4月23日(日)【 2017 春のデッサン プログラム 】

私立美大デザインコースの笹本です

私立美大のデザイン学科を目指す受験生の皆様にお知らせです。

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4月23日(日)に「2017 春のデッサンプログラム」と題して、受験生が個別に課題を選択できるデッサンの授業を行います。新美の私大デザインコースの受験生たちと一緒に制作をしてみませんか?

デッサン経験者はもちろんのこと、まだ経験が浅い方やこれから実技を始めようとしている初心者の方も大歓迎です。当日は入試のことにも触れつつ授業を展開する予定です。持参していただいた作品の講評や進路相談も随時行います。

申し込みの詳細は新宿美術学院のホームページでご確認下さい。

皆様のご参加を講師一同お待ちしています。

体感する展覧会・ミュシャ展

こんにちは。油絵科の関口です。
新学期も始まり、この時期は新しいクラスメイトが多いので、少し緊張した空気がアトリエに漂っている感じですよね?ゴールデンウィークも過ぎれば、少しずつ新しい環境に慣れて笑顔が溢れる雰囲気に変わってくると思います。

さて、皆さんは国立新美術館で開催中のミュシャ展を既にご覧になりましたか?
※数年前のブログにも書きましたが、現地では「ムハ」又は「ムッハ」と発音するそうです。通じにくいので、今回のブログでは日本での通称である「ミュシャ」で統一しています。

油絵科の皆さんの中には、一定数の「ミュシャ大好き派」と「ミュシャ苦手派(嫌い派)」が混在している…と僕は考えています。何を隠そう…まさしく僕も後者で、昔からミュシャの甘ったるい雰囲気がどうも苦手だったのです。そんなミュシャ苦手派の人達にも、今回のミュシャ展なら、従来のミュシャのイメージを覆す事が出来る様な気がします。
とにかく今回の展覧会で圧巻なのは、ミュシャの生まれ故郷であるチェコ以外では初公開となる、20点に及ぶ連作「スラヴ叙事詩」全作品です。その大きさは、何と1枚が高さ6m、幅8mにもなる、超巨大な作品群なのです。24b1caacb340e4ac76483fd210f91a1bThe-Celebration-of-Svantovit-1912
この「大きさ」というのは、ネットの画像や画集ではまず体感する事が出来ません。ミュシャ苦手派の僕ですら、実際の作品群を見て「う?ん。こりゃあ凄げ?な」と思わず唸ってしまいました。(大きさに、ですが・・・)

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ちなみにピカソのゲルニカも大きな作品と言われていますが、それでも高さ3.49m、幅7.77mです。

ついでに言うと、世界最大の油彩作品は、16世紀ヴェツィア派の画家、ティントレットの作品「天国」と言われています。この作品のサイズは高さ7m、幅20mという圧倒的な大きさ。学生の頃に現地で本物を見ましたが、作品の内容は別として、とにかく巨大な作品でした。
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この中央奥にあるのが世界最大の油絵。この部屋は横幅が20m以上もある!と想像してみてください。体育館並ですね。

特に印象に残っているのが、天井や壁面にびっしりと敷き詰められた、必要以上にゴージャスな柱や梁のような額縁の数々で、太いものだと2mはゆうに超えていそうな幅があり、余りの巨大さに一緒に行った友達と思わず笑ってしまったのを記憶しています。
※油彩ではなく、壁画であればミケランジェロのシスティーナ礼拝堂をはじめ、もっと大きな作品は多数存在しています。

今回のスラヴ叙事詩は、一点の大きさこそティントレットには及びませんが、20点もの連作というのは「凄さ」を感じます。皆さんも本物を見たら「これを描くのにどれ位のエネルギーが必要なのか?」を想像してみて下さい。制作にあたった年月はおよそ16年。これほど巨大な作品だと、絵具だって膨大な量が必要なはずです。
これだけの大作になれば、当然足場を組んで制作したと思いますが、下がって見るにも当然足場が邪魔になるので、全体像の把握には想像力を駆使しなくてはなりません。綿密な構想の元にエスキースを制作し、それを拡大して描いたと思われます。8584
上2枚がエスキース(今回は展示されていませんが、画家の思考過程を探るためにも貴重な資料だと思います)grunwald_lg
本番は2枚目のエスキースから少しだけ変更が加えられています。

あと、この作品をチェコから日本に持って来るのも大変だったに違いありません。木枠に張ったままでは飛行機(船の可能性もありますが)には乗らないので、巻いて持って来た…と想像しています。展示会場で枠を組み立てて張ったのではないでしょうか??~???V???¯?ß?à?ï
画面の端を見ると、巨大なハトメの様な金具で穴が開けられており、紐で引っ張っているのが分かりました。↑こんな感じです。

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それから、日本では珍しく写真撮影OKの部屋(展覧会の一部)があり、皆スマホでパシャパシャ撮影していました。僕も撮影しましたのでご覧に下さい。大きさが分かりますよね?
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あと、巻いて保管していた証拠として、厚塗りの絵具部分には縦方向にヒビ割れが走っているのが確認できます。

今回のミュシャ展はいつも混雑している様ですが、夜8時までやっている金曜日の夕方以降が少し空いていてお勧めかもしれません。あと、双眼鏡を持って行くと、かなり混雑していても作品上部はよく見る事が出来ますよ。
とにかく今回は、たとえミュシャが苦手な人でも「お金を払ってでも見る価値あり」の展覧会だと思います。

渋谷の駅チカで受験を(渋谷校)

こんにちは。渋谷校です。

新学期も先日10日から始まりました。

今回は渋谷校の場所を紹介します。

渋谷はハチ公やスクランブル交差点が有名なところ、

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その渋谷駅の11番出口から出て

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明治通り沿いを歩き

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クロサワバイオリンの看板が見えたらその角を右折。

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すぐに渋谷校の窓が見えます。

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入り口を入って2f、渋谷駅からは大体5分という駅チカ。現役生は通学が楽なのも大変重要なことです。

13番出口でメトロプラザまで出れば、メトロプラザの裏が渋谷校です。雨の日に傘を使わなくても通学できます。

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新学期はもう始まっています。

ちなみに無料体験なども行っていますので興味のある方はこちらから。

また、指導もしっかり頑張っています。来週には現役の芸大生のデモンストレーション制作なども行います。興味のある方は授業の参加をお問合せ下さい。

地図も載せておきます。

「0円で作る」16日(日)先端科

こんにちは、先端科です。

次の16日の日曜日9:00-16:00は、「0円で作る」です。
もちろん0円で作るので、持参するものはありません。
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無料体験受け付けています。
当日の申し込みもできます。
申し込みはこちらから
「無料体験入学システム」
http://www.art-shinbi.com/event/muryoutaiken/

授業時間
火・水 17:30-20:30
日   9:00-16:00

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上の塊は、ガムテープを口の中で噛んで出したもの。下の塊は、上の形を模したもの。
11日火曜に行った「ガムテープのみで造形する。」より

【あれこれ見たい 展覧会・イベント情報】
新美講師が気になっている、見てみたい展覧会情報。

● 討論会  演劇についての新たな考察-ジゼル・ヴィエンヌを迎えて
2017年5月2日(火) 19:00 – 21:00
ゲーテ・インスティトゥート東京
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/m/ver.cfm?fuseaction=events.detail&event_id=20956879

●「いちはらアート×ミックス2017」 4月8日(土)ー 5月14日(日)
http://ichihara-artmix.jp

● 印刷博物館「印刷書体のできるまで」 3月11日(土)ー 6月18日
http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/170311/index.html

● KOURYOU 個展『Memex -キツネの部屋-』
会期:2017年4月14日(金) ? 4月30日(日) ※月曜休廊
開廊時間:15:00-20:00
会場:ゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエ

KOURYOU 個展『Memex -キツネの部屋-』

● SPRING FEVER
会場:駒込倉庫
会期:2017年4月1日(土) – 4月23日(日)
時間:12:00 – 19:00 (日曜日は17時まで) 月・火・祝日休廊
https://springfeverkomagome.tumblr.com

● 先日オープンしたばかりのSCOOLもチェック
http://scool.jp

今日の先端科。

こんにちは先端科です。

今日はあいにくの雨。
予定していた「歩く」は延期します。
代わりに「ガムテープのみで造形する。」を行います。
普段梱包することでしか使っていないガムテープを造形の素材として使ってみることで、
素材の特性と造形について考えます。

4月11日(火)17:30-20:30
「ガムテープのみで造形する。」

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明日 4月12日(水)17:30-20:30 は

「たくさんドローイングをする。」

持ち物:
1)何かしら描画できるもの。
鉛筆、シャーペン、ボールペン、色鉛筆、油性ペン、クレヨン、パステル
水彩絵の具(+筆)など一般的に描画に使用する道具の他に、醤油やラー油など
描画できそうな素材なら何でも良いです。試したい道具をいくつか準備してください。

2)何かしら描くことのできる支持体
コピー用紙はこちらで準備します。それ以外の紙類、新聞紙、レシート、空き箱など
何かしら描くことができそうな素材をできるだけ準備してください。

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無料体験受け付けています。
当日の申し込みもできます。
申し込みはこちらから
「無料体験入学システム」
http://www.art-shinbi.com/event/muryoutaiken/

授業時間は、
火・水 17:30-20:30
日   9:00-16:00
です。