基礎科デザイン・工芸専攻です。
この冬はいろんな課題に挑戦しました!
紙立体では”身に付けるもの”をテーマに立体を制作しました。
紙立体をするのが初めてな人が多い中
アイディア溢れる作品がたくさんうまれました!
本日、都立総合芸術高校美術科の推薦入試・合格発表がありました。
合格された生徒の皆さん、本当におめでとうございます。
こんにちは、日本画の佐々木です。
日本画は明日から私立の一般入試がどどーっとスタートしますね。日に日に緊張感が高まっていくなあと肌で感じています。
そんななか、今週私は皆にまじってデモストをしていました!
石膏デッサンと着彩を、みんなといっしょに四日間フルコースで。
結局いろいろあって両方共制作時間は2時間程少なくなってしまいましたが……。
石膏は奴隷。
着彩はスイートピーとオンシジューム。
フルで描きたかった……と悔しかったのですが、なんとか形になりました。
なんでこんな時期にデモストしたのかというと、皆の参考に……と、いうわけではなく、
やっぱり描かないとわからない色々な悩みや引っ掛かりを実感してみようという試みでした。
小さなことでも、試験当日は何に足を取られるかわかりません。
講師としての意見や目も大事だとは思いますが、皆と同じ目線で、これからの大事な時期に、悔いの残らない指導をしていきたいとおもいます!
稲田先生の合格祈願からの彫刻科の氷室です。稲田先生の想い、嬉しいですね!
早いもので、1月も過ぎて行こうとしています。
話はいきなりですが、私には田舎に105歳の祖母がいます。8人の子供を産んだ、パワフルな人生の持ち主です。その祖母にお正月に会いに行ってきました。
顔は、まさしく頭蓋骨に皮膚という薄い膜を貼ったような印象で、ただただ目で形ばかりを追ってしましまいました。首像を作るさいに、よく張りの話をしますが、ここまで来たらヘコみへと話が移行するのだなと、感じました。生きている人は張りのつながりだと思っていた価値観がくつがえされました。目は落ち窪みすっかり小さくなり、欲がなく、その目はもう見える範囲が少なく、祖母は何を思いながら時間を過ごしているのでしょうか。
改めて、思考ではなく形を意識した瞬間でした。
彫刻と関わっていなかったら、このような不思議な感覚について考える事はなかったのでしょうか。
形を考える、みんなが何気なく制作している事が、どのきっかけを通して実際に体感できるのか、、、そんな事を考えた帰省でした。
動ける時間がある、野望がある、目指している事がある、明日を思いながら眠りにつける、実に不思議な日常です。
さて、そんな流れで、自画像と自刻像を紹介します
3時間と言う短時間で、こんな風に自分を描けると、きっと美術関係ではない人が見たら驚きますね!
思わず引き寄せられてしまう2作品です。
こちらは自刻像です
まだ首周りに心許なさも残りますが、今”を感じます。自然な眼差しや雰囲気を作るという事は難しいものです。
アバタの模刻
方法論に偏らず、観察したことを素直に出していく、そんな仕事ぶりに、アバタらしさが感じられます。
石膏+静物デッサン
与えられた時間内で、視点や空気感を感じ表現ができています。印象も良くスッキリ見られる1枚です。
ラオコーンのデッサン
描くのが難しいお腹周りに意識が、きちんと入っています。いかつくなりがちなモチーフですが、綺麗な光の中で空間を感じる1枚です。
今回の紹介は以上です。
みなさんも伸びている実感は必ずあるはずです! まだまだもがいて、新鮮を発見し、吸収して前を向いて行きましょーーー!!
素直に観察すると言う仕事を大切に!
もちろん体調にも気をつけて下さいね。次回は小川原先生にバトンタッチです!