カテゴリー別アーカイブ: 映像科

公開コンクール、推薦入試対策、そして芸術祭。

こんにちは。映像科講師の森田です。

はやいものであっという間に10月も後半ですね。イベントが目白押しの2学期の映像科金土日コースですが、まずは前回のニュースで予告した先々週の13、14日の公開コンクールの様子をリポートしてみます。内部生外部生含め大勢の学生が参加した武蔵野美大映像学科型模試でしたが、感覚テストのテーマは『線をまたぐ』。この言葉から発想して絵と文章による制作を行ないました。物語的な展開を説明した作品もあれば、散文的な言葉とイメージの組み合わせによる作品もあり。全体的にこの時期としてはハイレベルな作品が揃いました。写真は2日目の講評風景から。それぞれの作品の評価のポイントやアドバイスを解説しています。

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選択科目である小論文とデッサンでは毎年モチーフが配布されます。小論文は小型の懐中電灯を観察しながら『照らすとは○○である』という主題で書きました。実際に手で触って、使ってみたり変形できる工業製品がモチーフとなるというのがここ数年の定番でしたが、どうでしょう。予想できた人もいるのかな?

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デッサンでは同じ懐中電灯と布製のバスケットを構成して描きます。評価は基本的な描写がしっかりできているかどうかですが、意外にトリッキーなモチーフ(や条件)が課せられるのも、映像学科のデッサンの特徴です。なので今回は懐中電灯を点灯させるという条件を加えました。光るモチーフ。

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そして講評終了後には上位の人に賞状と副賞を。おめでとうございます。これを励みにあと4ヶ月、頑張ってください!

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さて、一方コンクール明けの授業では課題制作と並行して推薦入試対策も進んでいます。志望理由書やポートフォリオの制作、面接対策などが中心ですが、武蔵美映像学科の推薦入試では、出願する時に一次試験として3000字程度の作文を同封します。テーマは「高校などで集団をまとめた経験を、自分が果たした役割とともに書く」というものですが、それにしても3000字は手強い。ある意味では自分史のような課題でもあります。提出ぎりぎりまで粘って、少しでも良いものを送るべく推敲を繰り返します。下の写真は添削の風景。

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このように一般入試、推薦入試それぞれ対策が進められている今日この頃ですが、話は打って変わって今週末、来週末と武蔵野美大、多摩美大の芸術祭がありますね。オープンキャンパスが表の顔だとしたら、芸術祭は裏の顔?(別に悪いことをしているわけではないですが)いずれにしても大学生のリアルな姿が見られるので「あ?いいな?来年はここにいたいな?」と思って、その後受験勉強に邁進するという効果もあります。展示なども色々企画されているようですね。映像科は金土日の授業なので時間を取るのがなかなか難しいかもしれませんが、チャンスがある人はぜひ行ってみてください!

武蔵野美術大学芸術祭2013
多摩美術大学芸術祭2013

台風27号 授業変更はありません 2013/10/25 18:00

こんにちは。
台風27号接近にともない、授業への影響が懸念されましたが、今のところ26日(土)、27日(日)の授業および行事は予定通り行います。

ただし、土曜日の午前中は雨の予報が出ていますので、お住まいの地域の状況をみて、安全面を考慮し行動するようにお願いします。

台風26号接近にともなう授業対応について

台風26号の接近に伴い、東京も影響があることが予報されています。
今後の予定は以下のようになりますので、ご確認ください。
尚お住まいの地域によって、状況が変わりますので、安全面を考慮し行動するようお願いします。

本日(10.15)の授業
◎昼間部・・・平常授業。
◎夜間部、基礎科、先端芸術科・・・平常授業ですが、状況をみて早めに 切り上げる可能性があります。
◎美大学科・・・平常授業。

明日(10.16)の授業
◎昼間部・・・午前中休講。 13:00~16:00のみ授業を行います。
◎夜間部、基礎科、先端芸術科・・・平常授業。
◎美大学科・・・平常授業。

台風の状況により、変更がある場合はまたお知らせします。
よろしくお願い致します。

公開コンクール

武蔵野美大公開コンクール 開始

新宿校 私立美大コース 古関です。

今日、10/13 武蔵野美大公開コンクール
(視デ、工デ、空デ、映像)が始まりました。
同時に彫刻日本画の模試も行っています。
普段と比べると、とても活気の感じる日曜日です。

午前中の学科試験を終えて、午後のデザイン課題では、
集中して、制作している姿が見られました。

今の時期の結果はあまり気にせず、
この結果を元にこれからどうするか、が大事です。

明日はデッサン課題です。
2日間と体力的に大変ですが、頑張れ受験生!

明日の午後の講評はみっちり頑張ります。全員しっかり講評します。
講評後も新美の講師一同、相談に応えますので気軽になんでも聞いて下さい。

今週以降は

多摩美のグラフィックのデッサン 11/10
多摩美のグラフィック平面は   11/17
多摩美の油は          11/10

その他芸大デザイン建築先端工芸の公開コンクールも
申し込み受付中です。
特に芸大デザインの形態(粘土)の模試はやっている予備校が
少ないので、ぜひこの機会に参加して下さい。

詳しくは新美の模試のHPまで。

公開コンクール

公開コンクール学科の様子

公開コンクール

公開コンクール実技(デザイン)制作中

 

公開コンクール 日本画

公開コンクール 日本画(制作中)

公開コンクール 彫刻

公開コンクール 彫刻(制作中)

公開コンクール 映像科

公開コンクール 映像科(制作中)

映像科・公開コンクール情報

こんにちは。映像科講師の森田です。

いよいよ今週末13日(日)・14日(月)は映像科の全国公開実力コンクールです! 映像系学科の中で志願者も多く実技のレベルが高いとされる武蔵野美大映像学科型の模擬試験です。試験科目は実技(感覚テスト/150点)と専門試験(小論文orデッサン*/150点)に加えて学科(国語・英語/各100点)の4科目で合計500点満点。問題の形式については実際の試験と同じ内容になります。入試では毎年350~370点が合格最低ラインとなっていますが、さてこの時点で何点くらい取れるか!? 受験まで残り4ヶ月の対策の方向性を決める重要なポイントでもあります。

このブログを更新している段階では申し込みは既に締め切っているのですが……、公開模試ということもあり(今回受験する人のためにも、そうでない人のためにも、あるいは他の専攻が第一志望だけどもしかしたら併願で受験するかもしれない人のためにも)武蔵野美大映像学科の試験の形式をおさらいしておこうと思います。

●実技(感覚テスト/150点)
映像系学科の実技試験としてイメージされることの多い、マス目がうっすらと印刷されたB3画用紙に絵と文章で表現するという問題です。昨年は「風が吹いている」、一昨年は「椅子に座っている」と、キーワードから発想する問題が続いています。それ以前の年には人物のシルエットが印刷された図版が配布されたり、音を連想させる単語を複数組み合わせたり、という出題もありました。色鉛筆をメインの画材として使う点も、この形式ならではの特徴かもしれませんね。絵や文章で他の人が考えないようなアイディアを展開することも有効ですが、最終的に画面がきれいに見えるようレイアウトをまとめることがとても大切!(そしてこれが一番難しい)

●選択科目(小論文orデッサン*/150点)
武蔵美映像学科の小論文の大きな特徴として、実際に何かモチーフが渡されてそれをきっかけにして論文を書きます。ちなみに昨年は「コンパクトカメラ用の三脚」が一人一台渡されました。大きさ10cm程度のこの道具を見たり触ったりしながら、テーマの「固定するとは○○である」に答えるかたちでまとめます。またデッサンの方でも同じ素材や同じ構造のモチーフが出題されることがあり、昨年は小論文と全く同じ三脚でした。デッサンの方は基本的にオーソドックスな描写力が求められています。(*実際の試験では「数学」を選択することもできますが今回のコンクールでは実施していません。)

●学科(国語・英語/各100点)
そして忘れてはいけないのが学科。武蔵美はA・B両日程を受験すれば得点が高い方が採用されるということもあり、平均点はやや高めですが、それでもやはり高得点を採るためには学科の対策もしっかりやらなくてはいけません。教室で目安として話しているのは「目標は8割(実技や専門科目で多少余裕がある)」「ボーダーラインは7割(合格平均点は合計で350点以上)」「最低でも6割(実技、専門科目両方でかなりの高得点が必要)」です。これを聞くと暗い気持ちになる人もいるかもしれませんが、武蔵美は試験の出題形式がほとんど変わってないこともあり、対策はいくらでも可能。毎年この時期から巻き返す人もいます!!

◎コンクール2日目には全体での講評と、学科の対策も含めた「映像系学科進学ガイダンス」を開催します。武蔵美の入試、他大学の入試、直前に迫った推薦入試関連情報など、予定しています。ちなみにこちらの聴講だけであれば飛び込みでの参加も可能だということなので、たまたまこれを読んだ映像科を受験するかもしれない人、あれ14日の午後なら行けちゃうかも? という人は、ぜひ新宿美術学院の新宿校へ! お待ちしてます!

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(昨年の公開コンクールの様子)