 東京都渋谷区広尾2-2-18

夏期講習中期。デザイン科総合では、休憩や刺激も大事にしています!

デザイン科総合コース主任の滝口です。

夏期講習も中期に入りました。アトリエも学生でいっぱいで、皆やる気の熱気がいっぱいです。
そんなアトリエの中ですが、ふと休憩を入れて気分を休めることが出来るように、9階の水場の横にちょっとした休憩スペースを作りました。
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デザイン系の雑誌を自由に閲覧出来たり、展覧会等のインフォメーションも貼ってあって、制作中ちょっと気分を変えるのに利用してもらっています。
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普段平面構成で描くモチーフの花も、飾ってあげるとまた違った雰囲気を与えてくれますね。
疲れた気持ちを休めるのも本当に大切。
9階エレベータ前のスペースには、今年の芸大合格者が1年間制作した作品や、普段の授業で良かった作品等を飾ったりしています。それぞれのモチベーションの向上とともに、浪人生/現役生の刺激にもなっていると思います。
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先日27日に東京芸大の学校説明会がありました。
デザイン科では今年度の合格者作品が展示されるのですが、平面構成の合格者作品で、新美では内部合格者の殆どの作品が展示されていました。
デザイン科総合コースでは、色々なデザインの書籍や各自の研究を通じて、それぞれの個性が出る作品を目指しています。その多くのバリエーションが、今回多数の作品展示へと結びつく事が出来て嬉しいです。いくつかパンフレット等で使用しているのもあるので、少し掲載しておきます。
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↑こちらは鹿野さんの作品。今回の説明会でも紹介されていました。
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↑山下さんの作品。説明会で壇上に立って説明をしてくれた学生です。本当に自信に満ちあふれていました。
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↑こちらは江上さんの作品。昨年の新美公開コンクールでも平面2位(内部生1位)を獲得した学生です。公開コンクールでの作品が見事に活かされていました。

まだ夏のこの時期、今年の合格者の人たちも全然違った作品をいっぱい作っていました。失敗しても良いと思います。それらが、2学期?直前へと活かされる糧となるからです。
まだまだ守りに入らずに、頑張りましょう!!

そこで、最後に色々な刺激を得る為の展覧会情報の告知ですが、恵比寿に東京芸大デザイン科の松下計教授が運営するスペース「Earth & Salt」というカフェ/ギャラリーが5月頃にオープンしています。
https://www.facebook.com/earthandsalt
そのスペースで、7月31日(木)?8月5日(火)まで、芸大のデザイン科学生有志による「ポスター実習成果展」が始まります。8名が参加していますが、新美のデザイン科学生講師で、今年度のTDC賞で入選を果たした4年生の木下真彩さんと、同じく新美講師の大学院1年の津田恭子さん、3年生の山口崇多君が参加しています。是非この機会に、芸大の学生による作品に触れてみてはいかがでしょうか。
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https://www.facebook.com/events/1382072788734385/

また同じスペースで、8月8日(金)?8月10日(日)までの3日間、写真家として活動している私滝口浩史の企画で、写真集のオンライン書店flotsam booksさんと共同でイベントを開催します。僕は写真の個展も開催しています。
https://www.facebook.com/events/563505750442239/

それではまだ夏期講習も中盤。体調管理もしっかりとしながら、夏のステップアップに繋げて行って下さい。

6/22プレ夏期講習の東京芸大デザイン科コース公開講座

デザイン科総合コースの主任滝口です。
いよいよ1学期も後半になり、夏期講習への意識も出て来ている時期かなと思います。
新宿美術学院では、6/22と6/29にプレ夏期講習公開講座が開かれます。
これは、各科の公開授業として、無料で体験する事が出来ます。

東京芸大デザイン科コースでは、6/22にデッサンと粘土の立体構成を行います。
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デッサン:
デッサンでは、今年度の東京芸大デザイン科合格者の江上秋花さんに、公開デモンストレーションをやってもらいます。
江上さんのデッサンは、とっても鉛筆の調子の美しいデッサンが特徴的で、白くて深みのある自然な石膏デッサンを描いてくれます。
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デッサンでは、アトリエを自由に見学も出来ます。ただ、デッサンの上手い人からヒントを得るには、やはり一緒に制作をして行きながら、どのように1日を過ごしてデッサンをしているかというプロセスも凄く大事になります。描き出し?午前中?3時間の見え方?午後の過ごし方?終了1時間前の見え方?フィニッシュ。その流れを是非とも参考にしてもらえたらと思います。
参加には、申し込みが必要ですので、下記フォームから申し込みください。
http://www.art-shinbi.com/open-s/20140622.html

立体構成:
立体構成では、新美の芸大デザイン科の立体構成を専門で教えている三上先生による「粘土立体の早作りレクチャー」をしてもらいます。
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芸大デザイン科実技試験の特徴の1つは、やはり粘土や紙などの立体構成をどう押さえるのかが大事になってくるかと思います。デッサンや平面構成は、私大受験との両立でも対応が出来るけど、粘土のある立体構成は、どうしても工芸科の模刻等とは違うデザイン科の作品をどう学んで行ったら良いのか分からない人も多いと思います。新美では、立体構成を研究して来ている専門の先生が、分かりやすく技術や考え方等を教えています。
その中で、今回の講座では先ずは技術面での内容で、作りたい形を早く作れる方法をレクチャーしてくれます。三上先生の「早作り」は凄いです。大胆で合理的。一見の価値は必ずあります。
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作品は、今年と昨年度の合格者作品たちです。有機的な形体から板系等の幾何的な形体も何でも、作り方を伝授してくれます。デザイン科は作る技術の競い合いではなく、デザインの魅力が大事です。そのデザインや形の魅力を出す為にも、早い技術習得は必要不可欠です。
是非今回の公開講座で、そのコツを身につけるきっかけを掴んでみては如何でしょうか。
参加には、申し込みが必要ですので、下記フォームから申し込みください。
http://www.art-shinbi.com/open-s/20140622.html

また、東京芸大デザイン科のアトリエでは、合格者や昨年度の作品での優秀作品なども多数展示しています。新美で昨年度生み出された様々な作品たちを、是非とも見て頂けたらと思います。
制作や立体構成のレクチャーを聞くには、申し込みが必要です。
ただしアトリエは開放されていますので、是非ご自由にご見学にもいらして下さい。

皆さんはこのデザインを見て何を感じたでしょうか?

デザイン科総合コースの滝口です。

デザイン科総合コースは、新学期最初はコンクールでしたが、先週金曜日から授業も始まりました。
色彩の授業からのスタートでしたが、総合コースの色彩構成の1学期は、基礎と実践の課題に分かれて進みます。
基礎課題は、しっかりと1つ1つ色彩構成に必要な要素を実習していきながら身につけて行きます。基礎科のようと思われますが、浪人生と言えど全くの初心者も春からは集まってきます。いきなり経験者と交わってしまっては付いて行けなくなってしまうこともあるので、一学期の前半に焦らずじっくりと基礎を積み上げて行きます。
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実践課題では、もう受験作品にはある程度経験を積んで来た学生の為に、別のカリキュラムで構成しています。
昨年度から、総合コースでは様々なデザインの書籍を集めてきました。
僕が個人的に書籍収集が趣味なので、多くは古本屋から集めたデザイン書なんですが、結構デザインの書籍って画集等と違って新しいのも安く出回っているので、みなさんも探してみると良いですよ。数百円で買えるのもあるんです。
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今年は、春なので新しくこんな授業もやってみました。
それぞれ幾つかのグループに分かれて、皆で興味のあるデザインを選んで、グループ内でそのデザインについてのディスカッションをしていくという実習です。
日頃何気なく見て素通りしてしまうポスターや様々なデザイン。デザインは常に新しく生まれ変わっては失われてしまうように思われがちですが、そこにはデザイナーの様々な工夫やこだわりがいっぱい詰まっています。資料が山ほどあっても、表面だけを見ていては本当にデザインの力が身に付いているとは言えません。
なので、みんなでじっくりと見ながら意見を出し合っていきます。
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みんなで出し合った感想や気づいた点を書き留めておきます。
その後、グループごとでディスカッションした内容をみんなに発表です。
この実習の中では、『デザインとは?を教えることではなくて、みんなで発見していくこと』が目的です。色々と気づいた点を発表していきますが、色や形、発想等色んな意見が出て来ていてとても面白かったです。

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男子と女子のグループにも分かれたんですが、男子と女子でも視点や分析の仕方が全然違っていて、面白かったです。そもそも選ぶデザインも全然違うんですよね。
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今年からの新しい実習でしたが、受験ばかりの作品で1年が終わってしまうだけでなく、自分が興味を持って進路を決めたデザインの世界に触れて行きながら、デザインについて考える力を養ってもらえたらと思ってます。
ちなみに下のデザインが、今回男子グループが選んで意見を出し合った作品の1つになります。
さて、皆さんはこの作品を見て何を感じたでしょうか?
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Herbert Bayer「Bauhaus Exhibition」1968

TDC展2014

デザイン科総合コースの滝口です。いよいよ’14年度新宿美術学院の授業が12日よりスタートしました。
12日のガイダンスでは、新しい学生の人たちと講師とも顔を合わせ、来年の受験と合格に向けて1年間共に頑張っていきましょう!!

今回は、そんなスタートの中、総合コースの学生講師で東京芸大のデザイン科4年生である木下真彩先生が、TDC賞(タイプディレクターズクラブ)と日本タイポグラフィー年鑑にそれぞれ入選したのでお知らせしたいと思います。

作品は昨年度にこのブログで、総合コースから実際に木下先生が紹介した「伝統とデザイン」での東京芸大デザイン科の授業作品でした。
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全体で見るとちょっと細々として何が書いてあるのか分からない感じですが、思い切って拡大してみると・・・

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実は、1つ1つ伝統的な日本家屋で文字が出来ています。
しかも松などの木々や道石まであって、一文字一文字大変凝っていますね。
そして、文字は西洋的な透視図法ではなく、古典日本画に見られるような遠近法を用いない俯瞰的な建物の描き方を用いています。

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一見すると、何かコンピュータで打ち込んだ文字の集積のように見えますが、

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近くから見ると建物で出来た文字になっているので、文字として読んだり、建物の絵画的な世界を楽しんでしまったりと、色んな視点を行き来できて、本当に楽しいです。

「TDC展2014」は現在銀座のデザイン系ギャラリーで有名なggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)で開催されています。4月28日までです。
多くのグラフィックデザインに触れられるので、デザイン科受験生には大変お勧めです!!
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
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デザイン科総合コースでは、普段の指導を専門分野別に分かれて教えています。
木下先生は平面構成を主に教えてもらっています。
こういうグラフィック感覚や専門的なデザインの考え方も、実際の実技平面で活かせるように、予備校的な受験作品の視点だけではなく、もっと色々なデザインの世界を通じて指導にあたっています。