昆虫? すごいね!

こんにちは。油絵科の関口です。
9月に入り、虫の鳴き声もすっかり秋バージョンに変わりましたね。毎年9月になると一斉に彼岸花が咲きますが、まるで暦を見ているのではないか?と思うほどの正確さで、オレンジ色の綺麗な花を咲かせます。季節は確実に秋に向かっているんだな…と思わせるエピソードです。さて今回は絵とはあまり関係のないお話。昆虫の事なので、苦手な人はどうかご注意下さい。

先日用事があって、たまたま上野に行っていたのですが、そこで目に止まったのが俳優の香川照之さんのポスター。Eテレでやっている「昆虫すごいぜ」という番組で、カマキリ先生をやっているのを見て、大ファンになりました。

気付けば、吸い寄せられるように科学博物館へと向かっていました。展示の名前はズバリ「特別展・昆虫」というもの。夏休みに合わせての子供向けの展示なのでしょうが、自然科学好きで昆虫好きな自分には、非常に楽しむことができました。


展示内容は、大きな模型から、莫大な昆虫標本、CG、映像、昆虫トリビア、体感型の展示まで多岐にわたり、色々と楽しめるように工夫されています。


蚊より小さな蛾。近寄ってみると虫ピンの先に本当に小さな蛾がいます。こんなに小さくても、もちろん成虫です。


カタゾウムシは何と車にひかれても大丈夫なんだとか…上にはプラチナコガネというメタリックなコガネムシの標本がありました。うーん、昆虫とは思えないような質感です。


ツノゼミの拡大模型を見ると、こんなヘンテコな形をしています。きっと生きていく上で重要な意味があるのでしょうが、こんなのが頭の上に付いていたら色々と邪魔になりそうだな…とか思ってしまいました。このセンサーで何を感じているんでしょうね?非常に興味をそそります。


平日にもかかわらず、結構な人混み。思いのほか人気があったのにはビックリです。


昆虫のフェロモンを体感するコーナー。親子連れのお客さんも多く、この女の子もビビりながら匂いを嗅いでいました。僕も匂いを嗅いでみましたが、エゾスジグロチョウの匂いを嗅いだ時「子供の頃にこの匂いを嗅いだ事がある!」と懐かしさを感じました。数十年ぶりに嗅いでも匂いは記憶に残っているものですね。ちなみにこのフェロモンは、レモングラスそっくりの香りがします(笑)。確かモンシロチョウもこんな匂いだった気がします。懐かしい。


今では発売中止になっているようですが、ジャポニカ学習帳の昆虫バージョン。最近の子供には人気がないのでしょうね。


さすが国立の博物館。おびただしい数の昆虫標本です。苦手な人はこんなのを見ただけで卒倒してしまいそうです。

昆虫だけでなく、虫と言われる全般が苦手な人も多いと思います。確かに「気持ち悪い」と言われるのも分かりますが、改めてその生態を観察すると、色々と感心させられる事が多いのです。興味のある人は是非訪れてみて下さい。ではでは。

彫刻科2学期始動!

こんにちは、彫刻科の新妻です。暑さも少し落ち着いてきて過ごしやすくなってきましたね。

二学期がスタートして2週間ほどですが、夏季講習を経て学生全体のアベレージがぐっと上がったなぁと感じています。じっくり制作ができる期間はだんだん貴重になってきます。この時期に納得できる秀作をそれぞれ目指して自信をつけてほしいと思います!

最近の作品を紹介します。

体の描写の完成度が目を引きます。首と後頭部の形態感がもうひと押しあればgood!

言い切り強いです。肌に対しての髪の表情でまだ試行錯誤できるかもしれません。

攻め際引き際を心得て作られてますね。どんなモチーフ、どんな状況でもこの水準を保てれば強いですね。

空間を感じます。頭部の上がシルエットが甘くなってしまったのがもったいない!

弱点の克服と、凡ミスを無くすことで、作品の仕上がりは上がっていきます。地に足つけて、さらなる高みを目指して下さい!

さて、この夏、新妻は新美での夏季講習のウラで、東京は根津のLIBRE(リブレ)というアートギャラリーの企画運営に少しだけ携わっていました。版画家の岩佐徹氏と様々なジャンルの作家さんの個展を7月から9月にかけて計4組開催しました。あまりない経験だったので、とても勉強になりました。自身の制作以外の近況ということで少しご紹介します。

絵画を中心とした松井千夏さんの展示。

日ごろからマンガも描きためていて、それらも二階スペースに。

ポップで日常的な日々の思考が感じられて面白かったです。

2番手は陶芸作家の占部沙也香さん。

植物的なフォルムの作品が印象的で壁面を使ったインスタレーションもありました。

3期めは多摩美で日本画を学ぶ青田茉美さん。

伝統的な画材を使いながらも自分の世界感や趣向をスッと出せてるところにセンスを感じます。大作でした。

どの作家さんの展示も、生活感を持ったLIBREの空間に合った良いものでした。同世代で現在進行形で活動されている作家さんの作品を見ることもとても良い刺激になりますね。

そしてラストの彫刻家、滝上優さんの展示が現在開催中です。滝上さんは僕が大学在学中に芸大の講師として勤務されていて、現在同じ共同アトリエで制作している木彫の作家の方です。会期が変則的ですのでお越しの際はお気を付け下さい。

滝上優 彫刻展ーフシギ観察日記ー

2018年9月14日(金)~17日(月)・21日(金)~23日(日)11:00~19:00

LIBRE  〒113-003東京都文京区根2-29-4

東京メトロ千代田線根津駅1番出口より徒歩5分

 

それではまた次回!

 

芸大デザインコース

こんにちは。

充実した夏期講習でしたね。様々な課題に多様性を大切にしながら観察と表現していました。??

 

9/8はリサーチ課題で上野動物園と国立科学博物館、芸祭の展示やアートマーケットに刺激を受けたと思います。 ??

リサーチ課題 学生作品 アニメーション  

9/16、17に開催される全国石膏デッサンコンクールに向けて、デッサン特訓中です。

 

くにたちの夏期講習会 ②

国立校です。

あっという間に夏期講習会が終わり
2学期がスタートしました。

今日はデザイン・工芸科の夏期講習会作品の一部を紹介します。

◎受験科

 

     

      

◯デモスト:多摩美グラフィック(入試再現)
     

       

 

◯デモスト:ムサ美空デ(入試再現)
 

 

 

◎基礎科

       

       

      

 

 

 

デザ工夜間部、2学期始まりましたー。

デザイン工芸科夜間部です。

夏期講習会お疲れ様でした。そして、2学期が始まってしまいました。

夜間部では、2学期始まってまもなく、保護者面談用と夏期の成果の確認の為に、模擬試験を行います。模擬試験は今の実力のを理解する為に大切です。結果により、個々にカリキュラムを変更して、苦手な科目を特訓することもあります。通常の授業は、臨機応変に演習授業をしていきます。

少し難易度を増やしたモチーフや、演習課題が多くなってきます。夏期講習会で見えてきた問題点や、上達に向けた新たな作戦を考えています。頑張ってついてきてほしいです。

2学期は専攻別でカリキュラムとアトリエも変わりました。

まだまだ、今は修正の時期です。改めて基礎の確認と、苦手な部分に向き合って制作していきましょう。