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映像科:感覚テスト対策&実技体験授業

こんにちは、映像科です。木金日コースの授業では武蔵美の映像学科の実技「感覚テスト」の課題を制作してます。先週の授業では導入として講師のデモンストレーションを行いました。感覚テストに特徴的な色鉛筆やパステルの使い方などを参考にしつつ与えられたテーマから制作してみます。

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この感覚テストの制作を含めて、7/4.5.7には「武蔵美映像学科・実技体験授業」を開催します!
この体験授業では評価のポイントを説明した上で「感覚テスト」「鉛筆デッサンor小論文」の対策課題を制作してもらいます。
武蔵美が第一志望の人はもちろん、映像系での受験を考えているけどまだ対策はこれからという人も、ぜひ気軽にご参加ください。詳しくはこちらから!
また7/7には今年一般入試で合格した大学一年生にゲストとして参加してもらい、合格までのプロセスを紹介してもらいます。こちらもお楽しみに。

先端芸術表現科7月7日(日)の講評会のお知らせ

こんばんは。先端芸術表現科です。

7月7日(日)の先端芸術表現科前期最後の講評会では、1Fのギャラリーも用いて、1学期のまとめとして各々が制作してきた作品を展示・発表します。

昨日23日(日)には、自作のプラン発表と検討を皆で行いました。

 

プラン発表といえども、形式は自由です。各々のプレゼンテーションの方法によって、パワーポイントを用いたり、写真を用いたり、ドローイングを用いたりして行います。今回のプラン発表では、自分の興味や制作のきっかけを通して、以下にしてそこからコンセプトを立ち上げ、実現まで至るのかということのための最初の段階として、皆で様々な点について検討したり、こうしてみてはどうかという提案が繰り広げられました。

次週30日(日)では、今回のプラン発表を経た上での次の段階として、実際にやってみたこと、制作してきたものなどによって講評を行う予定です。その上で、7月7日(日)には、今回制作してきたものだけでなく前期で行ってきたことも含めたうえで、個人個人の活動を振り返り講評していく予定です。その後、9日10日の火曜水曜では、記録写真の撮影を皆で行ってみたり、一度紙媒体で文章と写真、ドローイングなどを通して自分の作品を他者に伝えるということを前期最後の授業として行ってみます。

先端の夏期講習会は7月22日(月)から、最初のタームが始まります。
7月7日(日)の講評会は無料体験の枠組みでどなたでも参加可能です(見学のみも可能です)。
無料体験の申込みはこちらから。
夏期講習前の最後の講評会となりますので、夏期講習の受講を考えられている方、先端の受験を考えられている方はぜひ参加してみてください。

 

 

サマーワークショップを終えて。

油絵科夜間講師の本山です。
今日は下地を学ぶ実習イベントを行いました!!
下地は絵の表情やクオリティを大きく左右する重要な要素の一つです。

キャンバスを分割して複数の下地を塗り、表面の質感の違いを実感し、また知ることで、今後の制作の表現の可能性を模索することに挑戦してみました。

基本のジェッソやモデリングペースト、扱った事の無い人も多い特殊なウルトラマットメディウム、ホワイトオペークフレークや応用としてジェッソとモデリングペーストを自分の好みの濃度で混ぜたものなど計21種類で、耐水性や吸水性の違いなどを実感してもらいました!!

みんな扱った事の無い下地材に興味津々!!

乾き待ちの時間に過去の合格者作品を見てもらい、それぞれの絵に見られる下地の意味や、活かし方、技術的なプロセスなどを紹介しました!

いよいよ塗った下地の上から思い思いの描画!!

みんな未知の下地材に触れてみて、自分の絵に必要な要素を考えるキッカケにできたかと思います。もちろん個人差はあると思いますが、今日得たモノを次のステップに繋げていってくれたら幸いです!!

 

また来月の7月14日、15日に行われる『スペシャルサマーセミナー』では技術、技法をより深く掘り下げて、油絵科ならではと言ってもいい限りない絵の可能性に驚くイベントになること間違いなし・・・・!!?奮ってご参加ください!
https://www.art-shinbi.com/event/event-s_s_s/s_s_s-B.html

通信教育2019

こんにちは。

6月添削もほぼ終わり返送致しました。

7月ターム課題発送致しました。お手元に届きますまで今しばらくお待ち下さい。

いよいよ来月から夏期講習が始まりますが、

その前に新美、新宿校では夏のイベントがあります。この機会にぜひ参加してみてくださいね。

6/23(日)石膏デッサン描き出しコンクール(無料)https://www.art-shinbi.com/event/event-drawing-contest_0623.html

7/14(日),7/15(月・祝)、スペシャル サマーセミナー https://www.art-shinbi.com/event/event-s_s_s/index.html

 

では、7月ターム作品お待ちしています。

彫刻科 秀作紹介。 6/23(日)全科描き出し公開コンクール。

こんにちは!彫刻科の小川原です。今週末6/23(日)に全科石膏デッサン描き出し公開コンクールがあります。
石膏デッサンは描き出しでどれだけ捉えられるかで勝負が決まります。実際の試験でも開始1時間で半数くらいの人はふるいにかけられてしまっているのが現実です。そこで今年度始まって3ヶ月弱のこの日に、現時点で皆さんがどれだけ出来ているのか。またどういう点に弱点を抱えているのかを検証し、今後の取組の指針を立ててもらうきっかけづくりを公開コンクールという形で行うことになりました。
すでに実力のある人はその力を存分に試すいい機会だと思います。また経験の少ない人、あるいはまだまだ石膏デッサンに自信のない人はむしろ今ここで現実を見ておかないと来年の入試に間に合わなくなってしまいます。出来る人とそうでない人とで何が違うのか、その目で見て感じ取って欲しいです。
描き出しチェックポイント!後々修正が困難な大きい要素を合わせられると良いです。
・構図(当たり前のようですが、上級者でも案外ミスすることが多いです)
・プロポーション(特に縦プロポーションでの狂いが多いです)
・動き(像を物体として捉えるだけだとギクシャクした印象になりやすいです。あくまで人間を描いている意識で、自然な動きのつながりを考えて下さい)
・構造(輪郭的に形が取れても中の構造が大づかみに捉えられないと嘘くさい表面的なデッサンになってしまいます。部分の色や細かな起伏にごまかされずにより大きな単位で立体を考えていって下さい)
・バルール(調子の自然な変化を表現していくことが重要です。まずは日向、日陰を分ける所からはじめましょう。バルールは構造の理解と直結しているので、バルールが捉えられない人は構造も理解できていないことがバレてしまいます。また、魅力的な空間表現を目指すためのビジョンとしても重要です)


コンクール参加費は学内生、学外生共に無料です。
描き出しということで4時間で行います。(完成を目指す必要はありません)
各専攻ごとに採点を行うので実際の入試での評価基準に近い結果が得られます。
採点中のデッサン解説(彫刻科 新妻先生)と個別講評をしっかり聞いて、今後入試までの取り組み方をしっかり考えていきましょう。

↓石膏デッサン描き出し公開コンクール申し込みリンク 石膏デッサン描き出し解説動画
https://www.art-shinbi.com/event/event-drawing-contest_0623.html …

それではこの2週間での彫刻科の秀作を紹介します。

昼間部生の作品。5時間半制作。

印象良く描けています。炭使いも魅力的で良いですね!


時間が短いこともあり、まだまだ途中感は否めませんが、印象の良さが目を引きます。顔が似てるって重要!

同じく昼間部生の作品。

技術的にレベルの高さを感じます。このままでも十分よいですが、もう一つ柔らかな空間性が感じられると良いです。


逆光の雰囲気を活かした自然な空間表現が魅力的です。


頭部にもう少し光の魅力を持ってきたかったですが、しなやかな動きの連動感が良いです!


脚の表現がやや単調で硬さを感じますが、腰から上の捉え方が自然でとても良いです。

スポンジと鉄アレイ。

形の精度、物理的現象の表現共によく出来ています。


鉄アレイの質の表現がとても良かったです。潰れたスポンジも魅力的です。


単体のデッサンと違って2体の像の作る空間など、より大きな視点で画面がコントロールできていてよいです。


ジョセフの顎のあたりにもう少し形が感じられると更に良くなります。構図的には難しい位置ですが、とても良くバランスが取れています。


動きも印象もよく合わせられています。もう少し目にピントが合わせられると良いですね。


口がやや単調なのと、目(眼球)が少しギョロッとし過ぎな気もしますが、それ以外の印象、動きや構造も良いと思います。

夜間部生の作品。4時間半制作。

横位置で形が取りやすかったのもあると思いますが、短時間の中で十分以上の答えを出せたと思います。基本の全てを意識して取り組めました。
同じく4時間半制作

頭部の立体感が弱いのが惜しいですが、体の表現が美しく、魅力があります。

最後に僕が今制作中の作品の紹介をします。
「再生の理論」というタイトルの作品で、死後、新たな肉体に魂が入り込む瞬間を作りました。
最終的にはブロンズにするのですが、今は塑像原型からシリコン取り(雌型)→ワックス原型(雄型)→中子充填(ワックス原型の中に鋳造用石膏を満たす)→湯道取り付け(溶けたブロンズを流しこむ管)まで終わった所です。

僕はブロンズでの制作は習ったことがないので手探りですが、彫刻って日々研究発明の連続だなと思っています。これを作りたいと思ったらどうしたらそれが出来るか考える。それがまた楽しいんですけどね!!