カテゴリー別アーカイブ: 新美

国立校 引っ越しました!

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国立校受験科です。
大学通の桜は満開までもう少し。
日曜日には大学通すべてが桜の色に染まるでしょう。

さて国立校は、新年度に向けて新たな校舎に引っ越しをしました。
JR国立駅南口から徒歩2分。

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現在は春期講習会の真っ最中です。
新校舎で学生達は、気持ちも新たに制作に励んでいます。

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春期講習会は4月4日まで。
基礎科デッサンコース最終課題(4月3、4日)は無料講習になっています!
まだ間に合いますので、興味のある方は気軽にご参加ください。

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基礎科 デザイン工芸日本画

デザイン工芸と日本画の一年間

日本画は一年を通して物を描くこと、物を観察することを重点的に指導しました。
物を描くということは三次元のものを二次元の中に収めなくてはならないということです。
次元を飛び越えて絵にするというのはなかなか難しいものだと思います。
しかし描く対象を観察して、物の仕組みを理解することで二次元に描き起すことも可能にできるのです。

 

絵は想像力が主になりますが、やはりそこには確かな観察力と描写力がないと説得力に欠けてしまいます。
好きな物を描くというのは自分たちの想像以上に難しいことなんだと私も最近考えています。
日本画は特に鍛錬、訓練、努力が顕著に表れやすいジャンルだと思うので、これからもしっかり観察、描写は続けていってほしいです!
物と向き合えば自ずと自分と向き合うきっかけになるはずです。
絵も心も磨いていって欲しいと思います。

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日本画講師の木南でした。

 

続いてデザイン工芸講師の高岡です。

基礎科で頑張ったみなさんも今年の春からいよいよ受験生ですね!そこで今回は基礎科を卒業するみなさんの1年を振り返り、色々な構成作品を載せたいと思います。
良い作品が多数あったな?と、わたしも写真を見ながらみなさんの成長を感じました。

初めて平面や立体をやる人が多く、はじめのうちは「何をやったら良いかわからない」「面白い事が思いつかない」などなど戸惑っている人も多かったですね。

通える日数や、入学時期も様々だったので、構成課題に関しては「考え方の考え方」を楽しみながら身に付ける、という事を目標にみなさん頑張りました。

絵の具の様々な使い方や、モチーフを良く見るという事を覚えたり、アイディアが出た後どのように画面にしたら良いか、はたまたアイディアが出ない時はどうするか?などなどエスキースについても覚えました。とても小さな発見でも、そこから丁寧に考えていくと良い画面が出来る事を体感できたのではないでしょうか?

実際デザイン工芸というカテゴリーは美術の中でも生活に密着した部門で、日々の暮らしの中で人と関わっていくモノを作り出していく、という事が多いですよね。みなさんも毎日の生活の中で、アンテナを張って様々なモノを興味を持って見てみましょう。そして小さな感動を発見しましょう。その小さな感動が作品を作るきっかけになると思いますよ。

基礎科を卒業したみなさん、これから受験生になり色々な悩みにぶつかるとも思いますが、カタにはまる事なく、探究心を持って、丁寧に考え、大胆に表現して行って下さいね。そしてこれから新しく基礎科で学ぶみなさん、一緒に頑張りましょう!

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大人の油絵、モランディ

こんにちは。油絵科の関口です。
ようやく桜も咲き始めたと思ったら、ここ数日は冬の様な寒さが戻って来てしまいましたね。

さて、先日東京ステーションギャラリーで行われている「モランディ展」を見に行ってきました。見た目はかなり地味な絵ですし、パッと見て上手さが伝わってくる絵ではないので(言い換えるなら通好みで、大人の絵なんです)受験生の皆さんが見て、どう思われるかは分かりません。ただ、本当に素晴らしい展覧会でした。
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展覧会カタログより

モランディの作品はものすごく禁欲的で、感情に抑制を効かせた・・・それらを漢字で表すなら、「静謐」「安寧」という表現がシックリきます。
まるで何かの修行僧か、それを通り越した仙人のようなストイックさがあります。その一方で、本人は飽きずにずっと静物(今回の展覧会では風景も出品されていますが)を描き続けていた訳で、それには何か秘密があるに違いない…と考えてみました。
1952年の作品
左上の作品は今回の展覧会出品作(これは絶品でした)で、その他は同年の別作品

今回の展覧会では「変奏(バリエーション)」というテーマが掲げられています。生涯に渡ってモランディの意識の殆どは「モチーフを利用した画面の構成」に向けられていた様に思います。モチーフの配置を僅かに動かし、まるで画面上でチェスをするかの如く、何かを考えていた事が伺えます。モチーフや画面の関係が作り出す、僅かな違いに喜びを感じ、一人悦に入っていた可能性は否定できません。
ある意味で偏執狂的で変態的と言っても過言ではないかもしれません。いや言い過ぎかな(笑)。しかし絵を前にしてニヤリとほくそ笑むモランディの姿を想像すると、それはかなり人間的で、実際には仙人とは程遠いイメージなのかもしれません。

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モランディの愛したモチーフ達。時には溶接までして自作したり、ペンキを自分で塗るなど、かなりの拘りようです。

 

ところで、以前「モランディが初めて日本で大々的な展覧会をやる」というので見に行った事があり、その時の記憶は今でも鮮明に覚えいます。
実はその展覧会、今から27年も前のもので、僕がまだ浪人生の頃に見た事になります。
神奈川県立近代美術館
今年で閉館になってしまった神奈川県立近代美術館の鎌倉館で1989年に開催。

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その時に買ったカタログ。

モランディポスター
この絵のポスターは、学生時代に何年もアパートの壁に貼って、ずっと眺めていました。近くで見ると全然描き込んである訳ではないし、形もかなり歪めているのに、離れて見ると質感と空間がリアルに浮かび上がります。どこか魔術的な魅力に溢れ、完璧なバルールの作品だと思いました。
※バルールについては以前に書いたこのブログをご覧下さい。
http://www.art-shinbi.com/blog/20151004/

モランディ展は滅多に日本には開催されないので、まだご覧になっていない方や、一度大人の絵を味わってみたい。という人は必見です。
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いよいよ始まりました。

私立美大デザインコース講師の笹本、亀田です

本日から今年度の春期講習会が、いよいよ始りました。

意欲的に制作する生徒たちに、初日から指導にもぐいぐい熱が入ります。

申し込み、まだ間に合います!

見学希望や相談も随時受け付けていますので、気軽に問い合わせ下さい。

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日本画科 2016年度始まってます!

こんにちは、日本画の佐々木です!
怒涛の受験で中々記事をかけず、久しぶりのブログ更新です。

とはいえ、もう3月も下旬。先日はプレ春期がありました。

今年は石膏レクチャー。

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一日で石膏デッサンを描き、石膏デッサンの1日目の仕事を確認するというプログラムでした。

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構図や形、ベースの仕事。
完成した石膏デッサンだけではわからない基礎づくりをレクチャーしました!

本日からは春期講習も始まっています。
初めての人から、新高3、浪人生まで。それぞれの力にあった指導で、今年も丁寧に進んでいこうと思います。
じっくりと自分の力を伸ばしたい人は、この春から新美で一緒にスタートしましょう!