カテゴリー別アーカイブ: 基礎科

enart くにたち 基礎科です。

大学通りのイチョウは緑色。
黄色に染まるのはまだまだですね。

大学通1大学通2    ?大学通3

今週の基礎科は、受験科に混じって人物デッサンを制作しています。

制作風景1

先週はさざえを粘土で模刻しました。
去年さざえをつくった学生は手の制作です。

指導風景

土曜コースの作品の1部です。

さざえ1?さざえ2??さざえ3?さざえ4

短い時間(5時間)でしたが、みんな楽しく制作できたようです。
来週からは専門課題に入ります。

 

日本画科便り13-日本画科レクチャー④?

日本画科です。

 

日本画科では周期的なイベント、レクチャー、デモンストレーションを行い、生徒のブラッシュアップを図っています。口頭指導、個人指導の他、”直に見て学ぶ”というそんな学びのあり方も大切にしています。10月8日~9日は、新美基礎科の佐々木講師(基礎科日本画コース担当)による着彩レクチャーを開催しました。

 

「基礎科 佐々木講師(基礎科日本画コース担当) 着彩レクチャー」

10月8日?9日 静物着彩(マルス)

◆佐々木講師デモンストレーションによるデッサン指導。

1日目

AM佐々木講師レクチャー(1時間)?着彩開始

PMデッサン描き出し(1時間)

2日目

PM講評

 

基礎科の佐々木先生による着彩レクチャーは昨年に続き2度目。基礎科から学んできた生徒にとって、自分の成長を実感できるとてもいい機会となります。逆に、そうでない生徒にとっても普段あまり関わらない講師だからこそより客観的に対峙することが出来る機会となります。

また、受験科と基礎科の連係という意味でもとても意義のあるレクチャーであると考えています。基礎科で成長してきた生徒を受験科でしっかり引き継ぐということと同時に、受験科と基礎科の指導ベクトルをしっかり合わせていくというメリットがあります。このことによって、受験科及び基礎科の生徒の学習効率を上げていくことが可能です。

本レクチャーでは、佐々木先生がデモンストレーションを行いながらモチーフの組み方、構図の考え方、着彩時のデッサンの考え方、彩色、そしてクロッキー帳の活用の仕方まで丁寧かつ徹底的にご指導いただきました。

 

13-8?←デモンストレーションをする佐々木先生。

13-7←一日目終了時、中間講評の様子。

13-5←クロッキー帳(講評ノート)の使い方、活用方法について熱心に指導する佐々木先生。

13-1←佐々木先生の完成作品。佐々木先生は現在、東京藝術大学大学院在籍。受験から6年経過してもなおこの実力を維持。なかなかいません、こんなに描ける大学院生。力作です。

13-4←講評の様子。日本画科の漆原講師(手前)と。

13-3←講評終了後の個人指導。熱心に解説いただいています。

13-2←新宿美術学院日本画科には夜間制作があります。そこでもさらに手を動かす佐々木先生!

今回のレクチャーを今後の学習に活かしていきたいと思います。佐々木先生、2日間、本当にありがとうございました。

 

最後に。

10月13日と14日には「全国公開実力コンクール」が開催されました。課題は「着彩写生」。

13-10

しかしながら、今年度はちょうど台風一過と重なり、参加者のキャンセル等もあり、例年より少ない人数でのコンクールとなりました。また、制作時間が繰り上げになるなど、受験生には大変ご迷惑をおかけ致しました。

13-11

受講した受験生は、そんな台風の荒天にもめげず、よく頑張っていたと思います。この成果を今後の学習に繋げていきましょう!

13-12

 

 

秋の受験科訪問

こんにちは、基礎科日本画講師の佐々木です。

すっかり肌寒くなり、季節は秋になってきたのだなあと感じます。
受験生にはちょっと、焦りを感じる季節でしょうか。

と言いますのも、先日、デモンストレーターとして受験科に参加してきたのです。
普段は基礎科の講師として教えていますが、去年からこの時期に、昼間部で着彩のデモスト、指導と講評をさせてもらっています。

今回の課題はケイトウ、ステンレスピッチャー、カリフラワー…などなど、描きごたえたっぷりのモチーフでした。
日本画の着彩は、二日間(計11時間)かけて描き上げる持久戦ですが、のんびりしているとすぐに時間がなくなってしまいます。描き出す前のイメージと戦略、それをやり切る根性、両方を兼ね備えないと完成させることができない課題だなあと、つくづく思います。

そんなことを考えながら、完成した作品がこちら。

ブログ1

本当に生徒と同じ時間できっちり描きましたが、とても疲れました…。
様々な質感のあるモチーフなので、それが綺麗に出るように、楽しみながら描きました。

なぜ、基礎科の先生が受験科に?と思われるかもしません。
受験科には、高校生の時に基礎科で見ていた生徒もいるので、その時からの癖、逆に成長したポイント等、昔から知っているからできる指導があるのです。
初めて合う生徒も、基礎科の先生なので、受験科の先生には恥ずかしくて今更聞けないようなことを聞けてしまったり…。
受験科と基礎科の行き来をしやすくすることで、いろいろな視点から自分を確認できるようになればいいな、というおもいから、この毎年恒例のイベントは行われています。
(ちなみに、基礎科生も、よく受験科におじゃまして、よりレベルの高い絵を見させてもらっています!)

当日の様子をちょこっと紹介。

ブログ2

デモストだけではなく、私が受験生だった頃のノートを見たり、思い出話を聞いたり。
臨場感のある受験のイメージも、想像できたでしょうか。
みんな興味津々で話を聞いてくれました。

そのときの様子は、後日、日本画受験科のブログにもまた紹介されるようですので、そちらも合わせてご覧ください。

そして。
基礎科の生徒も、今週は専門課題で着彩をしていました!

ブログ3

基礎科といえども、もうすぐ高3。
受験生になるんだという気合も充分で、どんどんのびています。

ブログ5
完成作品はこちら!

ブログ4

着彩に石膏像というすこし難しいモチーフでしたが、しっかりかけています。
それぞれの質感や光の流れも表現出来はじめていますね。ガラスのお皿の表現など、ほんとうに綺麗です。

そろそろ冬期講習の受付も開始しています。
日本画、ちょっと気になるけど難しそうだな、無理そうだな、なんて思わず、気になったらまずは描いてみましょう。
高校二年生は基礎科に、三年生は受験科に。一人一人をしっかりと見て指導していくので、ひと冬でぐんと力がつきますよ。初心者でも、安心して描きに来て下さい。
やりたいことに一歩、踏み出していきましょう!

基礎科の特別授業 その2

引続き、新美の基礎科では特別授業が続いています。

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今回の特別授業は「三上校長の 立体構成特別講義」です。
粘土を使っての課題は、通常授業でも回数が限られていますので、貴重な体験となりました。
先ずは粘土という素材に慣れること。
課題に対応しながらも、オリジナリティーのある想像を膨らませること。
その想い描いたイメージをいかに粘土で表現するかということ。
粘土は思いもかけないプロセスを経て、楽しい表現ができる素材です。

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単純な形の作り方、、、

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シャープな形の作り方、、、

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色々な形を作り出すコツを実演して下さいました。

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「手」だってあっという間にできるのです、、。

デパートの実演販売の名人のように、、見ているだけで「作りたい」欲望が駆り立てられる様な、、、楽しい講義でした!

基礎科の特別授業

新美の基礎科は、2学期に入り様々な特別授業が続いています。

↓  「 手 」の構成デッサンIMG_9009

↓ 石膏デッサン時短特訓!

ぶ

↓ 海老沢先生の、石膏デッサン特別講義。

DSCN8784

毎日の課題をただこなすのではなく、どの様にモチーフも観察したら上手くなるのか? どの様なプロセスで描いてあげれば良いのか? 間違ってしまった形をどの様に修正してあげたら良いのか? 描くことを習慣づけるのも大切ですが、ただ描くのではなく、しっかりとした意識を持って上達してゆきたいですね。

来週からは、「細密デッサン」「三上校長のデザイン立体特別講義」とまだまだ続きます。
興味のある方たちは是非のぞきにきてください。