カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

画材と仲良くなろう!!Pebeoワークショップ☆

こんにちは、油絵科です。
日曜日、記事の上げ方がわからないという失態…1日遅れてしまいました(◞‸◟)

今回は6月8日土曜日に行われるPebeoワークショップ(ミクストメディアセミナー)についてです。Pebeoってなんだ?という方も多いと思います。Pebeoとはフランスの創立100周年を迎える画材メーカーさんです。
何故今回新美でワークショップをしてもらうことになったのか。
それはなんと言っても特殊で楽しい素材にあふれているから!

受験まで時間のある今の時期、難しいことを考えずただただ素材の美しさ面白さを知って、少しでも画材との距離が縮まればと思っています。

女子美、造形大などで行われた、Pebeoワークショップの様子がこちら↓↓↓

皆さん中山智介先生の実演を食い入るように見てますねー。

美しい!この画材も当日さわれるかな?

マットピュブ、ヴィトラーユ、またパミスストーンモーター、ファンタジームーンにファンタジープリズムなど魔法の名前かな??と思うような未知の画材盛りだくさんです。
油絵科が中心の参加となりますが、アクリル系画材の説明から始まり、ミクストメディアへ移っていくので誰でも楽しめる物になっています!申し込んだ人は当日をお楽しみに〜(^ ^)

画材と仲良くといえば、過去の合格者で、絵の具を固く練りすぎてペインティングナイフでは混ぜられず、まるで陶芸でも始めるかのように手で絵の具を捏ね出した人、泡立て器で絵の具を攪拌しだした人、和紙をチミチミさきだした人、様々な生徒がいました。(もちろん全員がそうではこまるのだけど!笑)皆それはそれは真剣!!真剣なら真剣なほど見てて面白いのですが(笑)

一昨年の現役合格をした女の子で、油はぬるぬる~とした質で楽しく描けるのに、デッサンになると突然、『描写しなきゃ!!』っと、カチンコチンになってしまう子がいました。
とても苦しそうにデッサンを描いていたので、自分の好きなテクスチャーに寄せられるよう素材の使い方を伝授したところ、眉間にシワを寄せながら描いていたはずのデッサンを、『楽しい!!』と笑顔で描くようになりました。
木炭と仲良くなってからは、良くなり方のスピードが凄かったのが印象的です。
そしてそのまま見事に芸大現役合格!!
今の時期から皆さんも画材と仲良くなるためにフットワーク軽くいきたいですね!

今回のPebeoワークショップは完全内部向けですが、6月16日(日)には内外問わず参加できる)無料のワークショップがあります。各科で実施され毎年豪華な内容になっています。
今年の油絵科は下地について。下地材って色々あるけどなんなんだろう…効果あるの…そもそも下地って何…とピンと来ていない人は必見です!
油絵科ツイッター(https://twitter.com/shinbiabura)新美HPで随時情報は更新していくのでチェックしてみてくださいねー。

芸大デザイン総合コース

こんにちは。

5/26(日)好評だった前回に引続き、平面構成ゼミ(レイアウト)を開催します。

構成とは何か?

モチーフの特性を引き出し、その魅力をどのような配置、レイアウトで表現すればどのように伝わるのかの実践です。シンプルなモチーフでレイアウトに特化した講座です。デモスト制作のプロセスも大変勉強になります。ぜひご参加下さい。

 

 

5月の制作風景の一部です。

一人1卓石膏顔面静物デッサン課題:それぞれ石膏顔面を選び、卓上に組みデッサンしました。

 

 

石粉粘土模刻彩色課題:模刻したのち彩色しました。試行錯誤し、充実したプロセスで学ぶことが多かったように思います。なかなかの完成度です、9F廊下に展示しています。

 

■パーフェクト描写ゼミ①花編課題:ガーベラの着彩をしました。花の構造の解説と描写プロセスの確認プリント、歴代の花の再現作品や参考作品の解説、デザイン科と工芸科のデモストと一緒に制作し、描写の実際を体感しました。描写に特化した課題で、整理して制作出来たのではないでしょうか。

芸大デザイン科講師デモスト2人 薄塗と厚塗りで

パレットも観察:チューブの色のチョイスから調色と水分量、筆への含ませ具合、画面への量の置き具合と手さばきなど。

芸大工芸科講師デモスト

■日本画、工芸、デザイン合同石膏デッサン課題:ただいま1週間合同で石膏特訓です。各科のデッサンの質の共通することや差異を、講師それぞれの指導や生徒みなさんの作品制作プロセスを通して深めていきます。モチーフの観察と表現を繰り返ししています。

 

毎年のことですが、この時期は演習課題ずくしです。

デザイン工芸科夜間部です。

令和に元号が変わったフィーバーも、そろそろ落ち着いて来ました。受験生として、今のうちに特に出来ることを優先してやるようにしてください。日々の積み重ねによる学科、実技の向上は、一夜漬けでは到底およびません。毎日コツコツじっくりコトコトよろしくお願いいたしますー。

さて、5月から6月にかけては演習課題が続いていきます。演習課題は実践実技課題をより理解しやすくするために考案しています。単純に枚数を重ねることで実技力はアップしていきます。演習課題をすることで効果的に理解が出来れば、枚数が多くなくても早く上達することが出来るのが良いところです。現役生にとって、この期間はとても重要な期間です。これから入学を検討している方は、出来るだけこの演習授業を受けられる期間に入学していただけるとようお勧めします。

 

演習課題制作例です。光限定し、少し強引に理解をするための演習です。芸大美大の入試において、陰影を表現することは物凄く重要です。前期中は特に何度も演習を繰り返しています。

そして、覚えていかなくてはならないことが多いのが、平面構成です。基礎的な課題をこなして、用具の使い方や用語と意味などを覚えてもらいます。平面構成は学科的な要素も多いですね。そして、日々良い作品を見て、自分の引き出しを増やすようお願いいたします。

今年度から、描写や構成などに特化したゼミを5月から開催しています。通常授業で時間が足りない現役生にとっては、ありがたい話です。枚数をこなした方がより上達していきます。一枚でも多く描くチャンスを作って行きましょう。

次回は芸大デサイン科の構成ゼミと工芸科の描写ゼミ(透明モチーフ編)が5月26日(日)に行われます。ぜひ参加してください。よろしくお願いいたします。

 

映像科:フィールドワーク課題講評会

こんにちは、映像科です。GW明けの授業では武蔵美映像学科の実技試験、感覚テストや小論文の対策が始まっています。
…が、今回は4月の最終週に行われたフィールドワーク課題の講評会の様子をレポートします。新美の周辺を散策し、具体的な「ある場所」の観察から、映像作品や写真作品を制作しました。

ショートムービーや写真の展示作品、プロジェクションマッピング的な試みなど、様々な形態の作品が生まれました。今後6月には映像制作実習の授業もありますが、これらの授業で試した手法やテーマを発展させて、推薦入試に向けて制作を進めようとしている人もいます。楽しみですね。

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さて、新美から近い初台のインターコミュニケーション・センター(ICC)では、今週末から新しい展示が始まるようです。映像に興味がある人以外にもオススメの展覧会です。

関口より「重大?」なお知らせ

こんにちは。油絵科の関口です。

さて、重大と言ったら大げさですが、皆さんにお知らせです。
次回より他の講師にブログをバトンタッチし、僕は暫くの間充電したいと思います。というのも2013年よりずっと油絵科のブログを担当してきましたが、さすがにネタ切れです。この5年半もの間、色々とあちこちネタを探し回って、無い頭を絞りながら書いてきました。反対に言えば、自分でもよくこれだけネタが続いたものだ…と感心しています。
もし僕の記事を楽しみにしていた方がいらっしゃったら、たいへん申し訳ありません。過去の記事を読んで頂いたり、新たなネタが集まるまで、暫くの間お待ちください。なお充電期間中は、他の講師が僕とは違ったテイストの記事を書いてくれると思いますので、そちらをお楽しみいただけたら幸いです。

もう一つ個人的なお知らせです。5月24日(金)〜6月5日(水)新宿のギャラリー絵夢さんでのグループ展に参加しています。出品点数は2点ですが、今回はいつもの心象風景ではなく、静物を展示予定ですので、興味のある方は是非ご高覧ください。
http://www.moliere.co.jp/galerie/2019/gendaisakkabijutsu.html

あともう一つ、新宿から丸ノ内線でもう少し足を伸ばし、四谷三丁目から5分程度歩いたところに美術愛住館という美術館があり、5月19日までアンドリュー・ワイエスの展覧会が開催されています。先日僕も見てきましたが、あの有名な「クリスティーナの世界」の初期エスキースや、名作が生まれたオルソンハウスで制作されたデッサン・水彩が40点ほど見ることができます。画集に載っている作品が多く、本物を見る良い機会だと思いました。まだご覧になっていない方は、あと1週間ありますので是非訪れてみてください。
http://aizumikan.com

「クリスティーナの世界」(この作品は来ていません)

長い間ありがとうございました。またお会いしましょう。