カテゴリー別アーカイブ: 日本画科

新美の「雰囲気」

こんにちは学生課です。
今日は新美を紹介します。

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正面玄関。
エレベーターで各アトリエとつながっています。

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スロープを挟んでもう一つ入り口があります。
こちらは総合受付で、申込みなどの窓口です。

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エレベーターで2階にあがると学生課と基礎科のアトリエがあります。
各美術館のチラシや割引券、招待券もあったりするので気軽に来てください。

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自習室や学科の教室

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5階には画材店のtoolsがあります。
画材だけでなく、お菓子にも力を入れてくれています!

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新美の油絵科には大量の書籍があり
授業後は学生たちが日々研究をしています。

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デザイン、工芸、日本画アトリエ

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彫刻科の道具たち。

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ざっくりですが紹介してみました。
これからも新美の「雰囲気」を紹介していきます!
では。

日本画科 校外スケッチ

こんにちは、日本画講師の佐々木です。

日本画昼間部では、先日校外スケッチ授業を行いました。

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場所はご近所の新宿御苑。

普段はアトリエにこもって絵を描いていますが、本来絵は、自分で描きたいモチーフを探して描くもの。ちょっと暑い日でしたが天気にも恵まれ、みんな描きたいものを探して歩き回っていました。

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数年前まで新美は御苑のすぐ近くに校舎があったのです。
私も浪人の頃から今まで、よく取材場所としてお世話になっています。

敷地内に温室があるのですが、最近リニューアルされてとても綺麗な空間になっていました。
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不思議な植物が沢山です。

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描き終わったあとはちょこっとピクニック。慣れない外での制作おつかれさま。

大学合格が目下の目標ですが、たまにはこんなこともして、絵を描く というシンプルなことを忘れずに楽しみたいですね!

リンク

こんにちは、日本画の佐々木です。

GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
最近は急に暑くなったり、かと思えば肌寒くなったり…体調を崩している生徒もたくさんおります。いい作品を作るためにはまず健康です。無理せずしっかりと体調管理してくださいね。

さて、今回は夜間部(主に高校三年の現役生が通うコース)の様子をお伝えします!
日本画って、現役生は受からないんでしょ…?と、よく言われますが、

そんなことはありませんっ!!!!

確かに、受験の課題がシンプルな分、何年も経験値を積んでいる浪人生のほうが有利かもしれません。しかし、現役生が合格しているのも事実。
たまたま受かった子は天才的にうまかったんだよ、と思われるかもしれませんが、実はそうではないのです。「天才」なんて言葉は失礼なくらい、一重に、本人のたゆまぬ努力の結果なのです。
現役生は高校との両立もあり、なかなか絵にしっかりと向き合うのが難しいですが、生徒としっかりコミュニケーションを取りながら高校との両立を目指します。

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そんな夜間部も4月から約一ヶ月、昼間部と同じく木炭デッサンに取り組みました。
大きな紙に絵を描くという経験がまだ少ない現役の皆にとっては、大きく色がついていく木炭デッサンはとてもいいトレーニングになったのではないでしょうか。

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木炭二枚目のジョセフ。像の大きな印象をよく捉えられています。

その後、木炭の感覚を踏まえて鉛筆に。
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ブルータス。細かな装飾を捉えながらも、体の大きな塊を感じられます。

現役生、大体の生徒がまずぶつかるのがこの石膏像。
人の形をしているものだから、描けてないのがまるわかりなのです。私も大っ嫌いでした。
そして、似せなきゃ、形合わせなきゃ、と、比率や位置を計りまくってドツボにはまる…なんてひとも多いのではないでしょうか。
どうしたら、石膏像描けるようになるのだろう・・・。という方、ぜひ、数個前の油絵科のブログを読んでみてください。私もすごく納得してしまった言葉があります。

ロバート・ヘンライさんの本からの引用で、
「古代の石膏像をいくら眺めても、その彫刻が表現している美に感動をおぼえなければ、すぐれた作品は生まれない。」(全文はブログ記事をご覧下さい)

そうなのです、いくら形を計っても、比率を計っても、人間なので完璧には合わせられません。
それよりも、まずは像を見て、格好良い!とか、キレイ!とか、興味を持つことが大切です。
大層なことじゃなくていいんです。ガタイいいな、とか、変な髪形だな、とか、凄いポーズだな、とか。そうやって感じ取れたことだけが、絵に出てくるんです。
石膏像が描けなくて悩んでいる人は、「モチーフ」としてじゃなくて、彫刻として作られた目の前の「人物」を、もっとよく観察してみてください。似顔絵とか描いてみてもいいかもしれませんね。

今は、石膏月間が終わって着彩の練習中。
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一歩づつ、前進です!

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★昼間部、夜間部ともに、普段の授業を体験(クリックで詳細)出来ます。
アトリエや指導の様子はもちろん、美大受験をしたいけれど何をすればいいかわからない!、予備校ってどうやって選べばいいの??などなど、疑問や不安を講師と話すことができます。
もちろん、面談や見学のみでも大丈夫です。小さなことから気軽に相談に来てくださいね。

2015年度 日本画、スタートです!

こんにちは、日本画の佐々木です。
おや?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうです、去年までは基礎科で時々ブログを書いていた佐々木です。
今年度からは日本画受験科を受け持つことになりました!
春は、受験生にとって新しいスタートの季節ですが、私も、今年はみんなと一緒に新しいスタートを切っている気持ちです。とはいえ、受験科には基礎科の時に受け持っていた顔なじみの生徒たちもいるので、こうしてまた近くで成長を見守って行けることがとても嬉しいです。

さて、今年度初のブログですが、ちょっと始まってから時間が経ってしまったので最近の様子をご紹介しようと思います。

少し遡って、三月。無料で体験できる、公開講座というイベントがありました。
各専攻ごとに体験できる課題が違うのですが、日本画はその名も「花講座」。
日本画の静物着彩でほとんどと言っていいほど出題される花。今回はユリがモチーフでした。
ただユリを描くだけでなく、水切りのコツや花のしくみ、観察のポイントを確認しながら「花を捉えるコツ」を学びます。

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制作後には日本画の画材の説明をしつつ、講師の実際に描いている日本画作品(現物!)を見られる時間を設けました。意外と日本画受験生でも、大学入ってどんな画材で絵を描くのか、知らない人が多いのです。「大学でこんな絵が描きたいな!」というワクワクは、受験へのモチベーションにも繋がりますよね。
講師の絵を見ることで、ちょっとでもそんなイメージがわいたらいいなと思いました。

このような体験講座は年に何度かありますので、シンビの様子はどんなだろう?という方はぜひご利用ください。講師一同お待ちしております。

 

そして、新学期。今年は例年よりぐんと人数が増え、昼間部も夜間部も活気にあふれています!
スタートの春に何をしているかというと・・・

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お分かりでしょうか?そう、木炭デッサンです。
日本画は試験では木炭は使いませんが、細かく描けてしまう鉛筆よりも、石膏を捉える上で大切な「大きな全体の印象」を意識しやすい画材なのです。
それに、せっかく春ですしね。おおらかにのびのびスタートしたいですしね。
初めは慣れない画材に戸惑っているようでしたが、最近は力作も上がってきました。

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背景も含めて、大きな空間が意識されていますね。
鉛筆ではなかなか意識ができなかった大きな構造が出てきています。

シンプルにものを描く、けれど、それができるようになるまでにはいろいろな角度からの経験が必要です。春のこの時期にめいっぱい経験を広げて、安定した土台を築いていきましょう!

4/5(日) 推薦入試説明会

こんにちは。
4/5(日) 16:30より、新宿校にて「美大 推薦入試説明会」を実施します。

近年、推薦入試やAO入試を実施する美大が増えましたが、その入試内容は多岐にわたります。
場合によっては一般入試よりも難易度が高いこともあり、正確な情報をもとに準備することが求められています。
新美では、早くから推薦入試対策に取り組み受験生を指導してきました。
当日は全体説明から個別相談、合格者の作品ファイル(ポートフォリオ)等の展示も行います。

受験生、保護者様、高等学校教員の皆様を対象としています。
申し込み不要ですので、ぜひご来場ください。

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