カテゴリー別アーカイブ: 新美

秋葉原校 今週の課題

秋葉原校です。

今週はデザイン・工芸科と日本画科はそれぞれ専門課題の平面構成と着彩課題、油絵科と基礎科はデッサンを行いました。土曜の講評の様子を一部お届けいたします。

そうそう、日本画に新しい先生が加わりました!
学生の先生なので、みんなと年が近い分、相談しやすいこともあるかと思います。
特に着彩がお上手、、、ということなので、また近々デモストの様子もアップしたいですね~。

受付回りもちょっとずつにぎわってきました。
単語テストも授業初日に比べると、減る枚数が増えていって嬉しいかぎりです。
でも持って帰るだけじゃダメですよ。

さて、4月も後半になりましたが、月途中の入学も可能です。
いきなりは不安だという人には無料体験や、事前面談もあります。

「受験生だけど部活動の大会があって週6は通えない」
「推薦やAOの対策って何をすればいいの?」
「デッサン一枚も描いたことがなくて、、、」
「高1、高2だけどどれくらいからスタートすればいいですか?」

とにかくまずは校舎までご相談くださいね。
初めの一歩を踏み出してみましょう!

あと、以前ツイッターでも紹介しましたが、
5/27(日)秋葉原UDXで行われる美大芸大進学相談会ですが、

https://twitter.com/shinbi_akb/status/986454832981528576

同日、秋葉原校でもイベントを実施します!
進学相談会に行く方は、ぜひ秋葉原校にもお立ち寄りください。

まだ残念ながら詳細を教えることはできないのですが、
決まり次第また告知させていただきますね。

では今週もお疲れ様でした!
油絵科にデザイン科に大人気の牛骨と、
夏を先取りのひまわり。かわいい。

国立校新学期開始です。

国立校です。

国立駅前大学通りの桜も新緑となり、新しい一年が始まった感じがします。
そして、国立校の新学期の授業も新しく始まりました。

デザイン・工芸科 最初の課題は瓶のデッサン。

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今週は壺の静物デッサンを制作しています。
デッサンは単純に見て描くだけではなく、理解力が必要となります。
モチーフの構造や光の方向の設定など、一つ一つ説明を聞いて、理解して描いていきましょう。
始まったばかりですが、与えられた時間は限られています。皆さん頑張りましょう!

毎日たくさんの無料体験の生徒が授業に参加しています。
美大に興味がある人は気軽に授業を体験してみてください。
お待ちしています!

 新美 国立校 042-577-1117

デザイン工芸科、夜間部始動。

新年度が始まりました。
新宿校の夜間部は、一学期は全体で動いてまいります。
アトリエは2ヶ所になりますが、課題の説明と全体講評を一斉にやっていきます。夜間部としてまとまり、盛り上がりをもって進めていきます。
専攻により課題は少しづつ分かれていくことになりますが、夜間部としての一体感を大切にしていきます。
一年間のお付き合い、よろしくお願いいたします!

先端芸術表現科1学期授業開始

こんにちは。先端芸術表現科です。

15日日曜日より、今年度の授業が始まりました。
初日は、アトリエの使い方や今後の予定を確認した上で、午前は「5メートルの模造紙を用いて、高さ2メートルのものを作る」という課題を行いました。また午後は、「午前中に作ったものに対して、1800mmの垂木を使って場所を作る」という課題を行い、自分の身体のスケールよりも大きなものを作ることや、作ったものをどうやって他人にみせるのか、そのための場所を自分でどうやって作ればよいのか、という話をしました。初日からなかなかハードな課題でしたが、各々の成果物はそれぞれに面白いところがあり、課題で得た経験を各人の今後の制作にフィードバックできればと思います。

授業は始まりましたが、新規の受講生はいつでもお待ちしております。
無料体験通信教育もありますので受講を考えている方はご活用ください。ご相談も随時受け付けております。

 

髪は女の命…というお話

こんにちは。油絵科の関口です。
いま国立新美術館で「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」という展覧会をやっていますね。ポスターには絵画史上、最強の美少女(センター)という今時のキャッチフレーズが付いていて、街中でよく見かけますよね。印象派が苦手な受験生は別として、美術が好きな人なら、既にご覧になった方も多いと思います。
ルノワールの描いた、このイレーヌというモデルは当時8歳という事で、あどけなさが残る美少女として描かれています。僕の中で印象に残ったのは、その軽やかで繊細な髪の毛の表現。その子にとっても自慢の髪の毛だったのでしょう。身体を覆い隠すかのように身に纏っています。

この作品を見た時、ある作品を思い出しました。それはフィレンツェのピッティ宮殿にあるティツィアーノが描いた「悔悛するマグダラのマリア」というもの。現地で本物を見た時、髪の毛の美しさにビックリした記憶があります。
ルノワールの絵とは異なり、モデルが成人なので重さを感じる髪の毛ですが、美しく潤いのあるキューティクルが印象的な作品です。

調子に乗って、今日はこのまま髪の毛の話で進めていきましょう。
絵画の中で「髪の毛をどの様に扱うか?」を意識して描いたと思われる作品は、他にもいくつか見受けられます。
こちらはフェルナンド・ボテロというコロンビアの画家が描いた作品です。ボテロはどんなモチーフもポッチャリおデブちゃんに描いてしまう作家さん。これはこれで結構可愛いでしょ?キャラクターや体型に目が行きがちですが、髪の毛の表現は非常に要領よく描かれており、技術力の高さを感じます。

髪の毛の表現では、日本の美術も負けていません。
上村松園「焔」
いわゆる怖い絵ですが、髪の毛に使われているボカシが着物の模様との対比を際立てているのが分かります。髪の毛を口に咥えているのが怖いですね。こんな仕草を現実世界で見せられたら、ドン引きしますよね(笑)。

版画の世界ではこんな作品もあります。
橋口五葉「髪梳ける女」
髪の毛を櫛で梳かす仕草を絵にしていますね。画像では分かりにくいかもしれませんが、髪の毛はかなり繊細に彫られています。顔は妙に無表情なのが、逆に印象的な作品です。


川瀬巴水「髪」
こちらは桶で髪の毛を洗っている状態を絵にしているのですが、構図が大胆で非常に面白い作品です。

3点とも日本人の長く黒い髪の毛を「美しさ」と捉えているのが分かりますね。
今回は洋の東西を問わず「髪は女の命」というのが、よく分かる作品の紹介でした。ではでは。