日別アーカイブ: 2018年4月2日

先端芸術表現科春期講習の記録および新学期について

こんにちは。先端芸術表現科です。

5日間の春期講習が終わりました。

初日は、「A4用紙10枚を用いて自己紹介をする」「白ガムテープを用いて自己紹介をする」という課題をやったあとに、「2時間かけてある物を変容させる」という課題をやりました。

2日目の課題は「レディメイド」。

「レディメイド」とは、マルセル・デュシャンという20世紀の美術家によって作られた言葉で、「既製品」を用いた作品を示します。課題では、最初にこれまでに作られた様々な「レディメイド作品」を紹介した上で、「レディメイドを自分なりに解釈して実践する」という課題を行いました。

3日目、4日目は映像コースと合同授業を行いました。
3日目はカメラを使い、写真について考える課題でした。

午前は「セルフポートレートを撮ってきてみんなで観る」
午後はグループに分かれ、「集合写真を撮る」

最後に次の日の課題の参考作品を紹介して、次の日の課題に繋げました。

4日目は「なにかを24個集め、ある場所に配置する」

5日目の午前は「関係」をキーワードに、新美周辺でフィールドワークを行い、撮ってきた写真をみんなでみました。

午後の課題は、午前で考えた「関係」に「介入」してみる

毎日様々な課題を行う、かなりハードな5日間でしたが、受講生の方はそれぞれ自分なりに考えて応答し、面白い興味の端緒が見出せたような気がします。

新学期は、4月15日(日)から始まります。このような課題を通して自らの制作を立ち上げながら、一次試験の素描/小論対策、総合実技の対策も同時に行っていきます。
受講の相談は随時受け付けています。先端受験で迷っている方は、いつでも来てください。

また、遠隔地にお住まいのかたは、通信教育という制度もあります。
こちらもあわせて参考にしてみてください。

保護者のための芸大・美大受験説明会 part2

こんにちは、昨日「保護者のための芸大・美大受験説明会」の第二回目が開催されました。

参加して頂いた保護者の皆さん、ありがとうございました。
美大受験の全貌と専門的な受験の知識を知る、良いきっかけになったのではないでしょうか?

こちらは、日本画科のブースです。
日本画を選択する人は勿論、そうでない人も熱心に先生のお話を聞いていました。

次に油絵科です。
実際の合格者の作品を参考に、芸大や私立の傾向や特色まで話しておりました。

そして、彫刻科です。
立体をつくる面白さや、魅力を熱く語ってくれました。
また、新美の芸大彫刻科合格率の高さの理由もお話してくれました。

次に、芸大デザインです。
デザインの平面・立体・デッサン、それぞれの傾向や評価を説明してくれました。
特に立体は、芸大ならではのもので注目をあびていました。

そして、工芸科。
デザインと同じように、平面・立体・デッサンが入試課題としては課せられますが、
デザインと違うのは、より与えられたモチーフを大事にすることではないかと理解しました。

続いて先端芸術表現科。
わかりずらい科ではなかろうか?という説明から始まりましたが、最後とてもよくわかりした。
今年は、2次試験の総合実技で「自刻像」が出されましたが、先端芸術表現科ならではのアプローチが理解できました。

次に、私立デザイン。
各私立大学の中のいろいろな科が沢山あるので、大きい枠組みからお話してくれました。
迷っている方には、終了後、個別相談で詳細を聞くことができます。

そして、映像科。
感覚テストの入試再現作品が多数展示してあり、具体的なイメージがつかめたのではないでしょうか?また、推薦入試のことも触れて説明してくれました。ポートフォリオの現物コピーもあり、早く対策を行う有利さを実感できたかと思います。

以上、今春の「保護者のための芸大・美大受験説明会」これで終了ですが、保護者ガイダンスは1日体験ごとに行っていますので、今回逃したかたも是非そちらにいらしてください。
新宿校・秋葉原校では、4月8日(日)と15日(日)の10:30~行っています。
4月8日(日)は、渋谷・国立校でも行っています。

そして更に、4月8日(日)には、推薦入試説明会が新宿校で、16:30~行います。
こちらも今回同様、推薦入試のある各科の先生が説明・相談してくれますので、
少しでも推薦入試が気になる方は聞かれるとよいのではないでしょうか。

是非、おまちしております!