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日本画科便り14-日本画科レクチャー⑤、プレ冬期のお知らせ?

日本画科です。

 

10月22日~23日は、昨年度に続き、新美油画科の海老澤講師によるデッサン講義を開催しました。海老澤先生は今年度既に油画科、デザイン科、工芸科においても開催しているので、日本画科は4度目の開催となるそうです。

 

「油画科/海老澤講師(油画科特任講師) デッサンレクチャー」

10月22日?23日 石膏デッサン(マルス)

1日目

海老澤講師レクチャー(5時間)、デッサン開始(描き出し1時間)

2日目

デッサン?講評

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講義において、デッサンの考え方、理論、ポイントなどを各用語から詳しく解説いただきました。

講義は5時間超に及ぶものでしたが、日本画科にとって非常に意義ある講義でした。生徒にとってデッサンの考え方、理論がより整理されるものでした。また、視点をより拡げるきっかけになったのではないでしょうか。

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ことに日本画科のデッサンは制作時間故に「密度」、「描写」等に着眼してしまうのですが、実は「プロポーションの精度」に始まり、「印象」、「構造」、「動き」も大切なのです。それぞれの科が重視する要素が、日本画科では全て必要とされるといっても過言ではありません。さらにこれらの要素はほとんど1日目の作業内容がポイントとなります。

海老澤先生にはこれら日本画科のデッサンの特徴に関連いただきながら、デッサンのポイントを的確に解説いただきました。

 

なお、1日目の最後には石膏デッサンの描き出しをご指導いただきました。また、2日目も油画科の指導の合間に日本画科アトリエへ幾度も足を運んでいただきました。

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海老澤先生、2日間、本当にありがとうございました。来年度も是非開催したいと思っています。

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最後に、プレ冬期のお知らせです。

11月30日、春夏のゼミに続く花講座第3弾、「花講座3 ?花が描けるようになる?総集編」を開催します。

今回のモチーフは、「バラ」が2本。水切りの方法、セッティングなど準備段階の作業を復習した後、花の捉え方とテクニックを各項目別に解説します。また、日本画科の受験においては“関係性”を出していくことは必須です。どうして関係性が大切なのか、また、いかにして2本の花の関係性を捉えながら描いていくのか。大切なポイントを一つ一つ抑えながら解説します。

 

「花講座3 ?花が描けるようになる-総集編」スケジュール      

午前9:00-12:00

1準備

・水切り方法、セッティングについて

・道具について

2描き始め

・花を捉える前に―構成、配置、アングルについて

・アタリの置き方、形を描く上で大切なポイント

・花と茎と葉―それぞれの役割

 

午後13:00-17:00

3関係性

・関係性について-関係性とは?

・関係性の考え方と捉え方

4仕上げ 

 ・質感表現について

・明度、彩度、色価について

 

講評17:00-18:00

個々の長所と課題点を分かりやすく提示します。また今後の学習ポイントについてアドバイスをします。

 

質問&個人指導コーナー 18:00-19:00

皆さんの質問にお答えします。

 

希望制でデッサンと着彩を選択することが可能です。花も2本から1本にすることが可能ですので、初めての方も気軽にご参加下さい。“着彩に強い”新美の豊富なデータを元に、講師が丁寧に指導します。花が描ければ、絵は変わる。是非、新美の日本画科に集結しよう。

 

 

基礎科 彫刻クラス

こんにちわ、基礎科彫刻クラス担当講師の加藤です。今日は彫刻クラスの今週の作品と、基礎科での彫刻クラスの役割について紹介します。

基礎科彫刻クラスでは、彫刻科に決めた人、科が決まっていなくて彫刻を体験したい人、工芸科の生徒の立体指導の他に、デザインなどに科が決まっているが立体の意識が弱いので、立体を実際に体験する生徒など様々な生徒がいます。
そして今回は、日本画のかなり上手な生徒が立体の体験をしました。日本画担当の先生が、もう限界だと感じ彫刻クラスに送ったらしいです…。

ジャンヌ ブログ2
ジャンヌダルク制作途中。わりといい感じ。

ガッタメ ブログ2
こちらもいい感じ。かなり時間はかかりました。

完成作品がこちらです!!

ジャンヌ ブログ

よくできました!!デッサン力がある生徒なので、視覚として写すという作業はできています。ただ、細かい骨格や張り、締まりになるとまだまだです。デッサンにおいて輪郭にならない部分の理解というのはとても大切です。今回の体験を生かして、デッサンにも立体の意識が反映されるといいです!!

ガッタメ ブログ

ガッタメラータもよくできています。微妙な動きをもつ石膏像に対応できる力がもっと欲しいです。今は時間は気にせずに、とにかく嘘はつかずに制作することが大事です。粘土でもデッサンでも、直すことができる人は上達します。頑張って目指せ現役合格!!

 

こんにちは。通信教育です。

ただいま11月ターム課題を作成中です。

到着までしばらくお待ちくださいね。

さて、肌寒い季節となってきました。推薦試験もなかばとなりますが、一般入試を控えた皆さんも佳境に入るわけです…。通信教育ではあと残り少ない課題の中でも、受講生のスキルアップにつながるように課題を作っています。

皆さんは課題を手にした時、たくさん悩み、迷い、一生懸命出したアイデアをキャンバスに、または画用紙にぶつけていることでしょう。私たち講師陣も同じく、皆さんひとりひとりを考えて、う?んう?ん唸りながら一生懸命課題を考えています。

通信教育は遠方からの受講生が多い分、ちょっと寂しくもありますが、新美の通信教育の部屋から皆さんを応援しています!寒さで凍える日も共に頑張っていきましょう!

enart くにたち 基礎科です。

大学通りのイチョウは緑色。
黄色に染まるのはまだまだですね。

大学通1大学通2    ?大学通3

今週の基礎科は、受験科に混じって人物デッサンを制作しています。

制作風景1

先週はさざえを粘土で模刻しました。
去年さざえをつくった学生は手の制作です。

指導風景

土曜コースの作品の1部です。

さざえ1?さざえ2??さざえ3?さざえ4

短い時間(5時間)でしたが、みんな楽しく制作できたようです。
来週からは専門課題に入ります。