カテゴリー別アーカイブ: 新美

enart 国立 デザイン・工芸コース

enart 国立の武田です。

5月だというのに暑い日続きますね。
大学通には半袖姿が目立ち、緑も青々として早くも夏を感じさせます。
国立校はというと、学生数が増えてだいぶ活気が出てきています。

大学通・5月
◯大学通

今週の受験科デザイン・工芸コースは写真模写の課題を制作しています。
自分で選んだ写真を絵具で模写するという単純な課題なのですが
しっかり完成させることが出来れば技術や色のこと、さらには完成度を体感することが出来、
1ランク上の力をつけることが出来ます。

写真模写/写真

写真模写/茂木

写真模写/宮野

写真模写/古郡

写真模写/ヒューイー

写真模写?2

写真模写?3

学生作品の一部です。まだ制作途中ですが、だいぶ完成に近づいてきています。
みんな最後までしっかりと完成させて欲しいですね。
途中であきらめないことが1番大切です。

 

 

 

映像科:金土日コースの近況とオススメ展覧会

こんにちは。映像科の森田です。あっという間に5月も後半、一学期も折り返しとなりました。金土日コースですが、今日の金曜日の授業では人物クロッキーを行いました。映像科というとデッサンやクロッキーをやる印象がないかもしれませんが、そんなこともありません。実写/アニメーション問わず、映像とは本来「光と影の芸術」あるいは「動きと時間の芸術」でもあるわけで、モチーフをしっかり観察したり、人物の特徴的な動きや些細なしぐさを捉えようとすることは、大切です。

ちなみに明日からは実写映像の実習授業(日曜日は新宿御苑へ…天気は今のところ良さそうなのでひと安心)が始まり、来週以降もコマ撮りアニメーションの実習、映像作品研究(プレゼンとディスカッション)、さらにオープンキャンパス見学…、と一学期後半は特別授業が続きますが、もちろん受験に向けた対策もしっかり始めています。

P1050145

そんな梅雨入り前のさわやかな季節にオススメ展覧会情報を。竹橋の東京国立近代美術館で開催されている『映画をめぐる美術 マルセル・ブロータースから始める』は、ぜひ行ってみて欲しい展覧会です。概要には「マルセル・ブロータース(1924-1976)はベルギーの美術家で、詩人として出発しながらも1964年以降は美術の領域でオブジェや写真、短編映画の製作などを行った…」と書かれていますが、この展覧会は過去現在問わず、そうした「美術の分野で映像を扱う作品」または「美術と映像/映画の領域を横断して活動する作家」を紹介する企画展になっています。

この展覧会の見どころのひとつは、展示フロアの構成にあるかもしれません。会場全体が(シネコンのように)いくつかの展示室から成っていて、中央のロビーにあたる空間には、それぞれの展示室のテーマを示唆する16mmフィルムの映画が映写されています。「16mmのフィルム」とか「映写」と言ってわかる映画大好きな人もいるとは思いますが、しかし普通に生活していて16mmフィルムの映写機を見る機会は今やなかなかありません。フィルムという物質でもあり、なおかつ光という現象でもある映像の不思議、さらに映画の歴史を知るにはベストな展覧会と言えるのではないでしょうか。

もちろん展示されている作品ひとつひとつからも色々なことを考えられます。しかも高校生以下は無料(!)というところも良い。ただし会期は6/1(日)までということなので、偶然この新美NEWSを読んで、なおかつ土日の予定がまだ空いているという人は、ぜひどうぞ。

00082477

デザイン科総合コースと工芸科との合同授業

デザイン科総合コースの滝口です。

5月も終わりが近づいて、1学期も半分が過ぎました。
大分新年度生も生活にも慣れて来た頃と思います。
デザイン科総合コースでは、今年は工芸科との合同のイベントや授業を行っています。

今週は、油絵科講師の海老澤先生による石膏デッサン講義やヌードデッサン課題を行っています。
03
06
海老澤先生による石膏デッサン講義は、昨年からデザイン科でやってもらっていますが、興味深い参考例やたとえ話、造詣の深い話もあり、僕らも大変勉強になっています。
しかも、海老澤先生のデッサンの美しさと言ったら・・・ため息ものです。
今回この講義に合わせて、パジャントのデッサンを鉛筆で描いて頂いたようなんですが、このデッサン縮小画像ではなくて、原寸大みたいなんですよね・・・しかもシャーペン1本で描いたそうです。恐ろしい・・・01

デッサンの小話では、人間の視覚の曖昧さで、錯覚の例をいっぱい出してくれましたが、例えば下の画像で、丁度四角形になっている場所は全部同じ明度なんですが、どう見ても違う明るさに見えてしまいますよね。人間の錯覚って、不思議です。そう見えてしまうのは何か悔しくないですか?
04
05

講義は9時から15時まで、本当に色々な内容を踏まえてお話しして頂きました。
その後、工芸科と合同で石膏デッサン課題を行いました。
普段デザイン科のみで制作しているのとはまた違ってより多くの人数で制作したり、それぞれ違った刺激もあったと思います。
作品の方も、全体的にまた1つしっかりとした理解を持って描けたと思います。
10
まだ新年度が始まって、2ヶ月程度。基礎の確認からじっくりと学んで行って、とても良い1学期を過ごしていると思います。
今日からは、工芸科との合同課題2つ目で、ヌードデッサンをしています。
少し生活に慣れて来た時に、また色々な刺激を与えて、残りの1学期の期間でより力をつけて夏期講習へと向かって行ってもらえたらと思います。

日本画科便り2-講師デモンストレーション制作-

日本画科です。

 

日本画科では周期的なイベント、レクチャー、デモンストレーション(デモスト)を行い、生徒のブラッシュアップを図っています。

5-1

 

特に、講師の制作デモンストレーション(デモスト)は「全講師」が行います。口頭指導、個人指導の他、”直に見て学ぶ”というそんな学びのあり方も大切にしています。

現在は、石膏デッサンと静物着彩を中心に「描き出し」、「クロッキー」を生徒と一緒に描くことが多いです。

 

今週は、角田講師が石膏像ヘルメスの描き出しデモストを行いました。

2-4←今回は石膏像ヘルメス!胸像の中では難易度の高い石膏像です。

 

2-3←アタリ取り10分経過。この段階で生徒を集めて描きだしのレクチャー!日本画は12時間制作のため、最初の描き始めがとっても大事なんです。

 

2-2←この段階でだいたい2時間。まずまずですね。

 

2-1←ここでストップ。2時間30分程度です。ここでまた集合し、レクチャー。何が大事か、何をすべきか。

 

 

 

このように、日本画科ではレクチャー、デモンストレーションを行っています。

尚、講師の制作デモンストレーション(デモスト)作品は教材用、説明会用として参考作品にしています。これらはまた別の方法で活用されます。

 

日本画科に興味ある受験生がいらっしゃいましたら是非見学にいらしてください。

?