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リンゴ

こんにちは 渋谷校古関です。

受験科の方は私立の試験もほとんど終了し、残すところは芸大などの国公立の試験のみとなり、あともう少しです。受験生の皆さん体調に気をつけて頑張りましょう。

現在、渋谷校 基礎科 デザイン・工芸コースではリンゴの課題を製作中です。
先日の平面の講評風景ですが、結構ヴァリエーションに富み、見応えのある良い作品が揃っていると思います。kouhyou1

また、渋谷校では、時間のあるときに先生がデモンストレーションとして制作してくれたりもします。
今回は芸大デザイン科1年生の宇都宮龍先生が制作してくれました。制作の手順の写真を公開します。demo1demo2demo3demo4demo5

やはり基礎科学生の作品と比べて、とても上手ですね。しかも早いです。
でも基礎科で制作している学生の作品も、どれもオリジナリティあふれる良い作品だと思います。

またこの課題の前には、リンゴを観察して模刻し。その上から着彩する立体課題やsano1sinagawa1
ぱっと見にはどちらが本物のリンゴか間違えそうですね。
手とリンゴを構成するデッサン課題を制作していました。dessan1
まだまだ受験レベルと比べると…ですが、渋谷校基礎科の生徒たちは中々頑張っています。
渋谷校の基礎科ではデザイン・工芸コース以外にも油絵コースやデッサンコースの高1、2年生たちも楽しく制作しています。美大の受験に向けて入学を考えている高校生に向けて、これから新美では無料の体験授業や春期講習会などを実施していきます。
興味のある方はこちらの新美HPから気軽にご参加ください。

基礎科 日本画の冬期講習

新美の基礎日本画の冬期講習の様子をご報告。

基礎科の皆、春期、夏期の講習会から見比べると別人のように上手くなっているなぁと素直に感じます。
描いている枚数もかなり多くなって来て、経験も、失敗もたくさん繰り返してから一枚ずつ進化していったるんだなぁと思うと、時間が経つのはすごく早いと思いました。

冬期の最終課題は冬らしいモチーフの水仙を描きました。
水仙の花はとても立派なモチーフが来てくれたので、皆きれいにデッサンを取って着彩に挑んでいました。水仙は花が強調されるようなかわいらしい花とは違い、葉っぱがかなりたくさんあって、しかも細長く、色合いも少し青っぽかったり赤っぽかったり…と皆中々苦戦していました。

水彩絵の具で葉っぱや自然物を描くときのコツはズバリ!反対色を混ぜる、です。
補色の色を自然物を描く時に上手く使えるとそれだけでも色合いがきれいになります。
絵の具のまんまの緑色をそのまま溶いて塗るとかなり嘘っぽい、造花のような質感になり、日本画が本来目指す「その物らしさ」からかけ離れて行きがちです。
デッサンで物の形をしっかり取る事も勿論大事ですが、使う色に寄ってその形をよりその物らしくさせることができるのです!

形と色は常に隣り合わせ、大事な関係です。
きっと日本画の静物着彩だけでなく、石膏デッサン、静物デッサンに通ずる物だと私は考えています。

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そんな中、この一枚は割とそのような観察ができているように感じます。
植物の形、色、かなり実感があってとっても魅力的です。
手前のクワイの実なんかもかなりリアルで食べられそうです。

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これからはついに入試直前!
受験科の皆が更に熱を上げて行く頃になります。
基礎科の高校2年生もついに受験科にいくまでの描ける枚数も少なくなってきました。
受験生に負けないように、残り少ない課題を一つ一つ丁寧に取り組んで、学びながら受験科に行って欲しいなと思います。高校1年生も更なる向上を目指して。一緒に頑張って行きましょう!

以上、講師の木南でした。

くにたちの基礎科

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国立校基礎科です。

秋も深まり、大学通りの銀杏並木は黄金色に輝いています。

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国立校では、12月13日に今年最後の1日体験講習を行います。

無料ですので気軽に参加してください。
用具は全て用意してあります。

また、冬期講習会も受付が始まっています。
こちらも是非参加して新美の授業を体感してみてください。

オモテ

ウラ

基礎科 日本画の様子

 

基礎科日本画です!

先日、日本画では自分の好きな物をモチーフの倉庫から探してきて細密着彩をするという課題を行いました。
絵を描く原動力というのはやっぱり自分の好奇心だったり五感を刺激するものだと私は思うので、この課題は中々面白かったのではないかと思っています。
興味あるものを真剣に描き詰めていくと、そこには新しい物の見方や捉え方が生まれてくるのではないでしょうか。
私も浪人時代によく家の中にある何の変哲もない物を選んでは細密着彩をしたものです。
例えば使い切れなかったタマネギの半分に切ってあるものだったり、乾燥しきってしまったパン、カビの生えてきたミカンなど…
予備校のセットされたモチーフにはなかなかないものが家の中にはゴロゴロと転がっています。
自分では思いもしないようなモチーフと巡り会えた時、そこでまた自分の中の知識が増えて、どんどん物を描くにあたっての多角的な視野が広がっていくように感じます。

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瓶のこの色が透けて出てきている影がとっても綺麗です。
物の影というひとつの現象は物の質感を伝えるにあたって結構注目すべきポイントです。
軽いものに濃い影がついていたとしたら、それは重そうな物質に見えてしまうかもしれないし、ものすごく強い光を当てているのかもしれません。
影の濃さ、長さなどで物の重さ、質、光の当たり具合まで表現できてしまうのです!
物ばかり描くのではなく物の影にも注目できると、自分の描ける範囲が広がってきてとても楽しいです。

 

ぶろぐ2

もうすぐ冬期講習です。
受験生にとって冬は追い込みの時期でもあります。
基礎科の生徒も受験科の生徒に負けないくらい熱い冬を過ごしましょう!

以上、講師の木南でした。

基礎科の平面構成

こんにちは、新宿の基礎科です。
先週基礎科では専門課題の週間でした。
デザイン専攻の学生の作品を紹介します。

課題は、アヒル隊長をモチーフに「水」をテーマに描きました。
アヒル
個性豊かで楽しい作品ばかりです!
アイディアの出し方のコツもつかめてきたようで、
「水」という一つのテーマからこんなに沢山のバリエーションが見れて楽しいですね!
みんな道具の扱いにも慣れてきて、
自分がやりたい!と思ったイメージを表現できるようになってきたように思えます。

文化祭や中間試験も落ち着いてきたところですので、
受験科へ行くまでの間にしっかり基礎力を固めていきましょう!