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芸大デザインコース

こんにちは。

授業延期に伴い、芸大デザインコースでは自宅でできる絵具での描写練習の課題や、手のデッサン課題などを出題しております。

少しでも練習の参考になればと、解説画像の制作をしております。

芸大デザインコースのtwitterでは、制作プロセスが分かるタイムラプス動画や画像を公開しています。是非、チェックしてみてください。

普段の授業ではできないことにチャレンジをしたり、自分なりの表現を研究する機会になれば良いと思います。ピンチをチャンスに変えましょう!

先端芸術表現科の自宅課題2週目

こんにちは。
先端芸術表現科です。

自宅課題1週目の講評をオンラインで無事に終え、受講生は自宅課題2週目の課題に取り掛かっています。
オンラインでの講評はこちらも初めての試みですが、うまく講評のやり方などもブラッシュアップしていき、自宅での制作をサポートしていきたいと思っています。

さて、自宅課題2週目は、

課題1
添付したインターネットで閲覧可能な映像作品リストから、1つ映像作品を選び、そこからあなたが考えたことを、作品の具体的な分析と共に800-1000字程度で述べなさい
課題2
「窓」をテーマにした5分以内の映像作品を作りなさい
(制作したものにタイトルをつけること)

の2つになっています。2週目は映像メディアについて考える課題になっています。
今日の芸術において、映像メディアはあたりまえのように使われるものになりました。また、写真が20世紀に私たちの生活を取り巻くメディアであったように、今日の私たちは映像メディアに当たり前のように囲まれて、私たちの環境を構築しています。そうした状況を批判的に問い直すことも、この課題の目的の一つです。

最後に、いくつか自宅で閲覧できるデジタルコレクションなどのサイトを紹介します。

まずは、MOMA(ニューヨーク近代美術館)のサイトです。
コレクションページからは収蔵作品が、
https://www.moma.org/collection/
展覧会史のページでは、過去に行われた展覧会のイメージや、カタログをオンラインで閲覧可能です。
https://www.moma.org/calendar/exhibitions/history

現在まで続くホワイトキューブでの展示という規範を作り出した美術館のカタログを年代順に見ることは、それ自体が現代美術の一つの流れを確認することになります。

またコレクションでは、イギリスのテートモダンのサイトも充実しています。https://www.tate.org.uk/search?type=artwork

オランダのアムステルダム国立美術館のサイトでは、レンブラントやフェルメールの高精細な画像をオンラインで閲覧可能です。
https://www.rijksmuseum.nl/en/rijksstudio

美術に限らず、京都大学図書館の貴重資料デジタルアーカイブや
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/

メトロポリタン博物館のオンラインコレクションも多くの作品や図像が公開されています
https://www.metmuseum.org/art/collection

ニューヨーク公共図書館のコレクションはこちらから
https://digitalcollections.nypl.org/

フランス国立図書館の電子図書館ガリカも面白いです
https://gallica.bnf.fr/accueil/fr/content/accueil-fr?mode=desktop

作品のイメージソースや着想のために眺めてみたり、アーカイブそれ自体について考えるきっかけになれば幸いです。

現在、受験相談もオンラインで対応しています。先端の受験を考えられている方、受講の仕方など迷われている方はぜひご活用下さい。
https://www.art-shinbi.com/event/event-soudan.html

それでは、先端芸術表現科でした。

 

オンライン添削と講評。

授業が延期になって、自宅課題カリキュラムを大急ぎで用意、発送おお願いして…延期の決定後の動きはとても忙しかったです。参考資料までは送れなかったので、Twitterなどでも情報発信していますので、こちらもチェックしてみてください。

https://twitter.com/shinbidesign1

デザイン・工芸科夜間部です。

先週は、オンライン添削と講評の準備に追われました。そして、土曜日に第一回目のオンラインやってみました。添削をオンラインで繋げながら講師数人で、手分けして行いました。その後、一時間のオンライン講評を行いました…やってみた感想ですが…時間との闘いでした。

皆さん、時間ギリギリに画像を送ってくれる(笑)ので、添削と送り返しもギリギリ、講評時間が迫ってきて講師のタイピングもフル回転しました。こんなことなら、もっとタイピング練習しておけば良かったです。

オンライン講評は、生徒の顔が基本的に見えないので、一方的にしゃべる感じになっていますが、今後慣れてきたら顔も見せてくれるのかな…という感じです。なんとかしゃべりきったという具合で、初の試みとしてはまずまずだったのではないでしょうか。

 

自宅課題は家にある道具を使って、家にある物を描いていくことになります。ちょっとくらい課題指示と違うことになっても良いと思います。やれることで対処していきましょう。

自宅で出来ることを無理せずやっていきましょう!

道具はオンラインでも買えます。油の講師の方に教えてもらったオンライン画材購入出来るリストを書いておきましす。参考にしてください。

ゆめ画材
送料有
https://www.yumegazai.com/

画材 ヨドバシ
届くのが早く送料無
特殊なもの以外なら揃う
https://www.yodobashi.com/category/168001/168186/

笹部画材
送料有
2日後くらいには届く
激安画材屋
http://www.sasabegazai.co.jp/

世界堂オンライン
送料5000円以上無料
届くのが遅い
https://webshop.sekaido.co.jp/

水張りのやり方:渋谷校デザイン科基本技法シリーズ

こんにちは渋谷校です。

家庭での自宅学習これから平面構成を制作する時に、「水張りのやり方」がわからないという人はいませんか?
今回は水張りの方法を詳しく優しく丁寧に解説いたします。

●水張りとは?
水張りとはまず用紙に水を充分に染み込ませ紙をグンと伸ばします。
次に、その用紙が伸びた状態でテープを使用しパネルに貼ることです。
その時に使用するテープは水張りテープと呼ばれています。色によって接着の強さや紙の厚みが違います。初心者は白いテープは使用せず、黒色のテープ、最低でもクラフト色のテープを使用しましょう。白いテープは紙が薄く接着力が弱いので難しいと思います。またくすんだ緑やエンジ色みたいな色のテープはデザイン科にはカッコ悪いので使用しないほうが良いです。かわいい水玉やストライプの水張りテープがあったら良いですね。
水張り後に紙が乾くと紙が縮むので「ピッチリ」とパネルに貼れるので、平面構成などで水を使用して描くときには基本水張りを行って制作します。
ただし、入試のときは水張りせずに描くことがあったり(ムサビなどはペラペラのケント紙をそのままパネルの上において、紙をグニャグニャさせながら苦労して描きます)、
またボードを使用する(芸大やタマビ)こともありますが、ボードは高いので節約しましょう。普段の制作ではお金持ちでもない限り、ボードより安い画用紙やケント紙で水張りしたほうが良いと思います。
デッサンなどのときには特に水張りを行う必要はないです。バチッと貼りすぎるとパネルから紙が浮いて画面の場所によって描き味が変わったり、紙が引っ張られて画用紙の凹凸が伸びて描きにくくなったりします。

●水張りの方法


1.用紙、パネル、水の入ったバケツ、水張りテープ、ドーサ刷毛、乾いた布を用意しましょう。用紙はパネルより一回り大きい物を用意しましょう。あまりにも大きい場合は都合の良い大きさに切りましょう。


2.用紙の裏面全体にムラのないように水を塗ります。ムラが無いようにというのが重要です。
多めに水を塗った方が失敗は少ないです。


3.用紙が乾くのを待つ間に、テープの準備をします。
用紙の4辺分、少し長めに切っておきます。


4.用紙を裏返して中心を合わせます。用紙に水が十分に染み込んでから裏返しましょう。早すぎると用紙が反ったり、紙が伸び切っていないためうまくいきません。急がないで大丈夫。


※片面に水を塗るので、はじめは水を塗った面のみが伸びるので用紙が反っています。
水を塗っていない面にも水が染み込んで両面が伸び平らになるまでは、テープで貼るのは待ちましょう。
できれば一番伸び切った状態で貼ったほうが上手くいくので、乾き出すほんの少し前に貼るのが上手くいくポイントです。
また、水の量が少ないのも失敗する可能性が高いので多めに水を塗りましょう。


5.中心から用紙を軽く伸ばしながら空気を抜きます。用紙を汚さないように乾いたきれいな布を使います。
ここで一生懸命に紙を伸ばすように、ゴシゴシこするようにする人もいますが、そんなにやっても紙は伸びるはずは無いです。受験時の迷信の一つです。かえって汚したり紙の表面を傷つけるだけになるので、紙とパネルの間の空気を抜き平らにする程度で良いです。


6.水張りテープの糊の付いている面を刷毛で湿らせます。テープが紙につきやすい水の量を調節してください。


7.テープを貼ります。まず紙に接着させてからパネルに貼りつけます。


※テープを張っていく順番は様々です。
基本的に洋紙の場合(画用紙やケント紙)の場合は繊維の方向に伸びるので、繊維の伸びる辺の方から貼ると良いです。
洋紙は基本繊維をきれいに揃えて作るので繊維の方向が決まっています。繊維の方向は水を塗った時に紙が反る方向で確認できます。テープで貼る順番は図の1から4の順です。必ず対角に留めていきましょう。
和紙の場合は繊維を均一の方向に揃えて作らないので方向は不規則になります。但し受験では和紙は使用しないので問題なしです。


8.写真の様に角の部分はテープを折り込んでとめます。
画面の4隅は紙が浮きやすいので しっかり押さえてはります。
辺の部分もしっかり押さえてはりましょう。


9.最初に固定した辺の反対側を用紙を伸ばしながらはり、次に残りの2辺を固定します。対角に貼っていくのを間違えないようにしましょう。


10.完成です。
若干しわがあっても、乾けばきれいに仕上がります。
平らにして日陰に干しましょう。
平面制作のときは、まず水張りをして乾くのを待つ間にエスキースをしましょう。

また、水張りの方法などに限らずですが、やり方は人によって違うので自分にあった上手くいく方法を見つけていってください。今まで私が目撃した衝撃的な水張りの方法は、野外スケッチの際に用紙を近くのきれいな小川にドボンと入れて紙を濡らして水張りした日本画の大家の先生がいました。それも素晴らしい方法だと思います。

●パネルからの外し方


V字型の赤い点線のようにカッターで刃が入る隙間を作りましょう。
カッターを使う時は自分や他の人に怪我をさせないように気をつけて作業してください。


この様に隙間ができるので、ここから用紙とパネルの表面との間にカッターの刃を入れましょう。


ここから一周カッターでぐるりと切り離します。カッターの刃の角度は、この様に鋭角的に刃を使用したほうが切れやすいです。
紙の断面に対して刃の当たる面積が多い様に使用します。


カッターで一周すれば作品がパネルからはらっと切り離せます。
パネルに残った水張りテープは外しておくと良いでしょう。
ま、でも少しぐらい残っていても問題ないです。
パネルの角にいっぱいに重なった水張りテープがいつの日か「バリッ」と剥がれるのが、カサブタが剥がれたときのように気持ちよかったりもします。


作品の端に残った三角形の思い出はきれいに切り離しましょう。そして作品は大事にしまっておきましょう。
この三角形を残さないように、角の折り目からカッターを入れるという素晴らしい方法もあるのですが、説明が面倒なのでここではしません。
知りたい人は渋谷校で教えることが出来ますので、是非渋谷校に入学してください。

水張り一つとっても、紙の特徴や道具の使い方をしっかり理解して行うときれいにできます。作業はなんとなくやるのではなく方法や効率、素材を理解して行うことが重要です。特にデザイン科は無駄なく効率的に美しく制作することも才能のひとつです。受験生の皆さん頑張ってやっていきましょう。

渋谷校でした。

初めてのオンライン講評の結果はいかに・・・?

こんばんは、油絵科です。
前回の記事で、大人たちが慣れないオンラインに初めは笑ってしまって会議どころではなくなったと書きましたが(笑)、今週はついに!昼間部、夜間部ともに初のオンライン講評を行いました。

結果。
オンラインでもしっかり喋れるし、みんなの声もしっかり届きました!
講評時の様子を写真でも載せたかったのですが、必死すぎて撮り忘れました(笑)

正直私たちにとっても初めての試みなので、どうなるかとドキドキしておりましたが、
これならオンラインでも色々なことが出来るなと感じました。

個人で面談を行いたい際も自宅からの個人オンラインなどできるようになれば、さらに幅が広がるかな?
今の状況でも最大限進んで行けるよう日々改善です。

興味はあるけどいまいちオンラインよくわからないし・・・
と、踏み出せないでいる方へ。新美油絵科では以下のように進めてますよ!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

①自宅に課題の資料を送付。

②講評まで質問はメールにて対応。
※ちなみに夜間部は高校からの課題も出ていることを鑑みて、1課題1週間で設定しています。それぞれの事情でプラス課題が欲しい方は個別で対応します。基本的に水曜日に中間講評をオンラインで行います。
昼間部は夜間より短いスパンでの制作になります。オンラインでの中間講評ではなく、メールでの質問を随時受け付けています。

③自宅で制作した画像を、講評前に事前にメールで送ってもらい、講師が講評のタイムテーブルを制作します。
(1.○○さん 何時何分~ 2.○○さん 何時何分~ のような感じで)
そのタイムテーブルを講評前にみなさんにメールでお知らせします。

④指定されたオンライン講評会場で、講師側が作品を画面共有しながら講評。
(学生に質問したり会話したり自由にできます。)

またオンラインが厳しい方にはメールでの添削講評を行っています!

どんどん改善しながら進んでいきます。

どうなるかわからなくて踏みとどまっている人たち。
一緒に進んでいきましょう!!