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彫刻科 修復師、アーティストとしての生き方 吉水快聞インタビュー

彫刻科の小川原です。今回は芸大の学部彫刻科を卒業後、芸大大学院保存修復科に進学し、仏像の修復の為の工房を立ち上げ、修復の仕事をしながら自らの制作活動もしている吉水さんに話を伺いました。寺の住職でもあり、修復師でもあり、アーティストでもあり、大学の客員教授でもある吉水さんですが、「作品」や「仕事」や「仏像」に対する徹底的とも言えるこだわりが話から伺えます。美術の世界を目指す人には是非見てほしい内容です。どうぞご覧ください。

Q.保存修復の仕事をされていますが、具体的に保存修復とはどのような仕事内容ですか?

保存修復の仕事は現在まで脈々と伝えられてきた文化財を未来に繋ぐという仕事です。文化財は勝手に残ってきたわけではなく、各時代で守られ修復をくり返しながら現在に伝わっています。
私の場合は彫刻文化財の保存修復が専門です。日本における彫刻文化財のほとんどは仏像になりますので、仏像の修理を行うということが中心となります。

保存修復の仕事はしばしばお医者さんに例えられます。患者(仏像などの文化財)を診察(調査)し、それぞれの病状に合わせて、治療方針(修復方針)を計画して、
それぞれの患者に合った適切な治療(処理)を施します。
具体的には、所有者等と相談、仏像の梱包から運搬、写真撮影、必要であればレントゲン撮影などの調査を行い、修復方針を決めた上で修復を行います。
修復は全体の洗浄や彩色などの剥落を止めたり、欠失している部分を補ったり、症状が重い場合は全解体などケースバイケースです。
Q.保存修復の仕事に携わるにはどのような経験や能力が必要ですか?また、吉水さんはいつから保存修復家への道を意識し始めましたか?

どのような経験や能力といわれると難しいんですが、少なくとも「良き作家」と「良き修復家」はだいぶ異なる能力かもしれません。
作家はいかに自分を出して自己表現するかが重要ですが、
修復家は逆にいかに自分を殺して相手(修復対象)に合すかということが重要になってくる気がします。
修復の仕事に携わるには、まず脈々と伝わってきた歴史の重みと知識を身につける必要があると思います。
能力についてはそうですね、地味な作業が多いので、根気の良い人がいいですね。(笑)
技術については少なくとも、修復をする像を当時造立した仏師と同等くらいの能力はは必要かもしれません(まぁ理想的にはですが)。

私が保存修復の道を意識し始めたのは大学学部一年のころです。
木彫実習をやったときにそれが楽しくて、木彫のことをもっと勉強したいと思ったときに「仏像」だと思い、大学院は文化財保存修復彫刻に行こうと決めました。
22博士課程の研究 快慶作阿弥陀如来立像の想定復元模刻 (1)
博士課程の研究 快慶作阿弥陀如来立像の想定復元模刻
20博士課程の研究 快慶作阿弥陀如来立像の想定復元模刻 (2)

19博士課程の研究 快慶作阿弥陀如来立像の想定復元模刻 (3)
Q.彫刻科を受験しようと思った理由は何ですか?

絵を描くより、立体物を造る方が好きだったんですよね。得に迷いもなく彫刻科でしたね。
4.芸大彫刻科の学部を卒業後、芸大大学院で保存修復科へ進まれましたが、具体的にどのようなことを学びますか?工房の雰囲気などはどのような感じでしょうか?彫刻科とは大分違いがありますか?

保存修復では美術史などの学術的なことと、仏像の制作における古典技法について学びます。修復を行うには昔の材料、膠や岩絵の具、漆などといった古典的材料を学ばねばなりません。
といっても、大学院という所は教えてもらうというよりは自分で研究するという側面が強いので、最低限教わって、あとは自分でということになりますが。
私の在籍していたころの研究室の雰囲気で大きく違うのは、機械をあまり使わないところですね。彫刻科では常にチェーンソーの音が響き渡っていますが、保存修復科では皆黙々と手作業な人が多いです。
彫刻科の大学院に進んだ人は学部の延長上にあるかとおもいますが、保存修復に進んだ場合は、もう一度1年生に戻る感じですね(笑)
1修復中
修復の作業
2蓮花寺修復前
蓮花寺修復前
3蓮花寺修復後
蓮花寺修復後

Q.保存修復の仕事の中で、予備校で学んだことが生かされていることはありますか?
もちろん予備校で学んだ基礎があるから今があると思っています。具体的には「観る力」ですね。
予備校は、ひたすらデッサンをしますが、それってとても重要なことなんです、予備校って眼を養えるには最高の環境だと思います。
デッサンは受験のためにするのではなくて、クリエイターになるためのほんとの基礎基本で一番大事な部分だと思っています。
Q.吉水さんは自身の彫刻家としての制作活動もされています。保存修復の仕事と、作家としての仕事の意識の違いはどんなことがありますか?

先ほども述べた通り、修復はいかに相手に合わせるかですが、作家としては、いかに自分の表現をするかということなのでかなり対照的です。
4専念寺修復前
専念寺修復前
5専念寺修復後
専念寺修復後

Q.保存修復の仕事も、作家としての仕事も、両立することでプラスになったと感じることはありますか?

そうですね、これは私にとってはとてもプラスに感じています。
保存修復をすることによって先人の知恵や技術、そしてなにより感性を学ぶことができ、それを自分の作品に入れ込むことができます。
修復においても、創作をしていることによって頭が柔らかくなり柔軟に対応できている気がしています。
Q.彫刻作品を制作する上で大切にしていることはどんなことがありますか?

修復の仕事にも携わっているので、いつか私が死んだ後も、修復してもらえるような作品を創りたいと思っています。
歴史はけっこうシビアです、駄作は淘汰され、いいものしか残らないのも身を以て知っていますので。
Q.受験生が多く見てくれていると思います。予備校時代に努力したことや、苦労したこと、思ったことなど教えてください。

予備校時代・・懐かしいですね(笑)そうですねぇ、私は高校は美術科ではありましたが現役では藝大落ちてから奈良から上京してきて予備校に通ったわけですけども
当然、浪人生の中では底辺から出発です。デッサンの良し悪しすら分かりませんでした。自分のデッサンが何故駄目なのか、良いとされているデッサンのどこがよいのか・・・
挫けそうにもなりましたが、周りの人と同じことをして同じ時間を過ごしているだけでは追いつけないと思ったので自分なりに何かしてみようと思いました。
具体的には、家に帰ったらできるだけ毎日最低一枚は手のクロッキーをしようと決めてノルマにしました。それから電車の中では人の観察・・隙あらばクロッキー。
なんせ、デッサンがあまり得意じゃなかったので、少しでも時間を費やそうとおもったんですね。
まぁ、今思えばこんなに一つのことに集中してできる時期は人生にそう何度もないので、とっても有難い時間でしたね。
それから、関係ないかもしれませんが、「掃除」にはなるべくきをつけてましたね。朝早くいってアトリエを片付ける。
予備校とか大学っていろんな人がいますからね・・制作の環境を整えるのも一つの技術かなと思います。
Q.芸大の彫刻科に入学して、良かったと思う所は、どんな所ですか?また、どの様な点が具体的に今の仕事に役立っていますか?

私が藝大に行きたいと思っていたのは、単に、藝大というブランドに憧れたわけではなくて、藝大に入ってくるくらいの人達と一緒に勉強したいと思ったからです。
まぁ、実際入ってみるとほんといろんな人がいて面白かったですけどね(笑)
どのような点が具体的に仕事に役立っているかと言われると困るのですが、言ってしまえば「すべて」です。私の今は過去のすべてです。
一つだけ言えるとすれば、同級生や後輩、諸先輩方がいろんな分野で活躍してくれているおかげで私も励みになり、さらには一緒に仕事ができたりすることができるという点で藝大に行って良かったと思っています。
18学部の卒業制作「雅音」
芸大卒業制作  「雅音」
Q.浪人生時代や大学生の時にはバイトはされていましたか?生活面での工夫などがあれば、教えて下さい。

浪人時代は、幸いにも両親が全力でサポートをしてくれたので、、バイトはしていません。非常に感謝しています。
大学時代は、なるべく役にたちそうなバイトをしていました。引っ越しのバイトで、モノを運ぶ技術を学んだり、大学院からは、OBの仏像制作の下請けなどをして稼いでいました(笑)
生活面の工夫ですか、う?ん、そうですねぇ、メリハリですかね。遊ぶときは遊んで、やるべき時はしっかりやる。
Q.保存修復の仕事、作家としての仕事の楽しいところ、大変なところを教えて下さい。

保存の仕事の楽しいところは、先人と会話できるところですね。不思議なもので作品からはほんとにいろんなことが伝わってきます。それであれこれ想像するのは楽しいです。
作家の仕事の楽しいところは、自分の作品を通してたくさんの人と繋がって、作品を通して会話できるところですね。
大変なところは、実は修復と作家以外にもいろんな仕事を抱えすぎていて、アップアップしているところですかね・・・(苦笑)

Q.この仕事を目指している人、これから受験を考えようと思っている人にアドバイスをお願いします。

受験生にとって、受験というのは一つの目標ではあるけれども、実はスタート地点に立つための基礎基本です。
自分は才能がないと挫けそうになることもあるかとおもいますが、初めからできる人なんていません、少しの積み重ねで大きくいっていくものです。
大切なのは挫けずに続けることです。自分のやりたいことを中心に据えて、自分自身を信じて頑張ってください。
14守宮
守宮
13深々
深々
12水音 (1)
水音
10水音 (2)

9月兎
月兎
8筍の山?蛞蝓?
筍の山?蛞蝓?
8白狐
白狐
7無垢
無垢

1982年 奈良県に生まれる
2002年 東京藝術大学美術学部彫刻科 入学
2005年 伝宗伝戒道場を成満し浄土宗の僧侶となる
2006年 東京藝術大学美術学部彫刻科 卒業
東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復研究領域 彫刻 入学
2008年 3月 同大学院 修了
2008年 4月 同大学院博士後期課程入学
2011年 3月 博士(文化財)号取得
研究論文『快慶と快慶風の阿弥陀如来立像について
―東大寺俊乗堂像の模刻制作と善光寺像の修復を通して―』
研究作品『東大寺俊乗堂快慶作阿弥陀如来立像想定復元模刻』
2011年 4月 工房『巧匠堂』設立
2013年 浄土宗 東光山 正楽寺 住職就任
2015年 大正大学 客員教授 就任
現在 彫刻家として創作・仏像制作・文化財修復など多方面で活動中
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彫刻科からフィギュアの原型師に   塚本さんインタビュー

彫刻科の小川原です。今回は新美の彫刻科から芸大に進学し、卒業後はフィギュアの原型師として今まさに活躍している塚本さんにインタビューを行いました。この分野に興味のある人は多いと思います。そんな人達には迷いなくこの世界に飛び込んだ塚本さんの話はとても参考になると思います。なんとなく好きだから、では無く、明確に目標があってここまでやってきた話しには強い説得力を感じます。是非御覧ください。

Q.彫刻科を受験しようと思った理由は何ですか?

一番立体の勉強になりそうな科だと思ったからです。

Q.芸大彫刻科を卒業後、フィギュアの原型を制作する会社に就職されましたが、大学に入学する前からこの仕事に興味がありましたか?また、いつ頃からこの仕事に就くことを考え始めましたか?

小学生の頃から原型師になりたいと思っていました。人体をきちんと作れる原型師になりたかったので、大学受験の彫刻科コースでしっかりと勉強をしようと思い新美に入りました。具体的に受験する大学を決めたのは予備校に入ってからです。

Q.今の仕事の中で、予備校で学んだことが生かされていることはありますか?

受験勉強で行ったデッサン・模刻・構成など基礎の勉強全てが日々の仕事に生きています。また、集中して細部まで詰めていく作業も受験の緊張感の中で培われたような気がします。
1予備校時代作品友人像
新美時代の作品 友人像
2予備校時代作品ニワトリ
新美時代の作品 鶏

Q.予備校時代に努力したことや、苦労したこと、思ったことなど教えてください。また、予備校時代に努力したことや、苦労したこと、受かるために考えていたことなど、それぞれの思いを聞かせて下さい。

予備校時代は模刻がとても苦手で、いい成績を残せたことがありませんでした。すぐ細部に目がいってしまうせいで全体のバランスがうまく取れず、現役の年は1次試験で落ちてしまいました。なので、1浪の年はなるべく大きな面でものをとらえる努力をしました。結果的に、人体にも動物にも素描にもその基礎が大事だったのだと思います。

Q.芸大の彫刻科に入学して、良かったと思う所は、どんな所ですか?また、どの様な点が具体的に今の仕事に役立っていますか?

今の職場は彫刻科の先輩に紹介してもらった所で、働いているスタッフも芸大の彫刻科がほとんどです。芸大に入って一番良かった所は、この場所に来ることができたことです。また在学中も、フィギュアや細かい作業が得意だという事で大英博物館の模型作りを行うチームにも加えて頂きました。沢山のチャンスが転がっているので、時間のある学生のうちに色々な経験を積む事が出来たのが今の仕事に一番役立っていると思います。
1芸大卒業制作
芸大卒業制作

Q.浪人生時代や大学生の時にはバイトはされていましたか?生活面での工夫などがあれば、教えて下さい

浪人生時代や在学中はバイトはしていませんでした。実家暮らしで、趣味でフィギュアを作ってワンフェス(フィギュアの大きな販売イベント)に出たり学外の制作活動に参加したりと自由に過ごさせて頂きました。その時に作ったものを仕事に就く前に参考作品として提出する事ができたので、とても良かったです。

Q.この仕事の内容を詳しく教えて下さい。

発注されたフィギュアを、デザイン画と照らし合わせながらサイズや印象に狂いの出ないように期限内に制作して納品する仕事です。
1ワンフェス出品作品
ワンフェス出品作品

Q.この仕事の楽しいところ、大変なところを教えて下さい。

楽しいところはほぼ全部です。好きな作品のフィギュア制作に携わっているところ、1日中フィギュアを作っていていいところ、出来上がった原型が商品になって流通しているのを見るところなど色々あります。趣味で作るフィギュアと違い、クライアントからの要望にしっかりと応えていかないといけないため自由度はありませんが、目標とするキャラクターに形が近づいていくのはとても楽しいものです。〆切が間近なときや修正作業が多いときなど体力的に大変な場合もありますが、とてもやりがいのある仕事です。
1ワンフェス出品作品1
ワンフェス出品作品

Q.この仕事を目指している人は沢山いると思います。これから受験を考えようと思っている人にアドバイスをお願いします。

私はフィギュアを目標にして立体を勉強し結果的に芸大に入学しましたが、この進み方は間違っていなかったと思っています。大学では特殊な技術の勉強や作品制作の時間はありますが、予備校でやるような美術の基礎は勉強できません。フィギュアとしてデフォルメされた人体を作るにも、骨格や構造を理解して普通に人体を作る技術は大いに役立ちます。ぜひ予備校にいるうちに沢山基礎を学んで、気持ち良く作品制作が出来る技術を身につけていただければと思います。頑張って下さい!

塚本 2002東京芸術大学美術学部彫刻科入学

2006東京芸術大学美術学部彫刻科卒業

日本画科 展示のすすめ

こんにちは!日本画の佐々木です。

今日はアトリエ入り口の様子をご紹介。
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何やら色々貼ってありますが・・・
これ、講師オススメの展覧会のチラシが貼り付けてあるのです。
今年のGWはとても長いので、せっかくなら一つくらいは展示に行きたいですよね。
ちなみに私のオススメは
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なんといってもこれです!!!
単純に私が大好きだからオススメしたいという気持ちはあるのですが、それを抜きにしても
土牛は色感と形、構図のとても研ぎ澄まされた作家なので、見たことがない人は必見です。
この山種美術館は日本画専門の美術館でもあるので、日本画の人はチェックしておいて損はない美術館ですよ。

そして、そんな展示コーナーの奥には・・・
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講師の描いたデモスト作品が着々とたまってきております!
今日をもって怒涛のデッサン強化月間が終了し、GW明けからは着彩強化週間が始まります。
来週からはデモストコーナーが華やかになりそうですね?。

基礎科 2016年はじめの石膏特訓!

新美基礎科のはじめの課題は、スタートの3週を使い、首像の石膏でデッサンの基礎を特訓しました。

「面取り石膏」「細かな石膏のディテールを消すように白布で巻いた石膏」そして「実像の石膏」を鉛筆や木炭を使い、どういったプロセスで石膏デッサンを仕上げてゆくのが良いのか。形の取り方や、量感の出し方、そして完成度の出し方について解説しながら課題に取り組みました。

これから基礎科を経て、受験科にいっても、石膏というモチーフは幾度となく取り組まねばならない課題です。何を大事に描いてゆくべきか、これからの1年をかけてぐっと上手くなってゆけるように、頑張ってゆきたいですね!!

今回のはじめの2課題、「面取り石膏」「白布巻き石膏」での成果をご報告。

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面取り石膏

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布巻き石膏

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布巻石膏その2

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大事なポイントを、制作プロセスに沿って確認!

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講評では、お互いの作品の良い点や、問題点を確認しあいながら、次の作品につなげます。講評のメモも大事です!

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基礎科 ☆油&彫刻☆ 1年間の成果

2016年の基礎科ご報告に先駆けて!

2015年度の基礎科油絵コースの作品を紹介したいと思います。

この1年を通して、様々な油の課題をやってきました。その中で生徒自身のやりたい表現や、色々な工夫、新たな表現の発見が出てきたと思います。そしてその表現に向かって試行錯誤できた1年だったと実感しています。物を捉える力や、自分の色彩感覚、モチーフの着目点が十人十色なので一人一人面白い作品が数多くありました。2016年度も面白い作品が増えるよう、頑張っていきたいと思います!作品画像は静物組モチーフの課題です☆

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続いて2015年度、彫刻クラスの作品です。
2015年度の彫刻クラスでは首像や構成・動物などの基本的な課題から、テーマにそったイメージで彫塑をするなど幅広く行なってきました。また、デザイン・工芸志望の生徒が立体的な物の捉え方を学ぶため彫刻を体験をすることも多々ありました。
彫刻科では、立体を学ぶために「構造」を強く意識し理解しなくてはなりません。生徒たちは、知識として学んだり、感覚として実践し、理解が深まるよう頑張って制作に励みました。
粘土をいじりながら、時には関係のないものを作って遊んだりもしましたが、とにかく何かを作ることが楽しく好きなんだなということが作品を通して伝わってきます。受験になると楽しいことばかりではないかもしれませんが、基礎科のころ初めて粘土を触った時を思い出し、基礎科で学んだことを生かし、頑張って欲しいと思います。

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