大学通りのイチョウは緑色。
黄色に染まるのはまだまだですね。
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今週の基礎科は、受験科に混じって人物デッサンを制作しています。
先週はさざえを粘土で模刻しました。
去年さざえをつくった学生は手の制作です。
土曜コースの作品の1部です。
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短い時間(5時間)でしたが、みんな楽しく制作できたようです。
来週からは専門課題に入ります。
大学通りのイチョウは緑色。
黄色に染まるのはまだまだですね。
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今週の基礎科は、受験科に混じって人物デッサンを制作しています。
先週はさざえを粘土で模刻しました。
去年さざえをつくった学生は手の制作です。
土曜コースの作品の1部です。
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短い時間(5時間)でしたが、みんな楽しく制作できたようです。
来週からは専門課題に入ります。
こんにちは。
夜間部デザイン科の大島です。
*多摩美の公開コンクールのこと*
11月9日と16日に??多摩美グラフィック対象の公開コンクールが行われます。
多摩美のグラフィックを受験される方は、外部生も内部生もふるってご参加ください!
自信がないな?….なんて受験生もいるかと思いますが、コンクールの普段とは違う雰囲気で制作する緊張感は必ず実力アップに繋がります。
いまは思うように結果が出なくてもいいんです。
とくに現役生の皆さんは、結果よりも場数を踏む経験をできるだけしておきましょう。
9日の色彩構成コンクールでは多摩美のグラフィックの教授による特別講演が行われます。
講評にも一部参加して頂けると思うので、実際の採点者による、よりリアルな意見が聞けると思います。
16日の鉛筆デッサンコンクールでは外部生対象の作品面談を企画しています。
同じ環境で制作していると、どうしても講評で似たようなことを毎回言われちゃいますよね。
さいきん制作が行き詰まっていると感じている方には良い機会だと思います。
しつこい勧誘はしないのでご安心くださいね!
手前味噌ではありますが、昨年度の夜間部私立美大系クラスだけでも、現役生のデッサン満点合格が3名(内、受験参考作品資料集への掲載2名)、142.5点が1名…と、高得点合格者が多数いました。
現役生でも高得点は取れます!
一緒に満点&作品集掲載を目指しましょう!
以下、昨年度の現役合格者のデッサン(一部)です。
現役合格 150/150点
現役合格 150/150点
現役合格142.5/150点
初心者の方も、さらなるレベルアップを目指す方もウェルカムです
いまからyoutubeでイメトレしておきましょう!
もっと詳しく知りたいかたはこちらをお買い求めください(露骨な宣伝)!
上記のデッサンの詳しい解説と、新美の参考作品が見れちゃいます!
→itunesで見る
*最近の制作について*
体育祭、文化祭、中間テスト、美術系高校は卒業制作、……現役生にとって、どうしても秋は予備校が中だるみしやすい季節です。
そんなわけで、みんなに楽しんでもらえるよう新美のポスターを制作してもらいました。
先週の昼間部私大デザイン科のブログをみたら、偶然同じ課題を制作していましたね。
現役生は現役生らしい作品が多数でたと思います。
(画像汚くてすいません…。)
漫画風。さいきんの広告でもこのような表現を見かけたりしますね。
上手!
得意なイラストで。躍動感があって健康的。
上手!
色彩構成っぽく。繊細ですね。
上手!
みんな楽しそうに、かつ集中して制作していて良かったです!
今回は平面系を中心とした内容でしたが、もちろん立体系も含めて体験入学や見学は随時行っております!ではまた!
冬が待ち遠しい彫刻科講師内田です。
朝晩寒くなり、いよいよ受験シーズンという感じがしますね。あちらこちらで、コンクールも開催され、浪人生はいつもと違うメンバーと、現役生は先輩に混ざり、皆それぞれ刺激があったのではないでしょうか?
受験が近づき不安を感じる人、勢いに乗る人、様々いるでしょう。
合格する保証は誰一人にもありません。だから不安になるのですよね。でも、あなたが受かる可能性だってあるのです。私は自画像が苦手でしたが、試験に出るかもしれないので家で自主練しました。(但し嫌にならない程度に。←ココ自分の中ではポイント!)結局上手くならなかったのですが、やるだけやったので当日出たら描くしかないし、努力したことは自信になりました。ただ毎日やれることを真摯にやっていれば、下手なはずの自分も受かったりするのです。
でも人それぞれなので、腹をくくって苦手分野はやらずに、できる方面をとにかくレベルを上げるっていうのもありかもしれません。運良く試験に出ないかもしれないし、出ても久しぶりすぎて新鮮な気持ちで描けるかもしれないし。はたまた、例えば素描、自画像が苦手でも静物が得意でレベルアップしてきたならその力で突然自画像も描けるかもしれない。少し極端な話をしてしまいましたが、受験は結局自分次第。そのためにはやはり、自分にベストだと思う方法で、やるだけやってみるしかないのです。本番当日、誰にも頼れない中、自分なりにやってきたという自信が味方してくれるはずです。
さてそれでは早速、新美生の自信作を見て行きましょう。
まずは人体です。
I.Hさんの作品
全体的に自然な仕上がりです。さらに上を目指すなら、曲げているポーズのせいか、遊脚のひざ下が立脚より長く見える気もします。気にならないレベルですが、左右や手前奥の位置関係を意識して、より自然になるよう微調整しても良いかもしれません。線のストロークももう少し柔らかくなると肌の柔らかさが出そうです。
同じくI.Hさんの作品
こちらは一枚目より線が目立たず柔らかい空気感が伝わります。曲げた奥の膝が少し内向きに入っている感じがとてもよいですね。
H.Aさんの作品
胴体部分は人体の柔らかさがでていますが 足首、くるぶしがもう少し自然だとなお良かったのではないでしょうか。ちょーっと、このくるぶしはいかついね。全体的には人体のボリュームが出てて良いです!ポーズも自然。
同じくH.Aさんの作品
こちらは肩甲骨の表現が少し強引かもしれません。全体的に強いストロークの線画目立ちますが、伸び縮みを捉えようとしているので印象は悪くない線です。
M.Yさんの作品
鼻の下に落ちる影など強すぎて目鼻がはっきりしているせいか、顔の表情が少し硬く見えますが実感ある炭が乗っています。横位置でも体手前奥の伸び縮みが上手く表現できています。特に奥側が絶妙。手前の脚は、少し肌や筋肉の張りの表現が固いかも。
同じくM.Yさんの作品
腕やお尻の光の抜き方が単調になっているかもしれません。肘と腰の間の空間を活かしながら丁寧に光を白でぬけるとより良くなりそうですね。バランスは良いでしょう。炭もたっぷりのって味わい深い素描になっています。
S.Kさんの作品
肘周りが小さく見えますが、輪郭線がやわらかく、人体を取り巻く空気感を意識して描けています。空気感を感じる素描、大好物です!が、これ以上白くなると人体の存在感も薄くなってきてしまいそうなので注意しましょう。
T.Hさんの作品
腕の表現や体の質感がよく描けています。ただ、体に対して少し首が細く見えてしまうことと、首と顎下の描写をもう一歩突っ込んで描きたいです。
次の二人は普段の木炭紙の倍版で描きました。
U.Tさんの作品
横から見たら、どのくらい足を前に出しているか、身体のそり具合などが想像できるほど、緻密に描いています。左腕と身体の間の空間もこだわりが感じられます。きれいです。
Y.Rさんの作品
全体感は良いですが、じっくり見て行くと奥の遊脚が、手前の立脚の膝下と比べ長くなっています。かかとの位置が、画面のもう少し上に位置するとよかったかも。かかとが尖って見えるせいもあるかもしれません。人体素描はポーズが多少ぐらつくので、画面の中で見たとき、より人体のバランスが自然になるように微調整して合わせてしまって良いでしょう。
次は塑造です。
U.Tさんの作品
途中パーツの張りから頭部の張りまでバチバチに目立っていましたが、最終的には部分的にならず、全体的にまとめ、強い模刻像となりました。
S.Aさんの作品
指先で押さえる仕事が多く、指先単位の凹凸が目立っていましたが、最終的には頬の張りが出て、グデアのカチッとした雰囲気が表現出来ました。顔も似ています!
S.Kさんの作品
バランスはよいですが、首周りが弱そうです。肩へのつながり具合、鎖骨周りなど切り口の先にある形や構造を、より一層意識してみましょう。頭は重いので、芯棒に頭部を支えられてるのではなく、(粘土の)首が頭部を支えているような安定感が首に出せると良いですね。
デッサンに戻ります。
同じくS.Kさんの作品
パジャントの首がすっと立ち上がる緊張感が出せました。髪と首周りの空間も綺麗に出ています。(パジャントって微妙に顔で正中線がずれているんですよね?。知ってか知らずかいい具合に描いてますね。)
M.Yさんの作品
パジャントの横位置は頭部が大きく、前から見た時より迫力あったりします。カチッと全体を捉え、安定感のあるデッサンです。首向こうに落ちる影、個人的にグッと来ます。
続いてウサギさんにいきます。まず素描から。
U.Tさんの作品
精度の高い素描です。特に顔から背中にかけては、触った時の肉質感や体に沿う柔らかい毛並みのふわっとした空気も感じられます。毛色の違いまで緻密に表現しているところは好感が持てます。この描写力はかなり自信を持って良いですね。
H.Tさんの作品
書き出しのクロッキー的な捉え方が非常に、いや、異常に?良かったと思います。そのため、最終的にうさぎのボリューム感が上手く捉えられています。描き込みがH系の硬い鉛筆が多かったので、なかなか描写が詰まっていきませんでしたが、粘り強く描けました。(・・・やれば出来るのは皆知っています。毎回粘れ!)
T.Hさんの作品
出だしなかなかプロポーションが取れませんでしたが、最終的に自然に描けました。素描の雰囲気も戦って描いたような熱い、温もりある素描になりました。実際より気持ち胸がむくむくしてるかな?
Y.Yさんの作品
影が縞模様のように主張していましたが、最後に大きな面で光を整え、ベタッとしていた床も横からの光を入れて前足とお腹の空間も出せてこれました。背骨の膨らみは少し強いですが、毛の流れをよく観察していて、頭部の骨格に沿った毛並みも丁寧に描写できています。
続いて塑造です。
T.Hさんの作品
前足と地面の空間が生かされ、佇まいが自然です。柔らかいポーズで体重移動とプロポーションがマッチしていて、動いている一瞬を捉えられた感じのする作品で好感触です。
I.Hさんの作品
こちらも同じく、どこに力が入ってそういう動きになっているのかがピタッと来る作品です。今挙げた2人共通して全体感は良いのですが、周りと差をつけるためにはもう少し指先、地面との接地面まで手を入れていきたいですね。(写真で見るとまあまあですが。実際見ると少し大雑把だったので・・・)
さてさて次は夜間部です!
まずはデッサンから。
S.Rさんの作品
脇が実際より少しぎゅっと詰まっている感じがありますが、炭のバランス、光と影の響き合いがきれいです。へそ下が真っ平らになっていましたが、少しの凹凸も見逃さず、身体のどこに力が入っているかなども考えながら何度も探っていきましょう。
T.Yさんの作品
胸の張り具合、両腕の位置関係など、背骨のS字も良く出せています。構造や全体感がしっかり捉えられるようになってきたので、石膏デッサンは、アウトラインだけでなく光影の量もミリ単位で合わせていくと、もっと説得力あるものになります。しつこくモチーフに食いついていきましょう。(いやー、でもかなりレベルを上げてきましたね。)
お次は自画像。
S.Aさんの作品
目がグッと来ます。眼差しが美しい。正面構図でも直立な固さがなく、頬の側面、耳への奥行き・髪のエアリー感。上手い!首の付き方が少し・・・・・・・でも良い!
T.Yさんの作品
若干、目の収まる位置が不安定ですが、顔の表情が緩くて(←いい意味で!)良いです。頭部と体がゆるっと傾いていて(←いい意味で!)ゆったりとした空気が感じられ、全体感の良い作品になっています。
I.Hさんの作品
顔のパーツが骨格におさまり、安定感ある自画像です。奥行きも出ています。願わくば鎖骨も丁寧に描きたいところですが、髪の表情、首の表情、顔の表情と、形を追った線で詰めてきたのでとても良いです!
最後にうさぎさんです。
T.Aさんの作品
力みや強引さがなく自然な素描です。手数は少なそうですが指先の表現はよく観察しています。目の前でこっちの様子をうかがう、あのうさぎの雰囲気が出ていますね。素描の中で必要なところにピリッと少し強い線が効いています。(いつの間にそんな小粋なコト出来るようになったんでしょう・・・いい。)
S.Aさんの作品
素描の精度が上がっていますね!潤いのある瞳や動きのあるポーズで身体の伸び縮みも自然です。少し前足が上がっていて、体を丸めている様子にグッと来ます。毛並みもふんわり最高!(あ、耳の折れた感じが、これ以上やると若干嘘っぽくなるかも?)
すでにうろ覚えの記憶ですが、私の現役浪人のときよりみんなの方が断然上手だと思います。それでも生意気にも粗探しをして注文つけてしまうのは、まだまだ伸びしろが感じられるからです。まだ受験まで日数もあるし、上手くいった人もこれで満足してたらもったいないですよね。上手くいかなかった人も本番に向けて予備校で失敗して改善していけばよいのです。一度失敗すると覚えるしね。
って感じで、講師らしいことを言いつつ途中ぼやきを入れつつ、次回(11/11)の小川原先生へたすきをつなげます。では。
こんにちは、油絵科 松田です。
8月1日から開催されている横浜トリエンナーレ、行かれた方も多いのではないでしょうか。
2001年から始まり、3年に一度開催されるこの展覧会も今年で5回目、毎回楽しませてもらってます。
初回にも行きましたが14年前とは、、、時の経つのは早いですね。
何度目の展覧会かは忘れましたが、作品の一部を鑑賞者が持ち帰って良い作品(野外彫刻作品)があり、夢中で気に入る形のパーツを見つけて持ち帰った記憶があります。
その時は会期後半だったので、持ち帰られたパーツが多く、作品はほぼ崩壊していましたが、崩れかかった作品の雰囲気は、またそれで良い形をしていました。
そのパーツはいまだに持っていますが、作者の記憶や経験を共有しているかのような不思議な感じです。
作品の紹介としてここに写真を貼ろうかと思いましたが、これから行かれる初見の感動を奪いかねないので、やめました。 会期が終了してまた紹介する機会があれば、その時は少し写真を載せるかもしれません。
展覧会場はいくつかに分かれていて、かなり広い範囲で展示が行われていますが、入場券があれば無料で何度でも乗れる周回バスも出ています。
普段の製作の合間、アトリエを出てのんびり散歩しながら行ってみてください。
この展覧会は鑑賞者参加型の作品が多いので、友達を誘い、あーだこーだ意見を交わしながら行くのも面白いと思います。
11月3日までの開催期間なので、もう少しで終わってしまいますが、まだの方は是非!
● 油絵科の公開コンクールの時期も迫ってます。
11月2~3(日、月祝)が 油彩
11月9日(日)が 素描
となっています、気兼ねなく参加してみてください。 是非お待ちしております。
デザイン科総合コースの滝口です。
本日、新美の公開コンクール・東京芸大デザイン科のデッサンが行われました。
今年も多くの参加者により、浪人生/現役生も含めて色々な刺激になる機会だったと思います。今年は高校2年生の学生もいて、年々意識の高さを窺える内容でした。(もちろん11月2日、3日の色彩/形体の公開コンクールにも、高校1年生でも2年生でも参加は出来るんですよ!!)
今年のデッサンの出題は、マルス・ヘルメス・パジャント・モリエール・ゲタ・ジョルジョの6種類。芸大も2016年試験から構成課題も追加されるので、思い切って色んな石膏像をオンパレードで出してみました。
今年は、上位は浪人生が中心になってしまいましたが、公開コンクールは現役生にとっても貴重な試験の雰囲気を味わえる時、結果に一喜一憂しないで、これから試験へと向かう経験として大事にしてみてください。
上位者は25枚ほど全体講評へ。始めに芸大の実際の試験の雰囲気や状況を説明して、現役生にとっても少し試験の感じを知っていけると良いと思います。ちょっと説明は長くはなりますが、色んなポイントを知ってもらえると思います。
その後分かれて個別講評へ。一人一人丁寧に作品指導をします。
終わった後も作品持参もしくは、作品画像でもあれば面談も可能です!!
今年の上位入賞者の皆さん。
しっかりとこの結果に自信も持って、気を緩めず今年のデッサンマスターを目指して下さい!!
11月2日、3日の色彩・形体公開コンクールも、頑張ってください!!