カテゴリー別アーカイブ: 新美

志望理由書について

 

こんにちは、留学生コースです。
少しずつ秋らしくなってきましたね。
留学生コースではこの季節になると、出願や志望理由書の話題で持ちきりです。
出願資料の準備には時間のかかるものもあるので、まだ志望校で悩んでいる生徒は早めに決断し、準備に取り掛かりましょう。
出願資格などについて質問がある場合は、すぐに大学に問い合わせて確認するようにしましょう。

今回は【志望理由書】についてですが、皆さんはどれくらい書き進めていますか?
学校によっては、【研究計画書】といいますね。
これは出願や面接で使う大事な資料となりますので、しっかり考えて書きましょう。
どんなことを書いたらいいのかわからない…という相談をよく受けますが、そういう生徒は、まずは自分のやりたいことから書き始めるのが良いです。
最初に大まかでいいので、やりたい分野を特定する。そしてそこから細分化していきます。

 

例:
やりたいこと ⇨ 情報デザイン

具体的に ⇨ ゲーム

例えばどんな ⇨ RPGを作ってみたい

どんな人に向けて ⇨ 強い不安や孤独感、疎外感を抱えた青少年たち

どうしてRPG ⇨ 遊び手がキャラクターと動作を共有することによって様々な立場の人間を体験でき、共感したり視野を広げやすくなるため



こんな具合にどんどん掘り下げて自問自答することで、自分のやりたいことが具体化していきます。
ある程度掘り下げたら、今度は話を少し広げてみましょう。



どんな課題があるか ⇨ 母国ではゲームに偏見を持っている人たちがいる、ゲームの可能性を提示したい

どんな可能性があるか ⇨ ゲームは娯楽だけでなく、心を癒したり、自分や他者を知る手助けをしてくれる

情報デザインでやりたいこと ⇨ まずは感情の視覚化(色、形、様々なメディアの特性、情報を受ける環境によってどう違うかなど)について研究し、感情の変化などを認識、自覚するための方法を提案したい


このように、将来ゲームを通じて叶えたいことへの第一歩として、大学での勉強がどのような役割を果たすのかが少しずつはっきりしてくるかと思います。
うまく自分に質問をしていくことで、自分の視点や考えを引き出してみて下さい。
アンケートを取るような感覚でやってみると良いかもしれません。

新美では、過去に合格した先輩たちの志望理由書も参考として保管してあるので、
読みたい人はぜひ声をかけて下さい!

 

【油絵科】いろんな報告ちょこちょこと。

こんにちは、油絵科夜間部の鷹取です。

今日はちょこちょこと色々な報告を!

まずは油絵科、夏の特別企画展

『To Rewind Time』

が9月30日に無事終了しました!

今回の展示はTwitterでもたくさんの反響をもらうことができ、実際に見た人たちからも見応えがあった、良かった、など良い反応をたくさんいただけました。
展示の企画を立ち上げたときは、当時の作品を展示するにあたって協力してくれる人はいるかな?と心配していましたが、本当に皆さん快く協力してくれました。
展示参加者を発表した時に、

『〇〇さんて新美だったんだ!〇〇さんも!?うわー!〇〇さんもいる!!』

と生徒達も盛り上がっていました。現在活躍して居る人たちも自分達と同じ受験生だったことを間近で感じることが出来、良い刺激になったのではないかと思っています。
改めてありがとうございました!

そして10月からはギャラリーにて全科合同のコンクールの展示が始まります。これは新宿校のみならず、国立校、秋葉校、渋谷校も参加する校内コンクール。

課題は『わたし自身』をかきなさい。

ギャラリーにどんな作品が並ぶのか、こちらも楽しみにしていてください。
油絵科も入ってるかな!?

夏の展示が終わり、秋の展示がはじまる、そして秋になると毎年行われているのが保護者会です!
そう、10月3日(日)の今日がまさに保護者会。
年に一度…海老澤先生のスーツ姿が見られる貴重な日(そこじゃない!!)
今年も希望する方がいた場合はzoomでの保護者面談も行いました。
山本先生と海老澤先生が苦労しなが、一生懸命zoom設定してて…思わず写真を…(笑)

夜間部生の保護者様とも不安なことや気になることなどお話しできて良かったです。
保護者会に限らず気になる事があればいつでもご連絡下さい!

↓ ちなみに夜間の来週からの課題は ↓

これをどんな風にキャンバスに表現してくれるのか!!たくさん観察して、感じて考えて、ガンガンやっていきましょう。

10月を越え11月に入ると公開コンクール、そして12月には冬期講習と、段々と受験が本格化してくる季節に入ります。
冬期講習のパンフレットもそろそろ出来上がってくると思いますので、公開コンクール同様チェックをお忘れなく!

公開コンクールは冬期講習に入る前に校内外問わず自分の実力を試すための重要な機会です。またTwitter、ブログなどで詳細お知らせしていきますので、是非参加して下さいね!!

芸大デザインコース

こんにちは
デザイン・工芸科
芸大デザインコースの山本です。

9月の授業では、あえて入試課題から離れることで自分の制作を見つめ直すことを意識しています。

クリエイターとしての姿勢を改めて認識したり、自身の特性をさらけ出すための課題を多く出題しています。

課題への目的意識を高めること、そして単純に制作を楽しむことが上達へのヒントだと思います。

2学期は生徒の優秀作品を紹介します。

映像科:近況&続・公開実力コンクールのお知らせ(10/10)

こんにちは。映像科です。
二学期が始まって約一ヶ月。教室では引き続き受験に向けた対策を進めています。
映像科はこの時期特に受験方式によって様々な対策を並行して行っています。
今回はそれぞれの受験対策の現状をおしらせします。

まずは総合型選抜。
武蔵美映像学科クリエイション資質重視方式の出願の締め切りが、ちょうど今週でした。
ポートフォリオや自己推薦調書の制作をしていた皆さん、お疲れさまでした。
これから一ヶ月は一般選抜の対策も行いながら、面接試験に向けて準備をしていくことになります。

続いて学校長推薦型選抜。ディレクション資質重視方式です。
11月後半の出願に向けて自己推薦調書の作成をそろそろ本格的に始める時期ですね。
また11月には1日から受講できる特別講座も開講される予定です。
毎年この講座で「構想力テスト」などの対策を集中的に行なっています。

そして一般選抜の対策は毎週の木金日コースの授業で行っています。
「感覚テスト」「小論文」「鉛筆デッサン」の対策を中心に。
11月の後半以降は「発想力」なども含めて、各大学の入試に対応した課題の制作を予定しています。

そして引き続き告知を。
「公開実力コンクール(実技模試)」は10/10(日)です!!
学科も含めた総合得点で現状の実力をはかることができます。


※画像は去年の公開実力コンクールの様子

彫刻科二学期前半!優秀作品!!

こんにちは。彫刻科講師の轟木です。
夏の暑さも落ち着き秋らしくなってきました。これから公開コンクールが行われます。
今年、彫刻科が行う公開コンは新美とすいどーばたの2校だけのようです。
ここぞというときに気負ってしまい力が発揮できない人・緊張しがちな人は積極的に受けてみてください。力を試すのはもちろんですが、普段と違うアトリエ・光源・人の多さに慣れる目的もあります。公開コンで隣で描いてたやつと人と大学で結構仲良くなるなんてこともあったりします笑。
予定が合えばぜひいらしてください。

九月中盤の優秀作品を紹介します。


詩とマスクの構成。発想・質感・作り込みなどトータルでのクオリティーが高いです!やりきり感が素晴らしです。作品として目を奪われますね。

ボリュームとマスクの関わり合いを柔らかく表現しています。塑像板の空間との兼ね合いが心地よいです。作者の優しさがにじみ出ています。

 

 

新美彫刻はクロッキーに力を入れています。クロッキー力はデッサンは勿論、粘土や素描にもつながります。現在は素描が試験課題にはありませんが、今後作品を作っていく上で大切な力です。
短時間な分、何を大切にしているのかシンプルに見えてきます。

 

 

ここからは夜間部と基礎科の紹介!

シュールな構成の中に動きと軸の連動を見ることができます。計画的な仕事ができています。

手の使い方、リズムが心地よいです。マスクや腕のカット面、掌に落ちる影も考えられています。

基礎科のヘルメス!とても印象が良いです。ゆったりとした体と髪の描写がいいですね。大人な仕事です。

正面位置ですが体の奥行きや頭部が前に出てくる印象をよく捉えています。左肩の上面をもう少し寝かせたかったですね。

光線状態をうまく捉えながら、ハーフトーンで空間を表現しています。炭が溜まりがちな作者でしたがしっかり抑えていけてます。

見上げ感・像の持つ質感・布の印象を実直に描けています。もう少しだけ顔が似ると文句なしです。

明快な光源・ボリューム・質感の差などを総動員してブルータスらしさを表現しています。どんどんレベルが上がっています!

 

なんとなく実技をこなしてしまうとマンネリになってしまいます。公開コン前に弱点やタイムスケジュールなどを一度見直してみてはいかがでしょうか。