私立美大デザインコースの笹本です。
多摩美大グラフィックコースの作品を数点紹介します。
昨日のデッサン課題は、「1枚の鏡を持っている両手」でした。
まだ課題点は残っていますが、夏期講習会で最初の手のデッサンとしては、なかなか良い出来だと思います。(上:現役生、中:現役生、下:浪人生)
もうすぐ夏期講習会の折り返し地点です。しっかりと体調管理をして後半に臨みましょう!
私立美大デザインコースの笹本です。
多摩美大グラフィックコースの作品を数点紹介します。
昨日のデッサン課題は、「1枚の鏡を持っている両手」でした。
まだ課題点は残っていますが、夏期講習会で最初の手のデッサンとしては、なかなか良い出来だと思います。(上:現役生、中:現役生、下:浪人生)
もうすぐ夏期講習会の折り返し地点です。しっかりと体調管理をして後半に臨みましょう!
油絵科 松田です
先日休みを利用し、青森県立美術館と、十和田私立現代美術館まで行ってみました。
青森県立美術館は三内丸山遺跡と隣接していて、15000年前の縄文遺跡と、現代の美術館が
同じエリアに結合しているというとても興味深い施設です。
美術館の一番広い部屋には、横9m 縦15m というシャガールの巨大な作品が3枚も飾ってあり、東京では味わうことの出来ない贅沢な空間を体験できました。
遺跡の展示部屋には完成度の高い土器や、それらの失敗作などが微笑ましく展示してあります。
15000年前に作られた土器や遺跡を、現代の美術作品と同時間に体験しながら考えさせられる
良い場所でした。
次に向かった十和田市立現代美術館では、良質な現代美術作品が沢山見れます。
ロン・ミュエク 『スタンディング・ウーマン』
高さ4m、巨大なおばさまの立像ですね
キム・チャンギョム 『メモリー・イン・ザ・ミラー』
日常風景の映像の中に、実像と虚像が錯綜します
ハンス・オプ・デ・ビーク 『ロケーション(5)』
薄暗いドライブインの窓から果てしなく続く高速道路がリアルに
再現されています
スゥ・ドーホー 『ゴーズ・アンド・エフェクト』
数万体の樹脂人形が肩車の連続で天井から吊り下げられています
チームラボ 『生命は生命の力で生きている』
書を映像科し四季の中で生命の移り変わりを表現されています
その他に野外展示作品がありましたので画像を添付します(野外展示は撮影が可能でした)
以上は作品のほんの一部です。 興味のある方は、美術館のHPなど覗いてみてください。
時間の合間を縫って、趣味の山登りなんかを、、、
八甲田山周辺です。 自分の作品制作にとっての良い取材ができました。
まだまだ暑い日が続きますが、皆さん体に気を付けながら夏期講習を楽しんで下さい。
ではまた次回に
こんにちは。映像科の森田です。
暑い日が続いたかと思えば突然の夕立に見舞われたりと、お天気に翻弄される日々ですね。さて、映像科の夏期講習は29日の月曜日から始まります。既に受講している人も、まだ迷ってる人(?)もいるかもしれませんが、今回は夏期講習の授業の内容を紹介しておきます。中期と後期を合わせて24日間の長丁場なので、しっかり体力をつけて乗り切りましょう!
●中期【EA】7/29~8/10 私立美大映像総合Ⅰ+推薦入試対策コース…
武蔵美や造形大、日芸の一般入試対策はもちろん、9月以降に各大学で行なわれるAO入試、自己推薦入試や公募制入試の対策もするコースです。推薦入試は学科や実技ではなく、これまでに制作した作品ファイルや、プレゼンテーション、面接などによって合否が決まります。そんなわけで中期の12日間には、映像実習(ショートムービー制作)や、プレゼンテーション課題、映像作品研究などを行ないます。実際に撮影や編集をして映像作品を作るとともに、映像についての自分の考え(どうして映像を志望したのか?映像で何を表現したいのか?など)きちんと言葉で伝えられるようにしておきましょう、という内容です。ちなみに映像実習はグループで行なうのですが、毎年この実習を通じて内部生外部生関係なく、他の学生の面白い趣味や意外な一面が垣間みられることで、交流が生まれることもあるとか。入試の対策でありつつ楽しんで受講してもらいたいです。
(2012年の夏期講習から/新宿御苑にて映像実習の撮影風景)
●後期【EB】8/12~8/24 私立美大映像総合Ⅱ+一般入試特訓コース…
後期も引き続き武蔵美を中心とした一般入試の対策を行ないます。武蔵美の感覚テストや造形大の構想表現、そして各大学の小論文の対策にも力を入れています。映像の試験の評価のポイントが他の専攻と違ってわかりづらい!教えてくれ!という人は今からでも間に合いますので、ぜひこちらのコースへ。ちなみにこの後期の期間に武蔵美映像学科の教授にお越しいただいて、進学相談会・特別編を行なう予定です。映像学科の授業の紹介や、入試(一般/推薦)についての質問コーナーなど、オープンキャンパスではタイミングが合わず聞けなかった人も、ここでしっかり聞いちゃいましょう。そして後期の最後にはコンクール(実技の模擬試験)もあります。実技試験独特の緊張感にも少しずつ慣れてくださいね。
(2012年の夏期講習から/去年も開催した進学相談会の様子)
◎おまけ
夏期講習の授業の中では、古今東西色々な映像作品の紹介もします。少し前ならばなかなか観られなかったような映像作品も今はネットで簡単に観られるようになったこと思うと……感慨深いですが(高価なDVD買ったことなど)、それはさておき今回は映像科の学生そして美大受験生ならば知っておきたい、基本の短編映像をいくつか紹介します。
○『Powers of Ten/パワーズ・オブ・テン』チャールズ&レイ・イームズ(1968,1977年)
椅子のデザインで有名なイームズ夫妻は映像作品も制作しています。自邸のポートレート的映像『House』やアスファルトに水が流れる様子を淡々と映した『Blacktop』などおすすめはたくさんありますが、一番有名なのはこの『Powers of Ten』だと思います。日常的な光景からズーム・イン/アウトだけで全く未知の光景を見せてしまう8分間。
○『事の次第』フィッシュリ&ヴァイス(1987年)
写真や立体作品も制作しているペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイスによる映像作品。セリフも音楽もなく、物の動きや現象だけが写されています。約30年前の作品ですが、あまりにも有名な作品なので、この作品からインスパイアされた映像を見たことがある人もいると思います。そういう意味でもぜひオリジナルを観ておきましょう。
○『谷川俊太郎&寺山修司ビデオレター』より(1982年)
詩人の谷川俊太郎と映画や舞台などの制作をしていた寺山修司は、かつて16回にわたってビデオレター(身の回りのものを日記的に撮影して送り合う)を行なっていたのですが、これはその中の谷川俊太郎が寺山修司に送った映像です。自分の持ち物を「これは私の〇〇です」という端的な言葉とともに写した映像からは、映像と言葉の関係について、など色々考えることができます。
*講習では映画などの長編も紹介しますが、今回はさわりだけということで。続きは夏期講習の教室で!
いよいよ国立校の夏期講習がスタートしました!
前期は無料の4日間コースです。
普段の通学生や春期にきてくれた生徒さん、今回初めての方とにぎやかです。
前期の後半(7/26,27)はまだまだ募集中です!
1日目の終りに中間講評。
日本画科講師の金子です。
炎暑しのぎがたいこの頃。蝉の声が聞こえる季節となりました。
― さて、暑さも本番!いよいよ夏期講習会が始まりました!
夏期講習会は前期・中期・後期と3期に分かれ、日本画科では5つのコースが設定されています。現在、前期総合コースと前期総合夜間が始まっています。
■前期総合コース 7/20(土)- 7/27(土) 9:00~16:00(6H)
■前期総合夜間コース 7/20(土)- 7/27(土) ? 17:00~20:00(3H)
■中期総合コース 7/29(月)-? 8/10(土) 9:00~18:00(8H)
■後期総合コース 8/12(月)-? 8/24(土) 9:00~17:00(7H)
■後期私大対策コース?? 8/12(月)-? 8/24(土) ? ? 9:00~17:00(7H)
前回にも書きましたが、夏期講習会においては基礎を確実にし、徹底的に弱点を克服します。特に、「弱点克服」ということはとても重要です。夏期が終わると2学期、冬期、入試直前と時間が経過していきます。冬になって自分の弱点が分かり焦ることの無いよう、自分自身の長所と短所、出来ていることと出来ていないことを理解し、弱点克服に繋げていくことが大切です。
尚、「中期総合コース」「後期総合コース」においては制作時間を長めに取り、各々の課題点を克服するための対策を行います。また、「後期私大対策コース」では、多摩美術大学と武蔵野美術大学の入試傾向を理解し、目標を見極める学習を行います。このコースは、12日間全てが一日課題のため、毎日講評を行います。
外部から受講する方は、それぞれの課題点を理解し、また、共有するため、講習始めと講習終わりに最低でも2回の個人面接を行います。受験において経験豊富な日本画科講師陣が、ひとりひとりとしっかり向き合ったきめ細やかな指導を心掛けていますので、安心して受講していただければと思います。
また、地方から受講する方は、生活面などにおいても不安な事が多いことでしょう。そのあたりも出来る限りバックアップしますので、お気軽にご相談下さい。
大手美術予備校ですが、全ての受験生としっかり向き合うことを大切にしています。この夏期講習会でレベルアップを目指して頑張りましょう!
←参考作品も充実しています。(この参考作品棚は石膏デッサン、静物着彩。私大参考作品棚もあります。)
― さて、今回は、現在開催中のお薦め美術展覧会についてお話をします。
下記に、お薦めの展覧会情報をほんの一部ピックアップしてみました。(もちろん下記以外にもいい展覧会、面白い展覧会があります!)
日本画科では積極的に展覧会観賞を推奨しています。アトリエで絵を描くことに集中することも大事ですが、時には外に出て素晴らしい美術作品に触れ、「目」を養い、そして「思考」し、さらに「感性」を磨いていくことも大切なことだと思います。何より、自分の制作に結びつく発見-技法や着想や素材などがあるかもしれません。熱中症には充分注意し、是非足を運んでみましょう!
■生誕140年記念 川合玉堂
会場:山種美術館?? ??会期:2013年06月08日~2013年08月04日
■生誕250周年 谷文晁
会場:サントリー美術館? 会期:2013年07月03日~2013年08月25日
■LOVE展 アートにみる愛のかたち
会場:森美術館 会期:2013年04月26日~2013年09月01日
■プーシキン美術館展 フランス絵画300年
会場:横浜美術館 会期:2013年07月06日~2013年09月16日
■松田正平展
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉 会期:2013年06月08日~2013年09月01日
■戦争/美術 1940-1950?モダニズムの連鎖と変容?
会場:神奈川県立近代美術館 葉山 会期:2013年07月06日~2013年10月14日
■日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで
会場:横須賀美術館? 会期:2013年07月13日~2013年09月01日
■日本の絵 三瀬夏之介展
会場:平塚市美術館 会期:2013 年7月13日~9月16日
←日本の絵 三瀬夏之介展 会場:平塚市美術館 会期:2013 年7月13日~9月16日
― 最後に。
先日、福岡県と佐賀県へ出張(高校説明会)に行ってきました。
今回は実技指導がメインでしたが、期間中着彩デモストも行い、さらに熱のこもった説明会となりました。別れ際、嬉しいことに教員の先生方、3学年全ての美術科の生徒の皆さんが校舎の外まで見送って下さいました。その上、その中の半数近い生徒たちが、車で出ようとする僕らを校門の外まで走って見送ってくれたのです。皆さん、本当にありがとうございました。短い期間ではありましたが、素直で元気な生徒たちのひたむきな姿に、心から嬉しく思いました。
皆さん、自分の夢に向かって、頑張って下さいね!!ひとりひとりの進路を心から応援しています!
― これからも全国に美術が好きな生徒さんが一人でも多く増えることを願ってやみません。
次回投稿は8月。
日本画科受験についても質問があれば講師がお答えします。お気軽にどうぞ。
また、日本画科に興味ある受験生がいらっしゃいましたら是非見学にいらしてください。
健康に留意し、夏期講習会を乗り切りましょう!