多摩グラ推薦合格者再現作品(クリエイティビティテスト)

こんにちは渋谷校 古関です。

多摩美の推薦の合格発表が行われました、渋谷校でも合推薦試験合格者の再現制作を行っています。今回載せるのは多摩美グラフィックのクリエイティビティテストの再現です。
一緒に写っているのは渋谷校の現役の多摩グラ合格者の杉本さんです。呼吸困難になるほど多摩グラに入りたかったようです。このような大きな熱量をもって制作できることはとても素晴らしいことだと思います。大学に入っても今の情熱を忘れずに頑張りましょう。おめでとう。
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武蔵野美大の推薦も終わり、あとは筑波の推薦と推薦試験のほうもひと段落ですが、これから一般受験に向けて渋谷校の皆も、受験生の皆さまも風邪などひかず頑張っていきましょう。

一般受験に向けては今後多摩グラの日曜特訓があります。興味のある方はこちらから

また高1,2年生も推薦試験など早い時期の受験を考えているのであれば、なるべく早く今のうちから予備校へ通うことが大事だと思います。新美でも11/27に1日体験など無料で参加できるイベントも行っています。詳しくはこちらまで

映像科:感覚テスト対策

こんにちは。映像科の森田です。
推薦入試対策も一段落して、教室の授業では感覚テスト対策を行ってます。
この日の前半は過去10年分に及ぶ感覚テストの合格者作品の解説。
その後は百瀬先生による色鉛筆とパステルの描写のデモンストレーション。
感覚テストではアイディアや文章表現も大切ですが、やはりビジュアルも重要。
自分だけの得意技を作るべく、新鮮な描写やレイアウトを探ってみます。

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前回も書いた通り今月末11/27には「プレ冬期講習」、やります!
武蔵美映像学科の一般入試対策として、感覚テスト、小論文or鉛筆デッサンの制作を行います。
冬期以降受講予定の方も、ぜひご参加ください!(詳しい授業の内容はこちらから

合格速報!

こんにちは。本日多摩美大の推薦入試合格発表でした。
詳細はまた発表いたしますが、、、
多摩美グラフィックデザイン学科に新美より8名合格しました!(現時点判明・全合格者21名中)
合格した皆様、本当におめでとうございます。
残念な結果だった受験生、気持ちを切り替え一般入試に臨みましょう!まだまだ上手くなれます!

 

新美では推薦入試に向け、日曜特訓を行ってきました。
合格者した学生も、日曜日に集中して対策をした成果が出たのではないでしょうか。
新美では、一般入試に向け12/4、12/11に日曜特訓講習を実施します。
ぜひ参加をお待ちしています。一般入試合格に向け、全力で指導します!
http://www.art-shinbi.com/event/sunday/ ←日曜特訓お申し込みはこちら

公開実技コンクールもまだまだ募集中!
多摩グラは11/20(日)と23(水祝)に実施です!
http://www.art-shinbi.com/event/2016-contest/

心の檻

こんにちは。油絵科の関口です。
皆さんは自分以外の作品が評価された時「え?????その絵は絶対に許せない!」「何であんな絵が評価されるんだ」と思った事はありませんか?僕も受験生の頃は、そういう体験がありました。
絵だけにとどまらず、世の中には許せない事って結構ありますよね?
「あの発言は許せない!」「あの行為は許せない」「あの人は許せない!」…

こんな風に他の人を許せない事もありますが、意外と多いのは「自分自身を許せない」という人。
強い気持ちが外側に向かっていく事が出来ず(或いは一度は外側に向い、ひと回りして)自分自身にその嫌悪感や罪悪感の様なものが沸々と湧き上がって、自ら出した怨念の毒牙にやられてしまうんですよね…。edvard-munch
そういう気持ちを放っておくと、ドンドン泥沼にはまってしまいます。
そんな時は、魔法の言葉を唱えましょう。それは…

ま、いっか」ただそれだけです。

絵を描く人というのは、元々何かに「拘り」のある人が多い様な気がします。
「拘り」という言葉は、今でこそ「職人の拘り」とか言って、肯定的な意味合いで使われる事がありますが、本来はあまり良い意味で使われる言葉ではありません。
「拘り」とは、別の言い方をすれば「執着」や「囚われ」であり、そこから解放してあげないと、ドンドン苦しくなってしまうものなのです。
「ま、いっか」は自分自身の何かを解放してくれる言葉なのです。

物事はこうあるべき。?でなければならない。?しなくてはならない。そんな事を考えてしまうと、苦しいばかり。
一体誰がそんな事を決めたのでしょう?
親からそう言われた?先生からそう教わった?
例えそうだったとしても、自分の中にあるルールというのは、最終的には自分で決めているものだと思いませんか?自分で決めたルールという杭を打ち、そこに縄で縛り付けて同じところをグルグル回っていても何も進展はありません。それでは牢獄に入れられているのと同じです。

美術の世界の住人なら、そういう心の檻を破って行くのが、私達の生き方だと思います。

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ムンク「フィヨルドに昇る太陽」1909年

彫刻科 近況

彫刻科昼間部講師の氷室です。
寒くなってきましたね。いよいよ受験シーズンの到来だな!と言う感じがしてきました。
そんな中、まだまだ皆さんの実技が、グングン伸びてきています。
足下が揺らぐ時こそ、その足下をしっかり見つめて、最後まで自分を信じていきたいですね!

たまに気分転換が必要な時に、お勧めな本があります。
もう既に読んでいる人もいると思いますが、まず何から彫刻を知っていったら良いのだろうと思っている人にとって、なにかしらの発見があるかもしれません。
舟越保武さんの『巨岩と花びら』という画文集があります。
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ぜひ、一度、読んでみてください。

さて、ここからは実技の近況です。
今回は、模刻を2つご紹介します。
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ブルータスの模刻 顔を前に出し、左を向き、少し顎を引く。さらにまだ彫り途中の石の表情。この動きがもたらす首の形を表現することは難易度が高いですが、作者の気迫が感じられます。真摯に迫り、動き、量感、構造、印象、質感、全てに作者の意識が行き渡っています。

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ヘルメスの模刻  下を向いている像なので写真ではやや分かり辛いですが、心棒を考えに考え、その後は比較的スムーズに組み立てながら粘土付けが進んでいった印象があります。短時間ではありましたが、特徴的な頭部の形態を損なうことなく髪の毛の密度を上げられています。顔の印象も難しい部分ですが、冷静な観察が活きており、似ています。

ここからは、クロッキーをご紹介します。
4枚とも同じ生徒が描いた作品です。
クロッキーをひと言で表すのは難しいですが、なにより作者自身が表現を楽しんで、挑戦の場としていることが、ここ予備校だけでなく、さらにその先の人生の確実な糧になっていることは、間違いありません!!
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こちらは、また違う生徒のクロッキー帳の1ページです。
私には出来ません!思わず、おおっ となります。この様な表には出てこない努力も、実はひっそりと、たくさんあるのでしょうね。
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最後にお知らせです。
11月27日(日)に彫刻科では、プレ冬期、無料体験講習を行います。
今回は極!自刻像!と言うタイトルが付いています。
この講習を通して、知ったつもりでいた部分を、改めて確信へ変えてマスターするために、ぜひ参加してみて下さい!
自刻像は、模刻より比較的みんなの得意な分野だと思います。そうなると、よりレベルの高い戦いになって来ます。
何が決め手となるのか!
この講習会では、「プロポーション、動き、量感」「筋骨を意識した起伏」「骨格に一致する表情」の3つのポイントに重点を置いて、デモンストレーションを通して分かりやすく解説していきながら制作していきます。
予備校などに関係なく、どなたでも参加出来ます。
9時から17時まで解説を入れながらの制作。18時まで講評となります。

今回は以上です。
次回は、小川原主任にバトンタッチです!お楽しみに!

追伸ーーー
無事に個展が終了致しました。
作品を見に、直接足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
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