こんにちは。ゴールデンウィーク期間の休校日をお知らせします。
4/29(水・祝)
5/2(土)~5/6(水・祝)
上記期間は、授業休講及び新美全校舎が休館となります。
お間違いのないよう、お願いします。
※4/30(木)、5/1(金)は平常授業日です。
こんにちは。ゴールデンウィーク期間の休校日をお知らせします。
4/29(水・祝)
5/2(土)~5/6(水・祝)
上記期間は、授業休講及び新美全校舎が休館となります。
お間違いのないよう、お願いします。
※4/30(木)、5/1(金)は平常授業日です。
こんにちは、日本画の佐々木です。
おや?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうです、去年までは基礎科で時々ブログを書いていた佐々木です。
今年度からは日本画受験科を受け持つことになりました!
春は、受験生にとって新しいスタートの季節ですが、私も、今年はみんなと一緒に新しいスタートを切っている気持ちです。とはいえ、受験科には基礎科の時に受け持っていた顔なじみの生徒たちもいるので、こうしてまた近くで成長を見守って行けることがとても嬉しいです。
さて、今年度初のブログですが、ちょっと始まってから時間が経ってしまったので最近の様子をご紹介しようと思います。
少し遡って、三月。無料で体験できる、公開講座というイベントがありました。
各専攻ごとに体験できる課題が違うのですが、日本画はその名も「花講座」。
日本画の静物着彩でほとんどと言っていいほど出題される花。今回はユリがモチーフでした。
ただユリを描くだけでなく、水切りのコツや花のしくみ、観察のポイントを確認しながら「花を捉えるコツ」を学びます。
制作後には日本画の画材の説明をしつつ、講師の実際に描いている日本画作品(現物!)を見られる時間を設けました。意外と日本画受験生でも、大学入ってどんな画材で絵を描くのか、知らない人が多いのです。「大学でこんな絵が描きたいな!」というワクワクは、受験へのモチベーションにも繋がりますよね。
講師の絵を見ることで、ちょっとでもそんなイメージがわいたらいいなと思いました。
このような体験講座は年に何度かありますので、シンビの様子はどんなだろう?という方はぜひご利用ください。講師一同お待ちしております。
そして、新学期。今年は例年よりぐんと人数が増え、昼間部も夜間部も活気にあふれています!
スタートの春に何をしているかというと・・・
お分かりでしょうか?そう、木炭デッサンです。
日本画は試験では木炭は使いませんが、細かく描けてしまう鉛筆よりも、石膏を捉える上で大切な「大きな全体の印象」を意識しやすい画材なのです。
それに、せっかく春ですしね。おおらかにのびのびスタートしたいですしね。
初めは慣れない画材に戸惑っているようでしたが、最近は力作も上がってきました。
背景も含めて、大きな空間が意識されていますね。
鉛筆ではなかなか意識ができなかった大きな構造が出てきています。
シンプルにものを描く、けれど、それができるようになるまでにはいろいろな角度からの経験が必要です。春のこの時期にめいっぱい経験を広げて、安定した土台を築いていきましょう!
こんにちは、建築科講師の櫻井です。
もうすぐ四月が終わります。この春から新しく入った生徒の皆さんも、少しずつ建築科のデッサンになじんできたように思います。
建築科のデッサンってなんだろう。
他科のデッサンと並べた時に少しちがってみえる建築科のデッサンについて、今日はお話したいと思います。
以前主任の半田先生がこのブログに書いていたのですが、デッサンは数学的だし、工学的なもの。理論はしっかりとあります。目で見てその通りに描くのももちろん大切なのですが、建築科のデッサン、こと芸大入試に関して言えば、実在しないものを描くことばかりです。だから他の科のデッサンと並べたときに、違って見えてくる。
目の前で静物デッサンのように組まれてはいない、自分の頭のなかで考えるモチーフを、スケール感や影の形を正確に描く。
これだけ聞くとすごくとっつきにくく思えるかもしれませんが、いろんなものは、立方体を一つ正確に描けるだけで描けちゃいます。立方体に一度おきかえてみれば、直方体だって円柱だって円錐だって描ける。その時の「置き換え」の思考回路にさえ慣れてしまえば、どんなものだって描けるようになります。
影も同じ。床に対して水平な一枚の板が床に落とす影のかたちさえわかれば、立方体の落とす影が描けるようになって、「置き換え」をすればどんな複雑な形でもおもしろいくらい! 影を追えるようになります。
いま、この春から入った生徒の皆さんは、この練習の真っ最中です。少しずつ慣れてきたので、いろんなカタチを出してもっとがんばってもらおうと思います。笑
それでは!
こんにちは。映像科講師の森田です。
2015年度はじめての新美ニュースということで、あらためてよろしくお願いします。今年度の映像科のブログは「隔週の火曜日」になります。教室の様子やオススメの作品の情報、そして映像系学科・専攻の受験のことなど、映像にまつわる様々なトピックスを(なおかつ他の専攻を志望する皆さんにも役立つようなトピックスを)お伝えしていけたらと思っています!
今回は初回なので映像科の授業についての基本情報を。授業日と授業時間に関して、今年から変更した点もあります。既に授業は4/9(木)から始まってますが、入学は随時可能です。特に「これから受講しようかな」と考えている人は、ぜひ読んで参考にしてください。
映像科の授業は、
・木曜日…17:30~20:30(3H)
・金曜日…17:30~20:30(3H)
・日曜日…9:00~16:00(6H*昼休み1時間)
の、週12時間の授業です。
去年までは金・土・日の3日間連続集中型でしたが、今年からは木・金・日の3日間になっています。週末(特に一学期)は、オープンキャンパスなど大学のイベントが多くあったり、あるいは外部の学科模試を受けてみたいという希望があったり、留学生は日本語の試験があったりと、様々な条件の受験生がなるべく通いやすい時間割ということで、今年から土曜日一日を空けた時間割になりました。
授業の内容はこれまで通り、
【一般入試コース】は、武蔵野美大映像学科、東京造形大デザイン学科映像メディア系専攻、日芸映像系学科の実技と小論文対策を中心に、
【推薦入試コース】は、上記の大学の公募制推薦入試、AO入試など各種推薦入試の対策を中心に、
【留学生入試コース】では、上記の大学、特に武蔵野美大映像学科と日芸映像系学科の留学生入試の対策を中心に、授業を行っています。
ちなみに一学期については【一般入試コース】と【推薦入試コース】は共通のカリキュラムが多いので、「まだ推薦入試を受けるか(受けられるか)決まってないよ」という人や「推薦入試を受けてみて、もしもダメだったら一般入試の対策間に合うのかな?」という人も、迷わず受講することをお勧めしています。
(*ちなみに2015年度の入試では、武蔵野美大映像学科に、推薦入試で4名、留学生が2名合格しています。倍率を考えるとかなりの合格率!)
また私立美大志望の学生、特に映像系を志望する皆さんにとっては学科(主に国語と英語)の対策も、春のこの時期に同時にスタートしたいところです。新美の学科の授業は、
・月曜日…【美大国語】17:30~19:10
・火曜日…【美大英語文法】17:30~19:10
・水曜日…【美大英語読解】17:30~19:10
・土曜日…【土曜英語】14:20~16:00
となっているので、映像科の授業と組み合わせれば、3日間(実技対策のみ)?7日間(実技対策+美大学科をすべて受講した場合)までを選ぶことができます。学科については現段階での到達度も様々だと思うので、レベルに合わせて選択してください。
・・・と、基本情報を最低限お伝えしておこうと思ったら結構な分量になってしまったので、今回はここまでにしたいと思います。ではまた次回!
こんにちは。油絵科の関口です。
先日お知らせした通り、今回から油絵科のブログは日曜日に隔週の更新になります。他の先生のブログを期待していた人もいると思いますが、もう1回だけお付き合い下さい。
さて、タイトルにある片岡球子という画家をご存知でしょうか?実はこの方、日本画家で103歳という長い人生を全うされた巨匠の一人です。
「面構 足利義満」1966年
「面構 葛飾北斎」1971年
先日竹橋にある国立近代美術館に見に行きましたが、油絵科の学生にも是非見てもらいたいと思い、紹介させてもらいます。
「枇杷」1930年
初期の作品は、所謂日本画らしい絵も描いています。しかし、途中からは全く以て日本画らしくありません。体質的には完全に油絵向きの人なのでしょうね。
「山(富士山)」1967年
ところで、日本画の特徴として、油絵をやっている人には頭に入れておいてもらいたい事が3つあります。
①基本的に絵を床に寝かせたまま描く。(立てると絵の具が垂れてしまう)
②基本的に岩絵具は混ぜられない。(粒子の大きさ、重さが違うので、混ぜても分離してしまう)
③写生→小下図→大下図→本画というプロセスを踏み、基本的に本画の時には対象を見ていない。
上に書いたのは、あくまで原則として…という事です。片岡球子という画家は、完全にこの辺のルールを無視している作品がありました。真近でよく見ると分かりますが、何とキャンバスに描かれた作品もありました。しかもアクリル絵具も併用しています。日本画なのに…キャンバス?…アクリル? 正直に言うと、僕もビックリしました。
あと、80代に入ってからの人物画も必見です。モデルをとにかくよく観察し、今迄築き上げてきた自分のスタイルをも無視して、その時感じた生の感覚と感性で生きいきと描かれています。80歳を越えてこのパワー、本当に凄いと思います。
「ポーズ3」1985年
素材も日本画の岩絵の具、パステル、木炭、作品によってはクレヨンらしきものも使っているものも見受けられます。
ものを見るという事は一体どういう事なのか?絵を作るという事はどんな事なのか?そんな事を考えさせる、良い展覧会です。この機会に是非本物を見てきて下さい。