工芸科昼間部コース

工芸科講師の酒井です。
オンライン授業も三週間目に突入し、最初はガチガチに緊張していた私ですが、どうにか慣れてきました。
生徒もどんどん手慣れてきて、良い作品が出てきています。
さて、授業の内容を少しお話しします。
デザイン工芸科昼間部のオンライン最初の課題は自己紹介を兼ねて『自分の好きなもの』をテーマとした作品提出から始まりました。
いい感じ!
オンライン授業は初めての経験なので、どんな授業内容にするかかなり悩みました。
石膏が描けない‥つらい‥でもこれはある意味いい機会なのかもしれないな。と思い、
基本的な球、円柱、正方形の描き方から始まり、
楕円、パース、下描きの仕方など、基本的なデッサンに必要な基礎を重点的に学べる授業にし、
宣言が解除されて通常授業に戻る頃にはその基礎が生きる様に!と願いを込めて熱血な指導をしております!!!
教えていて思うことがあります。
リモートとはいえ、直接会って話していないので、言葉のやりとりがとても重要になります。その際、講師と生徒の間で言葉の食い違いが常にないように意識したいな、ということです。
その中の一つの言葉が 描写 という言葉です。
『描写』という言葉はたった二文字ですが、実はとても奥深い言葉です。
私が浪人したての時は、緻密に書き込む事=描写だ!と思っていました。
でも本当は違って、そのものになる事=描写なんだ…!と気付いたら一気に絵が変わりました。
手数が少なくてもそのものになれば描写。
らしさに繋がれば描写。
そしてそのものになるためには『観察』が必要だという事。
観察とは表面上の事だけじゃなく、
対象物の構造を理解する。が観察につながり
対象物のラインを理解する。が観察につながり
対象物の持つ、変化を理解する。が観察につながり
とにかく向き合った対象に対して『感じる』『理解しようとする』『発見してあげる』ことが大事なのです。
根本がまだ理解出来てないうちはそれに気付けずテクニックに走ろうとしがちで、生真面目な人ほどいろいろな講師のアドバイスに振り回されます。(完全に私の過去の実体験ですが…笑)
ただ、その事に気付けてから講師の人達のアドバイスが全て腑に落ちました。
リアルな作品を描いたり作ったりするには自分自身で対象物から発見を沢山してあげて、
どう表現したら自分が観察した情報に近づけるのか。
それを表現するために使うのがデッサン力や、今まで培ってきたテクニックです。
「うまい」ではなく、『理解している』『わかっている』人を目指して欲しい。
是非この期間に基礎的な力と共に、感じる力を養って欲しいと思っています。
これは自分自身で身につけられる事で、これから美術を学んでいく上でなにより1番大切な事だからです。

《基礎科》オンライン授業やって〼

昨日緊急事態宣言解除が発表されました。
長かった緊張状態も少しは、解れるようになるかもしれませんね。
解除されたからとはいえ、引き続き手洗いうがい、十分な睡眠と休息など
良いことは続けていかないといけませんし、続けていくことがいろいろなことが良い方向に
向かっていくのではないかと思います。

基礎科講師デザイン科担当の名越です。

世の中がテレワークやオンライン授業となっている中、新宿美術学院基礎科もオンライン講評などをしつつ
今月からオンライン授業が始まっています。
授業内容を予め生徒側にお伝えし、モチーフなるべく自宅の中にあるもの
もしくは手配しやすいもので準備してもらっています。(果物などは送ってしまうと腐ってしまったりするため)

普段の授業とは環境も違い、ずっと作品を見続けるわけにもいかないので、
何がベストな方法なのか講師も課題をやっているような気分です。

授業の中ではこのように、課題のプロセスを見ながら、気を付けるポイントや、
どんな箇所に気をつける必要があるのかなどを解説します。

また、課題の初めにはここのモチーフの確認を行うのですが、
その時に普段はモチーフはモチーフ担当の方が設置してくださるので気付けないようなことなども
気付けたりします。
“なぜこのモチーフはこの向きの方が良いのか?”
“このモチーフがこの位置にあるとどのように見えるのか?”
など、構成力がそこで培われたりもするのではないかと、思ったりもします。

今後どのような授業形態になっていくかはわかりませんが、
今行っていることは基礎練習としてしっかり今後受験にも役立ってくることですので、
しっかりと取り組んでいけると良いかと思います。

学校からの課題もたくさん出ている中、
学業と絵の両立はなかなか大変かと思いますが、踏ん張っていければと思います。

自宅で買っている猫は、晩ご飯の時間が毎日20時なのですが、
7時前ぐらいから催促の鳴きが始まります。
ですので僕の夜間部授業ではたまに裏ですごい猫の泣き声がしたりもします。
まさにオンライン授業、という感じです。

ではでは

オンライン授業の経過報告。

自粛疲れという言葉まで出てきましたが、疲れというより発散出来ないことがフラストレーションとして溜まっている感じかな思います。人に会わないで、宿題をこなしていくだけというのは…相当大変なことだと思います。上手く自粛していく工夫が、必要かもですね。

デザイン•工芸科夜間部です。

オンライン授業というのも、最初は難しく慣れないと大変でしたが、慣れてみると大変さは減った気がしますが、やはり対面授業の出来ないことは残念だなーって思います。今出来る最大限をやっていると思うので、ここは我慢するしかないでしょう。授業を開講するのに、場所が変わったりしています。出来るだけステイホームでの授業を心がけていますが、資料を取りに行かなくてはならない時もあるので、新宿校でもやっています。

基礎課題をこの期間中に重点的にやっています。まずは、基本的なデッサンの捉え方や、平面の道具の使い方などの知識的なことをやっています。

自宅でのモチーフ定番の靴です。家に靴がない人はいないでしょう。少し使用感があった方が描きやすいのがポイントですね。

実況リアルタイムで遠隔デモンストレーションもやってもらいました。細かいところは見えずらいですが、一緒に進んでいる点は参考になると思います。

 

水張と烏口溝引きの動画も、再度チェックしておきましょう。

では、次回は緊急事態宣言が解除になることを願いたいですね。

日曜学科:秋葉原校

こんにちは、秋葉原校の石崎です。
久しぶりの投稿になってしまいました。すみません。

自然と共存しマイナスイオンあふれる講師陣で構成された秋葉原校でも、バリバリタブレットを使いこなし、オンライン授業が展開されています。

秋葉原校では日曜日に学科講座を開講しています。
こちらも現在はオンライン授業です。
本日は13:30~美大国語、15:20~美大英語の授業がありました。
今日は私も一緒に授業を聞きました。
社会人ともなると英語や国語の講義を聞く機会なんてめったにありませんから貴重な機会です。

新美生の中には学習塾と新美を掛け持ち・・・というウルトラ多忙な生徒もおりますが、私大受験生であれば基本新美学科を受講することをおすすめしております。

勿論タマビ・ムサビの学科事情を知り尽くしている先生に見てもらえるということもありますし、個人的には少人数制というところがポイント高いと思います。
わからないままどんどん先に進んでしまうこともありませんし、先生が細かく声をかけてくれます!!あと秋葉原担当の先生方はとっても褒め上手です。
気分良く勉強ができます笑

そしてタマビ受験生向けに、小論文の添削授業も用意しています。
どんどん描く!そして添削!!その繰り返しで高得点も狙えます。

特に現役生は学科を確実に抑えておくことで合格に確実に近づきますので、
体力のある1学期中にある程度かたちにしておきましょう。

6月にはタマビ型有料模試もあるのでぜひ受けて、自分の今の位置を確認しておいて下さいね。
まずは立ち位置を知ることを第一歩目としましょう。
お待ちしております。

それではまた~

芸大デザインコース

こんにちは。デザイン科の山本です。

オンライン授業にもだいぶ慣れてきて、芸大デザインコースでは思いのほか楽しく授業展開ができています。
資料を多く使いながら生徒にわかりやすい内容を心がけています。
普段の対面の授業では感覚的に伝えている内容も、細かく言語化する事により新たな伝わり方を実感しています。

生徒が自宅にいる「リモート」という状況を生かしたワークショップにも取り組んでみました。
「観察→伝達」がテーマで、自宅の中を条件に従って写真を撮影するという内容でしたが、互いに意見を交換する中で、自分自身を客観視できるものになりました。

以下、オンライン授業内で使用している資料の一部を紹介します。

鉛筆の基礎について


かぼちゃの描写のコツ


ペットボトル、ラベルの捉え方

この時期は、画材を扱う基礎技術と観察とデザインの基本を大事にしています。
くれぐれも感染症対策に気を配りながら、学びましょう!