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’16 プレ夏期

 

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私立美大デザインコース講師の笹本です

本日、デザイン・工芸科では来月から始まる夏期講習会に先駆けて「プレ夏期」を実施。

夏期講習会に向けて、手の構成デッサン、卓上デッサン、静物デッサン、立体構成などの専攻別の課題に取り組みました。

今年の夏をどのように過ごすのか。

受験生にとって、「大きく成長する夏」

今年の夏の過ごし方がその後の結果を大きく左右すると言っても過言ではありません!

夏期講習会の申し込みに関する相談は随時受け付けております。お気軽にどうぞ!

 

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彫刻科、1学期後半へ!

こんにちは!彫刻科の小川原です。新たに1年始まるって時は入試まで長く感じたりしますが、実際始まってみるとあっという間に時間が過ぎていってしまいますよね。そんなにすぐに上達するわけではないので焦りだす頃でもあります。新美彫刻科では今年の目標を「見る力を鍛える」に照準を合わせ、4月から集中的に練習してきました。その成果が徐々に出てきた感じが見て感じられるので、これからの成長が更に楽しみになってきました!昼間部はさすがの実力を見せてくれますが、夜間部も今年は素晴らしいです。課題を追うごとにメキメキ上達していてこちらも指導していて面白いくらいです!この調子で1学期後半戦も気合を入れて頑張っていきましょう!

さて、今回の優秀作品の紹介です。
昼間部、自刻胸像。この課題は物量に対して短い時間設定でしたが内容の濃い作品も出てきました!
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凛とした雰囲気が魅力的な作品です。日常の1コマを感じさせるようなポーズの選び方も良いです。

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シンメトリックな構成で、静かなイメージに表情もよくあっています。作者の内面も感じ取れそうです。
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動きのあるポーズですが、人体として自然に作れているところがとてもよいです。顔の造形感も形態感に反応できています。
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自分というテーマに向き合って、これから何かを乗り越えていく意志の強さを感じる作品です。この作品にかける思いも感じ取れます。

それでは夜間部生の作品です。
ヘルメス。
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現役生とは思えないレベルの高さを感じます。モチーフに対する素直な見方と、それを画面に置き換える技術と、その両方に対して妥協すること無くやりきっていることに好感が持てます。

自刻像。
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初めての自刻像です。人間として自然な形になっている以上に生身のリアルさも感じ取れます。髪の毛の扱いも魅力的です。

自画像。
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この作品は制作中後ろから見ていて飽きさせない進め方をしていたのが印象的でした。何が面白かったかというと、とにかくメチャメチャ乗りに乗ってかぶりつくように描いていたことです。自らどんどん魅力を発見し、それを画面に詰め込んでいく行程に楽しさを感じて取り組めていました。技術の高さも作品を高める重要な要素を持っていることに変わりないですが、それ以上に「自分のこうしたい、を形にすることを素直に目指す。作品をつくるってこういうことだよね。」って改めて感じさせてくれた、そんな作品です。この感覚を大事にしながら成長していって欲しいです。

今回僕はヘルメスを描いてみました。今回はいつもと違う描き方をしています。どんなテーマで描いたかというと、「調子で形を模刻する」です。受験で石膏デッサンを学ぶと、セオリーから入って、ベースの形の重要性について説かれます。短時間で描き切るにはそれが一番手っ取り早いし、間違ってはいないですが、じゃあ最初から大きな構造も細部も全てベースとして描いていったらどうなのかなと言うのと、(ベースの作業を形式的に単純化せず、はじめから見た目通りうに描いていく)できるだけタッチに頼らず、色の変化を利用して形に起伏を作っていく(模刻するように)という考え方で描きました。
1段階目。描き出しでは慎重に印象を捉えていきたいです。
1
2段階目。日なた、日陰を分けて、調子を乗せていく計画を立てます。
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3段階目。色幅を増やして実際的な印象に近づけていきます。
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4段階目。ガーゼやサッピツ、消し具はとりあえず置いておいて、細部も含め、調子を乗せ切ります。スカスカしないように詰める感じで。この段階で1回完成させる気持ちです。できるだけ短時間で。
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5段階目。ガーゼで奥行きに差をつけます。
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6段階目。どんどん描き込んでいきます。
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7段階目。そのまま描き込んで完成。
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まだまだこれからですが、4時間で区切りました。いきなり大きく変化したところは無かったと思います。常に今やっている作業の延長に次の作業が生きてくる積み重ねの感覚で描きました。基本的には特別なテクニックがあるわけではなく、よく見てよく描くというだけなのですが、ちゃんと一つ一つの作業が印象に反応して手が動いているということが重要です。
去年辺りにこの考え方で実践してみているのですが、いわゆる受験的なデッサンの描き方の延長で描いていた頃に対して、同じ時間で完成度がより上げられるようになりました。
とりあえずこの描き方は「受験的」ではないので、まずはセオリーをしっかり理解し、こなせるようにしておいて欲しいです。最終的にはどんな描き方であれ、自分なりに明確な理論に基づいたプロセスを手に入れて欲しいです。

さ、1学期後半に向けて頑張りましょう!

工芸科 昼間部です◎

工芸科昼間部の酒井です。

雨の日が多くなり、すっかり梅雨の季節ですね!

昼間部では、紙立体の授業がありました。

課題内容は、「ユリ(カサブランカ)を入れる花器をデザインしなさい」です。

伝統工芸は、日々の生活の中で生まれ、継承されて発展してきました。花器も陶芸や金属、様々な素材で作られていますよね。この課題を通して、素材と向き合うことと、ものづくりを考える、良い機会になればと思い、この課題を考えました。

さて制作風景ですDSCN0071DSCN0078

ユリも紙で模刻してみました。

紙でリアルに模刻するのはとても難しいですが、工夫して作ることにより、紙の扱い方、性質を知る為の良い勉強になります。

紙と、粘土の扱いの違いがハッキリ分かりますね!

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生徒の作品です(実際に生けたりもしました◎)

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梅雨が明けたら夏期講習の季節!頑張りましょう◎

くにたちの1学期 ①

国立校です。

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今、大学通ではいろいろな種類のあじさいがきれいに咲いています。

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国立校デザイン・工芸科の1学期は基礎力強化!

◎自画像
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◎細密デッサン
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◎写真模写
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1日体験講習
6月19日(日) 渋谷校 国立校
7月10日(日) 新宿校 渋谷校 国立校
に1日体験講習を行います。
無料ですので気軽に参加してください。
お待ちしています。

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コンテの削り方

こんにちは。油絵科の関口です。
皆さんはコンテという素材は使った事がありますか?油絵科だと、木炭デッサンの時に黒をしっかり付けたい、という時に使う人が多いかもしれませんね。
5552015年度芸大一次素描再現作品(部分的に黒コンテも使用)

さて、前回の記事でクロッキーの事を書きましたが、アトリエでは、鉛筆、ペン、水彩、木炭など様々な素材を使っている人を見掛けます。大きいクロッキー帳には、木炭が描きやすい。という人が多い様な気がしますし、僕も同感です。しかし、欠点としてフィキサチーフを掛けないと、後で裏写りしてかなり消えてしまうんですよね。それが唯一残念なところ。
そこで一度はコンテに手を伸ばすものの、使ってみると思いの外描き辛く、諦めてしまう人も多いのではないでしょうか?

 

コンテは何故使い辛いのでしょうか?理由は大きく分けて二つあります。

①調子のコントロールがし辛く、擦ると汚い調子になってしまう点。

②描いた時に意図しないこの「エッジ」ができてしまい、形になり難い点。

エッジ
このエッジが出来てしまうのは、コンテの形に原因があります。木炭とは違い、角柱の形をしているので、どうしてもこういうエッジが出来てしまいます。(パステルも同様です)

そこで今日はこのエッジ対策をお伝えします。
どうやらこのエッジができない様にするには、特殊な削り方が良いみたいです。
昔の人のデッサンに、コンテを使ったものをよく見掛けます。ほとんどエッジが出ていないので、ずっと疑問に思っていたところ、10年ほど前にとある方からこの削り方を教えてもらいました。
木炭の削り方なら教わる機会がありますが、コンテの削り方は教えてもらう事なんか、まずありませんからね…。僕にとっては、目から鱗でした。コンテの削り方
1.コンテを削る前の状態
2.削るイメージ(角の一つを頂点に斜めに削る感じ)
3.途中まで削った状態。折れやすいので大きめの紙ヤスリを使って慎重に削りましょう。
4.途中から少し左右に傾けて、AとBの2つの面が若干山なりになるように削って完成。削った状態
この削り方。一度試してみて下さい。コンテはクセがあるので、慣れは必要ですが、細い線も引けますし、腹のところを使うとソフトな線が引けます。クロッキーの時に稜線を描く時や、形のの回りこみを描くのに便利だと思います。

細い線説明付き
ソフトエッジ説明付き
写真は緑色のコンテを使っています。今はいろんな色があるんですね。右エッジ説明付き
反対にコンテを左側に傾けると、左側のエッジがシャープに、右側がソフトにできます。

シーレ
エゴン・シーレのデッサン

この削り方なら、こんな感じのシャープな線とソフトな稜線を組み合わせたクロッキーが出来そうでしょ?
あとは練習あるのみです。試験には直接関係ありませんが、油絵科の場合 何がキッカケになるか分かりませんから、是非チャレンジしてみてください。