カテゴリー別アーカイブ: 新宿校

サマーワークショップを終えて。

油絵科夜間講師の本山です。
今日は下地を学ぶ実習イベントを行いました!!
下地は絵の表情やクオリティを大きく左右する重要な要素の一つです。

キャンバスを分割して複数の下地を塗り、表面の質感の違いを実感し、また知ることで、今後の制作の表現の可能性を模索することに挑戦してみました。

基本のジェッソやモデリングペースト、扱った事の無い人も多い特殊なウルトラマットメディウム、ホワイトオペークフレークや応用としてジェッソとモデリングペーストを自分の好みの濃度で混ぜたものなど計21種類で、耐水性や吸水性の違いなどを実感してもらいました!!

みんな扱った事の無い下地材に興味津々!!

乾き待ちの時間に過去の合格者作品を見てもらい、それぞれの絵に見られる下地の意味や、活かし方、技術的なプロセスなどを紹介しました!

いよいよ塗った下地の上から思い思いの描画!!

みんな未知の下地材に触れてみて、自分の絵に必要な要素を考えるキッカケにできたかと思います。もちろん個人差はあると思いますが、今日得たモノを次のステップに繋げていってくれたら幸いです!!

 

また来月の7月14日、15日に行われる『スペシャルサマーセミナー』では技術、技法をより深く掘り下げて、油絵科ならではと言ってもいい限りない絵の可能性に驚くイベントになること間違いなし・・・・!!?奮ってご参加ください!
https://www.art-shinbi.com/event/event-s_s_s/s_s_s-B.html

通信教育2019

こんにちは。

6月添削もほぼ終わり返送致しました。

7月ターム課題発送致しました。お手元に届きますまで今しばらくお待ち下さい。

いよいよ来月から夏期講習が始まりますが、

その前に新美、新宿校では夏のイベントがあります。この機会にぜひ参加してみてくださいね。

6/23(日)石膏デッサン描き出しコンクール(無料)https://www.art-shinbi.com/event/event-drawing-contest_0623.html

7/14(日),7/15(月・祝)、スペシャル サマーセミナー https://www.art-shinbi.com/event/event-s_s_s/index.html

 

では、7月ターム作品お待ちしています。

梅雨、近況。

蒸します。梅雨ですね。

デザイン工芸科夜間部です。

夏期講習会、予定は決まったでしょうか。
今年からホームページでの登録方式になったりで、色々と変化しています。何事も更新していくことは大事ですね。最新の物事には常にアンテナを張っていきましょう。

さて、授業ですが色々と試しています。「第1回デモンストレーションのみ見るだけの授業」を行いました。去年は夏期講習会後に行った授業ですが、今年は一学期と二学期とで二回行うことにしました。
見るだけって、意外と効果が高いなと去年実感したので、今年は二度にしました。バリエーションもあり、見応えあるデモンストレーションになりました。しかし、デモンストレーター達は大変です。でも、生徒達の真剣な眼差しを見ると、頑張ってやらねばと奮起してもらいました!でもやっぱり…背中の視線が痛かったですねー。
2時間半の短い時間ではありましたが、完成に迫るようにしっかりと手が入っています。

生徒も身になったことでしょう。でもね、正直二度は辛い…かも…笑)。お疲れ様でしたー!

 

エスキース特訓です。エスキースはプロになっても大切さは変わりません。ちゃんと計画出来るようにしましょう。まさにデザインです。

 

立体構成も選択で始まりました。覚えることと慣れることが多いです!コツコツと積み重ねていきましょう!

前期中にやらねばならない一通りの演習が終了します。まだまだやり足らないことはありますが、それは夏期講習会を通じ実践的に学んでもらいましょうー。

そして、6月末から実技模擬試験週間に入ります。実技模擬試験は、点数を付けていきますので、現時点では正直厳しい結果になると思います。ですが、ここで実力を理解することがとても大切です。しっかりと結果を受け止めてほしいです。

合格の為にも、心と精神も鍛えていきましょう!

芸大デザイン総合コース

こんにちは。

先日、工芸科と合同リサーチ課題で小石川植物園に行ってきました。

野生さの残る起伏に富んだ地形と、様々な種類の植物を観察しました。

後日それぞれの視点で作品制作し、アトリエ廊下に展示しています。

今はまだ考えていたことがうまく表現できなかったりもしますが、日々の受験課題の合間に自らモチーフや課題を探して制作提案する大切さを作品から感じます。

 

第2回構成ゼミ(レイアウト)、第3回構成ゼミ(コンセプト)も充実した内容でした。

短時間で構成案を何個も出す経験をきっかけにしてこれからの制作に活かしていきましょう。

 

石膏描き出しコンクールに向けてデッサン課題を励んでいます。

 

 

デッサンについて考える日

皆さんはなぜデッサンをやるのでしょうか。

受験生ではなくても、絵を描く皆さんはデッサンというものを必ずやっていることと思います。

では改めて、皆さんはなぜデッサンをやるのでしょうか。
試験で出るから、先生に言われたから、上手くなりたいから。
どうでしょう。
私たちの先輩も、そして巨匠と呼ばれる人たちもみんなデッサンをやっています。

 

ピカソ(引用:https://matome.naver.jp/odai/2138467508251908201より)

モランディ(引用:https://dessinweb.jp/SHOP/MO-0003.htmlより)

ドガ(引用:http://kousin242.sakura.ne.jp/tanaka/近代/ドガ/より)

レンブラント(引用:http://www.artmuseum.jpn.org/rembrndtjigazou.htmlより)

ダヴィンチ(引用:https://matome.naver.jp/odai/2135487510919505801より)

 

鍛錬というものもあれば、それだけで作品と言うものまで、色々なデッサンが存在しています。皆さんはどういう意識で、いま目の前の画面と向き合っているでしょうか。

私も、新美の先生方もみんな同じ道を歩んできました。そして、デッサンとは何か、なぜデッサンをするのかという問いをどこかで必ず考えてきたことと思います。

基礎科は全ての科の志望の学生が在籍しているため、油絵、日本画、彫刻、デザイン、工芸の先生が日々入れ替わりで教えています。
授業の中で話したりもしますが、それぞれの先生で、視点が多少違います。物を捉えるための基礎部分は同じなのですが、考える軸や重きをおいている部分が違うことがあります。

それはおそらく、科が違うからということなのですが、ではなぜ科が違うとデッサンが変化するのでしょう?
同じデッサンをしていても、違う考え方があるというのは当たり前のようでいて、少し不思議です。

6月23日のイベントでは、同じ静物モチーフを5科の先生が描きます。
そして、科ごとの意識の違いの話から、最初に書いた「なぜデッサンをするのか」という話まで座談会の形で皆さんにお話ししようと思っています。

デッサンをすることがどう将来に結びつくのか、これも皆さんが知りたい疑問なのではないでしょうか。卒業生、在学生、それぞれの経験をお話しします。

ただ闇雲に目の前に出されたモチーフを描くだけではなく、なぜデッサンをするのかが少しでも明確になれば、自分の思い描く絵に辿り着く手助けになるのではないかと考えています。
当日は僕らが喋るだけでなく、皆さんの質問も受け付けて答えていきたいと思っています。

基礎科生だけでなく、受験生、新美生じゃない方々も是非参加して頂けたらと思います。
当日はデッサンについて、普段考えないことを皆さんで考えてみませんか?
お待ちしています。

お申し込みはこちらから
https://www.art-shinbi.com/event/event-drawing-discussion.html