月別アーカイブ: 2019年1月


入試直前講習会突入

デザイン工芸科、夜間部です。

センター試験も終わり、夜間部としての授業は基本的に終了いたしました。入試直前講習会になったことで、昼間部の時間帯での授業になります。いよいよ試験が迫ってきました。

夜間部としての最後のカリキュラムは、三時間での模擬試験を行いました。講評日がセンター試験とかぶっていたので、出席は少なめになりましたが、最後に直前に向けての心構えなど色々と話が出来たと思います。

現役生はここから最後の伸びがあります!一枚一枚しっかりとやってやりましょうー!

模擬試験の課題のモチーフ、三時間デッサンのおさらいを講師にしてもらいました。描きすすめの手順と組み立てをしっかりと把握してもらいたいです。理解して描くことは、採点側の共感を得ることが出来ます。上手下手の問題ではなく、理解のあるデッサンを心がけましょう。

もちろん、上手く描けることは良いことです。最後まで精進してください。

そういえば、新しいパンフレットが完成しましたね。昨年末には出来ていたようです。

表紙もイメージチェンジ、デザイン的な要素の多い感じになりました。

新美出身の現役デザイナーさんに、やってもらったということで、非常にありがたい話です。

夜間部のページも、皆楽しげでとても良い感じになっていると思います。後は合格に向けて頑張って行ければと思います。

新美ギャラリーも受験モードになっています。

入試まで限られた枚数を、しっかり色濃くやってやりましょう。

最後は根性が必要です。粘って、頑張りましょうー。


熱いぜっ!高校生石膏デッサンコンクール

こんにちは、全科総合部です。

いや~昨日は、センター試験二日目でしたが

あつかったです!!

いやいや天気は良かったですが、野外は暑くはなかったですよね。
センター試験受験者の皆さん、お疲れ様でした。

何があつかったというと、新美の高校生石膏デッサンコンクールが熱かったです!

もちろん、高校2年生までの全専攻全学年で石膏デッサンを競い、励んで描いている姿も圧巻でした!
その200人近くの中から、結果、1位のトップを獲られたのがなんと!?・・・・・・。
描き始めて間もないということでしたが、素晴らしい石膏デッサンでした。
芸大の1次は通るのではなかろうか、という点数もいただいています。
このような貴重な才能を持っておられる高校生も、全国にはいるのだなあ~と、
焦りをも感じた次第です。

そして今回の「デッサン解説」。
こちらも熱かったです!!

新美の誇るスパー講師、彫刻科の小川原先生、デザイン科の増田先生が
同じ石膏像(ヘルメス)を1時間でどこまでできるのか?ガチンコ描き出し勝負です!

最初にポイントを述べて描いていただきましたが、本当に凄かった!!
しゃべることなく真剣に黙々と描かれていましたが、それを見ている受講生の皆さんも
飽きることなくじっと見入っていました。メモを取る人、2人を比較してみる人、
きっと次のデッサンに役立つこと間違いありません。
描いている先生の気迫!見ている受講生の気迫!一緒に教室にいるだけで、こちらまで緊張感がビンビン感じられました。

そして、各科の先生方も熱く講評をしていただきました。

本当に受講生の皆さん、お疲れ様でした。
今回、上手くいかなかった人も、また3月にリベンジ戦がございます!!
新美のホームページをチェックしていてください。そちらでも告知致します。
それまでに、鍛えておいてください、楽しみみしています!がんばりましょう!!

講師の先生方もお疲れ様でした。


彫刻科。秀作の紹介!

こんにちは!彫刻科の小川原です。センター試験目前ですが勉強ははかどっていますか!?後悔の無いようやり切ってください!!

それでは1月入ってからの良かった作品を紹介します!

昼間部生の作品

捉え方に彫刻的な視点を感じるデッサンです。厚みがしっかり伝わってきます。このデッサンを見て模刻が出来そうですね!


短い時間の中でこれだけ合わせて来れるのはさすがです。作り込んで似てないよりはぎりぎりの所で留まった方が良いですが、作り切って似てる作品が出てくると圧倒的な差になると思います。


力強く立体感を引き出しながらも繊細で美しい仕上がりになっています。全部分かって(考えて)やれていることが素晴らしいです!


印象の良さが目を引きます。ターバンはベースの形体感優先ですが、表面に表情があるのも重要な印象の一部なので出来れば感じさせるくらいは作っておきたいですね。

現役生の作品。

今試験時間でこれだけ描けたらかなりいいレベルだと思います。それ以上にジョルジョでこの位置でここまで持って来れていることに感動です!

留学生の作品。

描写はもともとピカイチでした。弱点のバランス取りを克服して魅力的な1枚が完成しました!
この調子で行きましょう!


人としての自然な表現が魅力的です。どんどん上達していく勢いが見ていて面白いくらいです。あと1月でどれだけモノに出来るでしょうか。期待しています!

さて、入試の本丸、芸大入試まで後1月半ですね!まだまだ皆弱点は残っています。不安な点を残さず吸収し切って本番に臨めるように講師一同全力で応援します!ラストスパート!頑張ろう!!


秋葉原校近況。ワークショップ報告。

秋葉原校の多田です。

冬期講習も終わりセンターも目前に控え、いよいよ大詰めになってきました。冬期講習を終えて受験科の生徒達は目覚ましい成長を遂げています。私立の受験日まではもう日にちが限られているので最後まで悔いのないようやってもらいたいです。

現役生の作品です。自然な描写と状況設定がよく表現できていますね。

こちらも現役生。模試課題なので指導は入れませんでしたが質感の描き分けがわかりやすいですね。指導なしでこのくらい描ければ本番も安心できますね。

こちらも現役生です。コツコツやってきた基礎が実を結びつつあります。

受験科に引っ張られながら基礎科の生徒達もメキメキ上達してきています。来年度以降が楽しみですね!

高1生の作品です。完成度はもう一歩ですが良い印象でとらえられていますね。

お正月明けの目出度いモチーフです。かなり大変だったと思いますがしつこく頑張っています。誤魔化さずによく観察していますね。

 

 

そして受験とは関係ありませんが13日、14日に新宿校でニューイヤーワークショップが開催されました。

私は木の指輪を制作するワークショップの担当だったので一部紹介させていただきます。最初にノミやヤスリといった道具で形を成形していきます。今回は3時間という短い時間だったのであらかじめこちらで穴あけや荒どりなどは済ませておきました。みなさん最初は慣れない感じで苦労されてましたが少しずつコツを掴んで熱中して制作していました。

最後にワックスを塗って全員3時間で無事完成できました!基本形は変わらないのですがそれぞれ個性が出ていますね。。

自分で作ったものなので愛着を持って使ってもらえればなと思います。また次回もアクセサリーシリーズでやる予定なので興味ある方はお待ちしています。


目利きの力量

こんにちは。油絵科の関口です。受験生の皆さんはもうすぐセンター試験ですね。年間を通してコツコツ勉強してきた人も、年が明けてから勉強を始めたあなたも、これから風邪をひかないように気をつけてくださいね。

さて、先日三菱一号美術館で開催されている「フィリップ・スコレクション展」を見てきました。実はこの展覧会、自分にとっては全くノーマークで、行く予定ではありませんでした。ところがあるプロの絵描きさんと飲んでいる時に「今回のフィリップスコレクション展は必見だよ」「特にブラックの描いた風景が良かったよ」「他にもボナールも良かったし、セザンヌも良いのが来てるし全体的にレベルが高いよ」と言われ、その人がそこまで言うなら見てみよう…となったのです。


ジョルジュ・ブラック「驟雨」
僕も初めて見る作品です。画集でも見たことがありませんでした。プロが唸るだけあって確かに良い作品です。少しポップな感覚で描かれているので、ホックニーとかキタイの初期作品を見ている様な錯覚に陥ります。自転車のデフォルメも良い感じですし、ピンクや青のアクセント、雨の入り方も絶妙ですね。

「〇〇コレクション展」とか「〇〇美術館展」というタイトルの展覧会は、かなりの確率で外れ作品が紛れているものですが、このフィリップスコレクション展は一味違います。通常の展覧会とは異なり、年代順やカテゴリー毎でまとまっているということもなく、収蔵された年代順になっているのです。
プロ目線での「全体的にレベルが高い」という言葉に偽りはなく、どの部屋にも注目すべき良い作品が散りばめられていました。中でもブラックの作品は、上質で良いものを集めているな…と思いました。


ブラックの代表作の一つ「円いテーブル」
この作品は、ブラックの画集を見たら必ず載っていますね。近くで見ると意外とサラッと描かれていましたが、構成がバッチリ決まっていて、これ以上要素を省くことも足すこともできない、まさしく「絶妙」としか言いようのない名作です。


ブラック晩年の作品「鳥」
僕の中では、ブラックはピカソやマティスという20世紀を代表する巨匠の陰に隠れてしまい、それほど注目していませんでしたが、今回の展覧会を見て、その上品なセンスと絵から溢れる人柄の暖かさに改めて感銘を受けました。ユルいけど良い作品です。


シャイム・スーティン「嵐の後の下校」
ブラックとは異なり、荒々しさ溢れるタッチで描かれていますが、スーティンならではの切実さと溢れんばかりの熱いハートで描かれており、ジワジワ来る良い作品です。思わずジッと見入ってしまいました。


オスカー・ココシュカ「ロッテ・フランツォスの肖像」
ココシュカの作品もコレクションに入れているなんて、中々の通ですよね。この肖像画は明るいところは殆ど下地に塗ってあるキャンバスの白で、絵具を削ったり拭き取ったりしながら描かれています。絵具の厚さは極めて薄いですが、画家の想いが詰まった熱い作品です。


ラウル・デュフィ「画家のアトリエ」
正直に言うと、僕が若い頃にはデュフィの作品の良さなんか、微塵も分かりませんでした。色々な絵を見て勉強してきた今なら、この画家の凄さは理解できます。
ある意味フランス近代絵画のエッセンスが見事に詰まった作品だと思います。ここまでユルユルの絵具で描きながらも、画面を自由にコントロールする能力というのは、技術的に見ても凄いことです。日本人がこんなにオイルを混ぜて描いたら「水っぽく」なってしまうんだろうなぁ…とも思いました。

他にもセザンヌ、ゴーギャン、ゴッホなどの後期印象派。ボナール、ヴィヤールなどのナビ派。ピカソ、マティスなど20世紀を代表する巨匠…。これほどまでに良い作品をコレクション出来たのは、それらの良さを見抜く眼力とセンス、知識や教養の高さがあったからに他なりません。目利きというのは、一朝一夕で身につけられる様な能力ではないのです。気付けば展覧会全体を見るのにいつもの5倍くらいの時間がかかりました。さすがに今回は脱帽です。

もう少し会期があるので、まだ見ていない人は是非見に行ってみてください。↓
https://mimt.jp/pc/