カテゴリー別アーカイブ: デザイン工芸科

渋谷校・冬期講習会私大立体系、しっかりやるよ

渋谷校です
もうだいぶ一年間の時期は過ぎ受験をかなり意識する時期ではないでしょうか
渋谷校では少し前から冬期講習会の申込みはすでに始まっています。
受験をむかえた受験生にとってこの冬は大事な時期です。
今回は渋谷校の私大の立体系の受講コースを紹介します。

またコース名がわかりにくいので受講する際は間違えないようにしましょう。

前期(12/16~12/21)夜間 コース名は:夜間 私立美大コース
冬期前半は武蔵野美大の工芸工業や空間演出の課題を選択して受講します。
武蔵野美大の空間演出はデッサン課題が前年度から出題傾向が変更との発表があったので静物デッサンの制作となります。

中期(12/23~30)コース名は:武蔵野美大・多摩美大立体・空間系コースコース
冬期中期は多摩美大のテキスタイル、プロダクト、環境、工芸、劇場美術の課題を選択して受講します。

後期(1/4~7)コース名は:武蔵野美大・多摩美大立体・空間系コースコース
冬期後半は武蔵野美大の工芸工業や空間演出の課題を選択して受講します。
入試も直前、制作時間なども期にしながら試験に向けて準備しましょう。

 

この冬、私大の立体系受験ならば、渋谷校に決定です!

渋谷校 デッサンのコツ、石膏デッサンのプロセスなど

んにちは渋谷校です

 

渋谷校の壁にはいろいろな紙が貼ってあります。

いろいろな紙には各講師の思っていること、制作についてのアドバイスが書いてあります。

 

本日はその中の少しだけ内容を紹介したいと思います。

まずはデッサンのプロセス、特に石膏デッサンを意識したものですが、静物や他のデッサンにも共通することがあります。

 

1H 線での形どり + 2階調

このときは印象を合わせる!比率・動き・イメージ(怖そう、優しそうなど)

1H~2H 光側を含めて色を乗せ、薄めで見たときの色を合わせる

2H~3H 3時間までにこすり終わる!その前に印象をあらためてなおす

3H~4H30 稜線部分の描きこみ—ここに命をかける!

4H30~6H 光側と影側の大事なところをさっきより力を抜いて描きこみ

6H~7H 調整!–何度も席を離れて目を細めて見て、その時の色の濃さを合わせる!

 

芸大のデザイン科の石膏デッサンに向けてのアドバイスではあるし、人によっては違う進め方の人もいるので参考までに。

また席から離れて見るということは大事なことで、その点でもアドバイス。

 

離れた時に見るチェックリスト

・形(中心軸、パース、比率、傾き具合、大きさの関係)

 

また目を細めて見比べること

・光の方向

・固有色の差

・立体感(光、影、反射光、質感など)

・手前、奥の距離感(奥描きこみすぎていないか?手前、奥で差があるか?など)

10~15分に1回は離れよう(どんなに集中しても30分に1回は離れよう)

 

などです

 

渋谷校では11月24日の日曜日に1日体験を開催します。このようなアドバイスを受けたい一は是非参加してみましょう。

申込みはこちらから

また、冬期講習会もこの後12月16日(月)より開始します。そちらの方の告知もそのうちこちらのページで行うようにします。

渋谷校、平面のアイデアスケッチについて

渋谷校です

 

今日はデザイン科の平面構成のエスキースについてお話してみましょう。

新美ではエスキースとよく言うのですが、実際には(esquisse)エスキスというフランス語のことで、このエスキスという言葉は素描や下書きラフスケッチのことなので、アイデアスケッチと呼ぶほうが一般的かもしれません。

このアイデア出しですがはじめは言葉で出しても構いません

このスケッチのようにまずは言葉でアイデアを出してから、絵に移っていくのが良い方法だともいます。

言葉出しで大事なことは、良し悪しの判断をせず間違ったアイデアでも良いので数多く主ついたことを出すことが大事です。短時間でどれだけ数多く出すかがポイントだと思います。

また、このとりとめのない言葉を見て、またそこからインスピレーションを受け、類似のアイデアを出したり、アイデアをグループ分けして、そこからまた発想するなどアイデアを出す訓練は日頃からしていきましょう。

ブレインストーミングやKJ法などアイデア出しのためのノウハウもあるので調べてみるのも良いと思います。アイデアのあまりでないデザイナーでは困ってしまうので、今のうちに訓練することをお勧めします。

 

この次はアイデアを得にしていくのですが、とにかく一度バリエーションにこだわりいろいろな種類のアイデアスケッチを簡単でも良いので書いてみましょう。このときに一つのアイデアにこだわらず幅広く描いていくのが大事です。なぜなら一つのアイデアに時間をかけたのに、そのアイデアを使用しなかた場合には時間の無駄になってしまうので、入試のように時間が限られることを想定して効率的にアイデアスケッチができるようにしておきましょう。

 

最終的にアイデアを決定するのですが、同じアイデアでも構図や色によって伝わり方は変わってきますので、形や色、構図など同じアイデアに対してのバエリエーションを出しましょう。やはり得になってからの見栄えということは大事なので、できればここからのアイデアスケッチに時間をかけたほうが良い作品になりやすいと思います。最終的に決定したものも、しっかりメイド計画の出来ている画面を作ること、実際の画面に対しての比率などが大事なので画面の比率にも気をつけて制作しましょう。

ちなみにBサイズの比率は正方形の辺を短辺として、長辺の長さはその短辺を辺とする正方形の対角線の長さになります。なので1:√2とおぼえてもらえばよいと思います。文字での説明は難しいので、質問があれば渋谷校に来て質問してみましょう。

最終的には

 

 

 

 

 

これらのようにしっかりスケッチを完成してから制作に進みたいですね。

アイデアスケッチがいい加減だと、途中で悩んで時間がかかったり、場合によってはあまり考えていなかった部分のせいで失敗なんてこともあります。

アイデアスケッチは重要なのです。

渋谷校では2学期になり、基礎科でも平面や立体構成の課題を増やしていきます。場合によっては高3の受験かと一緒になって制作する機会も作っていきますので、内部生はカリキュラムを確認していきましょう。

渋谷校、2学期始まります

2学期のスタートについて

 

こんにちは渋谷校です

 

2学期の始まりはもうすぐ、明日9/5木曜日からです。

受験科週6,週5コースと木金土コースと、基礎科木金土コースは9/5スタート、

基本的にはデッサン課題から始まります。

受験科と基礎科の土曜コースは9/7始まりです。

受験科、基礎科の月火水コースは週明けの9/9がスタートとなります。間違えないように。課題等不安があれば渋谷校まで電話してください。

 

夏期講習会中の夏★スペでのコンクールでしっかり点数や順位をつけて緊張感の高まってきた受験科はまたスタートは夏★スペと同じコンクールで始まる予定です。

このあとは、夏期講習会などででてきた問題克服をテーマに制作しましょう、また併願校などを考え出した生徒は併願の対策をこの時期に始めてみるのも良いかもしれませんね。

基礎科はまだ構成課題などやっていないようであれば、これから対策していきましょう、特に高2の学生は来年度の受験に向けて志望校に向けて制作を始めていくのも良いと思います。課題などは講師に相談してみましょう。

また2学期から土曜コースから週3コースへ通う日数を増やす学生も多いので、やる気が出た学生はコースの異動を申し出ましょう。

受験生はまだもう少し時間があると言っても本番の試験まで半年は切っていますので、これからの過ごし方が合否に関わります。大事に制作していきましょう。

渋谷校・デッサンで高得点を取るには(静物編)

渋谷校です

皆さん受験に向けて制作を頑張っていることと思います。

参考になればと昨年(2024年)の入試で高得点を取った学生が普段制作していた作品を紹介しましょう。

まずは武蔵野美大工芸工業の150点満点の生徒の作品です。

描ききってある迫力が良いです。空間も感じて描いている点もよいのですが、質感の描き分けがしっかりされています。

次は武蔵野美大の視覚伝達140点の生徒の作品です。

この作品もフィニッシュの強さを感じさせる作品ですね。丁寧な観察がポイントと思います。視覚伝達の高得点は点数の分布的にそれほど多い割合では無いので、これも良い作品と言えるでしょう。

次の作品は工芸工業の140点の作品です。

普段は藝大向けの作品を制作していたので静物デッサンの枚数は多くはないのですが、この学生も観察がしっかりできるので良い点数を取って合格することが出来ました。

まだ受験の時期ではないのでここまで出来なくても良いので、皆さんも高得点のデッサンを目指して制作に励んでみましょう。

大事なことはまずはモチーフをよく観察して行くこと。これが本当に大事なのですが、きちんと出来ている人は現役生だとまだ少ない印象です。でもあきらめなければ高得点を取ることも可能となるでしょう。あとは各コースによって期にするポイントが若干違うので、そのあたりは講師の先生に教えてもらいましょう。
今年から空間演出も静物デッサンに変わったので、受験でうまくいくとよいですね。