カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

そして新年度の始まり

デザイン工芸科夜間部です。

元号も決定し、新年度が始まる感が、バリバリしています。どんな年になるのか…良い結果を出していきたいです。希望の春です。
新宿まで歩く道筋です。会議で遅くなって夜桜となってしまいましたが、いよいよ満開です。

春期講習会、初々しい感じです。

毎年のことですが道具の使い方はバッチリと教えたいところです。まずは道具の使い方、そしてやり方を学んでいきます。一年間で覚えていかなくてはならないことは沢山あります。一つ一つしっかりと頭に入れるように頑張りましょう。

 

説明会などイベントも随時やっています。合格者再現などの展示は、4月25日までやっています。まだまだ更新されていますので、是非見に来てください。

 

ありがとうございます、保護者ガイダンス

こんにちは、総合部です。
本日、新宿美術学院では春期講習会中ではございますが
日曜日ということもあり、保護者の方に美大入試のことについて
ご説明させていただきました。

前回に引き続き、たくさんの皆様にお集まりいただき
誠にありがとうございました。
これから受験を控えた子をみていくのは、大変だと思いますが
少しでもお役にたてれば幸いです。
(レアな情報もありますので、あまり他言しないようお願いします(笑))

その後、実際の合格者作品展示を見ながら各主任の先生方より
ホットな情報をいただきました。

また、4月7日の日曜日に1日体験と合わせ「美大入試保護者ガイダンス」を行います。
もう一度お聞きしたい方、まだ聞いていない方、ぜひお越しください。

尚、その日の16:30~特別に「推薦入試説明会」があります。
推薦入試に特化したご説明をいたしますので、宜しくお願い致します。

先端芸術表現科春期講習会は3月30日(土)からです

こんにちは。

先端芸術表現科です。
3月30日の土曜日から、6日間の春期講習が始まります。
春期講習は、これからの表現活動の手がかりとなるような課題を5日間行い、最終日に自らの作品を制作するという非常に密度の濃いものとなっています。講師一同どのような関心をもった受講生が集まるのか、大変楽しみにしております。申込みはこちらから。今年度の試験で先端の一次試験を通過した方は、春期講習受講料が半額になる制度もあります。
https://www.art-shinbi.com/pdf/spring-2019.pdf

春期講習の概略を記すと、初日の課題で使う素材はA4用紙とサランラップ。二日目は20世紀美術の中で重要な問題になった「レディメイド」について学び、実践していきます。3日目は映像科と合同で写真について考える課題を行い、4日目は二次試験で課される総合実技について解説し、実際に課題を行ってみます。そして5日目は「サイトスペシフィック」や場所の問題について考えたのち、最終日は自らの関心に基づいた表現を発表してもらいます。

受講の相談なども随時受け付けておりますので、先端を考えているが迷われている方、一度個人資料ファイルを見てもらいたい方などは遠慮なくご連絡ください。

遠隔地にお住いの方には、通信教育という方法もあります。
毎月受講生の方の進度に応じてカリキュラムを組み、在宅でもしっかり対策できるようにしていますので、定期的な通学は無理だけれども、という方もぜひご相談ください。

また、特待生の募集も引き続き行っております。高卒生の方で来年先端受験を考えている方は、ぜひご検討ください。高3生の方には、学力特待という制度もあります。

写真は現在1Fギャラリーで行なっている、合格者の再現作品展示の様子です。こちらは4月25日(木)まで行っています。

クリムトについて①初期編

こんにちは。油絵科の関口です。久しぶりのブログの更新、以前の記事から一ヶ月以上経ちましたね。そろそろネタ切れという噂が流れています(笑)。2013年からずっと書いてますから、いつネタが切れてもおかしくありません。ヤバくなってきたら誰かにバトンタッチしますので、その時はどうかご了承下さい。


さて、今年も都内の美術館で色んな展覧会があるようですが、来月から大規模なクリムトの展覧会が2箇所同時にあるようです。どちらもかなり良い作品が来そうなので期待が持てます。そこで何回かに渡り、クリムトについてお話を進めていきたいと思います。


クリムトは、日本で最も人気の高い画家の一人だと思います。写実的な描写、官能的な表情、緻密で煌びやかな装飾性、美しい色彩…などが一般の人にも「とにかく分かりやすい」というのが、その要因だと思われます。ただ、絵を描いている人の中には「クリムトはちょっと苦手」という人もいるとは思いますが、不思議なことに今まで僕はそういう人には出会ったことがありません。

 


初期の頃の作品は神話っぽい題材を描くことが多かったようですが、表現は結構写実的です。彼は10代中頃にウィーンにある博物館付属の工芸学校で勉強し、石膏デッサンや古典主義的な勉強をガッツリしたようです。この作品は彼が22歳頃の作品ですが、既にかなり上手に描けています。


これは17歳のデッサン。年齢的に高校2年生と考えると、ヤバいですね。

工芸学校で勉強したというのは、後に作品が装飾的になって行くのを助けていく事になるのでしょう。これが美大だったら、もしかするとここまで有名にはなれなかった可能性もあります。
オーストリアという国は、実はクリムトより以前にはあまり有名な画家が育っていませんでした。どちらかというと、絵よりクラシック音楽で有名ですよね。あのモーツァルトやシューベルトなんかもオーストリア人です。

モーツァルト(左)とシューベルト(右)※どちらもクリムトの絵ではありません。


30代中盤から後半にかけて制作した「旧ブルク劇場観客席」という作品。これでクリムトは第一回皇帝賞を受賞し、一気にスターダムにのし上がります。絵描きの立場から言わせてもらうと、この人数と建物を描くのはかなりシンドイです。奥には局面の桟敷席があり、たいていの人は描く前に構想を練る段階で挫けてしまいそうです。僕ならこの現場を見たとしても「描きたい」という気持ちにすらならない!と断言できます。恐らくクリムトは精神力というか、忍耐力のかなり強い人だったのではないか?と思います。

長くなりそうなので、今回はこの辺で。−続く−

P.S.
最後に宣伝を。既に会期は始まっていますが、国立新美術館にて白日会95周年記念展に100号を一枚出品しております。更に3月28日(木)には公開クロッキーというイベントがあり、そちらにも出演(午前・午後の両方に出演予定)しておりますので、お時間のある方は是非おいで下さい。なお白日会展は学生入場無料です。会期は4月1日(月)まで。乞うご期待ください。
http://www.hakujitsu.com

2018年度 デザイン工芸科夜間部総括

デザイン工芸科夜間部です。

2018年度の受験は、ほぼ終了いたしました。

夜間部の全体の成績は、良い結果でした。ですが、第一志望に全員を合格させることは出来ませんでした。倍率の高い学科への合格をさせるためには、毎年の分析と指導力にかかっています。来年も精進していきたいと思います。
第一志望に全員を合格させることは、とても難しいことだと思いますが、そこを目指していかないわけにはいきません。今後の課題とともに、大きな目標として掲げていきたいと思います。

こちらにとっては毎年のことですが、現役生としての受験は最初で最後になります。合格した方お疲れ様でした。またのチャレンジを決めている方は、今回の結果を来年にいかしてほしいと思います。

受験のねぎらいの機会として、お疲れ会というのを開催しました。

なかなかの盛り上がりでした。一年間ご苦労様でした。

合格者に入試再現をお願いしております。出来た作品は新宿校の一階の新美ギャラリーで4月25日まで公開しています。現役生の頑張りもあります。ぜひ実物を見に来たください。

桜も開花しました。春期講習会も始まります。今年度も頑張っていきます!